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1970/05/24 第65回国会 参議院 参議院会議録情報 第065回国会 災害対策特別委員会 第7号
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1970/05/24 第65回国会 参議院

参議院会議録情報 第065回国会 災害対策特別委員会 第7号

#1
第065回国会 災害対策特別委員会 第7号
昭和四十六年五月二十四日(月曜日)
   午前十一時三十八分開会
    ―――――――――――――
   委員の異動
 五月二十二日
    辞任         補欠選任
     若林 正武君     山下 春江君
 五月二十四日
    辞任         補欠選任
     松本 賢一君     松永 忠二君
     足鹿  覺君     小柳  勇君
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長         北村  暢君
    委員長         小柳  勇君
    理 事
                上田  稔君
                増田  盛君
                武内 五郎君
                塩出 啓典君
    委 員
                河口 陽一君
                佐藤  隆君
                鈴木 省吾君
                初村瀧一郎君
                山下 春江君
                松本 英一君
                藤原 房雄君
                河田 賢治君
   政府委員
       総理府総務副長
       官        湊  徹郎君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        中島  博君
       常任委員会専門
       員        宮出 秀雄君
   説明員
       農林大臣官房参
       事官      大河原太一郎君
       農林省農政局参
       事官       岡安  誠君
       気象庁総務部長  上平 輝夫君
       気象庁予報部主
       任予報官     大野 義輝君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○災害対策樹立に関する調査
 (個人災害共済制度に関する件)
 (本年四月及び五月の東北各県等における凍霜
 害に関する件)
○特別委員長辞任の件
○特別委員長補欠互選の件
○継続調査要求に関する件
○委員派遣承認要求に関する件
    ―――――――――――――
#2
○委員長(北村暢君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 一昨二十二日、若林正武君が委員を辞任され、その補欠として山下春江君が選任されました。また本日、松本賢一君、足鹿覺君が委員を辞任され、その補欠として松永忠二君、小柳勇君が選任されました。
    ―――――――――――――
#3
○委員長(北村暢君) 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
 初めに、個人災害共済制度に関する件について調査を行ないます。まず政府から報告を聴取いたします。湊総理府総務副長官。
#4
○政府委員(湊徹郎君) 御承知のように、長い経緯を経て昨年四十五年度において個人災害共済制度について調査費を計上し、その後調査を行なってまいりましたが、その結果と今後の取り扱いについて、この機会に御報告申し上げたいと思います。
 昨年度行ないました調査は、九月一日、これが防災の日に当たっておりますので、この日を目安にいたしまして都道府県知事全部をそれから市町村長全部並びに個人についてはその抽出調査と、災害頻度の過去において高かったところにおいては悉皆調査をいたしたわけであります。災害共済制度についての御意向を、国民一般の御意向を聞くという形でその意向調査の結果を取りまとめたわけでございます。
 その結果は、お手元に簡単に概要を差し上げてございますが、中を洗ってみますと、意向調査でございますので、細部の点にいろいろ問題点を残してございます。二、三の例を申し上げますと、共済制度の趣旨は、大いにけっこうである、これはもう個人も市町村長も府県も大体九割近くが趣旨はけっこうと、こう言っているわけであります。それならば実施なさる御意向がございますか、というふうにお聞きをしますと、大体市町村の場合五五、六%が実施をしたいと、こう言っておる。しからば実施の主体をどこにいたしますかというふうにお尋ねをいたしますと、市町村の場合はほとんど六割近いものがこれは県でやっていただきたいとおっしゃいます。県のほうでは、いやこれは当然ばらつきが多いし、特定の市町村に集中するケースが多いんだから、これはやっぱり市町村が、もしくは一部事務組合をつくっておやりになるのが妥当ではないかというのが七、八割、府県の場合の御意向になってございます。そういうことでいろいろ問題がございますし、個人について見ましても、あなたは御加入なさいますかといって聞きますと、大体七割近い者が加入の意思を表明なさいますけれども、今度は逆に市町村長あたりに、もしあなたの市町村でおやりになったらば、はたしてどのくらい加入しますかと言うと、いや一割ぐらいでしょうというのが、全体の市町村の中に二割ぐらいあるわけでございますし、大体三割以下ぐらいしか入らぬだろうというのが、市町村長の御意向の四割ぐらいこういうことでございますので、ここら辺、なかなか関心の度合い、それから加入の意思についてどの程度強い御意向、その関心の強弱の度合い等、今回の調査ではニュアンスが出てまいっておりませんので、さらに補完調査の必要等もあろうかと思っております。
