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1947/11/24 第1回国会 参議院 参議院会議録情報 第001回国会 予算委員会第一分科会 第4号
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1947/11/24 第1回国会 参議院

参議院会議録情報 第001回国会 予算委員会第一分科会 第4号

#1
第001回国会 予算委員会第一分科会 第4号
  付託事件
○昭和二十二年度一般會計豫算補正
 (第七號内閣送付)
○昭和二十二年度一般會計豫算補正
 (第八號内閣送付)
○昭和二十二年度特別會計豫算補正
 (特第三號内閣送付)
――――――――――――――――
昭和二十二年十一月二十四日(月曜
日)
   午前十時三十九分開會
  ―――――――――――――
  本日の會議に付した事件
○昭和二十二年度一般會計豫算補正
 (第七號)
○昭和二十二年度一般會計豫算補正
 (第八號)
○昭和二十二年度特別會計豫算補正
 (特第三號)
  ―――――――――――――
#2
○主査(西郷吉之助君) それでは豫算第一分科會を開催いたします。前回に引続いて質疑を続行いたしておりましたが、大ほう質疑も出盡したように存まするが、本日は質疑は終了いたしたと考えて宜しうございますか。御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○主査(西郷吉之助君) それでは質疑は終了したと認めます。では本分科會に付託されておりまするところの豫算案三件につきまして討論に入りたいと存じます。
#4
○中西功君 日本共産党はこの豫算案に對して贊成することができず、これを返上するよう決定しております。その理由はいろいろありますが、大きく分けまして三つあります。一つは、この豫算案は非常な大衆課税である。而も現在の國民の富力では到底これは取れない。そういう點が一つであります。第二は、これは皆が認められているところだと思いますが、この豫算案が非常なインフレを含んでいる。そうして通貨ぞうはつ竝びに物價昂騰が必至である。こういう面から見ましても日本の經濟を非常に惡化させる一つの大きな動力となる可能性を持つております。第三は、そういうふうないろいろの結果、この豫算案が、決して日本再建には役立たずに、却つて日本の經濟を破壊し、生産を破壊し、更に日本民族の生存をさえ非常に脅威する極めて重大な要因を含んでいるという、以上の三點において、私達ほどうしてもこれに贊成することができない。從つてこれを、私達の意向としては、政府はそういう點を改めて組んで、そうして再編成させるために、これを返上したいと考えるのであります。
#5
○主査(西郷吉之助君) 他に御發言はありませんか。
#6
○石坂豊一君 我が黨の意見はまだ實は政務調査その他において確定しておりませんけれども、大體本追加豫算に對してはいろいろ文句もございますが、見るところもそれぞれ觀點をかえまして、それぞれこれについて文句は多いのであります。歳入におきましては只今共産党の意見もありましたが、併し我々は直接税、間接税の關係等を見ますというと、矢張り大衆課税より直接税の方が多いのであります。これは決して大衆ばかりとも限らんのであります。総じて税額が非常に多い。これを年度内に背負い切るということは至難なものであるということも考えております。又歳出各部面におきましても、公共事業費の如きについては非常に物足らん感もいたしております。それから又戰災復興費等について非常に要求が少くなつているという幾多の文句はありますが、併しそれらについては何れ総會において意見を確定することにしまして、意見を留保しておきたいと思います。併しながら全體としましては、第一分科に對する議案は、種々意見はございますけれども、大體原案を贊成する外はないと、こう考えております。詳細なる意見は総會において述べることにいたします。
#7
○主査(西郷吉之助君) 他に御發言ございませんか。實は今無所属懇談會の川上君が來ることになつておりますので、何か意見があるかも知れません。ちよつと來るのをお待ち願いたいと思います。――では他に御發言もないようでございますから、討論は終結いたしたものと認めて差支えありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○主査(西郷吉之助君) では討論は終結したものと認めます。ついては本分科會に付託せられましたところの昭和二十二年度一般會計豫算補正第七號及び第八號な竝に昭和二十二年度特別會計豫算補正特第三號を一括して議題にします。本案全部に對しまして御贊成の方の御擧手をお願いいたします。
   〔擧手者多数〕
#9
○主査(西郷吉之助君) 過半数と認めます。では本分科會に付託せられました以上の豫算案三件は原案通り可決いたしたものと認めます。
 では本分科會はこれにて終了いたします。本日はこれにて散會いたします。
   午前十時四十六分散會
 出席者は左の通り
   主査      西郷吉之助君
   副主査     中西  功君
   委員
           石坂 豊一君
           鈴木 安孝君
           櫻内 辰郎君
           岡本 愛祐君
           渡邊 甚吉君
ソース: 国立国会図書館
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