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1972/04/11 第71回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第071回国会 文教委員会 第11号
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1972/04/11 第71回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第071回国会 文教委員会 第11号

#1
第071回国会 文教委員会 第11号
昭和四十八年四月十一日(水曜日)
    午後零時十九分開議
 出席委員
   委員長 田中 正巳君
   理事 内海 英男君 理事 西岡 武夫君
   理事 松永  光君 理事 森  喜朗君
   理事 木島喜兵衞君 理事 長谷川正三君
   理事 山原健二郎君
      坂田 道太君    高見 三郎君
      床次 徳二君    中村 拓道君
      中山 正暉君    林  大幹君
      深谷 隆司君    三塚  博君
      山崎  拓君    栗田  翠君
 出席国務大臣
        文 部 大 臣 奥野 誠亮君
 出席政府委員
        文部政務次官  河野 洋平君
        文部大臣官房長 井内慶次郎君
        文部省大学学術
        局長      木田  宏君
 委員外の出席者
        文教委員会調査
        室長      石田 幸男君
    ―――――――――――――
委員の異動
四月十日
 辞任         補欠選任
  有田 喜一君     三塚  博君
    ―――――――――――――
四月七日
 国立学校設置法等の一部を改正する法律案撤回
 に関する請願(小林信一君紹介)(第二二五九
 号)
 同(勝澤芳雄君紹介)(第二四一七号)
 私学に対する公費助成増額等に関する請願外一
 件(山中吾郎君紹介)(第二二六〇号)
 同外一件(近江巳記夫君紹介)(第二三一五
 号)
 同(木下元二君紹介)(第二三一六号)
 同(庄司幸助君紹介)(第二三一七号)
 同外一件(山中吾郎君紹介)(第二三一八号)
 同(庄司幸助君紹介)(第二四一五号)
 同外二件(塚本三郎君紹介)(第二四一六号)
 国立九州博物館の福岡県設置に関する請願(吉
 田法晴君紹介)(第二三一一号)
 学校教育の水準の維持向上のための義務教育諸
 学校の教育職員の人材確保に関する特別措置法
 案撤回に関する請願(勝澤芳雄君紹介)(第二
 四一八号)
 医科大学の全県設置に関する請願(吉田法晴君
 紹介)(第二四一九号)
 四年制大学における養護教諭養成制度確立に関
 する請願(佐藤観樹君紹介)(第二四二〇号)
同月十日
 私学に対する公費助成増額等に関する請願(庄
 司幸助君紹介)(第二四九九号)
 同(庄司幸助君紹介)(第二五七一号)
 同(浦井洋君紹介)(第二六五六号)
 同(庄司幸助君紹介)(第二六五七号)
 同外一件(田中昭二君紹介)(第二六五八号)
 国立学校設置法等の一部を改正する法律案撤回
 に関する請願(長谷川正三君紹介)(第二五〇
 〇号)
 学校教育の水準の維持向上のための義務教育諸
 学校の教育職員の人材確保に関する特別措置法
 案撤回に関する請願(長谷川正三君紹介)(第
 二五〇一号)
 養護教諭の全校必置に関する請願(加藤清二君
 紹介)(第二五〇二号)
 同(木島喜兵衞君紹介)(第二五〇三号)
 同(小林信一君紹介)(第二五〇四号)
 同(斉藤正男君紹介)(第二五〇五号)
 同(嶋崎譲君紹介)(第二五〇六号)
 同(辻原弘市君紹介)(第二五〇七号)
 同(馬場昇君紹介)(第二五〇八号)
 同(長谷川正三君紹介)(第二五〇九号)
 同(堀昌雄君紹介)(第二五一〇号)
 同(山口鶴男君紹介)(第二五一一号)
 同(山崎始男君紹介)(第二五一二号)
 同(湯山勇君紹介)(第二五一三号)
 同(勝澤芳雄君紹介)(第二五七二号)
 同(川崎寛治君紹介)(第二五七三号)
 同(金瀬俊雄君紹介)(第二五七四号)
 同(村山喜一君紹介)(第二五七五号)
 愛媛大学医学部の開設促進に関する請願(關谷
 勝利君紹介)(第二五七八号)
 大学教職員の増員及び研究、教育条件改善に関
 する請願(坂本恭一君紹介)(第二五七九号)
は本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 教育職員免許法等の一部を改正する法律案(内
 閣提出第六七号)
     ――――◇―――――
#2
○田中委員長 これより会議を開きます。
 教育職員免許法等の一部を改正する法律案を議題とし、提案理由の説明を聴取いたします。奥野文部大臣。
#3
○奥野国務大臣 このたび、政府から提出いたしました教育職員免許法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。