 とりあえず、そういうふうな調査をいただいたあと、実は計量計画研究所という保険設計等についての専門機関がございますので、その設計を組む場合の問題点等について集めました資料を差し上げて、いろいろいま御検討を願っておる段階でございます。で、その検討の内容をこまかく申し上げますとたいへんでございますが、前々申し上げましたように、ここ十年ぐらいとってみますと、自然災害によってなくなられた方というのは、平均千百名ぐらいでございますけれども、非常に年ごとのばらつきがございまして、伊勢湾のようなときは五千人ぐらいでありますが、ここ三年は大体二百人前後ぐらいということでございまして、とうてい、通称いうところの厳密な保険制度についてこれはなじまない――この点はもちろん前提であります。そこで、何らかの形の共済制度に乗せる可能性があるかないか、こういうことについても別途実は検討をいたしてまいっております。で、困難性がいろいろございますが、その困難性をどういうふうにして克服可能であるか、こういうことを一つ一つ実はこれからつぶしていく、一種の消去法みたいにしてこの困難性はこういうふうな手法を用いればこれは克服できるというふうなことを一方において検討しながら、さらに今後四十六年度でも調査費をちょうだいしておりますので、これで一つは補完調査をやる。二つは具体的な共済的な制度を積み上げる場合の細部の計数を固めていく、そういう点に重点を置いて今後四十六年において調査を補完的に行なう、そして何らかの形で四十六年度においてめどをつけたいというのが、私どもの考えでございます。
 以上概況を御報告申し上げます。
#5
○委員長(北村暢君) 本件に関する質疑は、後日に譲ることといたします。
 次に、本年四月及び五月の東北各県等における凍霜害に関する件について調査を行ないます。
 まず、政府当局から報告を聴取いたします。農林省大河原参事官。
#6
○説明員(大河原太一郎君) お手元に一枚刷りの資料で数字についてお配りしてございますが、四月中旬以降五月上旬の降霜及び低温の被害につきまして状況及び対策の推移について御報告申し上げます。
 四月中旬から五月上旬にかけまして北方の寒気団の影響を受け、特に東日本では気温が低目に推移し、さらに各地でしばしば降霜を見たわけでございます。このため、東北、関東地方を中心に果樹、これはリンゴ、ナシ、桜桃等でございますが、果樹、桑、水稲苗代、野菜等に相当な被害が発生したわけでございますが、被害額は県の報告では、これは五月二十二日現在でございます。お手元の資料もそうでございますが、総額約百四十億七千万円でございまして、おもな内訳はごらんのとおり、果樹約七十億円、桑約二十億二千万円、水稲苗代約四十二億五千万円、その他約八億円となっておるわけでございます。なお、国として各種対策に必要な統計調査部の調査は、現在早急に取りまとめ中でございまして、一両日中には取りまとめを完了する目途でございます。
 次に、これに対しましての対応でございますけれども、御案内のように、毎年気象庁のほうで三月に向こう六カ月の暖候期の長期予報を出すわけでございますが、これを受けまして、三月末には昭和四十六年春夏作の技術指導というものを、農林省も各県に技術指導に関する通達を出しておりまして、特に晩霜、水稲、畑作物においては低温及び集中豪雨については、その長期予報でも取り上げられておりましたので、これに対する技術対策については一応注意を喚起しておったわけでございますが、今回の降霜並びに低温という災害の事態を生じましたので、作物別に多少申し上げますと、果樹については五月中旬に関係局のほうから、果樹の不順天候対策について通達いたしまして、高温、低温の被害後における花粉の確保なり、人工授粉の労働力確保及び今後の技術指導について通達したところでございます。また、桑につきましても同様、関係局から、掃き立て時期の調整なり、適切な肥培管理等につきまして蚕作の安定についての技術指導を指示したわけでございます。なお、水稲につきましては、苗代の被害、苗の生育遅延状況等にかんがみまして、これまでに、一部再播種の実施、これに要する種子の確保、低温性病害虫の防除、苗代期間の延長による苗の回復等の技術対策について指導いたしまして、苗の確保のための指導につき、その徹底をはかってきたわけでございますが、総じまして五月二十日の向こう三カ月の気象庁の長期予報によりましても、本年は北日本における低温が懸念され、また西日本においてはその干ばつのおそれが相当強いという向こう三カ月の長期予報もございますので、農林省といたしましては、早々と災害対策に対する体制を設置いたしまして、またこれに伴う技術対策について早急に通達をいたすということになりまして、本件について一両日中に措置したい考えでおるわけでございます。
 なお、災害地に対する現地調査並びに直接の指導の実施もすでに行なっておるところでございまして、関係局におきましてそれぞれ調査班を被害の大きな県に派遣いたしまして、また地元の農政局におきましても、それぞれ関係局に対して調査を実施中でございます。
 以上が推移でございますが、本格的な対策、各種融資制度措置その他につきましては、先ほど申し上げましたとおり、統計調査部の国としての数字、県の報告は逐次まとまっておりまして、二十二日現在をただいま御報告申し上げたところでございますが、逐次、統計調査部の国としての調査も早急に、一両日中にまとめまして所要の措置を講じたい、というふうに考えておるわけでございます。
 以上、簡単でございますが、とりあえずの御報告をさしていただきます。
#7
