1972/05/11 第71回国会 衆議院
衆議院会議録情報 第071回国会 本会議 第33号
#1
第071回国会 本会議 第33号昭和四十八年五月十一日(金曜日)
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議事日程 第二十九号
昭和四十八年五月十一日
午後二時開議
第一 通商産業省設置法の一部を改正する法律
案(内閣提出)
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○本日の会議に付した案件
日程第一 通商産業省設置法の一部を改正する
法律案(内閣提出)
恩給法等の一部を改正する法律案(内閣提出)
午後二時七分開議
#2
○議長(中村梅吉君) これより会議を開きます。――――◇―――――
日程第一 通商産業省設置法の一部を改正す
る法律案(内閣提出)
恩給法等の一部を改正する法律案(内閣提出)
#3
○中山正暉君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、この際、日程第一とともに、内閣提出、恩給法等の一部を改正する法律案を追加して両案を一括議題となし、委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
#4
○議長(中村梅吉君) 中山正暉君の動議に御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○議長(中村梅吉君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。日程第一、通商産業省設置法の一部を改正する法律案、恩給法等の一部を改正する法律案、右両案を一括して議題といたします。
#6
○議長(中村梅吉君) 委員長の報告を求めます。内閣委員長三原朝雄君。―――――――――――――
〔報告書は本号末尾に掲載〕
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〔三原朝雄君登壇〕
#7
○三原朝雄君 ただいま議題となりました二法案につきまして、内閣委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。まず、通商産業省設置法の一部を改正する法律案につきまして申し上げますと、本案は、通商産業省の内部部局を全面的に再編成して、現在の一官房九局を大臣官房、通商政策局、貿易局、産業政策局、立地公害局、基礎産業局、機械情報産業局、生活産業局の一官房七局及び資源エネルギー庁に改めること、通商産業省に通商産業審議官一人を、特許庁に特許技監一人を置くこと等をその内容とするものであります。
本案は、二月七日本委員会に付託、二月二十二日政府より提案理由の説明を聴取し、慎重審議を行ない、五月十日質疑を終了いたしましたところ、加藤委員より、「昭和四十八年四月一日」としている施行期日を、「公布の日」に改める旨の修正案が提出され、趣旨説明の後、討論もなく、採決の結果、多数をもって修正案のとおり修正議決すべきものと決しました。
次に、恩給法等の一部を改正する法律案について申し上げます。
本案は、二三・四%の恩給年額の増額のほか、老齢者、傷病者及び妻子に対する優遇措置、その他の処遇改善の措置を昭和四十八年十月一日から実施しようとするものであります。
本案は、二月十七日本委員会に付託、二月二十二日政府より提案理由の説明を聴取し、慎重審議を行ない、本十一日質疑を終了、討論もなく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、本案に対し、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の各派共同提案にかかる附帯決議が全会一致をもって付されました。
その内容は次のとおりであります。
政府は、次の事項について速やかに善処する
よう要望する。
一 恩給法第二条ノ二について、その制定の趣
旨にかんがみ、国家公務員の給与にスライド
するようその制度化を図るとともに、退職年
次による恩給格差の是正措置を講ずること。
一 恩給の最低保障額については、他の公的年
金の最低保障額との均衡を考慮して、その抜
本的改善を図ること。
一 旧軍人に対する一時恩給に関しては、引き
続く実在職年が三年以上七年未満の兵に対し
ても支給のみちを講ずること。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
#8
○議長(中村梅吉君) これより採決に入ります。まず、日程第一につき採決いたします。
本案の委員長の報告は修正であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
#9
○議長(中村梅吉君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり決しました。次に、恩給法等の一部を改正する法律案につき採決いたします。
本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#10
○議長(中村梅吉君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。――――◇―――――
#11
○議長(中村梅吉君) 本日は、これにて散会いたします。午後二時十二分散会
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出席国務大臣
通商産業大臣 中曽根康弘君
国 務 大 臣 坪川 信三君