 今日、わが国の学校教育は、国際的にも高い水準の成果を見つつありますが、今後、さらにその充実向上をはかっていくためには、教育の実質を左右する教員の職に、すぐれた人材を十分確保することが不可欠の要件であります。このため、昨年七月の教育職員養成審議会の建議や関係方面の要望等を考慮し、とりわけ最近における学校教育の実情に即して緊急を要するものとして、新たな教員資格認定試験制度を設けるほか、免許教科を新設するなど必要な教員の養成確保をはかるための所要の改善措置を講じたいと考え、この法律案を提出したものであります。
 次に、この法律案の概要について申し上げます。
 第一は、教育界に広く人材を求め、教員の確保をはかるため、免許状授与の特例として、文部大臣または文部大臣が委嘱する大学の行なら試験の合格者に対し、教員の免許状を授与することができる新たな教員資格認定試験制度を設けることとしたことであります。
 御承知のように、現在、教員の資格は、文部大臣の認定を受けた大学または短期大学において、法令に定める所要の単位を修得した者に対して与えるという方式のほかは、現職の教員についていわゆる現職教育によって資格を取得する道が開かれております。しかしながら、このような方式だけでは、教員として適当な資質能力を有する者をすべての分野に十分確保するためには困難な面もあり、また、大学等に在学中に教員の免許状取得に必要な単位を修得しなかった者や大学等へ進学しなかった者の中にも職業生活や自己研修などにより教員として必要な専門的学力などを身につけ、教職を志すに至る者も少なくないと考えられます。
 このような事情により、すでに高等学校の一部の教科については、文部大臣の行なう教員資格試験制度により、教員の資格を授与してきたのでありますが、今回、この制度を拡充して、高等学校の教科の一部に限定せず、新たに設けられた資格認定試験制度の合格者に広く教職への道を開くことといたしました。このことは、本人の能力、適性等を生かし、また、必要な教員の確保をはかるために必要であるばかりでなく、教育界にとっても広い視野と新しい経験を加えられるなど、教育の発展向上をはかっていく上で有益なことと考えます。
 第二は、高等学校教員の免許状について所要の改善をはかったことであります。
 近年、高等学校の衛生看護に関する学科が全国的に設けられてまいりましたが、高等学校における衛生看護の専門教育をその目的に即して充実して行なうためには、これを担任する教員についてその養成の段階及び免許の仕組みにおいて、それにふさわしい専門的な配慮が必要であります。このような見地から、高等学校教員の免許状の種類に看護及び看護実習の教科を加え、専門の教員の養成確保をはかることといたしました。
 また、高等学校において、たとえば工業、商業等の教科では、その中の一部の専門的な領域について深く指導する必要がある場合がありますが、その際に適当な教員が確保できない実情もあるので、これらの指導領域に即した高等学校教員の免許状を設け、教員資格認定試験の合格者に授与することができることとしました。なお、これらの免許状を有する者が、他の教科の免許状を取得する場合も考えられますので、あわせて必要な規定を設けております。
 第三は、特殊教育教員の免許状について所要の改善をはかったことであります。
 盲学校、ろう学校及び養護学校の教育内容については逐次その改善整備がはかられてまいりましたが、これに伴い、これらの学校について設けられている理療その他の特殊の教科の免許状の制度を改善するため、特殊の教科の免許状は、高等部に限らずにこれを設けることができるものとするほか、教員資格認定試験に合格した者にも授与することができることといたしました。このことにより、新たに設けられた養護訓練の領域について、これを専門に担任する教員の免許状を設けるなどの必要にこたえられるわけであります。また、この養護訓練を担任する教員の免許状を有する者は、必要に応じ、特殊教育諸学校はもとより、小・中学校等の特殊学級においてもその専門の養護訓練を担任することができる特別の措置を講ずることといたしております。
 以上のほか、大学における一般教育の弾力化に対応することができるよう一般教育科目の最低修得単位数についての規定を改め、また、高等学校助教諭免許状の授与の場合の所要資格に関する規定等を整備することといたしました。なお、この法律は、公布の日から施行することといたしております。
 以上が、この法律案の提案の理由及び内容の概要であります。何とぞ十分御審議の上、すみやかに御賛成くださるようお願い申し上げます。
#4
○田中委員長 これにて提案理由の説明は終わりました。
 この際、暫時休憩いたします。
   午後零時二十五分休憩
     ――――◇―――――
  〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕
ソース: 国立国会図書館
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