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1971/11/26 第67回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第067回国会 本会議 第19号
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1971/11/26 第67回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第067回国会 本会議 第19号

#1
第067回国会 本会議 第19号
昭和四十六年十一月二十六日(金曜日)
    ―――――――――――――
  昭和四十六年十一月二十六日
   午後二時 本会議
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 衆議院議長船田中君不信任決議案(楯兼次郎君
  外四名提出)
 衆議院副議長荒舩清十郎君不信任決議案(楯兼
  次郎君外四名提出)
   午後二時四分開議
#2
○副議長(荒舩清十郎君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
 衆議院議長船田中君不信任決議案(楯兼次郎
  君外四名提出)
          (委員会審査省略要求案件)
#3
○副議長(荒舩清十郎君) 楯兼次郎君外四名から、衆議院議長船田中君不信任決議案が提出されました。
 本決議案は、提出者の要求のとおり委員会の審査を省略して議題とするに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○副議長(荒舩清十郎君) 御異議なしと認めます。
 衆議院議長船田中君不信任決議案を議題といたします。
#5
○副議長(荒舩清十郎君) 提出者の趣旨弁明を許します。黒田寿男君。
  〔黒田寿男君登壇〕
#6
○黒田寿男君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました衆議院議長船田中君の不信任決議案につき、提案の理由を説明いたします。(拍手)
 まず、決議案を朗読いたします。
    衆議院議長船田中君不信任決議案
  本院は、衆議院議長船田中君を信任せず。
   右決議する。
  〔拍手〕
 今回の国会は、沖繩国会ともいわれておりまして、沖繩返還協定及び関連諸法案が主たる議題となっておるのであります。この協定に対する賛否は、わが国と諸外国、ことに中国をはじめとするアジア諸国との間を、従来どおりのいわゆる冷戦政策に基づく敵視関係として続けていくか、それとも平和共存関係に向かって切りかえる転換点をつくり出すかの重要な分かれ道を決定するものでありまして、その内容の重要性にかんがみ、賛否いずれの側に立つにせよ、徹底的に審議を尽くさねばならぬものであります。(拍手)
 特に、アメリカ政府のアジア侵略の基地とされ、多年にわたって米軍支配のもとに、筆舌に尽くし得ない抑圧と侮辱と被害をこうむり続けてきた沖繩の同胞が、異民族支配からの完全解放を求め、「沖繩を平和の島に」と叫び続けております現在、その切々たる訴えの声を十分に反映させることに万全の留意を払うような審議が行なわれなければなりません。(拍手)
 同時に、沖繩がアメリカの施政権のもとに置かれた当時と、その後二十数年間を経過した今日との世界情勢の変化、ことにアジア情勢の変化、すなわち、中華人民共和国、以下、中国と略称いたしますが、この中華人民共和国の発展、中国の国連における正当な地位の回復、インドシナ侵略米軍の相次ぐ敗退、ニクソンの中国訪問計画の発表、そして近く必ず実現させなければならない日中国交の回復など、アジア情勢の著しい変化という客観情勢をしっかりと踏まえた上での協定審議でなければなりません。(拍手)アメリカ政府と佐藤政府及びその与党が、この情勢の変化に目をつぶって、旧態依然たる冷戦政策に基づいて、軍事的利用を引き続き沖繩に押しつけようとする内容の協定には、わが党はまっこうから反対をいたします。(拍手)わが党は、客観情勢の変化、すなわち、歴史発展の必然の方向を正確にとらえて、この方向に対応して沖繩を軍事利用から完全に解放し、平和共存政策のもとに平和の島として沖繩をアメリカ政府から取り戻す、このことこそが沖繩問題解決の唯一の道であると、絶えず主張し続けておるのであります。(拍手)この立場に立って、わが党は協定審議に臨んだのであります。
 特別委員会のわが党委員は、佐藤・ニクソン共同声明の冷戦政策、すなわち、アジア侵略政策、中国敵視政策に基づく沖繩返還協定の欺瞞性を次々に具体的事実に立脚して暴露し、着々とその成果をあげつつありました。そして、核兵器存置の急所に触れた瞬間に、政府・与党はこれにおそれをなして、ひたすら党利党略に基づき、アメリカ政府にこび、協定の早期承認をあせって、多くの重要論点の審議を未了のまま、特別委員会として特に耳を傾けなければならぬはずの沖繩選出の瀬長、安里両委員の重要な発言権を封殺し、現地公聴会開催、参考人からの意見聴取の機会を奪い、何人の目をもってするも審議はなはだ不十分と断定せざるを得ない状態のまま、突如として抜き打ち的に強行採決の暴挙をあえて行なったのであります。(拍手)
 この与党の行動は、わが国の運命を決するほどの重要な内容を持つ議案を審議する態度としては、はなはだ軽率といわなければなりません。国の運命に関する深い配慮の念を欠いた、あさはかな行為といわなければなりません。このような協定審議のやり方は、沖繩同胞の苦しみに対する無理解、沖繩を政府の政策の手段視する考え方、沖繩同胞に対する血も涙もない差別観念のあらわれであり、これは許すべからざる暴挙といわなければならないと思います。
 以上は、政治的観点からの見方であります。
 次に、これを法的観念から若干見ると、やはり同様なことが言えると思う。
 強行採決は、議会運営において保障せられております民主主義のじゅうりんである。その本質はファシズムそのものでありまして、憲法の基本的原則である民主主義を侵す憲法犯罪であります。また、この時期における早期承認のための強行採決は、参議院送付後の協定の自然成立をねらって行なわれたことは明らかでありまして、これは参議院の存在を軽視し、参議院議員の審議権をべっ視するものでありまして、二院制を認めてこれを民主主義のために活用しようとする憲法の趣旨、精神をじゅうりんするものであります。(拍手)
 与党のこの暴挙に対して、議長はいかに対処したでありましょうか。
 本来、議長は、国会の最高責任者として憲法擁護の責任があり、議会運営において慎重かつ公正であるべきでありまして、断じて一党一派の利益に偏するような行為があってはなりません。ことに、この協定の審議にあたりましては、その内容の重大性にかんがみて、慎重さと公正さをより一そう保障するように配慮しなければならぬものであります。もし議長にして本来あるべき姿勢においてその職責を遂行する限り、与党による強行採決については、わが党などが議長に要請いたしましたとおりに、採決の不存在を確認し、議案の差し戻し、審議継続の裁決を直ちに下すべきであったのであります。
 しかるに、議長は、逆に強行採決の効力を認め、わが党などがいたしました正当な要求を排斥いたしました。この行為によって、自民党が犯した強行採決という民主主義に対する犯罪を、議長みずからもともに犯したものと断定せざるを得ません。(拍手)その責任はとうてい免れることばできないものであります。
 次に、議長は第二の誤りをおかしました。
 議長は、去る二十二日、議題のない協定特別委員会を開かせ、したがって、初めから正式の委員会ではないというたてまえのもとで、社会党、共産党の委員はもちろん、沖繩選出の瀬長、安里両委員も欠席のまま、一、二の委員に、補充質問なる、わけのわからぬことをやらせたのであります。この行為によって、議長は強行採決容認の誤りの上にさらに上塗りをしたのでありまして、これによって二重の誤りをおかすに至ったのであります。(拍手)
 議長の責任を問わなければならない理由はまだあります。
 従来、しばしば強行採決は各委員会において行なわれました。このこと自身許すべからざることでありますけれども、さらに重大なことは、強行採決という恥ずべき行為が、議長の立場にあるその人によって行なわれた事実があるということであります。その二、三の実例をあげますれば、遠くは、安保条約審議の際における清瀬議長、近くは、大学法案審議の際における重宗参議院議長の強行採決がその典型的なものでありますけれども、そのほかに、今日われわれが弾劾しようとするわが船田議長もまた、日韓条約審議の際にこの行為をおかしたのであります。(拍手)委員会の委員長がおかしたときの責任もさることながら、それが議長によっておかされる場合、その責任ははるかに重大であると思います。
 しかし、以上は過去の事実である。今日われわれが問題にしようと思うのは、昨今における船田議長の新たなる行為についてであります。
 船田議長は、去る二十四日、職権で本会議を開き、委員会における採決不存在の協定を、すなわち議題とすることのできないものを虚構に基づいて議案とし、本会議において、社会党、共産党及び無所属の沖繩選出二名の議員の欠席のまま強行採決を行ないました。
 これによって、協定承認の口実を政府・与党には与えましたけれども、この審議を尽くさざるままの強行採決が、沖繩の同胞の心の奥底にいかに大きな傷口をつくったことでありましょうか。(拍手)佐藤政権とその与党の権力政治に対し、いかに大きな不信の念を植えつけたことでありましょうか。与党の幹事長が音頭をとって、議長を含めた与党の議員諸君は、強行採決万々歳を叫んだということであります。けれども、諸君は、諸君の行為によって、沖繩の同胞の心の奥深く、長く消えることのできない傷口をつくったことの政治的責任を感じないのでありましょうか。(拍手)
 しかし、今日、私は、強行採決をあえてした諸君、これに加工した諸君のことは別問題といたしまして、少なくともこれを防ぐべき力を持ち、これを防ぐべき責任を持ちながらこれをなさず、ついに強行採決をみずからもおかした船田議長の責任は、今日この場で問わざるを得ないのであります。(拍手)
 船田議長の行為には、まだその責任を問わなければならぬ重大な問題があります。
 議長はみずから開いた二十四日の本会議におきまして、自民、公明、民社共同提案の決議案なるものを決議させました。元来、本会議における政策問題の決議は、成規の手続に基づいて、与野党一致のもとに行なわるべきものであるにかかわらず、議長は、成規の手続をとったわが党の決議案を無視して、職権で本会議を開いて、三党共同提案の決議案を議決させたのであります。これは、法規、先例、慣行を無視した行為である。民主主義的議会運営の破壊でありまして、議長は、その先例のない新たな不法行為をまたここで重ねたのである。(拍手)おそらく、毒食わばさらまでというむちゃくちゃな心理状態のもとで、党からの圧迫によってこれをやったのだろうと思います。その心情にはいささかしんしゃくの余地がなくもありませんけれども、しかし、議長としての責任は断じて免れることはできません。(拍手)
