くにさくロゴ
1947/09/16 第1回国会 参議院 参議院会議録情報 第001回国会 予算委員会 第7号
姉妹サイト
 
1947/09/16 第1回国会 参議院

参議院会議録情報 第001回国会 予算委員会 第7号

#1
第001回国会 予算委員会 第7号
  付託事件
○官廳職員給與に關する應急措置に關
 する件
  ―――――――――――――
昭和二十二年九月十六日(火曜日)
   午後三時四十七分開會
        ―――――
  本日の會議に付した事件
○官廳職員給與に關する應急措置に關
 する件
        ―――――
#2
○委員長(櫻内辰郎君) 只今より開會いたします。
 本日の議題は官廳職員給與に關する應急措置に關する件であります。小坂大藏政務次官から發言を求めておられます。この際許可いたします。小坂大藏政務次官。
#3
○政府委員(小坂善太郎君) この度本國會に御承認をお願いいたしておりまする官廳職員の給與に關する應急措置につきまして、その間の事情を御説明申上げ、議員各位の御承認を得たいと存じます。
 今囘政府がとろうといたしておりまする措置は要約して申上げますると、昭和二十二年度當初豫算に計上せられておりまする政府職員の給與額中、各省各廳間の給與の凹凸の是正に充當いたしまするために、今日まで留保せられてありました職員一人當り月額約百圓の金額をこの際一括支給いたそうとするものであります。この各省各廳間の給與の凹凸調整は昨年以來懸案となつていた事項でありまして、これにつきましては前内閣時代にも政府はしばしばその實施を聲明いたしまして公約して來たのでございます。そのために昨年七月に行われました給與制度の改正に當りましては、全國百八十萬人の政府職員から、學歴資格別、勤續年數別、その他の事項を記入したカードを提出させまして、その後總理廳統計局においてこれを集計整理し、凹凸調査實行のため必要な基礎資料の整備に努力いたして參つたのであります。
 一方本年度當初豫算におきまして、官廳職員の給與は月收千二百圓水準を以て計上せられておるのでありまするが、内月額平均約百圓に相當する金額は、右の凹凸調整實行の際に必要な財源に充てるため今日まで實際には支給を實行せず、留保いたして參つたのであります。この凹凸調整の實行は右の資料が整備が聊か遅延いたしましたことと組合方面の動向その他各方面の情勢の變化によりまして、今日まで段々と繰延べられて參たつのでありまするが、最近における職員の生計その他の事情に鑑みまして、政府はいよいよこの際右の一月約百圓の金額の本年一月乃至九月の九ケ月分を取纏めまして、一括支給することに方針を決定いたしたのであります。ただこの支給につきましては職員組合側の要望もありまして、その一部は各職員に均等に支給されることとなり、當初の意圖とはやや異なつた形となつて參りました關係等もございまして、特に國會の御承認を得ました上で支給することが、今日の場合最も立憲的且民主的な措置と考えられ、且關係方面の意向も酌みました上で、この度國會の御承認を仰ぐ手續をとりました次第でございます。尚この措置によりまして、國庫の負擔といたしまして支出せられまする金額は、大約一般會計におきまして五億三千四百萬圓、特別會計におきまして十一億七千五百万圓、合計いたしまして十七億一千萬圓でありまして、その他に地方費の負擔となる分、約十億二百萬圓を合計いたしますると、總額は二十七億一千二百萬圓と相成ります。これらはいずれも先程申上げました通りに今日まで留保せられておりました既定の豫算から、今囘御承認を得ます方法によつて、支拂われることと相成るわけであります。すでに申述べました通り、長い間の懸案となつておりました事項でもありまするし、職員の生計の實情もお酌み取り下さいまして、この政府措置に對してでき得る限り速かに御承認を與えられるよう希望いたします次第でございます。
#4
○委員長(櫻内辰郎君) 質疑の通告がございます。これより通告順によつて質疑を許します。石坂豊一君。
#5
○石坂豊一君 大藏大臣は御出席にならないのでありますか。
#6
○委員長(櫻内辰郎君) なるはずですが。少し遅れてこられましよう。
#7
