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1971/05/09 第68回国会 参議院 参議院会議録情報 第068回国会 文教委員会女子教育職員育児休暇制度に関する小委員会 第6号
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1971/05/09 第68回国会 参議院

参議院会議録情報 第068回国会 文教委員会女子教育職員育児休暇制度に関する小委員会 第6号

#1
第068回国会 文教委員会女子教育職員育児休暇制度に関する小委員会 第6号
昭和四十七年五月九日(火曜日)
   午前十時二十分開会
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長         宮崎 正雄君
    委 員
                久保田藤麿君
                楠  正俊君
                志村 愛子君
                宮之原貞光君
                安永 英雄君
                内田 善利君
                加藤  進君
   担当委員外委員
       文教委員長    大松 博文君
   政府委員
       文部省初等中等
       教育局長     岩間英太郎君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        渡辺  猛君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○女子教育職員育児休暇制度に関する件
    ―――――――――――――
#2
○委員長(宮崎正雄君) ただいまから文教委員会女子教育職員育児休暇制度に関する小委員会を開会いたします。
 女子教育職員育児休暇制度に関する件を議題とし、国立及び公立の義務教育諸学校等の女子教育職員の育児休暇に関する法律案要綱試案を中心に審議を続けてまいりたいと存じます。
 質疑あるいは意見のある方は、順次御発言願います。
#3
○安永英雄君 先月の十八日に小委員会をやりまして、その小委員会の席上で小委員としてはこの育児休暇制度についての意見は十分申し上げた段階であったわけですが、その際、この小委員会としては、どの小委員も有給であるべきだという考え方はみな一致するのではないか。しかし、小委員長の提示されておるこの要綱というものは、依然としてやはり無給ということになっておるわけです。これでは、この小委員会の意向というものをどう反映してその無給となっておる条項を有給に持っていくかという、そういったところにもう論点はしぼられておるのではないか。したがって、党内事情等もありますから、小委員長としてはひとつ自民党の理事さんも含めて自民党内の中で御努力を願って、有給の線、あるいは、その当時、無給といっても共済組合の掛け金等も出さなきゃならぬというこれではあまりにひどいではないかという意見も中にはあって、何らかのとにかく上回った方向で党内をまとめる努力をしてもらいたい、こういうことで実は終わっておったと思います。したがって、次回の委員会が開かれた場合には、その結果について小委員長から報告があり、それを受けてやはりこの問題は長い間の期間を経た問題ですから早急の間に小委員会としての一つの締めくくりをつくって委員会に持っていくというふうな段取りにすべきではないかという意見を述べて終わっておったと思います。
 その後、私ども、新聞等を見ますというと、この問題について、あるいは内田委員会の見解等が出てみたり、要するに、私どもがまじめにやっておりますこの女子教員の育児休暇制度というものを検討しておるのを根っこからゆり動かすような新聞情報等も出ているということで、その間私どもとしても待っておったわけでありますけれども、連休明けの今日としましてはもう国会もあと時日もないことでありますし、ここで小委員長の結論らしいものが出ていないとするならば、やはりいままでの経過等については小委員会に報告をしてもらいたいというふうに私は考えるわけです。そういった意味で、私どもは、この前の十八日の時点の問題の結着がつけば、それで小委員会としてのまとめに入るわけでありますが、まだその点に到達していないのか。あるいは、到達していないとするならば、ひとつ経過をお聞かせ願いたい、こんなふうに思います。
#4
○委員長(宮崎正雄君) お答えいたします。
 ただいまお話がありましたように、何とか有給ということでまとまるようにさらに努力をいたしましょうということで先回の小委員会を終わったことは、ただいまのお話のとおりでございます。私たちもその線で党内に対しましていろいろと手を尽くしたのでございますが、まあはからずも――はからずもと言ってはちょっと語弊がありますが、たまたま四月二十一日に、自民党のこの問題に対する専門委員長から、同じ内容の法案を女子教職員とそれから保母、看護婦さんとこれをつくるということはどうだろうか、一本の法律にできるんじゃないかと。そこで、この三者を一本にした法案をつくるというそういう線で努力してみるようにと、こういうような要請がございました。これは私一存で決定すべき問題でございませんので、一応理事懇談会におはかりをいたしましたところ、結論としては、やはり従来どおり女子教職員は教職員としての制度を確立すべきである、こういうことになりましたので、その結論を専門委員会の内田委員長のほうに回答をいたしました。それに対しまして、委員長のほうから、それではやむを得ないというような了承の返事はございませんでした。なおそういう点でまとまらぬかどうかという強い要請はございましたけれども、私といたしましては、理事会の意思に従いまして最初の方針どおり女子教職員としてこの制度の審議を進めていくと、こういう方針でまいりたいということで実は今日の小委員会の開会ということになったわけでございまして、この問題は、まあ党内の問題でございますけれども、党のほうでじゃそれでよろしいという了承は得ておりませんけれども、私としては、参議院の文教委員会の小委員会としては、従来の方針で進めていきたいと、こういうふうに考えておるわけでございます。