 現在、議会運営の改善について真剣にその方策が探求されつつあります。その一つとして、議長の公正さを保障するために、党籍離脱ということがわが党などによりましてつとに提案されておるのでありますが、参議院におきましては、御承知のように、重宗前議長は、その行動の党派性の過剰を批判されて議長の座を追放せられました。そして参議院改革を標榜する河野氏が議長に当選して、直ちに党籍を離脱いたしました。河野参議院議長は、最近、強行採決をやらないと言明しております。参議院議長がみずから行動をもって示した民主主義的改革が、参議院よりも優位を位置づけられておるわが衆議院の議長において、何ゆえにできないのでありましょうか。(拍手)それは、議長その人の人柄にもよるところでありましょうが、しかし、私は、より大きな原因は、議長の所属しておる自民党の体質にあると思う。
 沖繩特別委員会の委員長が悪名高い強行採決を行ないました際に、与党の最高幹部の一人がこれを大いに称賛してごうまつも反省の色を示さなかったことは、反民主主義、ファシズムの病毒が与党の体内に奥深く侵食しておることを示しております。いまにしてすみやかにファシズムの病根を絶滅しなければ、単に自民党の腐敗堕落を深めるだけでなく、わが国の民主政治を危うくするものである。(拍手)いま自民党の推し進めております軍備拡張政策とファシズムが結合するようなことになれば、わが国を再びかつてのアジア侵略政策にかり立てるおそれがなしとしないという情勢がいま開かれておる。アジアの諸国人民は、復活した日本の軍国主義はすでに現実にアジアの危険となっておると指摘しておるのであります。私どもはこういう道を断じて歩ましてはならぬと思います。
 強行採決は、そのまま放置しておきますと、多数党の特権であるかのような錯覚を持たせるようになって、さらにその上、今回行なわれましたような、規則、先例、慣行を無視した本会議決議の強行というような、そしてこれを平然と行なうというような、そういう新たないま一つのファシズムを生むのでありまして、この弊風は断じてこれを国会から一掃しなければなりません。(拍手)
 強行採決の弊風を一掃するには、議案の審議に十分な時間を与えることが必須の条件であります。もし、この点を無視して、審議不尽のまま、尽くさざるまま強行採決が行なわれましたような場合には、議長は、直ちにこれを委員会に差し戻すか、それができなければ、強行採決の効力を認めた責任をとって直ちに辞職すべきであります。(拍手)これよりほかに方法はありません。
 しかし、船田議長はそのいずれをも行なわないのである。そこで、われわれは、議会運営の民主性を取り戻すために、院議をもって議長の退陣を求めざるを得ないのであります。
 しかし、さらにより根本的に問題を掘り下げてみますと、議長が自民党に籍を置き、党の政略からのがれられない条件のもとに置かれておるのでは、これから離れて公正な議会運営を行なう議長を期待することは事実上むずかしい、これは過去の事実が証明しております。現に、船田議長の行動が、最もよくこれを証明しておるのであります。船田議長は、いまや国会の議長ではない、自民党の議長の地位にみずからを転落させておるのであります。(拍手)
 私どもは、公正な議長をつくり出すためには、われわれの多年主張しておるように、議長を多数党から解放しなければならぬと思う。自民党から離脱する勇気もなく、自民党の意のままに議会運営を行なう船田議長のもとにおきましては、もはやとうてい公正な議会運営を期待することは断じてできないということを、私どもは最近の議長の行動によって身をもって知らされたのでありまして、これが、私どもが本決議案を提出する理由であります。
 しかし、最後に、私どもは、船田議長退陣したとして、何人が議長に当選しようとも、必ず党籍を離脱すべしというわが党の多年の主張を、いま一度この際提言をいたしまして、これをもって私の理由説明を終わりたいと思います。(拍手)
    ―――――――――――――
#7
○副議長(荒舩清十郎君) 討論の通告があります。順次これを許します。亀岡高夫君。
  〔亀岡高夫君登壇〕
#8
○亀岡高夫君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております船田議長不信任決議案に対し、反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手)
 先ほどの提案者の説明によりますと、不信任のおもな理由は、沖繩協定特別委員会において審議を終了した沖繩返還協定の取り扱いについて、船田議長が櫻内委員長の報告を正当と認め、当該委員会に差し戻さなかった点、及び一昨日の本会議において、非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議を議長職権で行なったことは不当であり、許せないということのようであります。
 沖繩の祖国復帰は、戦後二十六年間の一億国民の悲願であり、ことに沖繩の同胞は、一日も早く祖国への復帰を切望しているのであります。この悲願、熱望にこたえて結ばれた返還協定でありますがゆえに、本会議におきましても、また、当該委員会におきましても、最大の努力を傾注して審議が尽くされましたことは、(発言する者あり)二十四日の本会議における櫻内委員長の報告によっても、きわめて明らかなところであります。(拍手)したがって、船田議長が、当該委員長の報告は有効かつ正当であるとの前提に立って、各党に協力を求め、困難な事態の収拾に当たられたことは、常任委員会制度を尊重している国会法に忠実に準拠した議長としての当然の義務なのでありまして、(拍手)提案者の批判は全く当たらないのであります。(拍手)
 しかも、去る十八日から二十四日の本会議開会までの間、幾たびか各党議運の理事の意見を聞いて協力を求め、さらに、各党国会対策委員長の意向も十分に聴取してその協力を要請されたのであります。しかし、委員会に差し戻して審議、採決のやり直しをさせなければ一切の審議に応じないとの日本社会党の一方的主張によって、国会の空白は二日間にも及んだのであります。(発言する者あり)
 そこで、船田議長は、二十日午後、四党幹事長、書記長の参集を求め、議長のあっせん案を提示して、三時間余に及んで意見の調整をはかられたのであります。その結果、四党幹事長、書記長の間に事態収拾についての合意を見るに至ったことは、御承知のとおりであります。(拍手)
 この合意に基づいて、議長は直ちに二十日の本会議を取りやめ、二十二日沖繩協定特別委員会を、二十四日本会議を議長職権で開会を決定し、わが党及び公明、民社の両党は国会審議に協力を約したのであります。
 かくして、平静の中に二十四日の本会議において、世紀の案件である沖繩返還協定の承認と、自民、公明、民社三党共同提案になる非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議が議決されたのであります。(拍手、発言する者あり)
 この船田議長の献身的な努力と議会政治擁護のための勇断がなかったならば、おそらく国会は混乱におちいり、さらに空白状態が続いたことでありましょう。
 国会の混乱を防止し、国会の権威を守り抜いた船田議長の勇断と、議長の裁断に協力をした公明、民社両党に対し、敬意を表するものであります。(拍手)
 しかるに、この議長の行為に対し、日本社会党が議長不信任の決議案を提出いたしましたことは、議長を中心にした四党幹事長、書記長会談の合意に反する不信行為であり、沖繩返還を悲願とする一億国民の意思を全く無視した協定絶対阻止のための党利党略と断ぜざるを得ないのであります。(拍手)
 船田議長は、さきに本院において永年在職議員として表彰を受けられ、本院の長老として活躍され、その高潔な人格と高邁な識見は、主権者たる国民のひとしく認めるところであります。(拍手)
 昭和四十五年一月、再度衆議院議長の重責をになわれて以来、常に公正無私、与野党の意見を十分にこれを聴取し、ひたすら正常な国会運営の確保に最善の努力を払われてきたのであります。その結果、従来しばしば見られたような国会の混乱がなくなり、国会運営が著しく正常化されたことは、何人も否定し得ない事実であります。(拍手)
 特に今回、あらゆる配慮を尽くした誠意あふれる議会政治擁護のための適切な議長の勇断によって、沖繩返還協定が承認され、その上沖繩の核兵器に対する国民の不安を一掃するため、非核三原則の本院の決議が確立されたのでありまして、あらためて議長に対し敬意を表する次第であります。(拍手)
 私は、この際、国の命運を決する歴史的な沖繩返還協定の承認を求めるきわめて重要な委員会、本会議の審議を拒否して欠席の挙に出た日本社会党、共産党の行動こそ、その理由をいかに強弁しようとも、議会政治、民主政治の否定に通ずる行動であり、(発言する者あり)自己の主張を貫くためには手段を選ばない革命政党であることをみずから暴露したものであることを、国民とともにきびしく指摘して、反省を求めたいのであります。(拍手)
 かくのごとき日本社会党から提出されたいわれなき議長不信任案に対し、心から怒りを込めて、反対の討論を終わるものであります。(拍手)
#9
○副議長(荒舩清十郎君) ただいまの亀岡君の発言中、不穏当な言辞があるとの申し出があります。議長は、速記録を取り調べることにいたします。
 土井たか子君。
  〔土井たか子君登壇〕
#10
○土井たか子君 先ほど黒田寿男議員から提案のございました船田中議長不信任決議案に対しまして、私は、日本社会党を代表いたしまして、賛成の討論をいたします。(拍手)
 第一の理由は、十一月十三日正午の名古屋発言についてであります。
 この発言については、議長自身、さきの議院運営委員会において発言を取り消しておられるのでありますが、私が現地の会議に陪席をした人々から聞いたところによりますと、新聞に掲載された発言はまぎれも隠れもない事実そのものであります。私が絶対にがまんができない一つは、名古屋市の財界人との懇談会での演説であるという点でありまして、まさに船田議長のお考えになっております本音をここに披瀝されたもの以外の何ものでもないということでございます。(拍手)船田議長は、衆議院議長であって、一自民党議員ではありません。
 御承知のように、十一月十三日当時は、沖繩返還協定と関連国内法の審議が始まったばかりのときでございまして、十一日に実質審議の火ぶたが切って落とされました直後のことであり、全国民はひとしく返還協定の徹底的な審議を切望していたのであります。しかるに、議長は、名古屋での発言にありますように、沖繩に関する論議はここ二、三年のやりとりで尽きているという独断的な前提のもとに、ただ審議の終結のみを急いで、国会審議の権威をみずから傷つけた行為は、不見識といわねばなりません。(拍手)ことに、「米上院が返還協定を承認したことでもあり、この問題には来週中に決着をつけるよう要請したい」旨の発言をされたことに至っては、米国に対する卑劣な従属性をあらわしたものでありまして、国の独立性と名誉を汚す発言といわねばなりません。(拍手)
 そもそも、衆議院の議長は、自民党の手先でもなければ、いわゆる船田派のボスであってはなりません。国家問題と党略問題をはき違えることは、議長の席を汚すことであります。(拍手)