○委員長(北村暢君) 速記とめて。
  〔速記中止〕
#8
○委員長(北村暢君) 速記を起こして。
 これより本件に対し質疑を行ないます。質疑のある方は、順次御発言を願います。
#9
○武内五郎君 ただいま農林省から、四月から五月にかけての降霜害、冷害の報告がありました。すでに今回の冷害について非常な農民が不安におちいって、すでに自殺者をさえ出しておる。私は実は新潟県から出ておるけれども、青森県のほうで子供のときから冷害、凍霜害の深刻な災害を経験してきたのでありますが、私の記憶でも大正二年、大正四年、昭和六年、昭和八年、こういうような非常に深刻な冷害による凶作の痛ましい災害を見てまいりました。
   〔委員長退席、理事増田盛君着席〕
私どもも米がなくて、野草の葉や根を食った経験がありますし、松の皮と幹との中間にある靱帯をもちに入れて、松皮もちと称するものを食べておったのです。そういうような非常に痛ましい冷害による災害が北海道、東北に周期的に繰り返される。しかもいろいろな災害の歴史を見ましても、西日本で霧雨または干害の徴候がある際には、東北はたいてい冷害に襲われておることを、これは記録に残っております。私どもの郷里の歴史を見ましても、戦争やあるいはその他の災害で死者がたくさん出ておりまするが、それにもましてあの地方で餓死者がたくさん出ておる。村の入り口や神社のほこらには、餓死者の霊を慰める塔が幾つも見られます。そういうふうな年々繰り返される災害でありまするが、私はもう少し災害――このほとんど常襲的な冷害という災害に対する意識的な対策、計画というものが政府になきゃならぬじゃないかと思うのであります。特に私はいま中心を水稲の問題に置きますが、冷害を防止する耐冷性の品種をどんなにあの地方の農民が熱望しておったかしれません。その農民の熱望と農業技術者のたいへんな努力の結びつきが私は藤坂五号が生まれた、そしてそれを親にして今日レイメイ、フジミノリ等が出てきて、耐冷性の米もようやくできるようになってきた。私は今年の春、中国へ行ってきたときに、非常にその問題を中国、周恩来が問題にしておる、日本には冷害に強い米がある。いろいろ聞いてみますると、一九六二年に農業技術者が中国へ訪問したときに、田中という技師が、田中さんが冷害に強い非常に優秀な米を完成したそうですが、どなたですかと言って、田中さんを呼び出してみずから握手している、そういう事実が明らかになったのでありまするが、ところが、今日なお生産調整等の波にも押されてかもしれない、その前からでありまするが、この藤坂の耐冷性の改良を実験している藤坂農業試験地が、まことに水の調節も不十分だ、沢の冷いわき水を使ってやってやらなければならないという非常に不便な状態、そういうような耐冷性の品種をつくろうとする努力に対し、まことに今日まだ農林省自体があまり関心がないのじゃないかということを感ずるのです。
 時間がありませんからどんどん申し上げますが、そこでそういう品種ができた、それをもう少しこれをさらに助成し、さらに耐冷性の強いものに改良していく必要があると考えるのですが、その努力をひとつ、どんな考えでおるのかそれを一つと、それから次に、今日すでに苗しろがだめになった、青森県においても、秋田県においても、新潟県でさえ一部が苗しろがない、だめなんです。苗をどこから持ってくるかということさえ問題になっている、そういうような問題がある。これらに対する対策はどういうふうになるのか。それから私は、要するに稲というものは二十度以下ではだめなんだ、冷害を受けることになる、十九度以下になってくると冷害が起きることになる。ところが、それを十九度以上に保っていくための施設というものは今日ない、全然考えられてない。私はたとえば、かりに防風林というものをつくる、苗しろの付近なり、水田の付近に防風林というものをつくると、そこに温度が三度ないし四度上がっていく実例があるわけです。そういうような施設に対する何らの考え方が今日出ていない。私はそういうようなとにかく冷害防止に対する政府の考え方、施設についての考え方、これを一まとめにして御質問して、時間がありませんので、一応それだけにしておきます。
#10
○説明員(岡安誠君) まず耐冷性品種の普及と申しますか、その問題でございますが、おっしゃるとおり、やはり冷害対策といたしましては、まず耐冷品種の面におきましてそれに強い品種を育成するということと、それとあわせまして各種の技術対策ですか、これが併行して普及することが重要でありますが、その中で特に品種の問題でございますけれども、いまお話がございましたとおり、現在、北等におきましてはレイメイ、フジミノリというように非常に冷害に強い品種が育成されまして、これが普及の段階にあるわけでありまして、相当程度私どもは普及されているものと思いますし、今後ともその努力はしてまいりたいというふうに考えております。多少南のほうに下がりまして、ササニシキ、ササシグレというようなものがございますが、これも、いわばレイメイ、フジミノリに比べますとやや耐冷性につきましては若干弱いという面もございますけれども、しかし、ほかの品種に比べますれば耐冷性品種と言われておりまして、この普及に現在つとめております。さらに、私どもといたしましては品種の改良等につとめておりますが、現在といいますか、三年前から、ササニシキ、ササシグレにかわるような、トヨニシキ、キヨニシキ、ササミノリというような、ササニシキ、ササシグレよりもさらに耐冷性の強い品種というものを新しく固定された関係もございまして、これらにつきまして、各県で奨励品種で取り上げられまして、それぞれ普及しているというのが現段階でございます。今後とも、私どもは、このような耐冷性の普及につきましては努力を続けてまいりたい、というふうに考えております。