○石坂豊一君 大藏大臣に對して重要なる質問をいたしたいと存ずるのでありますが、お見えになつてから質問をすることにいたしまして、先ず本案についてお尋ねいたしたいと思います。それは我々は豫算委員でありますから、豫算の形式を以て提案されるものについて審議するのは至當でありまするが、只今の御説明によりますと、頗る重要な案件でありまして、國會の審議を要求せられたということは、お言葉の如く民主的且立憲的と我々も存じまするから、政府の措置に對して歡迎をいたす者であります。ここにおいてお尋ねしなければならんことは、大藏大臣に直接聽きたいと思つておりますのですが、本案と同じような關係を持つ二十二年度の支出については、全部二十二年度の當初豫算に編成してあるものとは考えられない。從つて追加豫算に幾らぐらいの金を見積つてあるものか、全體的に申しますと、追加豫算が非常に遅れておる。これが先月の豫算委員會において大藏大臣が我々に言明せられたところによりましても、八月中……、八月のむしろ下旬の劈頭ぐらいに御提出になるものと豫想しておつたのであります。それが二十五日、三十日になつても提案されず、休會になつて尚御提案がない。こういうことになりますると、國勢の澁滯測り知るべからざるものがあることは當然のことと存ずるのであります。官廳職員の給與につきましても、これ等は非常な影響を持つものであります。又今後について、かような處置が續々提出されるということになりますと、豫算に對する變態處理というものは、何時までも底止することを知らんということになりはしないか。本案の如きも、これはもつと早く御提出になるべきはずのものであろうと存じます。然るに今日に至つて、成る程事務上の手續は御想像しますけれども、随分御入念におやりになつたみたところで、一月から給與されるものを、九月に至つて漸くその査定を終えるというが如きことは、正にこれは愚人の醜態と斷ぜざるを得ないのであります。この豫算は、大臣からお聽きする積りでありますが、いつ頃になつて御提出になる積りであるか。まず以てそれを拜聽して、更にこの本案に觸れてお尋ねしまするならば、二十七億一千二百萬圓は、既定豫算の、各省にそれぞれ分割して見積つてあるのでありますか。但しは保留金額は、なにか豫備金その他の科目においてひつくるめて御要申してあるのでありますか。言葉を換えて申しますならば、月收千二百圓の中を、殘額か、それを幾分か留保して支給を停めてあるのであるか。その點を伺つて見たいと思います。それから第三項にあります一月から九月とありますが、一月から九月になりますと、一月より三月までは二十一年度の支拂に属するのであります。これ等は過年度支出として本年の豫算に整理計上して頂くものであるか。その點も伺います。
#8
○政府委員(小坂善太郎君) お答を申上げます。追加豫算の件につきまして、甚だこれが思うに任せず、延引いたしておりますることにつきまして、深く我々として焦慮の念を持つ者であります。實は御承知のように七月の十七日におきまして、大體内閣の意向が纒まりまして、それ以來鋭意これが調整に當つておるのでありますが、御承知のような諸般の状況のために、これが未だに完全な形において現れて來る段階に達しておらないのです。で、我我といたしましてもこういう問題は、できる限り速かに決定しなければならんということは深く感じておりまするので、實は日夜この問題について關係方面とも折衝いたしておるような次第でございます。この問題につきましては極めて緊急に處置しなければならんと、折角努力しておりまする次第でございます。その點を以て御了承願いたいと思います。更に技術的な問題について主計局からお答え申上げます。
#9
○政府委員(河野一之君) 石坂委員からお話になりました技術的の點について御説明申上げます。ます第一に千六百圓ベース或は千八百圓ベースで、(「もう少し大きい聲で」と呼ぶ者あり)どのくらいの財源が今後の給與改善のために豫定せられるかというお話でございますが、千六百圓ベースに直した関係及び七月から千八百圓ベースに直した關係で、大體今後の追加豫算としまして、一般會計において約五十億、特別會計において百億程度の追加を要するんじやないかと考えております。それからこの經費の豫算科目の問題でありますが、本年度の當初豫算におきましては、御承知の通り千二百圓ベースで組んでございます。その組み方は、千百圓に相當する分を、政府職員給與特別措置費という一本の科目で、各省所管に組んでございます。後の百圓の分につきましては、でこぼこ調整で各省別に、どういうふうにこの金額を割り振つたならばいいかということが、具體的にまだ調査確定いたしませんでしたので、一應豫備金に各財源を振り當てて置きました。この點につきましては、そういつた説明を先の議會において、いたしておるかと存じております。從いまして今囘これを支出いたすにつきましては、千百圓ベース、或いは言葉を換えて申上げれば、千二百圓ベースでもいいのでありますが、その金額が今年の四月から來年の三月まで一年分入つております。從つてこの金額を繰り上げ收用いたしまして、このでこぼこ調整の金額を先に支出いたしたい。追つつけこの金額につきまして、追加豫算を提出して、御承認をお願いする次第でございます。それからもう一點、一月から三月までの間のでこぼこ調整の金額を、本年度豫算から支出するのは過年度支出にならないかというお尋ねでございますが、成る程おつしやるような御尤もな點もあるかと存じますが、これは本年度に參りまして、五月頃でありましたか、大體繰り延べて遡及して支給するというふうに、そのときになつて決まりましたので、そのときに初めて政府の債務が發生すると、從つてその當時はもう既に退職になつておるといつたような人には、これには支給しない。そのときに現實におつた人についてのみ、一月から三月までの給與の分に實質的には相當する分につきましても、後日そのときに拂う。こういうような考え方を決めたわけであります。從いまして過去の年度のものに今年度になつて拂うというのでなしに、今年度に發生した債務を今年度において支出する。こういうような解釋をいたしておる次第であります。