 沖繩返還協定は、沖繩百万県民の直接の利害と安全にかかわる重大問題であるばかりでなく、一億の国民の命運を左右するものであり、ひいてはアジア全体の平和にかかわる重大な政治問題であって、船田議長が協定の本質について、独断と偏見、さらには認識の不足をもって臨むことは許し得ないところであります。(拍手)
 いわまくらかたくもあらんやすらかに
 ねむれとぞいのるまなびの友は
これは佐藤総理がかつて沖繩を訪れて、涙ながらに「沖繩の返還なくして日本の戦後は終わらない」と言われた場所、ひめゆりの塔に刻まれた碑文であります。この佐藤総理の有名なことばに対して、いま沖繩の同胞はどのように答えているでありましょうか。「戦後は終わる、しかし、そうして戦前が始まる」と言っているのであります。(拍手、「そうだ」と呼ぶ者あり)昭和二十年春の沖繩決戦、昭和二十七年春の平和条約第三条による施政権の放棄、それに次ぐ第三の沖繩処分とも言っているのであります。沖繩の基地が核基地として強化され、四万八千の米軍はそのまま居すわるというきびしい現実をまのあたりに見ている県民の、これこそ実感からほとばしり出たことばであります。
 この沖繩返還協定を審議する国会でまず何より大切にされるべきは、沖繩の声であり、国民の世論であります。議長がこの声、世論を封殺して一体何の国会審議でありましょう。(拍手)
 不信任賛成の第二の理由は、議長の職責と権限にかかわる問題であります。
 憲法第四十一条は、「國會は、國権の最高機關であつて、國の唯一の立法機關である。」と定め、国会法第十九条においては、「各議院の議長は、その議院の秩序を保持し、議事を整理し、議院の事務を監督し、議院を代表する。」と規定いたしております。この条文のとおり、衆議院を代表して、議会の名誉とその権威を一身に集めているのが衆議院議長であります。その権威と責任は内閣総理大臣や最高裁判所長官をこえるものといわねばなりません。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)
 本来、衆議院の正副議長は、私たちが年来主張いたしてまいりましたように、議長は与党から、副議長は野党第一党から選出して、党籍を離れ、言論を重んじ、公平無私の議会運営に当たるべきことは、洋の東西を問わず、議会政治運営にとって不可欠の条件でございます。(拍手)
 議会政治の母国といわれるイギリスで、衆議院議長は党籍を離脱して超党派的に不偏不党の立場で会議を主宰することが義務づけられ、西ドイツの連邦議会の議事規則には、「議長は、連邦議会議事を公正かつ不偏不党的に指揮する。」といたしております。
 わが国の憲法や国会法や両議院の議事規則にはこの規定はありませんが、同様な要請の存することは否定できません。むしろ、その種の規定がなくとも当然に心がけられてしかるべき問題であります。このことは、去る参議院選挙直後の国会において、参議院の存在意義がきびしく国民から問われ、党籍離脱を公約した新議長を選んだことを見ても、議会運営の今日の常識がどんなものであるかを示しているではありませんか。(拍手)参議院議長にこれができたのであります。まして、第一院である衆議院議長にできないという理由がどこにあるのでしょう。できない理由としてあるのは、船田議長の民主主義に対する無自覚と議長という職責と権限に対する認識のなさにほかなりません。(拍手)
 船田議長不信任賛成の第三の理由は、船田議長自身の適格性にかかわる問題であります。
 お断わりいたしておきますが、私が申し上げるのは、身長とか体重とか性癖とか年齢とか容貌等、個人的な属性、プライバシーの問題をあげつらうのでは毛頭ございません。しかし、私は、昭和四十年第五十回国会で、いわゆる日韓条約承認の際、ごうごうたる国民非難の中で強行採決をつくり上げられた船田議長の前科を忘れるわけにはまいらないのです。(拍手)再びいま、日本の進路を選択する重大な岐路に立って、またもやこのような暴挙を合法化し、これを擁護して共犯者となろうとされています。一度議場で指弾を受け、しかもそれを認められた議長が、またぞろ同じ席に着いて、同じあやまちを重ねるという経過は、世界の歴史にもあまり類のない恥ずべきことと存じます。(拍手)
 しかし、考えますと、船田議長は今日まで、日韓、日華協力委員会の一貫した主要メンバーであり、すなわち、いわゆる台湾ロビー、韓国ロビーの主役であったわけでございます。この立場からする予断と偏見をもって、国の前途とアジア、さらには世界の平和にかかわる重大事を決する議長席に臨まれることは、国民の不幸であります。(拍手)どうか議長席から引退され、渡良瀬川のほとりで御老体をいたわられんことをおすすめいたします。(拍手)
 最後に、私は、議会政治擁護の立場から、船田議長の責任を問いたいのであります。
 私たちが強行採決という暴挙を怒りを込めて論難する理由は、単なる手続上の問題としてではあまりぜん。わが党の楢崎委員が、岩国基地における核貯蔵と核持ち込みの問題をめぐって、核隠しの中心的命題に迫ろうとしたとき、その真実を国民の目から隠蔽するため十七日の強行採決を行なったことは、もはや、ごまかそうとしても無理であります。しかも、この十七日の採決が、十二月二十四日の会期より逆算して三十日の自然成立を条件に決定されたものであり、憲法第六十一条を乱用した参議院黙殺の考え方が暴挙の根底にあるのであります。(拍手)その強行採決をごまかすため、自、社、公、民の国対副委員長会談を開いて、公聴会の段取りを申し合わせたり、楢崎質問後、理事会を開く段取りをきめ、沖繩県選出のわが党の上原委員の質問も十分に聞かないまま、翌十八日は沖繩県出身の安里、瀬長両委員のテレビ放送を提案するなど、インチキとトリックに手段を選ばなかったこの自民党のやり口を、この壇上からはっきり申し上げておきます。(拍手)
 特にこの際申し上げたいことは、質問は真剣に続行中であり、政府は、沖繩と岩国の核問題で、しばしば窮地におちいるまっ最中であったのであります。この経過を船田議長は熟知しながら、櫻内委員長の報告をうのみにして、全野党の委員会差し戻しの要求を拒否したばかりか、社会党の提出した非核武装決議案と沖繩の非軍事化決議案を抹殺し、議運を開かず本会議を職権開会し、自民、公明、民社共同提案決議案を、戦前から議会政治の中でつちかわれた伝統ある、院の決議を全会一致とするという慣例を、その手で握りつぶしたのであります。(拍手)
 民主議会政治のルールは、もはや不在といわねばなりません。ルールなき国会とともに失われていくものは、国民の政治に対する、また国会に対する期待と信頼であります。
 日本国憲法のもとにおいて、国民は真実を知る権利がございます。真実を隠蔽し、くさいものにふたをする多数の暴力は、民主主義を破壊するにとどまらず、暴力を挑発する以外の何ものでもないことを知らねばなりません。(拍手)
 いにしえより、国民の権利を奪い、国民の自由を奪って、その国を危うくした者はございます。しかしながら、国民に自由を与え、国民に権利を与えて、その国を危うくした者はございません。
 そもそも議長の権威と職責は、対立する討論を通じて、真実を主権者である国民の前に明らかにすることであります。事実を隠蔽して、国民の目をごまかすものであっては断じてならないのであります。(拍手)
 船田議長は、その名前を「中」、中国の「中」という字を書きます。広辞苑の「中」の個所によれば「偏頗なきこと。」としるされております。昨日、十一月二十五日、社会党議員は船田議長に辞職を勧告したのでありますが、その席上ぶ然として申されたことは、進退は考えていないということでありました。そのへんぱな運営に何の反省もなく、責任軽視と多数横暴に麻痺した感覚で、自民党の走狗となって野望遂行のため工作したことは、議長自身、男子としてこれを恥じ、その「中」という名前においてこれを恥じ、公人としてこれを恥じ、議員としてこれを恥じ、議長として最もこれを恥じていただきたいのであります。(拍手)いま、船田議長がいさぎよくとられるべき道は辞職であることを、きっぱり申し上げます。
 いま、賛成討論の終わりにあたり申し上げたいことは、議長不信任の問題は、船田議長が議長の地位にとどまり得るかどうかという個人的な問題でもなければ、自由民主党の党利党略によって左右されるものでもなく、議会政治の命運にかかわる重大問題ということであります。議員一人一人がこの衆議院の議場に民主主義の存在することを示すべきときなのであります。
 満堂の常識に訴えまして、私の、船田中議長不信任決議案に対する賛成討論を終わりたいと存じます。(拍手)
#11
○副議長(荒舩清十郎君) 寺前巖君。
  〔寺前巖君登壇〕
#12
○寺前巖君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました議長船田中君に対する不信任決議案に対し、以下に述べる理由により賛成の討論を行なうものであります。(拍手)特に、ただいま自民党の亀岡君の、何ら反省の色もない反対の討論を聞くにつけ、ますます憤りをもって賛成討論を行なうものであります。(拍手)
 その第一は、議長船田中君が、去る十七日に行なわれた沖繩協定特別委員会における自民党の暴挙を、委員長及び与党理事の一方的言い分をうのみにし、あえてこれをいわゆる有効な採決であると強弁し、特別委員会に差し戻して審議を続行せよというわれわれの当然の要求をかたくなに拒否したことであります。
 すでに、先ほど来の議論にもありましたように、十七日の協定特別委員会におけるいわゆる採決なるものが、およそ採決などといえるものではなく、全く違法、無効であることは、議論の余地のない明々白々のものであります。(拍手)また、同委員会における協定審議それ自身わずか二十数時間にすぎず、質疑打ち切りなどの暴挙は、いかなる詭弁を弄しても絶対に正当化することはできません。
 特に、私がここで怒りを込めて糾弾せざるを得ないのは、この暴挙によって、沖繩県民の代表として、まさにこの沖繩国会のために選出された瀬長亀次郎、安里積千代両議員の発言を、全くだまし討ちとも言うべき卑劣なやり方で封殺し、沖繩現地及び本土における公聴会の開催、参考人の意見聴取など、沖繩協定に国民の声を反映させる措置を何一つとらなかったことであります。とりわけ瀬長、安里両氏の発言は、理事会においても、自民党の諸君を含めてすでに約束されていたものであり、全く言語道断と言うほかはありません。かかる暴挙をなお有効と言い張る議長船田中君の態度は、断じて許すことができません。(拍手)
 第二の理由は、議長船田中君が、議長として持すべき公正な態度を投げ捨て、二十日深夜、佐藤内閣・自民党と共謀して、十七日の特別委員会の暴挙を合法とした上で、形だけの補充質問を行ない、非核・基地縮小決議なるものと引きかえに協定の会期内自然成立をはかるという、いわゆる議長あっせん案なるものをつくり出し、一部野党を引きずり込み、自民党の恥ずべき、暴挙を免罪する露払いの役割りを果たしたということであります。
 加えて、沖繩協定の批准を前提として出された非核・基地縮小決議案なるものを、従来の規則、慣例を平然と無視して本会議の議題とする暴挙を行なったのであります。真にこの決議案なるものが国民の利益にかなうものであるならば、正々堂々と通常の手続によって審議されてしかるべきものであります。(拍手)委員会審査を省略し、その場の本会議で採決する必要の全くないものであります。それをあえて行なったことは、一種の強行採決であり、新たな議会制民主主義の破壊であります。