 それから、苗しろの問題でございますが、今回の降霜害によりまして苗がだめになりまして、再播種を必要とするもの、また稲等をほかから持ってくる必要があるというものもございますが、私どもは、それらにつきましては、再播種の指導等それに伴う技術指導もあわせて現在通達をいたしまして、今後の技術対策に万全を期する一方、各県におきましてもそれぞれ、もし他の県から苗を輸送して間に合う分につきましては、至急苗の支給対策ということをやっているようでございまして、私どもも、さらに国といたしまして援助する部面がある場合には、それらの御援助はいたしたいというふうに考えております。
 それから、防風林等の施設の問題でございますけれども、これにつきましては、かつて改良資金等の対象といたしておったのでございますけれども、最近におきましては、近代化資金の対象といたしまして、要望に応じまして融資をするということにいたしております。最近はどうも融資の実績がないようでございますが、かつては、それらの御要望に応じまして融資をいたした実績もございます。今後、実情に応じまして、必要な企画等はしてまいりたいというふうに考えております。
#11
○武内五郎君 折衷苗しろのような施設については、どういうふうにお考えになっておりますか。
#12
○説明員(岡安誠君) 折衷苗しろ、いわば早植えということになりますと、冷害との関係がございますので、一般に保温苗しろに対しましては、かつて、昭和二十四年から三十年までの間は補助金をもってこれを助成するということをいたしておったのでございますけれども、現在、ほとんど東北におきましては八〇%に達するような普及の状態を示しておりますので、現在補助金等による助成はいたしておりませんけれども、さらにそれらの普及につきましては、今後とも技術指導の一環といたしまして、努力を続けていくというふうに考えております。
#13
○武内五郎君 苗の凍死したもの、枯渇したものというようなものに対する、補充の苗の準備はありますか。
#14
○説明員(岡安誠君) 降霜害も相当広範に及んでおりますけれども、いわゆる局部被害でございますので、やはり苗をほかのほうへ供給する余裕のあるところもあるようでございます。私どもは、まず県内の需給調節をいたしまして、県間の需給調節もすでに進んでおるように聞いておりますけれども、私どもは、国が指導といいますか、需給調節の一環をになう必要がある場合には、御要望に応じましてこれをやるつもりでございます。
#15
○山下春江君 武内先生から東北の特殊事情について全般的に総括的なお話がございましたが、私も東北の福島でございますから大体全く同感でございますが、時間が十分だそうでございますから、かいつまんで今度の霜害につきましてお聞きいたします。まず、霜害を事前に知る方法がないのかどうか。これは、私衆議院におりますときから、議会でもう二十年もこの議論がされておりますが、これが具体化しているものかどうか。そのことは私あえて追及いたしません。それはまた農林委員会でいろいろお話があるだろうと思いますから。今回は特別委員会でございますから。今回こうむりました福島のたとえば果樹を中心にした霜害に対して、それの一つの防除策として、たとえば古いタイヤだとか
  〔理事増田盛君退席、委員長着席〕
あるいは重油その他の固型燃料等を燃やしまして霜害の防除につとめていますが、そのことが、かえって公害の原因になるといって、そのくだもの生産に関係がない地域住民から非常な反撃を食っておりますが、そういうものに対して、何か技術的によい、あるいは値段的に安いものが考究されているかどうか。御研究の結果を知らしていただきたいと思います。
#16
○説明員(大河原太一郎君) お話しのように、降霜害に対する、果樹霜害等の予防といたしましては、降霜害の警報が出ますと、重油燃焼等による地温の拡散の防止なりあるいは気温の低下の防止というのが最も有効でございまして、そのために重油を燃焼するわけでございますが、その性格上どうも公害等、近辺の住民に対する問題が出てくるわけでございます。これにつきましては、一面、やむを得ないというおしかりがあるかもしれませんけれども、緊急の場合でございますので、大方の御理解を得なければいけないわけでございますが、今後、重油の燃焼が有効な方法でございますので、これについてはただいま、極力、発煙の少ない重油燃焼器の検討というものを行なっているところでありまして、これらについて至急成果を得て、御指摘の問題に対処したいというふうに考えております。
#17
○山下春江君 霜害のほうは、それではよろしく御研究を願って、その成果を知らしていただきたいと思います。
 それから、苗しろの場合も、何としても、東北はもうおそく植えたらだめなんです。米が要らないなんという議論の最中ですからそういう議論はちょっとうまくないかもしれませんが、とにかくおそく植えた田には実りは少ないということは、もう私も何年かこの方研究していて、それは全くそのとおりでございますが、早期の苗しろには氷が張るということで、たいへんこれは気の毒なことでございますが、ことしのような凍霜害のひどい年にはそれがなお顕著でございまして、植える苗がないというような状態でございますが、農林省として今日まで御研究になっておりましょうが、四月の十五日ぐらいに植えますためには、どうしても凍霜害の若干の影響を受けないわけにいかないのですが、それには、苗しろの上に清水がすぐさま流れてこないで、そこに小さなため池があってそのため池にためた水が入ってくるような装置を講じさせることができれば、この害が非常に救われて、そうしてしかも非常な多収穫を得たことは幾つかの経験をもって知っておるのでございますが、苗しろの降霜害を防ぐ問題につきましては、いま具体的にはどういうことを御指導になっておりましょうか。
#18
