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1949/02/11 第5回国会 参議院 参議院会議録情報 第005回国会 両院法規委員委員会 第2号
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1949/02/11 第5回国会 参議院

参議院会議録情報 第005回国会 両院法規委員委員会 第2号

#1
第005回国会 両院法規委員委員会 第2号
昭和二十四年二月十一日(金曜日)
   午後一時五十一分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○委員長及び理事の互選
○本委員会の運営に関する件
  ―――――――――――――
   〔年長者鈴木安孝君仮委員長と
 なる〕
#2
○假委員長(鈴木安孝君) それじやこれから私年長者として委員長互選会を管理いたします。
#3
○藤井新一君 委員長互選並びに理事互選に関して二、三分間の休憩をしては如何でしようか。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#4
○假委員長(鈴木安孝君) それじや暫時休憩いたします。
   午後一時五十二分休憩
   ―――――・―――――
   午後二時二十二分開会
#5
○假委員長(鈴木安孝君) それでは休憩前に引続き委員会を開会いたします。委員長の互選会を開きますが、急にこの会を開くことになりましたので、今日ここにお集りにならない方、羽仁委員と前之園委員に対しては、互選会を開会するということを御通知申上げて、会を開くことにいたしたのであります。それでは互選に移ります。どういう方法でやつたらようございましようか。
#6
○高瀬荘太郎君 両院法規の委員長の互選につきましては、前からの慣習、やり方等によりまして、ほか常任委員会の委員長のように、各党に割当てるとか、各党で相談して來て決めるというような方法は決して採らない。委員の間だけで以て最も適当と思う方を互選すると、こういうことになつておると思いますから、この際もそういう方法で行つて頂きたいと思います。そういう点から考えまして、私は委員の藤井新一君が今までこの委員会の委員として相当長くやつておつて頂いておりますし、非常に熱心にやつて頂いておるのだ最も適当な方だと思いますので、この新らしい会期については藤井新一君を委員長にお願いするのが一番適当じやないかと思います。
#7
○假委員長(鈴木安孝君) 御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○假委員長(鈴木安孝君) 皆さんも御異議ないようでありますから、選挙の手続を省きまして、藤井君を委員長に指名することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○假委員長(鈴木安孝君) 御異議がないようでありますから藤井君にお願いいたします。(拍手)これで委員長互選会を閉じまして新委員長にこの席を譲ります。
   〔藤井新一君委員長席に着く〕
#10
○委員長(藤井新一君) それでは皆樣方の御推輓によりまして、不肖私が委員長に互選されましたことは誠に光栄でございます。ついては私は是善を盡しまして、両院法規委員長の職を務めたいと思いますから、何分御協力をお願いいたします。
 つきましては前の委員会において理事二名となつておりましたが、その中の一名、私が辞任をしておりますから、その補充をして頂きたいのでございます。皆樣にお諮りいたします。
#11
○高瀬荘太郎君 前の申合せで、役員は各会期毎に送るというような申合せだつたと思うのですが、理事もその中に含むのではないかと思いますが。
#12
○新谷寅三郎君 私の記憶では、役員ということでなく、委員長が送るということであつたように思うのですが、從つて理事まで全部送らなければならんということはなかつたように記憶するのですが、如何でしよう。
#13
○高瀬荘太郎君 その点どうだつたでしようか。
#14
○委員長(藤井新一君) 役員となつておりますから、理事は全部交替ということになります。ついては新しい人を選びとうございますが、皆樣にお諮りいたします。
#15
○高瀬荘太郎君 今日前之園さんおいでになつておられないで、はつきりお辞めになるという、自分からの御意思の発表を伺うわけには行かないのですが、その点はどういうふうにしますか。
#16
○委員長(藤井新一君) 私は、これはもう役員総辞職という申合せになつておりますから、当然消滅すべきものと思います。如何ですか。
#17
○高瀬荘太郎君 ここで申合せましたことに基いて行くとすれば、当然委員長の言われる通りと思うのであります。ただ申合せは法律でありませんから、法律的な強制力はないかと思う。そういう点で面倒なことが起らないように何とかしたいと思うのです。
#18
○委員長(藤井新一君) 如何ですか、皆さん何か御発言はありませんか。ちよつと速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#19
○委員長(藤井新一君) 速記を始めて。では理事一名を選挙いたします。如何いたしましようか。ちよつと速記を止めて。
   〔速記中止〕
#20
○委員長(藤井新一君) 速記を始めて。では委員長一任でよろしうございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#21
○委員長(藤井新一君) では一名の理事は、緑風会の新谷寅三郎氏を御指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#22
○委員長(藤井新一君) 御異議ないと認めます。ついてはもう一名の理事は後日改めて御相談申上げますが、役員の選挙はこれで終ります。
 更にこの際申上げたいのは、憲法問題がやがて起ると思いますが、それについて両院法規委員会において下準備というような形式でもよろしいが、研究調査をして置く必要があるように思うのです。それで仄聞すれば、東大に憲法研究委員会ができて、そこで相当に審議をしておられるということを聞いておりますが、そういう方の御意見を承わるように、今から内意を傳えて置いて、議会が始まつたときに、その方に來て頂いて、我々がその意見を聞いてはどうであろうかと思いますが、如何でございましようが、更に從來の法規委員会は、余り仕事をしていなかつたのですが、この際はうんと仕事をして行きたいという希望を持つておりますから、皆樣方においても、立法に関すること、殊に勧告案については十分に御研究されて來て、ここでいろいろテーマを出して頂きたいというのが希望でございます。