 かかる同君の態度は、いかなる事態にあっても常に議会の公正かつ民主的運営を確保し、もって国民の信託にこたえるという議長の使命をみずから放棄したものであり、議会制民主主義と国民に対する許しがたい挑戦にほかなりません。
 佐藤内閣と自民党が、本会議における沖繩協定の単独採決も辞せずとの当初の姿勢を一転して、単独採決回避の策謀に狂奔したのは、暴挙に対する沖繩県民をはじめ全国民の急速な反撃の前に、一部野党を引き込んでそのほこ先をかわそうとしたからにほかなりません。瀬長、安里両氏をはじめ、共社両党が、議会制民主主義の破壊を合理化するこのような議長あっせんを拒否したのは、きわめて当然であります。(拍手)
 不信任に賛成する第三の理由は、船田中君が、いまから六年前の日韓国会において、あの未曽有のファッショ的暴挙を行ない、世論のきびしい批判を受けたにもかかわらず、またもや今回のごとき暴挙をあえて行なっているという事実であります。
 御承知のように、自民党とその歴代内閣は、わが国の進路にかかわる重大問題に関しては、主権者である国民の声を無視して、常に数を頼んだ強行採決の暴挙に訴えてきました。安保、日韓問題をはじめ、最近の大学法案など、すべてその例外ではありません。今回の沖繩協定またしかりであります。
 一体、政府は、今日までまじめに沖繩協定の審議に答えてきたでしょうか。その内容についてどれだけの解明をしたでしょうか。核問題では、「アメリカと佐藤内閣を信用しろ」、基地問題でも、「安保条約のワク内に入れば基地機能は変わるのだ」という一点ばりで、沖繩県民と国民の疑惑については、何一つの納得のいく具体的解明がなかったのであります。日本の将来にかかわる重大な沖繩協定が、国民の意思とかけ離れて秘密のうちに取りきめられ、また、こうして国会においても、何ら事態の本質的解明をしないままこれを強行したのは、まさに政府・自民党が、沖繩協定の持っている危険な実体が暴露されることをおそれたからにほかなりません。(拍手)
 もし、議長船田中君が、国権の最高機関の長としてその重大さを多少なりとも自覚しているならば、かかる政府・自民党の暴挙を容認することなく、民主的運営、審議の徹底に率先して努力することこそ、議長としての果たすべき当然の責務であります。
 ところが、遺憾ながら、同君の現実の態度は全くこれと逆であり、沖繩協定の審議が始まるやいなや、名古屋市等において、暗に強行採決を促すがごとき言辞を弄してきたのであります。議院運営委員会において、この点について同君は釈明をせざるを得ませんでしたが、いまや、それは偽りであったことが明らかになりました。(拍手)当初から議会制民主主義の破壊をたくらんでいたのであります。もはや、船田中君が議長として必要な資格も能力もないことは、あまりにも明々白々であります。
 最後に、わが党は、国会が、すべての議員の平等な発言権を保障し、民主的な運営を貫き、真に国権の最高機関としての役割りを果たすよう、議会制民主主義を確立する立場から、船田中君に対する不信任決議案に賛成の意を強く表明し、討論を終わります。(拍手)
#13
○副議長(荒舩清十郎君) これにて討論は終局いたしました。
 採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
#14
○副議長(荒舩清十郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
#15
○副議長(荒舩清十郎君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
#16
○副議長(荒舩清十郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
#17
○副議長(荒舩清十郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百六十四
  可とする者(白票)         百一
  〔拍手〕
  否とする者(青票)      二百六十三
  〔拍手〕
#18
○副議長(荒舩清十郎君) 右の結果、衆議院議長船田中君不信任決議案は否決されました。(拍手)
    ―――――――――――――
  〔参照〕
 楯兼次郎君外四名提出衆議院議長船田中君不信任決議案を可とする議員の氏名
      安宅 常彦君    阿部 昭吾君
      阿部 助哉君    阿部未喜男君
      赤松  勇君    井岡 大治君
      井野 正揮君    井上 普方君
      石川 次夫君    石橋 政嗣君
      上原 康助君    大出  俊君
      岡田 利春君    加藤 清二君
      勝澤 芳雄君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    金丸 徳重君
      川崎 寛治君    川俣健二郎君
      川村 継義君    木島喜兵衞君
      木原  実君    北山 愛郎君
      久保 三郎君    黒田 寿男君
      小林 信一君    小林  進君
      後藤 俊男君    河野  密君
      佐々木更三君    佐藤 観樹君
      佐野 憲治君    斉藤 正男君
      阪上安太郎君    島本 虎三君
      下平 正一君    田中 武夫君
      田中 恒利君    田邊  誠君
      高田 富之君    武部  文君
      楯 兼次郎君    千葉 七郎君
      辻原 弘市君    土井たか子君
      堂森 芳夫君    内藤 良平君
      中井徳次郎君    中澤 茂一君
      中嶋 英夫君    中谷 鉄也君
      中村 重光君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    西宮  弘君
      芳賀  貢君    長谷部七郎君
      畑   和君    華山 親義君
      原   茂君    日野 吉夫君
      平林  剛君    広瀬 秀吉君
      藤田 高敏君    古川 喜一君
      細谷 治嘉君    堀  昌雄君
      松浦 利尚君    松沢 俊昭君
      松平 忠久君    松本 七郎君
      三木 喜夫君    三宅 正一君
      八百板 正君    八木  昇君
      安井 吉典君    柳田 秀一君
      山口 鶴男君    山中 吾郎君
      山本 幸一君    山本 政弘君
      山本弥之助君    横路 孝弘君
      横山 利秋君    米田 東吾君
      青柳 盛雄君    浦井  洋君
      小林 政子君    田代 文久君
      谷口善太郎君    津川 武一君
      寺前  巖君    土橋 一吉君
      林  百郎君    東中 光雄君
      不破 哲三君    松本 善明君
      米原  昶君    安里積千代君
      瀬長亀次郎君
 否とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    足立 篤郎君
      阿部 文男君    相川 勝六君
      愛知 揆一君    青木 正久君
      赤澤 正道君    天野 公義君
      天野 光晴君    荒木萬壽夫君
      有田 喜一君    有馬 元治君
      井出一太郎君    伊藤宗一郎君
      伊能繁次郎君    池田 清志君
      池田正之輔君    石井  桂君
      石井  一君    石井光次郎君
      石田 博英君    稻葉  修君
      稻村佐近四郎君    稲村 利幸君
      宇田 國榮君    宇都宮徳馬君
      宇野 宗佑君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    内田 常雄君
      内海 英男君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    江藤 隆美君
      小川 半次君    小川 平二君
      小此木彦三郎君    小沢 一郎君
      小澤 太郎君    小沢 辰男君
      小渕 恵三君    大石 八治君
      大石 武一君    大久保武雄君
      大竹 太郎君    大坪 保雄君
      大野  明君    大野 市郎君
      大橋 武夫君    大平 正芳君
      大村 襄治君    岡崎 英城君
      奥田 敬和君    奥野 誠亮君
      加藤 六月君    加藤 陽三君
      鹿野 彦吉君    鍛冶 良作君
      海部 俊樹君    笠岡  喬君
      梶山 静六君    金丸  信君
      金子 一平君    金子 岩三君
      亀岡 高夫君    亀山 孝一君
      唐沢俊二郎君    川崎 秀二君
      神田  博君    菅  太郎君
      菅野和太郎君    木野 晴夫君
      木部 佳昭君    木村 武雄君
      木村武千代君    菊池 義郎君
      岸  信介君    北澤 直吉君
      久野 忠治君    久保田円次君
      鯨岡 兵輔君    熊谷 義雄君
      倉石 忠雄君    倉成  正君
      藏内 修治君    小金 義照君
      小坂徳三郎君    小島 徹三君
      小平 久雄君    小峯 柳多君
      小宮山重四郎君    小山 長規君
      小山 省二君    河野 洋平君
      國場 幸昌君    左藤  恵君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      佐藤 榮作君    佐藤 孝行君
      佐藤 文生君    佐藤 守良君
      齋藤 邦吉君    坂田 道太君
      坂村 吉正君    坂本三十次君
      櫻内 義雄君    笹山茂太郎君
      始関 伊平君    椎名悦三郎君
      塩川正十郎君    塩崎  潤君
      塩谷 一夫君    篠田 弘作君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      進藤 一馬君    菅波  茂君
      砂田 重民君    砂原  格君
      瀬戸山三男君    關谷 勝利君
      園田  直君    田川 誠一君
      田澤 吉郎君    田中伊三次君
      田中 榮一君    田中 角榮君
      田中 龍夫君    田中 正巳君
      田村  元君    高鳥  修君
      高橋 英吉君    高橋清一郎君
      高見 三郎君    竹内 黎一君
      竹下  登君    谷垣 專一君
      谷川 和穗君    千葉 三郎君