○説明員(岡安誠君) お話のとおり、寒い地帯におきましては、早く稲を植えつけるといいますか、それが必要でございますが、それにつきましては、先ほどちょっと御質問がございましたが、早植えのため保温苗しろというものの普及を従来からやっておりまして、現在大体一般に普及したというようなこともございます。それと、さらに最近におきましては、特に豪雪地帯とか寒冷地帯につきましては、田植えの機械化とセットになりまして、大規模な共同育苗施設というものを普及をいたしたい、本年度から三カ年計画をもちまして普及をいたしたいというふうに実は考えております。
  〔委員長退席、理事竹内五郎君着席〕
これによれば、一定の建物の中で苗を育てまして、それを機械でもって植えつけるというふうになるわけでございまして、私どもは、これによって相当程度、そういう寒冷地帯におきます苗しろ対策というものが解決されるというふうに考えております。それ以外のものにつきましては、御承知のとおり、ため池等をつくりまして、水温上昇施設、いろいろな施設を従来からやっておりますが、これもあわせてそういう方面の施設の充実をはかってまいりたいというふうに考えております。
#19
○山下春江君 先ほど今回の降霜害についての被害状況に対して御報告が総括的にございましたが、福島県の場合は御報告のとおりでございまして、果樹の場合なんかはほとんど収穫皆無と思われるような地域も相当広範囲にございますが、そこで天災融資法を発動して、これをひとつ資金面で立ち上がれるような資金を融資していただく、天災融資法を発動していただけるかどうか。それから前にお借りしておりましたものに対しては延期を願えるかどうかということについてお答えを願いたいと思います。
#20
○説明員(大河原太一郎君) お答え申し上げます。
 被災農家の救済のための天災融資法の発動については、その金額その他については先ほど御報告の中で申し上げましたとおり、一両日中にまとまります統計調査部の国としての責任ある結果を見て判断するわけでございますが、被害の大きさから見まして、これは前向きに対処しなくちゃいけないということでただいま準備を進めておりますので、早急に金額を確定いたしまして、所要の手続をとりたいというふうに進めております。
 なお、既貸し付け金の償還猶予につきましては、先生御案内のとおり農林漁業金融公庫あるいは天災融資法、それぞれにつきまして被災者の実態に応じましてこれを取り扱う措置がございますので、この点についても遺憾のないようにしたいと思います。
#21
○山下春江君 それはどうぞお願いいたします。みな期待して、御承知のようにお米の調整でちょっと意欲を失いかけているところへの今度の霜害でありまして、全く農民が意欲を失っておりますので、ぜひひとつお考えのような点を早急に御決定願って、農民たちに立ち上がる意欲を与えていただくようによろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。
#22
○藤原房雄君 先ほど御報告がございましたが、私もいろいろ報告を聞きまして感ずることがございますが、時間がございませんので、二、三点だけにしぼってお話申し上げたいと思いますが、一つはいまお話ございましたが、気象観測長期予報で、確かにことしは北方の寒気団の影響というものがあるんだという予報があったようでありますが、しかしここずっと豊作が続いておりまして、技術的な向上もありましたでしょうし、天候もまた順調だったこともございます。まあ比較的この長期予報が発せられたわりには、ことしはたいへんだというそういう意識というものがなかったのではないか。こういう点からまあ言わせる人に言わせますと、気のゆるみといいますか、確かに予報はそういう方向の予報であったかもしれませんが、農家の方々に対してのことしは例年にないたいへんな状況である。これに対する十分な対策を講ずべきであるというその注意を喚起する、そういう点が非常に弱かった、このように地元の方々が言っております。それにまた、農業気象観測が非常に適正を欠いたといいますか、その注意がおそかった、こういうことを言われております。
  〔理事武内五郎君退席、委員長着席〕
また、現在の農業気象観測の実態ということからいたしまして、この北日本関係につきましては、一たびこういう降霜害がございますというとたいへんな被害が起きますので、これに対する十分な体制といいますか、準備がなければならないと思うのでございます。そういうところから、現在の気象観測というものをもっとさらに強化する必要があるのじゃないかと思います。またその情報によりまして、農家の方なりに対して、十分な対策を講ずる強力な施策がなければならない、こう考えるわけでありますが、この点についてどのように考えていらっしゃいますか、お伺いします。
#23
○説明員(大河原太一郎君) 御指摘の点でございますが、確かに気象庁の把握いたします長期の予報を的確に現地におろす点については、一段と努力を要すると思うのでございますが、この点につきましては、さらに気象庁のほうでも、気象業務計画の改定期に入っておりますので、農業気象の観測に関する施設の整備等については、農林省としても公に現在お願い中でございますが、その点まず第一段階の気象の把握につきまして、われわれとしてもその充実について期待いたしておるところであります。さらにこれを受けまして、農業の技術指導等に生かし、さらに農家の方々の防災に役立つための体制については、現在一応の体制が、中央の段階なりあるいは府県段階、あるいは末端の市町村段階で伝達組織その他がとられておりますが、これらにつきましては再点検いたしまして、今後の防災上に遺憾のないようにつとめたいと考えております。
#24