#10
○石坂豊一君 一應了承いたしましたが、政府はこの官廳職員給與に關して、その應急處置以外において、遡及して支拂濟の手續をとられたのはあるかないか、その點を一つ……。
#11
○政府委員(今井一男君) 先だつて大藏大臣が千六百圓水準への引上げについて御報告の際申上げましたように、正確に申しますと、千四百八十圓ばかりへのベースへの引上げ分が、一月に遡つて既に支給濟でございます。
#12
○石坂豊一君 只今の御説明で、千二百圓は分りました、その千四百圓の分はどういう手續で……。
#13
○政府委員(今井一男君) 少し簡單に過ぎまして、失禮申上げましたが、本年の五月七日に、組合側と政府側におきまして妥結ができました。それがいわゆる千六百圓水準でございます。當時は前内閣の時代でございましたが、その停内閣時代に、その千六百圓をでこぼこの分だけは留保いたしまして、残りの分は約束に基きまして、一月まで遡及して支拂うと、こういう二月スト解除につきましての政府と組合側の、前内閣時代、いわば舊憲法時代の約束に基きまして、その後手續をとりました、今日まで千百円ベースの時代に拂いましたものに、いわば三百八十圓ばかり加えたものをずつと拂つて來ておるわけであります。それが一月まで遡及してございます。
#14
○石坂豊一君 その支拂いされた時期は、いつ頃でございましようか。
#15
○政府委員(今井一男君) 五月に話が纒まりまして、五月から直ぐ四月、五月分は支給いたしました。六月からは毎月加算いたして支拂つて行く、一月、三月の分は計算の手數がかかりましたために、これは七月になりましてから支拂つております。その支拂の形式は暫定加給という、本俸に附け加えております加給でありますが、この制度が既に本年の二月に確立してございますので、その制度を、この金額を膨らましたというやり方で拂つております。
#16
○石坂豊一君 その支拂に対して、私共は別にかれこれ申すことはありませんけれども、既に本議會が召集されておる時期において、さような手續をなさる以上は、やはりひとしく本件の如く、議會の承認を求められるということは、これは當然のことではなかつたか、成る程今日の場合においては、いろいろの方面と折衝なさらんければならん關係があるのでありますから、それは差支えないという考でおやりになつたかも知れませんけれども、今日のこの議會の性質は、國會がすべての中心になるのでありまするから、定めしその金額も相当の額に上つておることでもありし、又千二百圓のベースを起えたものでありますから、豫算のどういう方面に含まれておるか知りませんけれども、餘程便宜な處置をとつてあるものと考えます。それを國会に何らお諮りにならなかつたということはどういうことでありますか。その點を一つ……。
#17
○政府委員(今井一男君) 最初に組合側と妥結いたしまして拂いましたのは、千四百八十圓まで差額の三百八十圓を拂いましたのは五月の末であります。それで當時内閣成立未完成というような時代でありましたので、緊急の便宜手段を講じましたが、お言葉の點は御尤もだと思いまして、この問題につきましては、過日、先だつて大藏大臣から御報告を申上げましたので、事後でありまするが、一つ國會にあらかじめ、あらかしめでもありませんが、豫算の提出前に御報告申上げたいというわ宵ゲ低慎之豫算委員會に御報告申上げましたところ、これにつきましてまだ審議といたしましては、參議院におきましては御報告をまだ申上げただけで終つております。御意見は伺つておりませんですか。
#18
○石坂豊一君 實はこのことについて我々は、あまり廣く申すこともいかがかと存じますけれども、かような處置に對して、非常に或向きにおいて非難をされたことは私は直接聽いたのであります。それで私共は、日本全體のために、誠に辯明の餘地のないことを聽いて、遺憾に存じておるのであります。果然本日この案を見るに及びまして、或る程そういう關連と、一連の連絡があるとか考えまして、一層我々も亦政府と同様、責任を痛感いたしておる次第でありますが、將來はさようなこともないと思いますけれども、只今の御説明によると、五月末に内閣成立、前内閣がやめて、新内閣の成立のどさくさ紛れに、つまりただ專斷なさつたというようにしか考えられないのであります、頗る遺憾のことと思いますが、その合せた全額が幾らくらいに上るか、そうしてそれが今後の追加豫算に計上されて出て來るのでありますか、それも伺いたい。