      地崎宇三郎君    塚原 俊郎君
      辻  寛一君    坪川 信三君
      渡海元三郎君    登坂重次郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      中尾 栄一君    中垣 國男君
      中川 一郎君    中島源太郎君
      中島 茂喜君    中曽根康弘君
      中野 四郎君    中村 梅吉君
      中村 弘海君    中村 拓道君
      中村 寅太君    中山 利生君
      中山 正暉君    永田 亮一君
      永山 忠則君    灘尾 弘吉君
      南條 徳男君    二階堂 進君
      丹羽 久章君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西岡 武夫君
      西村 英一君    西村 直己君
      西銘 順治君    野田 卯一君
      野田 武夫君    野中 英二君
      野呂 恭一君    羽田  孜君
      葉梨 信行君    橋口  隆君
      橋本登美三郎君    橋本龍太郎君
      長谷川四郎君    八田 貞義君
      服部 安司君    浜田 幸一君
      濱野 清吾君    早川  崇君
      林  義郎君    原 健三郎君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福井  勇君    福田 繁芳君
      福田 赳夫君    福田 篤泰君
      福田  一君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤尾 正行君    藤田 義光君
      藤波 孝生君    藤山愛一郎君
      古内 広雄君    古屋  亨君
      別川悠紀夫君    保利  茂君
      坊  秀男君    本名  武君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      増岡 博之君    増田甲子七君
      松浦周太郎君    松澤 雄藏君
      松田竹千代君    松永  光君
      松野 幸泰君    松野 頼三君
      松山千惠子君    三池  信君
      三ツ林弥太郎君    三原 朝雄君
      箕輪  登君    水田三喜男君
      水野  清君    湊  徹郎君
      宮澤 喜一君    武藤 嘉文君
      向山 一人君    村上  勇君
      村上信二郎君    村田敬次郎君
      村山 達雄君    毛利 松平君
      粟山 ひで君    森  美秀君
      森  喜朗君    森下 國雄君
      森下 元晴君    森田重次郎君
      森山 欽司君    安田 貴六君
      山口シヅエ君    山口 敏夫君
      山崎平八郎君    山下 元利君
      山田 久就君    山中 貞則君
      山村新治郎君    山本 幸雄君
      豊  永光君    吉田 重延君
      吉田  実君    早稻田柳右エ門君
      綿貫 民輔君    渡部 恒三君
      渡辺 栄一君    渡辺  肇君
      渡辺美智雄君
    ―――――――――――――

#19
○副議長(荒舩清十郎君) この際、議長に本席を譲ります。
  〔副議長退席、議長着席〕
     ――――◇―――――
 衆議院副議長荒舩清十郎君不信任決議案(楯兼次郎君外四名提出)
         (委員会審査省略要求案件)
#20
○議長(船田中君) 楯兼次郎君外四名から、衆議院副議長荒舩清十郎君不信任決議案が提出されました。
 本決議案は、提出者の要求のとおり委員会の審査を省略して議題とするに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#21
○議長(船田中君) 御異議なしと認めます。
 衆議院副議長荒舩清十郎君不信任決議案を議題といたします。
#22
○議長(船田中君) 提出者の趣旨弁明を許します。辻原弘市君。
  〔辻原弘市君登壇〕
#23
○辻原弘市君 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました本院副議長荒舩清十郎君不信任決議案につきまして、その趣旨を御説明いたしたいと存じます。(拍手)
 まず、決議の案文を朗読いたします。
  本院は、衆議院副議長荒舩清十郎君を信任せず。
   右決議する。
  〔拍手〕
 以下、提案の理由について、若干の御説明を申し上げます。
 今第六十七回国会は、沖繩国会と呼ばれておりますとおり、七〇年代におけるわが国の進路にかかわる沖繩協定とその関連法案を審議するための、まことに重要な国会であります。この協定によって、日本の平和がほんとうに維持されるのか、沖繩県民多年にわたる祖国復帰への悲願がほんとうに達成されるのかどうかを国民の前に明らかにすることが、今国会のわれわれに課せられた最大の任務にほかなりません。とりわけ、沖繩百万県民の切実な平和への要求を実現することが、日本並びにアジア、ひいては世界の平和友好関係にとって不可欠であるとの観点から、その疑問とするところは徹底的に解明し、いやしくも、再び琉球処分を繰り返すことのないよう、慎重審議することこそ、われわれ国会議員当然の責任ではありませんか。
 このため、国会審議にあたって、私どもは、慎重審議を原則とし、政府・自民党が七十日間の会期設定を要求してきたことに対しましても、これを了承し、今日まで堂々の論議を深めてきたのであります。
 しかも、沖繩協定という性格からして、沖繩県民の要求や意見を直接に聴取することが不可欠の要件であるとの立場から、少なくとも沖繩現地における公聴会、参考人の意見聴取あるいは関連委員会との合同審査の開催などを強く主張してきたのであります。しかも、この点については、協定特別委員会理事会、各党国会対策委員会レベルでは、一応の合意に達しておったにかかわらず、これらの約束をも完全に踏みにじり、いまだ審議の緒についたばかりの十一月十七日午後三時十五分、わが党楢崎委員の、岩国基地における核の存在についての追及が本格化するや、これを隠蔽せんがために、突如として質疑打ち切り、強行採決の暴挙に出たのであります。
 このような言論圧殺は、議会史上まさに希有といわなければなりません。強行しなければならないという何らの理由のない、全く理不尽な行為であります。こんな無謀、こんなむちゃが、多数という名においてまかり通るとするならば、もはや何をかいわんやでありまして、議会政治の仮面をかぶった一党独裁のファッショ政治であります。
 しかも、沖繩協定の審議はようやく本論に入ろうとしたばかりであり、国民最大の関心事である核抜きをはじめ、多くの問題が何ら解明されない段階において、このような挙に出たことは、全く言語道断といわなければなりません。(拍手)
 政府・自民党の暴挙は、はしなくも沖繩協定の危険な本質を暴露する結果となり、核も基地もない沖繩返還を求める沖繩県民及び国民大衆の悲願に、まっ正面から挑戦するものであります。沖繩協定の背景が、また内容が、佐藤・ニクソン声明を前提とする危険なものであり、屈辱的なものであるということは、沖繩県民の大多数がこれに反対している事実を見れば明らかであります。
 こうした政府・与党の横暴、無謀に対して、公正たるべき副議長の職にある荒舩清十郎君は、この問いかなる態度をもって事態の収拾に臨んだか。言うまでもなく、議長であり、副議長であるという職責は、議会制民主主義をたてまえとするわが国憲法の忠実な番人でなければなりません。そのため、あくまで公正かつ不偏不党の立場に立って、多数党の横暴を戒め、少数党の意見を尊重し、国会の正常な運営のためベストを尽くすことにあります。
 しかるに何ぞや、荒舩清十郎君は、自民党三百議席に依拠したあなたの副議長としての態度は、沖繩協定特別委員会におけるあの不法、不当に対して、事実上これを容認し、これを正当化する行動以外何ものもなかったではありませんか。(拍手)
 そう言えば、あなたはこう抗弁するかもしれません。「いや、そうではない、船田議長とともに、事態収拾をはかるために議長あっせん案を作成し、正常化に努力した」と。確かに動かれたことは事実でしょう。その労を多とするに私はやぶさかではありませんが、しかしながら、一体そのあっせん案なるものがはたして公正、妥当なものであったか、国会正常化の名に値するものであったかを、よく考えてもらいたいと思うのであります。(拍手)
 あっせん案は、協定の自然成立をはかるという強引な与党の意思を代弁するものであり、二十四日の本会議において協定案を上程し、議了するということがその骨子となっていたことは、諸君御承知のとおりであります。それを前提条件として特別委員会に差し戻す、一体何ほどの価値と何ほどの誠意をそこに見出すことができるでありましょう。質問を予定しておった沖繩出身の安里、瀬長両議員が、沖繩現地の感情をくみ取られ、断固として出席を拒否された事実が、何よりもこれを雄弁に物語っているではありませんか。(拍手)従来やろうとしても常に政府・与党の反対のためにできなかった非核決議や、沖繩基地に関する決議を今度はやろうという条件があるから、議長あっせんの意味があったと言うかしれぬが、これらの決議の内容を見れば明らかなように、これは単なる政府への要望決議にすぎません。国会みずからが国民の悲願にこたえて厳粛に内外に向かって宣言するという宣言決議とは、およそ、その性格において、その価値において、根本的に異なるものであります。(拍手)
 さらに重要なことは、核問題や沖繩基地撤去についての基本に触れていない、まことに舌足らずのものであります。(拍手)いかように考えても、これをもって国民の悲願に、はたまた沖繩百万県民の期待にこたえたとは絶対に言い得ないものであります。(拍手)まして、核の存在が沖繩基地だけの問題ではなくて、岩国をも含めて本土にもその疑いがきわめて濃厚となっている現在、決議は、国民の不安解消に完全にこたえ得るよう、明確な宣言決議とする必要があるのであります。(拍手)あえてわが党独自の非核武装決議案並びに沖繩の非軍事化決議案を提出し、各党の同調を求めたゆえんもここにあるのであります。(拍手)
 ところが、ひたすら自然成立をはかることにのみきゅうきゅうとした議長並びに荒舩副議長は、こうしたわが党のきわめて適切な提案を無視し、去る二十二日には議題なき特別委員会の開会を認め、引き続き二十四日の本会議を職権をもって強行し、悪例に悪例を重ね、またまた議会政治にぬぐうことのできない汚点をしるしたのであります。(拍手)
 特にここで問題とすべきは、本会議における決議案の取り扱いについてであります。従来、各党が一致しなければ国会の決議とはしないという、民主政治にふさわしい原則と慣行が確立されており、それがいままできちんと守られてきたのであります。ところが、今回に至って、先例とはしないと議長は言っておりまするが、あえてこれを踏みにじり、わが党の議院運営委員会を招集すべきであるとの要求にもかかわらず、これを拒否し、決議を強行した事実は、議長を補佐し、公正な運営に当たらなければならぬ副議長として、全く許すことのできない行為であります。