○藤原房雄君 特に春の蚕糸、桑の被害というものはたいへんな打撃でありまして、この被害状況につきましてもございますけれども、この気象状況の事前の掌握というものがあれば、先ほどからお話がございましたが、もっと防ぐことができたのじゃないかという地元の声が強いわけであります。いまお話がございましたが、相当真剣になってこの点、対策を講じていただかなければ、再び同じようなことが繰り返されるのじゃないかと思います。減反ということで、どちらかというと、そちらのほうに農家の方々は頭を引かれて、大事な米づくりの問題、そうしてそれに伴う野菜、果樹、桑等の農作物に対する冷害対策というものがどうもおくれたのじゃないかという気がしてならないわけでございます。日本の農業全体が一つの大きな曲がりかどに来ているとは言いながら、いずれも大事な問題でありますので、その点強力に施策を講じていただきたいと思います。
 次には、農林省の被害状況をいただいたわけですが、二十二日現在と十七日現在のものをいただいたわけですが、山形県の水稲の被害金額というものが明確に出ていないわけです。これはいろいろ事情があったことだと思いますが、被害があったときに被害をどう査定するかということ、この点がはっきりしていないということが言われていると思います。苗しろづくりに要した費用、これで見る、それと田植えがおくれたための米の減収まで見るのだということで意見の違いがあって、各県の被害状況の様子が把握できなかったと言われております。この点については、話し合いがついたと言われておりますが、明確な被害状況がどうであるのかという統一的な考え方をはっきりしていただきたいと思います。
#25
○説明員(大河原太一郎君) お答え申し上げます。
 先生御指摘のように被害が起きますと、各県におきましては普及員とかあるいは村の産業関係の職員等を中心にいたしまして、従来の経験とあるいは国で行なっております被害判定を参考にいたしまして、その時点の被害をつかまえて報告してくるわけであります。したがって、被害の進行によりまして、逐次安定する場合と被害の進行の状況が動くという場合とで、県の被害状害の報告がおくれるということがあるわけでございます。私どものほうといたしましては、先ほど御説明いたしましたように、国の統計調査部の従来からある被害調査のルールによりましてこれを行なうということになっておりまして、苗しろ関係等の被害につきましても、こまかい説明は避けますが、そのルールに従って被害調査をして統一的な被害の判定をくだしたいというふうに考えております。
#26
○藤原房雄君 最後に一つだけお聞きしますが、山形それから福島、先ほどお話ございましたが、水稲はもちろんのこと果樹、桑、これがたいへんな被害を受けました。まあ水稲につきましては減反問題もございまして、いろいろ問題があるところでございますが、さらに果樹につきましては、一たび被害を受けますともう収穫皆無という、こういう状態であります。桑等につきましても直ちに対策を講じなければならない。まあ飼料代等につきましても早急に手当てしなければならないということで、お金のほうと手間、労働力の問題、いろいろ付随してきます。現在、果樹につきましては果樹の共済制度、これがまあ臨時的なものとして、試験的なものとして行なわれておりますが、この果樹の方々に対する共済制度の明確な実現といいますか、こういう降霜害のような被害を受けたときにそれが補償される何のうしろだても現在はないという現況でありまして、被害が大きかっただけに早くこの果樹共済制度を実現してもらいたい。さらにまた、山形県につきましては、これはサクランボ等が非常に有名でありますけれども、これは全滅の危機に瀕しておるという、こういうことからいたしまして、ぜひこの共済制度の中に入れてもらいたい。当局といたしましても、いろいろ検討されていることとは思いますけれども、あまりにもこのたびは被害が大きかったということからいたしまして、鋭意努力し、これらの対策を強力に講じていただきたい、こう思うわけでありますが、その点についての考え方。
#27
○説明員(大河原太一郎君) 現在試験実施中の果樹共済の本格実施につきましては、当委員会におきましてもしばしば諸先生から御指摘を災害のつど受けておるところでございます。四十七年に試験実施が終わった暁には、早々四十八年から本格実施に移るべく現在、料率の設定その他所要の準備を取り進めておるところでございまして、この点につきましては十分災害対策としてこの役割を果たすように努力いたしていきたいというふうに考えているわけであります。
 なお、その他の対策等につきましても、先ほど御質問が出ました天災融資法の発動等早急に行ないまして、果樹農家の再生産の確保のために万全を期したいというふうに考えております。
#28
○河田賢治君 他の委員会に出ておりましたし、また残る質問時間がきわめてわずかなので、ごくこの今度の冷害の問題だけに限って、まず第一に気象庁のほうにお伺いします。
 長期予測では、相当前もって予測がされたと。しかし、御承知のとおりかなり気象によりましては局地的にいろいろ山間部あり海洋部あり、またそれによって被害を受けるということがあるのですが、こういう点で相当この今度の予測が当たっておったかどうかということを、ちょっと伺いたいんです。
#29
○説明員(大野義輝君) 先生にお答え申し上げます。
 本年の三月十日ころに晩霜予報でございますが、これによりましてやはり四月の末ころあるいは五月の上旬あたり、この辺を中心にいたしまして降霜害が起こりそうだということを申し上げていたわけでございまして、特に最近の傾向では、北日本を中心として不順天候が続くだろうというようなことで、特に注意を喚起していたわけでございます。
 その後、四月十日の一カ月予報でございますが、あるいはそれに続く四月二十日に発表の三カ月予報でございますが、これによりまして北日本や日本海側の内陸地方では四月下旬から五月上旬にかけましておそ霜の発生のおそれが大きい。特にこの付近で注意を喚起したわけでございます。もちろん、三月ごろには農林省御当局にもこちらから官房のほうに出かけまして、その旨御連絡したわけでございます。ごく最近、この二十日ごろからまた再び北日本を中心に低温化傾向があらわれ始めましたので、先週でございますが、五月二十一日に再び官房のほうに出向きまして、その旨農林省御当局の方々にお話ししたわけでございます。以上でございます。