#23
○高瀬荘太郎君 今の憲法研究会の方のお話を聞くことは結構だと思うのですが、それは今の意味は、参議院の方の委員会で聞くというお考えなんですか。
#24
○委員長(藤井新一君) 参議院の方で最初聞いて置いて、そうしてその案がよいような場合には、衆議院の方にも御相談して見たいと思いますが、如何でしようか。参議院独自の立場から一つそういうものを研究して置く必要があると思うのです。もしか御賛成であれば私の方からその方を傳えて置きます。そして研究会の結果はこういうものだということを一つはつきりして置きたいと思います。
#25
○高瀬荘太郎君 非常に適当な方がありましたら、お願いして伺うのは結構だと思います。
#26
○委員長(藤井新一君) 如何ですか。
#27
○新谷寅三郎君 結構ですね。それからあとでお話になつたいろいろの問題に対する進捗に方法ですが、今度は衆議院の方もすつかり変られてどうなるか分りませんが、從來の経緯から見ると、衆議院の側の出席が割合に悪い。それで両院合同委員会を開くのは勿論必要でしよう。一週間に一遍なら一遍というふうに決めてやるようになると思いますが、その外の参議院ができれば一週間に一回ぐらい集まつて、これは正式の法規委員会ということはできないでしようが、我々だけで参議院としても考えもありましようから、そういう問題をお互に話合つた上で、両院法規委員会に、若し結論が出ればそういつた結論を出すというようなことも、進捗方法としてはよいかと思います。これもできれば定例日でも拵えてお集りになるように計らつて頂くと結構だと思います。
#28
○委員長(藤井新一君) 只今新谷委員から週一回くらい、参議院だけの法規委員会を開いて討議審議をしてみたいというのですが、如何でございますか。若しそれが皆樣方の御賛成を得たならば、週日を定めて置きたいというのが私の提案でございますが、今までは両院法規は火曜日の午後一時でありましたが、皆樣方の一番あいてる日はいつでございましようか。
#29
○高瀬荘太郎君 それは一週一回やるという予定でおられるのですか、今までの常例になつておつたのは何曜日でしたか。
#30
○新谷寅三郎君 火曜日です。
#31
○羽仁五郎君 今の御意見甚だ御尤もだと思いますが、新谷委員の御発言の、その衆議院側の御出席ということですが、願えればやはり両院法規委員会ですから、衆議院側の御出席もあつて、それで毎週一回の例会をお開きになるということが從前から見て実現が非常に困難でしようか。
#32
○委員長(藤井新一君) 從來の例を見るというと、とにかく衆議院は約三分の一しか出席していない。そうするといつでも参議院だけで会合するという場合がありましたから、この際はそういう両院の委員会を一回にしても、やはりその間において参議院だけがやはり相当に研究して置けば、それを両院法規委員会に提案しても衆議院と折衝がいいかと思つております。
#33
○羽仁五郎君 了解いたしました。
#34
○委員長(藤井新一君) 水曜ぐらいは如何ですが。
#35
○新谷寅三郎君 水曜日は参議院側は、午後は原則としてどの委員会も開かないということになつておりますね。
#36
○委員長(藤井新一君) その原則を守つていないように私は思いますが……。
#37
○新谷寅三郎君 いや大体守つてそれぞれ水曜日の午後は空けて、会の方の仕事をやつておるから成るべく水曜日以外の日にやつて行こうと思います。これは委員長にお委せして、衆議院の方とも改めて何曜日の何時頃開くということを御協議にならなければなるまいと思いますが、それと睨み合せてお決め願つたら如何かと思います。
#38
○委員長(藤井新一君) 新谷委員から御発言がありましたからそのようにいたします。衆議院の方で委員会が成立すれば早速委員長と御協議の上その旨申上げます。
#39
○羽仁五郎君 新らしい両院法規委員会が、具体的な問題について審議を進められるという、さつき委員長からの御発言非常に私は期待するものでありますが、その際是非お採上げを願いたいということが一つありますので、皆さんに御賛成を得たいと思います。それは第一回國会以來その都度國会を通過しております多くの法律のうちに、或いは憲法上問題になるような点がないことを信ずるものでありますけれども、併し万一あるというふうなことを心配すべき点も感じますので、そういう点についても是非この委員会で以て、なるべく至急御研究を願いたいと思うのであります。具体的に申上げまいのは、前議会において通過いたしまして國家公務員法の改正案でありますが、國家公務員法の改正案についても、最近例えば重要な方面からそれに多少行き過ぎがあるということを認められるような御意見が新聞紙によつても見られたのでありますけれども、外部からの御意見を待たず、國会自らがそういう点について研究すべき必要があるならば、やはり研究して頂いた方がよろしいのではないかと考えます。具体的に申せば、いわゆる國家公務員が國家公務員たるの職務に違反するような行動があつた場合に、その職を免ずるに止まらず、その人身に向つて刑罰を加えるというような問題は、或いは問題にされ得ることも思われますので、そんな点を両院法規委員会が卒先して御研究下さることが國民に対して責任を明らかにする所以ではないかと思われますので、若し皆さんの御賛成が得られますならば、早速その方向に進んでいきたいと思います。
#40
○委員長(藤井新一君) 了承いたしました。今羽仁委員からもお話があつたように、時局にふさわして問題をどしどしと各委員からテーマを出されて、積極的に一つこういうものをやつていきたいということを今付加えて申上げます。外に御発言がなければ、本日はこの程度で散会いたしたいと思いますが、如何でございましようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#41
○委員長(藤井新一君) ではこれで散会いたします。
   午後二時四十五分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     藤井 新一君
   理事
           新谷寅三郎君
   委員
           高瀬荘太郎君
           松村眞一郎君
           黒田 英雄君
           鈴木 安孝君
           羽仁 五郎君
ソース: 国立国会図書館
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