 およそ、皆さん、民主政治というものは、また議会政治というものは、人間の英知によって生まれ、長い努力によってはぐくまれてきたものであります。そのとうとい経験から生まれた先例、原則、慣行というものは、議会政治にとって何ものにもかえがたい貴重なものといわなければなりません。(拍手)それが多数党の横暴と議長、副議長の専断によって一朝にして葬り去られるということは、議会制民主主義を守る立場から絶対に承服できないところでありまして、主権者である国民の名において断固糾弾しなければなりません。(拍手)
 副議長である職責は、いまさら言うまでもなく、議長とともに法規や慣行を忠実に守る公正なアンパイアであります。そのためにこそその地位は尊重され、そのいすに権威があるのであります。しかしながら、その権威も品位もみずからの手で失墜させ、議会政治に背を向けたあなたは、荒舩清十郎君は、もはやこれ以上副議長の席にとどまることは許されません。(拍手)この際、事態の重大な責任を痛感され、いさぎよく、本決議案の採決に先立って、みずからその職を辞し、不明を国民にわびられるようあえて私は勧告し、趣旨説明を終わる次第であります。(拍手)
    ―――――――――――――
#24
○議長(船田中君) 討論の通告があります。順次これを許します。中川一郎君。
  〔中川一郎君登壇〕
#25
○中川一郎君 私は、自由民主党を代表し、ただいま上程されました荒舩副議長不信任決議案に対し、反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手)
 本院副議長荒舩清十郎君は、長い政治経歴を持つ党人政治家として、人望が厚いばかりでなく、常に円満なる国会の運営をはかるため、議長をよく補佐し、副議長としての重責を全うしていることにわれわれは深く敬意を表しておるのであります。(拍手)この荒舩副議長に対し不信任決議案が提出されましたが、その理由は那辺にあるのか、船田衆議院議長に対する不信任決議案とともに、全く理解に苦しむのであります。(拍手)
 辻原弘市君の提案理由の趣旨弁明によりますと、このたびの沖繩返還協定についての国会運営が、議長とともに副議長もまた民主主義のルールに反するとしていることに要約されるのでありますが、私は、このことばをそのまま不信任案を提出した日本社会党にお返しをいたしたいと思うのであります。(拍手)
 なぜかなれば、沖繩県民百万の人々はもとより、国民ひとしく願望している沖繩返還協定に対し、絶対反対の態度を固め、院外においての反対闘争に参加するのみならず、沖繩闘争本部の看板を本衆議院内に掲げ、神聖なる国会を闘争の場と心得ている点をまず指摘しなければならないのであります。(拍手)
 また、少数であっても反対意見があれば採決には応じないとして、どこで、いつ決着をつけるのか全く見通しのないまま、審議を尽くせという美名のもとに、協定成立阻止の目的を達成しようとする日本社会党及び共産党の野望こそ、まさに議会制民主主義を踏みにじる、許されざる行為であると考えるからであります。(拍手)
 さて、このたびの沖繩返還協定は、異民族の支配下にある百万沖繩県民をあたたかく迎えようとする国民的願望であり、とりわけ沖繩同胞の悲願であることは、何人も否定し得ないところでございます。(拍手)
 ただ、一部の沖繩県民と野党の諸君が心配していることは、返還後の沖繩における核と密度の高い基地に対する不安でありました。これに対し、政府は、繰り返し、返還後の沖繩には核が存在しないこと、また、基地の縮小につとめ、不安を与えないことについて、再三答弁されたのでありますが、残念ながら十分な納得が得られなかったことも事実であります。
 そこで、議長及び副議長は、この点に着目し、高度の政治的配慮から、事態収拾の労をとられ、議長あっせんによる異例の幹事長、書記長会談の開催を要請し、非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議を本院において議決し、核と基地に対する不安を取り除くことによって事態の解決をはかろうとしたのであります。このことは、沖繩国会と呼ばれる本臨時国会を特徴づける、まさに歴史的意義のある政治的解決案であり、この実現のために議長を補佐した副議長は、高く評価されるべきものと考えるのであります。(拍手)
 わが党ばかりでなく、公明党及び民社党の各党も、公党の立場から、それぞれ意見はあるとしても、国会の権威を保持し、国民の期待にこたえようとの大乗的見地に立って相協力し、行き詰まった国会を軌道に乗ぜることができたのでございます。
 しかるに、ひとり日本社会党のみが、共産党と協力し、協定委員会はもちろんのこと、本会議の審議までもボイコットし、あまつさえ、みずからを反省することなく、議長及び副議長に対し不信任によって報いようとする態度は、断じて納得し得ないところであり、(拍手)国民もまた理解に苦しんでいることと思うのであります。
 私は諸君とともに考えたい。国家、国民にとって重要な対決する法律案が、常に、審議引き延ばし、強行採決、かくて最後は議長、副議長にその責任を転嫁し事を解決しようとする、従来と何ら変わることのないパターンを繰り返すことは、わが党も含めて、議会そのものに対する国民の不信を深めるばかりであり、心から憂うるものであります。
 この際、党の面目にこだわることなく、副議長に対する不信任決議案は直ちにこれを撤回し、真に国民の求める円満な国会審議のルール確立にともに邁進することこそが、いまの時点で残された国民の信頼と期待にこたえ得るただ一つの道だと確信するものでございます。(拍手)
 以上、不信任案を提出された日本社会党の諸君に猛省を促し、いわれなき荒舩副議長不信任決議案に対する反対討論を終わる次第であります。(拍手)
#26
○議長(船田中君) 田中恒利君。
  〔田中恒利君登壇〕
#27
○田中恒利君 私は、日本社会党を代表して、ただいま辻原弘市君によって提案されました本院副議長荒舩清十郎君の不信任案に対し、賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手)
 去る十一月十七日午後三時十五分、沖繩返還協定特別委員会において突如発生したできごとは、まさに、問答無用と言わんばかりの、力の政治をむき出しにした自由民主党の不法、不当の暴挙であり、安保、日韓に引き続き三たびにわたってわが国議会史上に最大の汚点を積み重ねたできごとであります。(拍手)
 この日、わが党楢崎委員によって、岩国基地に核が存在するとのきわめて重大な疑惑が提起され、これをめぐっての質疑の続行中に政府・自民党が答えたものがこの暴挙であったことに思いをいたすとき、追い詰められた権力支配者がしばしば用いる、答えず、見せず、言わせずの実体をまざまざと見せつけられたのであります。(拍手)これはまた、いみじくも、この沖繩返還協定こそ、核隠し、本土の沖繩化と主張し続けたわが日本社会党の正しさを立証したものといわねばなりません。(拍手)
 真実はきわめて単純であり、かつ、明快であります。国民の多くは、テレビカメラを通して、沖繩返還協定特別委員会において何が起こったかを承知しているのであります。(拍手)その事実は何人も否定することはできません。自民党青木委員の緊急動議なるものは、何度聞いても「委員長」という一言しか聞こえないのであります。あとは、わあっという与野党委員の喚声と、上を下への大騒動が写し出されているにすぎないのであります。幾ら櫻内委員長が耳ざとい人といえども、この間に質疑が打ち切られ、起立多数の採決が行なわれたとはとうてい思えないのであります。児童会や生徒会の運営を経験した小学生、中学生でも、いなと答えるでありましょう。この暴挙に怒りを込めた国民大衆の抗議の渦巻きが院内外をおおい尽くしたのは、当然であります。翌々日の十九日夜、日比谷公園を中心に繰り広げられた過激派集団の火炎ビン闘争と本質的には何ら変わらないできごとといわねばなりません。(拍手)
 櫻内委員長が地獄耳の一番手なら、さしずめ、船田衆議院議長と荒舩副議長は、早のみ込みの名手であります。委員長報告に寸分の疑いも示さず、手続は完全であり、合法的なものとして、野党の差し戻し要求を拒否し、あまつさえ、あっせんと称して、この不当なできごとを合法化するため野党分断の挙に出、その道具に、事もあろうに、院の決議は各党の完全意見一致を必要とするとの多年にわたる慣例を放棄したのが、十一月二十四日の議長職権に基づく本会議の強行でありました。自民党が行なった茶番劇を、国民の負託にこたえるべき国会の名によって正当化せんとする姿は、まさに多数横暴、議会ファッショ化を示すものであり、断じて容認しがたいのであります。(拍手)しかも、それが船田議長と荒舩副議長の職権乱用によって行なわれたところに、本不信任案に賛同する最大の理由があります。
 副議長荒舩清十郎君は、かつて、朝鮮民族の悲願である南北の統一を阻害する日韓条約の審議に当たる特別委員会において、二度にわたって、与野党合意の委員会運営をくつがえす緊急動議の提案者であり、このため同委員会を混乱させ、日韓強行採決の糸口をつくった人であります。日韓条約は、やがて本会議において、当時の船田中議長によって、わずか四十五秒の間に、電光石火、可決されたのでありますが、との両君がコンビを組んで、いままた、一度にこりず二度までも、日韓国会にまさるとも劣らぬ沖繩返還協定の強行採決を容認したことは、議会制度の根幹をゆるがすものであり、天人ともに許しがたいことであります。(拍手)
 副議長は議長の補佐役でありますが、そのよって立つものは、議会制民主主義の基盤であります。そこでは、言論の自由が保障され、審議の徹底が期されねばなりません。その衝に当たる議長と副議長は、いやしくも一党一派に偏することなく、不偏不党、公平厳正の態度が求められるのであります。しかるに、十一月十七日から二十四日に至る間のできごとは、いずれもこの期待を裏切り、いかに抗弁されようとも、あらかじめ政府・自民党によって計画されたコース、すなわち、十一月二十四日までには沖繩返還協定を衆議院において成立させることによって、参議院の審議いかんにかかわらず自然成立を期すという独断専横のスケジュールを、議長、副議長の職権を利用して突っ走ったというにすぎないのであります。国民を愚弄し、国会の権威をそこなうものこれより大なるものはないと申しても過言ではありません。
 かくて、存在し得なかった採決が存在したと言われ、不法、不当が正当化され、法規に基づく成規の手続、慣行を無視した議事運営が公然と行なわれるという事態を招いたのであります。その責任は重く、あげて政府・自民党と、その出先としての議長と副議長が負わねばならないことは当然であります。(拍手)
 副議長荒松清十郎君は、かつて佐藤内閣の運輸大臣として選挙区内における急行列車の停車駅問題を起こし、世論の糾弾を浴びて退任を余儀なくされたことは、いまなお記憶に残るところでありますが、今回新たに、列車停車どころか、議会制民主主義の根幹をゆさぶる、言論そのものを制限、封殺せんとする役割りを果たしたことは、まさに不信任に値するといわねばなりません。(拍手)
