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1972/06/01 第71回国会 参議院 参議院会議録情報 第071回国会 本会議 第17号
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1972/06/01 第71回国会 参議院

参議院会議録情報 第071回国会 本会議 第17号

#1
第071回国会 本会議 第17号
昭和四十八年六月一日(金曜日)
   午前十時三分開議
    ―――――――――――――
#2
○議事日程 第十八号
  昭和四十八年六月一日
   午前十時開議
 第一 裁判官弾劾裁判所裁判員等各種委員の選
  挙
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 一、請暇の件
 一、故議員津島文治君に対し弔詞贈呈の件
 一、故議員津島文治君に対する追悼の辞
 以下 議事日程のとおり
     ―――――・―――――
#3
○議長(河野謙三君) これより会議を開きます。
 この際、おはかりいたします。
 西村関一君、星野力君から、いずれも海外旅行のため十一日間請暇の申し出がございました。
 いずれも許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。よって、いずれも許可することに決しました。
     ―――――・―――――
#5
○議長(河野謙三君) 議員津島文治君は、去る五月六日逝去せられました。まことに痛惜哀悼の至りにたえません。
 同君に対しましては、すでに弔詞を贈呈いたしました。
 ここにその弔詞を朗読いたします。
   〔総員起立〕
 参議院は議員従三位勲一等津島文治君の長逝に対しましてつつしんで哀悼の意を表しうやうやしく弔詞をささげます
     ―――――・―――――
#6
○議長(河野謙三君) 林虎雄君から発言を求められております。この際、発言を許します。林虎雄君。
   〔林虎雄君登壇、拍手〕
#7
○林虎雄君 私は、同僚各位のお許しを得まして、去る五月六日急逝されました参議院議員津島文治君に対し、つつしんで哀悼の辞をささげたいと存じます。
 津島君は、明治三十一年一月、青森県北津軽郡金木町の素封家にお生まれになり、長じて早稲田大学を卒業されました。君は、年若くして御尊父を失われたのでありますが、御一家の長兄として、また父親がわりとして、その重責を負われながら、金木町の町長になられまして、郷土のために献身されたのであります。
 君のすぐれた識見とお人柄は、広く郷党の支持を得られるところとなり、間もなく衆望をになって青森県議会議員に当選され、郷土の若きホープとして青森県のために目ざましい活躍をなさいました。
 戦後、昭和二十一年には、推されて衆議院議員に当選されました。翌二十二年には、青森県の初代公選知事に当選され、連続三期にわたる長期間、知事として戦後の多難な県政に取り組まれ、まことに多大な治績をお残しになったのであります。
 さらに昭和三十三年から連続二期、衆議院議員に当選され、また、四十年から連続二期、参議院議員に当選されました。
 この間、外務政務次官、農林政務次官、参議院地方行政委員長、同科学技術特別委員会理事、東北開発審議会委員、裁判官訴追委員等数々の要職を歴任され、自由民主党にあっては、党総務、党紀委員会委員、青森県連合会長、参議院自由民主党副幹事長などを歴任され、実に幅広く、各分野にわたって多彩な政治活動を続けてこられたのであります。
 しかも、君は、昭和四十年に参議院議員に選出されました際は、新人議員三十五名からなる初心会の会長に推され、政治家としてすでに豊富な経歴を持つベテランでありましたにもかかわらず、生来の謙虚さと温厚、誠実さをもって、同会のリーダーとして、政治家にとって最も戒心すべきものの一つである「初心忘るべからず」を、終始、身をもって率先垂範されてこられたのであります。
 君と私は、党派を異にし、主義、政策において相異なる面もありましたが、同僚としての君は、まことに良識の府参議院の議員にふさわしく、亀鑑とすべきりっぱなお人柄であられたことを、畏敬の念をもって想起する次第であります。
 私が津島君にお近づきを得ましたのは、君が昭和二十二年から青森県知事をつとめられました当時、私もまた長野県知事をつとめておりました関係からでございます。お互いに三期にわたるその間、戦後の地方自治の確立のため、長い間、苦楽を分かち合いながら手を取り合うようにして努力してまいりましたことも、いまは思い出となりました。
 特に、君が昭和十年青森県議会議員のとき、私も長野県議会議員となり、戦後、初の衆議院議員の選挙にもともに当選し、県知事としてまた三期席を同じゅうし、さらに参議院議員としてお互いに二期顔を合わせるなど、相似した政治のコースを歩んでまいりましたことを思うとき、偶然とは申せ、私にとりましては、ひとしお深い感慨を禁じ得ないものがあります。
 君は、おなくなりになる直前まで、いつものようにあのなつかしい心あたたまる笑顔を見せて、連休を控え、あわただしい国会に登院されておりましたのに、全く思いもかけず、あまりにも突然に急逝されました。まことに痛惜の念にたえません。
 ここに、つつしんで君の御生前の業績をたたえ、その人となりをしのび、衷心から御冥福をお祈り申し上げまして、追悼の辞といたしたいと存じます。(拍手)
     ―――――・―――――
#8
○議長(河野謙三君) 日程第一 裁判官弾劾裁判所裁判員等各種委員の選挙
 これより、欠員中の裁判官弾劾裁判所裁判員、裁判官訴追委員各一名の選挙を行ないます。
#9
○桧垣徳太郎君 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
#10
○山崎昇君 私は、ただいまの桧垣君の動議に賛成いたします。
#11
○議長(河野謙三君) 桧垣君の動議に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
 よって、議長は、裁判官弾劾裁判所裁判員に二木謙吾君を、
 裁判官訴追委員に山本茂一郎君をそれぞれ指名いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午前十時十三分散会
ソース: 国立国会図書館
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