 まあそういうような問題もからみまして、有給制度ということを党内で合意にまで持っていくということにつきましては結論を得ておりませんが、私の判断では、おそらくどれだけ時間をかけても有給という方針に切りかえることはほとんど絶望的じゃないかと、こういうような判断をしておる次第でございます。
 以上、経過の報告といたしたいと思います。
#5
○安永英雄君 そうしますと、十八日時点と一つも変わらないということで、それから女子教職員というもの一本で審議していくということは、これは小委員長としての方針である、しかし自民党内でははっきりと区別してやっていかぬというふうな内容もはっきりしていない、こういうことでありますが、われわれとして、有給という線はこれは理論からいっても当然だという意見も出ておりますし、それを受けて委員長はいままで努力されて、そうして絶望的だというふうな意見をいまおっしゃるわけでありますが、そうすると、この問題については、無給という点でいろいろ言いたいことはありますけれども、それではとにかく完全な無給か、何らかの手当てはしてあげなきゃいけないのじゃないかという意見も相当出ておったと思うが、そういった点もとにかく全くだめなのだという状態にきておるのかどうかという点を再度承りたいと思います。
#6
○委員長(宮崎正雄君) お答えいたします。
 有給ということがどうしてもできなければ、何かともかくこの休暇という精神にのっとった実際上の処理ができないかどうかというようなことにつきましても、これは関係の事務当局とそれぞれ検討をいたしております。現行制度で特別の法律をつくらなくても、ある程度運営面といいますかあるいは執行面においてできる面もある反面におきまして、ある程度法律に明文化しないというと非常に困難であるというような問題点もございます。そこで、これはまあ国会対策というわけじゃございませんが、いままでの要綱以上の条項を加えるということが、はたしてこの制度を発足させるという点において有利であるかどうかという点は、これは私は慎重に考えなくちゃならぬ点ではないか、こういうように思います。精神といたしましては、何らかの方法がとれないものかどうかということを真剣に検討いたしておりますということは一つ申し上げてけっこうでございます。
#7
○安永英雄君 いまおっしゃったような点も、私どもは、最終的に承ってそして判断をしたいというふうにも考えるわけです。したがって、有給の問題については、絶望と言われましたけれども、いま多少の考えを検討中だという話もございますので、私はその検討の結果を聞いてそして態度等もきめたいというふうに考えます。そういう点で、これは国会の会期も考えなければならぬ点でありまして、いまからこの小委員会をまた一年間ぐずぐずしながらいくというわけにもまいりませんし、私どもはやはり今度の国会でという気持ちも非常に強いわけでございまして、そのための私ども自身の議案といいますか提案も用意しておったくらいでありますが、こういった小委員会が進んでおる限りにおいてはこれは出すべきではないということで一応控えておりますが、そういった点もありますので、この点は、その努力というものの一応の目途なり期日なりそういったものについて最後に私はお聞かせ願いたい。その努力がどうのこうのということじゃなくて、やはりめどというものがないと努力努力と言われても私どもとしても判断しにくいし、場合によっては私どもで提案をしたいというふうに考えておるというような状態ですから、その点についてある程度私どもが検討中の問題をお聞きして判断するというその時期というのは大体どれくらいに置いておけばいいのか、お聞かせ願いたいと思います。
#8
○委員長(宮崎正雄君) お答えいたします。
 私も、基本的には、何とかこの国会にこの制度が成立するように、制定できるようにという気持ちで一ぱいでございます。そうしますと、会期等の関係もございますから、そう今後いつまでも検討検討ということは許されないと思います。私は、そういうような執行面等のこともございますから、関係の方面と意見を統一しなければいけませんけれども、私の気持ちとしましては、もう考えられることはある程度出尽くしておるのじゃないかと思います。あとは決断だと思いますが、その決断はできるならば今週中にいたしたいと、こういうふうに考えております。
#9
○安永英雄君 私は、この前の十八日がさらに継続しているという認識に立たなきゃしょうがないと思います。最後の努力をそういっためどでしてもらった段階で私どもとしては判断をしたいというふうに考えますので、これで質問は終わります。
#10
○内田善利君 無給ですけれども、紋切り型にただ無給だというのじゃなくて、無給の場合に考えられることはこういうことが考えられるというような具体的な考えはないのかあるのか。いままあ検討中だということだったんですが、無給にするならこういったことが考えられるというものがあれば、お聞きしたいと思います。
#11
○委員長(宮崎正雄君) お答えいたします。
 先ほど言いましたように、それぞれの機関と、意思統一といいますか、あるいは検討をせなくちゃいけませんので、いまのこの時点で申し上げることはちょっと遠慮させていただきたいと思います。
 いずれ申し上げなければならぬ段階は来ると思いますので、きょうこの時点でということだけはちょっとごかんべんいただきたいと思います。
#12
○宮之原貞光君 いまの小委員長の発言は、さっき安永委員に答えた今週中にということと、いま内田委員に答えられたきょうの段階では云々ということからあわせ考えますと、とにかく今週中にめどをつける、その中で内田委員の質問の問題についても明白にしたいと、こういうふうに理解してよろしゅうございますね。
#13
○委員長(宮崎正雄君) お答えいたします。
 そのとおりです。
#14
○宮之原貞光君 じゃ、次回の委員会をひとつ楽しみにしています。
#15
○委員長(宮崎正雄君) 他に御発言がなければ、本日の審議はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。
   午前十時三十六分散会
ソース: 国立国会図書館
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