 さらに、私は、この強行採決をめぐる一連のできごとは、重大な真実を国民の目からおおい隠そうとするものであることをおそれざるを得ません。岩国基地の核兵器問題で政府追及中のわが党楢崎質問を途中で封じたこと、さらに、安里、瀬長両君の沖繩の声を封殺したことなどがそのあらわれであります。
 あの強行採決に至るまで沖繩返還協定審議に費やされた時間は、わずかに二十二時間五十分であります。六年前の日韓条約については三十三時間余り、十一年前の安保条約には実に百三十時間四十六分を費やしているのでありますから、どこから見ても審議不足はいなめない事実であります。
 あらかじめ予定されていた現地沖繩における公聴会、関係委員会との連合審査、参考人の意見聞き取りなど一切が行なわれず、この日のために国政参加選挙によって選ばれた沖繩選出議員の声すら無視されたり、聞き流されたり、拒絶されたり、逆にこれを利用するかのごとき動きすら見せたことは、きびしく批判、反省を求めねばならないところであります。(拍手)
 皮肉にも、強行採決が行なわれたその日、全文百三十二ページに及ぶ沖繩建議書が屋良主席によって本土に届けられたのでありますが、衆議院は、この沖繩の声をすら黙殺したのであります。
 そこには、二十六年の長きにわたる異民族支配下にあった沖繩県民の祖国復帰への要求が、核も基地もない平和な島、沖繩の即時無条件全面返還であることを明らかにしているのであります。日米共同声明に裏打ちされた佐藤総理のいう核抜き本土並みの返還協定には疑問が多く、不満であることを訴えているのであります。広大な米軍基地とその軍事機能の意味するものが、沖繩をしてアメリカと自衛隊の極東戦略体制の中心に位置づけ、県民生活を基地依存型に固定化するのではないかとの疑問が提起され、沖繩米軍基地にある核兵器の確認とその撤去の方法、請求権の放棄に伴う、日本政府が沖繩県民に負うべき補償義務の基準、範囲、期間、さらには、米軍基地の規模と様態、縮小の具体的スケジュール等々が、復帰をめぐる県民要求としてきびしく指摘をせられているのであります。
 政府と国会は、まず何よりもこの声にこたえねばならない責任と義務があったのであります。衆議院は、強行採決という不当、不法な手段によって、この責任を果たすことなく、沖繩県民と全国民の声を封殺したのであります。それは、この返還協定の正体が明らかになることをおそれた政府・自民党によって隠され続けてきたということであります。
 世界は、中華人民共和国の国連復帰を軸に、大きく変わろうとしております。アメリカの極東支配体制の動揺と後退が激しく表面化している中で、佐藤内閣の沖繩返還協定には重大な誤りがあることを指摘し続けたわが党の主張に何ら答えることなく、強行採決の暴挙をもってした政府・自民党の政治姿勢は、やがて歴史の審判するところとなるでありましょう。(拍手)
 わが国をめぐるこれら内外のきびしい激動の渦中にあって、国権の最高機関としての国会にあって、衆議院副議長の要職にある荒舩清十郎君が、国運の将来を決定づける沖繩返還協定の審議にあたり、いたずらに政府・自民党の走狗と化し、沖繩県民の期待を裏切り、国会における民主的討議を注視していた国民に向かってまさに目つぶしともいうべき暴挙を容認した、その責任の重大性を重ねて指摘し、この際、残された議会人としての道を全うするため、その責任を明らかにし、いさぎよく誤りを誤りとして認め、その職を去ることこそ唯一の道であることを信じ、あえて苦言を呈した次第であります。
 以上をもって、私の不信任案賛成の討論を終わります。(拍手)
#28
○議長(船田中君) 東中光雄君。
  〔東中光雄君登壇〕
#29
○東中光雄君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提出されました衆議院副議長荒舩清十郎君の不信任決議案に対する賛成の討論を行ないます。(拍手)
 荒舩清十郎君は、自由民主党の党利党略のために、副議長としての当然あるべき立場をかなぐり捨てて、真実に目をおおい、事実存在しない、協定特別委員会における十一月十七日の採決なるものの有効性を強弁し、二十四日には、議長職権による衆議院本会議の開催を容認し、会期内の自然成立条件を確保することを唯一の目的として、日米沖繩協定を審議途中で強行通過させるという暴挙をあえて行なったのであります。(拍手)しかも、その性格において単なる政府への要望決議にすぎず、また、その内容において米軍基地の存続を容認する非核決議なるものを、従来の慣例を破り、議院運営委員会の全員一致の原則を踏みにじって議決するという、二重の暴挙を行なったのであります。(拍手)これは、議会制民主主義をじゅうりんするファッショ的暴挙であり、わが党の断じて容認することのできないものであります。(拍手)
 荒舩清十郎君は、十一月十七日の沖繩協定特別委員会での採決なるものについて、翌十八日、副議長として委員会の実情を明らかにするため野党理事の参集を求めた際、出席の野党理事の「採決有効の前提を変える考えはあるか」、こういう質問に対して、「そういうことを言うならお帰りください」、こう述べて、真実を聞く態度を放棄したのであります。(拍手)わずか一分ぐらいの会合でこれを打ち切ってしまったのであります。採決に至る手続が真実存在したかどうか、これを明らかにせずして、どうしてその有効性が判断できるでしょうか。真実を明らかにせずして、どうして副議長としての公平な判断を確保することができるでしょうか。(拍手)荒舩君は、わが党をはじめ野党各党の要求にもかかわらず、あえて真実に目をおおうたのであります。
 協定特別委員会における、いわゆる採決の実態はどうであったでしょうか。当日の委員会速記録によっても、採決らしいものは何も行なっていないことが明白であります。青木委員の「本件に対する質疑は……」こういう声と、櫻内委員長の「青木君の……」こういった声だけが聞こえたのであります。あとは混乱状態が一分足らず続いたのみであります。ところが、協特委員長によって、この一瞬の間に、まず第一に、青木正久君の質疑打ち切りの動議が出されたとして、その採決、第二に、起立多数、質疑終了の宣言、第三に、討論を省略して採決を行なう旨の宣言、第四に、協定の採決、第五に、起立多数、承認すべきものと決した旨の宣言、第六に、委員会報告書作成を委員長に一任することの採決、第七に、委員会散会の宣言、以上七つのことが行なわれたというのであります。
 これは、委員会採決の状況がテレビでも全国に放映されている今日、国民のだれにも通用しない、全くの虚構であります。(拍手)だからこそ、民社党の諸君も、公明党の諸君も含めて、当時、全野党が、採決が存在しないことを声明したのであります。(拍手)自民党は全く窮地におちいらざるを得なかったのであります。
 しかし、議長は、この自民党の窮地を救うために、あえて真実を曲げ、採決の有効性を主張しました。荒舩清十郎君は、これに同調するのみか、いまさら真相究明は問題にならぬとして、この虚構にくみし、真実に挑戦し、国民世論に挑戦し、国会の威信を著しく傷つけたものであります。
 以上が、荒舩君の追及さるべき責任の第一であります。
 荒舩清十郎君が追及さるべき第二の点は、協定特別委員会におけるいわゆる採決のあと、副議長として委員会審議の徹底を期すべく努力しなければならないにもかかわらず、採決の無効を明らかにするのではなくて、「瀬長、安里両議員の補足質問を認めておさめたい」、こう発言いたしました。言うまでもなく、補足質問は採決の有効を前提とするものであり、採決のあとに行なわれるものであります。それは委員会での沖繩協定に関する審議と言い得ないことは明白であります。瀬長亀次郎、安里積千代両議員がこのことを指摘し、採決の合法化を装うこのごまかしの補足質問に応じなかったのは、けだし当然のことであります。(拍手)
 そもそも、沖繩協定は、直接的には沖繩県民の死活に関する問題であります。この審議にあたっては、沖繩県民の声を最も重視しなければなりません。瀬長、安里両議員は、沖繩の祖国復帰のために一貫して県民の先頭になって奮闘してきた人であります。沖繩協定審議のために、国政参加選挙によって特に選出されてきた議員であります。この議員の発言を封殺し、また沖繩現地公聴会についての与野党間の了解をも踏みにじって協定の審議を打ち切ることは、何人も予想しなかったところであり、何人も許すことのできない暴挙であります。(拍手)荒舩君は、あえてこの暴挙を推し進め、沖繩の心を踏みにじり、全国民を欺いたのであります。強く糾弾せざるを得ないのであります。(拍手)
 日米沖繩協定は、米軍の太平洋における最も危険な最大の基地、沖繩基地を安保のワク内にかかえ込むことによって、安保条約を事実上改悪し、日米共同作戦体制を一そう強化するものであり、国の進路にかかわるきわめて重大な案件であります。
 ところが、委員会の実質審議はわずかに二十三時間五十一分、わが党の質疑に至っては、わずか四十三分にすぎません。
 審議の内容について言いますならば、政府が沖繩基地の実態をほとんど知らない中で、わが党はじめ野党が基地の実態について調査し質疑したのに対して、政府は調査して答えると約束したまま、いまだ報告していない事実が数多く残っております。
 また、沖繩協定の核心ともいうべき日米共同声明による安保条約の新解釈、たとえば事前協議制に関する問題、極東の範囲の新たな変更、在日米軍の駐留目的の変化と任務の変質、自衛隊の沖繩派遣など、解明しなければならない問題が山積しておるのであります。
 さらに、協定で引き継ぐことになる裁判の効力維持の問題、愛知・マイヤー書簡による米系企業の問題、これらは全然触れられていない重要問題であります。沖繩県民の重大な関心事である請求権問題の審議も、きわめて不十分であります。
 議長は、このような審議の実態について何らの顧慮もなく、公聴会も開かず、参考人の意見聴取も行なわず、委員会質疑の一方的打ち切りを認め、議長職権で本会議を強行したのであります。
 荒舩君は、この議長の暴挙を正そうとせず、全くこれに同調したのであります。それは、沖繩協定の論議を尽くせば尽くすほど、その危険性と侵略性、屈辱的内容が明らかになり、自民党が国民世論から孤立することをおそれ、自民党の党利党略の立場から議会制民主主義の原則を踏みにじったものであり、許すことのできない民主主義の破壊行為であります。(拍手)それは、国民を欺く裏切り行為であり、政治的犯罪行為と断ぜざるを得ません。(拍手)その罪の重大性は、かつて同君が急行列車の停車駅をつくった国民無視の暴挙の比ではないのであります。(拍手)
 議会制民主主義は国民主権の根幹をなすものであり、わが国民は血を流して戦い取ってきたものであります。歴代自民党政府と自民党は、この原則を踏みにじる暴挙を繰り返してきましたが、特に今回の暴挙は、類例のない民主主義破壊行為といわなければなりません。(拍手)
 私は、荒舩君の副議長としての責任を断固として糾弾し、その引責辞職を強く要求して賛成討論を終わります。(拍手)
#30
○議長(船田中君) これにて討論は終局いたしました。
 採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
#31
○議長(船田中君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
#32