#30
○河田賢治君 単に農業だけでなく、漁業でも最近非常に漁船なんか若干の荒れ模様のところを航海して、出漁して、荷を積んで帰る、それで転覆するという事件がひんぴんとしております。したがいまして、こういう漁業にしろ、農業にしろ、きわめて零細な人々ですし、あなた方の予報というものが、まあ当たるも八卦当たらぬも八卦というような、占い師じゃございませんけれども、科学的にこれを発展させるためには、どうしてもこの業務について、やはり真剣にこの予測の問題、またその予測が単にあなた方だけの予測にとどまらず、それらが、行政官庁がこれに伴ってどのような仕事をしているか。冷害ならば冷害対策を各都道府県や市町村、あるいは農協等々、あるいは海上にあっては漁業組合等々が、そういうあなた方の行動をどこまで真剣に受けとめているか、そしてどのような対策を講じておるのかということも、あなた方がやはり十分私は監視してもらいたいと思う。そうでないと、ただ予報して、これで自分の責任は終わったんだというような考え方だと、この天気に対する大きなこうした被害が出て、そしてことしは七人も今日、これは政治の他の問題も関係しますけれども、命をみずから断っておるという事態があるわけです。こういう点から、ひとつこういう行政当局の措置なんかが、あなたがたがやられる予報とマッチした仕事ができているかという点検ですね、これは私は絶えずやってもらいたいと思うのです。
 ところが最近労働組合のほうから陳情がありましたけれども、ことしも何か予算の定員を削減する。大体四十三年の六千百九十三名に対して四十六年は六千百五十一名、一番最高時よりも四十二名減っておる、こういうことになっておる。そうしてだんだんと予報の、天気の予報業務やなんかがずっと簡単にされちゃって、そうしていろいろと農村や漁村の人々に対する予報をできるだけ確実にしたいという職員組合の熱意が、どうも気象庁自身では取り上げられていないというふうに見るわけなんです。こういう問題について、まあ待遇の問題やそのほかいろいろな問題がございますけれども、一応定員なんかを削減して、さらにこの予報業務というものがだんだん粗雑化する、あるいは一般化して、局部的な、またそれぞれの地域に応じた局地的な災害をもなくしていこうという、こういう災害をなくす本来の立場からいえば逆行しておるように思うのですが、この点を一応明確にしておいていただきたいと思うのです。そうでないと、いままた予算折衝の時期ですから、はっきりしたあなた方の態度ですね、これをちょっと伺っておきたいと思います。
#31
○説明員(上平輝夫君) ただいまの先生のお話しのように、気象業務は国民生活に非常に大きな影響のある問題でございますので、まず第一点の御指摘でございます当庁の予報あるいは警報の周知徹底につきましては、なお一そう徹底するように、私どものほうといたしましても尽力したいと、かように考えております。
 それから第二点の定員削減の点でございますが、実はこの定員削減につきましては、政府の方針として、いわゆる第一次の定員削減が四十五年度末で終わったわけでございまして、この点につきましては、われわれのほうといたしましては、気象業務が国民生活に占める重要性ということを考えまして、観測機械の合理化、近代化、あるいは予報技術の近代化等も十分考えて、国民生活あるいは防災業務に支障ないような配慮をしながら行なったわけであります。今後ともそのような観点から、いろいろな機器の整備、改善、合理化等の進捗状況ともにらみ合わせて慎重に対処していきたい、このように考えております。
#32
○河田賢治君 時間がありませんので、農林省に伺います。たくさん質問要綱はつくっておったのですが、時間がございませんから一つだけにします。
 現にここへ農業会議所あるいは各都道府県のそれぞれの行政からもたくさん要望がきており、またこれに対するいろんな天災融資その他のあれが出ておりますけれども、御承知のように、今日東北地方は非常に減反も相当行なわれ、さらに今度の被害でもうことしは田をつくってもだめだといってかなり減反を非常にしているわけです。ですから、大体減反の特に東北地方におけるまだ調査が完全にできていないと思いますけれども、一応これまでの生産調整がどうなっておるか、それから災害地の現在さらに減反が非常に申し込まれておるということも聞いております。さらにこれから御承知のとおり、ことしはまだ夏にかけて冷害その他の天気が非常に悪いといわれております。そうしますと、少々おくれた苗を植えましても収穫がかなり減るわけですね。そうしますと、ここで最初に農林省が調整によって買い上げの数量やその他をきめたわけですけれども、こういうものに狂いがないかどうか。これらが狂った場合にどのように、できるだけ農民が少しでも米をよくつくって、範囲内でよくつくって、多少でも自分たちの生活を守れるような処置をとれるようなあれをお考えになっているかどうか。それからまた、いま共同苗代なんかで、苗が足らぬといわれておりますが、こういう問題もこれからの生産に影響しますから、同時に今後こういう地帯に共同苗代ですね、いま農林省あたりも若干の補助金なんか出しておられますが、寒冷地なんかに主として早く予算をおろし、あまり一般的でなくて、そしてできるだけこうした安定した農業生産のできるような方法をおやりになることが必要じゃないかと思うのです。特に最近自主流通米が東北方面でだいぶ有力なあれになっております。そうすると、これまでのような多収穫品種と違って、多少稲なんかも弱くなっているのじゃないかと思う。これに対処して相当、共同苗代なんかを十分助成して、そして安全に農家が苗代づくりもできる、米づくりもできるというような措置を急速にとる必要があるのじゃないか。果樹なんかも相当ありますから、いろいろなこれらに対する防除施設なんかもやはり考案してやってもらいたいと思うわけです。この点について、たくさんの質問になりましたけれども、若干お許しを願って質問を終わりたいと思います。
#33
○説明員(岡安誠君) まず、今回四十六年度の生産調整につきまして、東北がどう対応しておるかということでございますが、現在、最近におきます発生見込みというものは、東北全体では一〇〇%若干オーバーをするというような状況でございます。今後、降霜害の状況等が判明いたしますれば、さらに農家の方々の中には生産調整をさらにふやしてほしいというような御希望があるやに聞いておりますが、それは今後順次明らかになるものと考えております。
 それから一般的な冷害対策としてでございますが、私どもも生産調整は生産調整といたしまして、実施をしていただくというふうに考えておりまして、現在の降霜害の影響につきましては、今後の技術対策を樹立することによりまして、相当程度といいますか、生産量は確保し得るというふうに考えておりますので、二百三十万トンの変更その他については、現在考えておらないのでございます。しかし一部の農家につきましては、やはりそれらに対する点、その他があろうかと思います。それらにつきましては、冷害対策、災害対策を別途といたしまして、対策を樹立させるという方向で処置をいたしたい、というふうに考えております。
 それからさらに、今後の寒冷地帯等に対します一般的な問題でございますが、お話しのようにやはり寒冷地帯におきます稲作につきましては、大規模共同育苗施設というようなものを増設をいたしまして、豪雪地、寒冷地等につきましては、それらの災害を未然に防止いたしまして、さらにそれと機械の導入をセットすることによりまして、あわせて労働力対策を実現をするというふうに考えておりまして、四十六年度から一般計画をもちまして、大規模育苗施設の助成措置というものを実施をいたしたいというふうに考えております。お話しのとおり、今後の問題も踏まえながら、来年度以降におきましては、計画の樹立につきましては、特段の配慮をしてまいりたい、というふうに実は考えております。
#34
○委員長(北村暢君) 他に御発言もなければ、本件に対する質疑はこの程度にとどめます。
    ―――――――――――――
  〔委員長退席、理事武内五郎君着席〕
#35
○理事(武内五郎君) 北村委員長から、委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時、委員長の職務を行ないます。
 委員長の辞任の件についておはかりいたします。北村委員長より、文書をもって委員長を辞任いたしたい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#36
○理事(武内五郎君) 御異議ないと認めます。
 よって、辞任を許可することに決定いたしました。
    ―――――――――――――
#37
○理事(武内五郎君) これより委員長の補欠選任を行ないます。
 つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
#38
○増田盛君 私は、委員長に小柳勇君を推薦することの動議を提出いたします。
#39
○理事(武内五郎君) ただいまの増田君の動議に御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#40
○理事(武内五郎君) 御異議ないと認めます。
 よって、委員長に小柳君が選任されました。
    ―――――――――――――
  〔小柳勇君委員長席に着く〕
#41
○委員長(小柳勇君) 一言ごあいさつ申し上げます。
 ただいま皆さんの御推挙によりまして、当委員会の委員長に選任されました。まことに微力でございますが、皆さまの御協力を得て、この職を全うしてまいりたいと存じます。どうぞ、今後とも格別の御協力をお願いいたします。(拍手)
 前委員長からごあいさつを受けたいと思います。
#42
○北村暢君 一年間、たいへん皆さんの御協力をいただきまして、大過なく委員長の職を終わることができました。御協力いただきましたことに対しまして、心から御礼を申し上げ、今後一そうの御奮闘を期待をいたしまして、簡単でございますが、ごあいさつにかえさせていただきます。(拍手)
    ―――――――――――――
#43
○委員長(小柳勇君) 継続調査要求についておはかりいたします。
 災害対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本院規則第五十三条により、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#44
○委員長(小柳勇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#45
○委員長(小柳勇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#46
○委員長(小柳勇君) 次に、委員派遣承認要求に関する件についておはかりいたします。
 閉会中、委員派遣を行なう必要が生じた場合はこれを行なうこととし、その取り扱いなどを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼び者あり〕
#47
○委員長(小柳勇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 本日は、これにて散会いたします。
   午後零時三十八分散会
ソース: 国立国会図書館
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