○議長(船田中君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――閉鎖。
  〔議場開鎖〕
#33
○議長(船田中君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
#34
○議長(船田中君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百四十八
  可とする者(白票)        九十四
  〔拍手〕
  否とする者(青票)      二百五十四
  〔拍手〕
#35
○議長(船田中君) 右の結果、衆議院副議長荒舩清十郎君不信任決議案は否決されました。(拍手)
    ―――――――――――――
  〔参照〕
 楯兼次郎君外四名提出衆議院副議長荒舩清十郎君不信任決議案を可とする議員の氏名
      安宅 常彦君    阿部 昭吾君
      阿部 助哉君    阿部未喜男君
      井岡 大治君    井野 正揮君
      井上 普方君    石川 次夫君
      石橋 政嗣君    上原 康助君
      大出  俊君    岡田 利春君
      加藤 清二君    勝澤 芳雄君
      勝間田清一君    角屋堅次郎君
      金丸 徳重君    川崎 寛治君
      川俣健二郎君    川村 継義君
      木島喜兵衞君    木原  実君
      北山 愛郎君    久保 三郎君
      黒田 寿男君    小林 信一君
      小林  進君    後藤 俊男君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐藤 観樹君    佐野 憲治君
      斉藤 正男君    阪上安太郎君
      島本 虎三君    下平 正一君
      田中 武夫君    田中 恒利君
      田邊  誠君    高田 富之君
      武部  文君    楯 兼次郎君
      千葉 七郎君    辻原 弘市君
      土井たか子君    堂森 芳夫君
      内藤 良平君    中井徳次郎君
      中澤 茂一君    中嶋 英夫君
      中谷 鉄也君    中村 重光君
      楢崎弥之助君    成田 知巳君
      西宮  弘君    芳賀  貢君
      長谷部七郎君    畑   和君
      華山 親義君    原   茂君
      日野 吉夫君    平林  剛君
      広瀬 秀吉君    藤田 高敏君
      細谷 治嘉君    松浦 利尚君
      松沢 俊昭君    三木 喜夫君
      三宅 正一君    八木  昇君
      安井 吉典君    柳田 秀一君
      山口 鶴男君    山中 吾郎君
      山本 政弘君    山本弥之助君
      横路 孝弘君    横山 利秋君
      米田 東吾君    青柳 盛雄君
      浦井  洋君    小林 政子君
      田代 文久君    谷口善太郎君
      津川 武一君    寺前  巖君
      土橋 一吉君    林  百郎君
      東中 光雄君    不破 哲三君
      松本 善明君    米原  昶君
      安里積千代君    瀬長亀次郎君
 否とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    足立 篤郎君
      阿部 文男君    相川 勝六君
      愛知 揆一君    青木 正久君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      天野 公義君    天野 光晴君
      荒木萬壽夫君    有田 喜一君
      有馬 元治君    井出一太郎君
      伊藤宗一郎君    伊能繁次郎君
      石井  桂君    石井  一君
      石井光次郎君    石田 博英君
      稻葉  修君    稻村佐近四郎君
      稲村 利幸君    宇田 國榮君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      内田 常雄君    内海 英男君
      浦野 幸男君    江崎 真澄君
      江藤 隆美君    小川 半次君
      小川 平二君    小此木彦三郎君
      小沢 一郎君    小澤 太郎君
      小沢 辰男君    小渕 恵三君
      大石 八治君    大石 武一君
      大久保武雄君    大竹 太郎君
      大坪 保雄君    大野  明君
      大野 市郎君    大橋 武夫君
      大平 正芳君    大村 襄治君
      岡崎 英城君    奥田 敬和君
      奥野 誠亮君    加藤常太郎君
      加藤 六月君    加藤 陽三君
      鹿野 彦吉君    鍛冶 良作君
      海部 俊樹君    笠岡  喬君
      梶山 静六君    金丸  信君
      金子 一平君    金子 岩三君
      亀岡 高夫君    亀山 孝一君
      唐沢俊二郎君    川崎 秀二君
      神田  博君    菅  太郎君
      菅野和太郎君    木野 晴夫君
      木部 佳昭君    木村武千代君
      菊池 義郎君    岸  信介君
      北澤 直吉君    久野 忠治君
      鯨岡 兵輔君    熊谷 義雄君
      倉石 忠雄君    倉成  正君
      藏内 修治君    小金 義照君
      小坂徳三郎君    小島 徹三君
      小平 久雄君    小峯 柳多君
      小宮山重四郎君    小山 長規君
      小山 省二君    河野 洋平君
      國場 幸昌君    左藤  恵君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      佐藤 榮作君    佐藤 孝行君
      佐藤 文生君    佐藤 守良君
      齋藤 邦吉君    坂田 道太君
      坂村 吉正君    坂本三十次君
      櫻内 義雄君    笹山茂太郎君
      椎名悦三郎君    塩川正十郎君
      塩崎  潤君    塩谷 一夫君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      進藤 一馬君    菅波  茂君
      鈴木 善幸君    砂田 重民君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    園田  直君
      田川 誠一君    田澤 吉郎君
      田中伊三次君    田中 榮一君
      田中 角榮君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田村  元君
      高鳥  修君    高橋 英吉君
      高橋清一郎君    高見 三郎君
      竹内 黎一君    谷垣 專一君
      谷川 和穗君    千葉 三郎君
      地崎宇三郎君    塚原 俊郎君
      辻  寛一君    坪川 信三君
      渡海元三郎君    登坂重次郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      中尾 栄一君    中垣 國男君
      中川 一郎君    中島源太郎君
      中島 茂喜君    中曽根康弘君
      中野 四郎君    中村 梅吉君
      中村 弘海君    中村 拓道君
      中村 寅太君    中山 利生君
      中山 正暉君    永田 亮一君
      永山 忠則君    灘尾 弘吉君
      二階堂 進君    丹羽 久章君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西岡 武夫君    西村 英一君
      西村 直己君    西銘 順治君
      根本龍太郎君    野田 武夫君
      野中 英二君    野呂 恭一君
      羽田  孜君    葉梨 信行君
      橋口  隆君    橋本登美三郎君
      橋本龍太郎君    長谷川四郎君
      八田 貞義君    服部 安司君
      浜田 幸一君    濱野 清吾君
      早川  崇君    林 義郎君
      原 健三郎君    原田  憲君
      廣瀬 正雄君    福井  勇君
      福田 繁芳君    福田 赳夫君
      福田 篤泰君    福田  一君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤尾 正行君    藤田 義光君
      藤波 孝生君    藤山愛一郎君
      古内 広雄君    古屋  亨君
      別川悠紀夫君    保利  茂君
      坊  秀男君    本名  武君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      増岡 博之君    増田甲子七君
      松浦周太郎君    松澤 雄藏君
      松田竹千代君    松永  光君
      松野 幸泰君    松野 頼三君
      松山千惠子君    三池  信君
      三ツ林弥太郎君    三原 朝雄君
      箕輪  登君    水田三喜男君
      水野  清君    湊  徹郎君
      宮澤 喜一君    武藤 嘉文君
      向山 一人君    村上  勇君
      村上信二郎君    村田敬次郎君
      村山 達雄君    毛利 松平君
      粟山 ひで君    森  美秀君
      森  喜朗君    森下 國雄君
      森下 元晴君    森田重次郎君
      安田 貴六君    山口シヅエ君
      山口 敏夫君    山崎平八郎君
      山下 元利君    山田 久就君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      山本 幸雄君    豊  永光君
      吉田 重延君    吉田  実君
      早稻田柳右エ門君    綿貫 民輔君
      渡部 恒三君    渡辺 栄一君
      渡辺  肇君    渡辺美智雄君
    ―――――――――――――
#36
○議長(船田中君) 本日は、これにて散会いたします。
   午後四時二十六分散会
ソース: 国立国会図書館
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