#19
○政府委員(今井一男君) 五月末の時には、實は片山總理だけしか御就任ございませんで、閣議決定という形式はとりません。片山總理認だけでやつたのでございます。これによりましての金額は月三百八十圓が四月、五月、六月分、尤もこれはずつと三月まで引續くのでございますが、その外に前に二・一スト解除の際に妥結ができた際には、一月に遡及すると申します政府側と組合側の前内閣時代の協約がございました。それによります三月の遡及分というのがこれに加わりますが、この全部を加えますと只今政府委員が申上げました五十何億という今度の一般會計の追加豫算の中に七割から八割の間くらいを占めるのじやないかと思います。
#20
○石坂豊一君 そうするとその金額は、(「もう少し大きい聲で御質問も御答辯も……」「聽こえません」と呼ぶ者あり)追加豫算に計上されて、不日我々の審議に上るものと、こう心得て差支ないと思いますが、その通りでありますか。さようなことといたしますれば尚更私共はこの緊急措置、應急措置と相關連しまする關係上、豫算を提出せられることが一日も速かになさるべきものと存ずるのでありますから、政府の説明によりますと餘儀なく事情で、審議は十分に盡されておるようにも推察できるのでありますけれども、大藏大臣は十分努力せられまして、速かにお出しになることを改めて要望いたしておきます。
 續いてこの各省のでこぼこの關係でありまするが、これは引括めてここに出ておりますが、若し明瞭にできますならば、各省別にどれ程の金額が分配されるものであるか。その明細が分つたならばあとでもよろしいからお示しを戴きたい、と申しますのは、兎角この官廳間においてでこぼこがあるということを始終耳にいたすのであります。今囘確實にそれは平均されることとは存じまするけれども、尚我々の參考上それを知つておきたい。甚だお手數ですけれども、明細が分りましたならば示して戴きたいのであります。
#21
○政府委員(今井一男君) 各省のでこばこの調査の結果は、只今御要望でございましたからいずれ資料にいたしまして、印刷いたしましてお配り申上げますが、一應主なところを手許にあります材料で二、三申上げて見ます。
 これは千六百圓といたした場合にどれだけ今貰つておる金との差額があるが、その差額が大きければ大きい程只今引込んでおるということになります。少なければ少ない程今出つ張つておるということになります。國會が、百二十一圓でございます。裁判所か二百八圓、會計檢査院が二百六十一圓、裁判所と檢査院とは從來非常に低かつたという數字がここに出ております。外務省が八十九圓、内務省が百三十一圓、大藏省が百十二圓、司法省が百四十四圓、文部省が百十三圓、厚生省が五十圓、農林省が百四十圓、商工省が三十二圓、運輸省の鐵道關係が七十九圓、遞信省が二十八圓、尤もこの數字の中には、私の持つておる資料がその後變つた分があるかも存じませんので、正確なものは後程刷り物にいたしましてお手許に差上げます。
#22
○石坂豊一君 もう一つ私は大藏大臣に質問いたしたい。と申すのは不幸にして一庫日大藏省が火災に罹つた、これは他からの類燒ではありません。全く大藏省の出火であります。豫算の元締をしておられる又財政金融の本元であるところの大切なる大藏省が火を出されたということになりますと、執務には差支ないという辯明はなさつても、記帳書類は隨分燒失したことと思います。これは國民に對して相濟まざることであります。適當なる機會において大藏大臣は速かにこれを國会に報告して陳謝するということは、甚だ失禮かも知れませんけれども、取締の不十分であつたことの責任を明かにせられることは當然のことである。只今豫算委員會が開かれておりますが、大藏大臣は國會議員に面接してその機會を捉えられる絶好の機會である。然るに只今までそのことがありません。それからいま一つは我々甚だ殘念に思いますことは、大藏省の人事に立入つてかれこれ申すのじやありませんけれども、大藏省の事務は非常に總合して複雜しておりますから、進行も容易ならざることと拜察いたしますが、然るに議會に對する提案が非常に遲れておるその際において、過日その事務の焦點に當られる主計局長が迭つておられる。どういう原因で迭つたかは我々は存じませんけれども、誠に私共は不審に考えておる。この席において先日説明の衝に當つておられた人が、圖らずも他の所管に迭つておられるということは、これは適材適所に廻されることであれば異存ないことでありますが、何か深い原因がなければならぬ。議會は一日千秋に追加豫算の提案を待つております。その際において肝腎の事務を處理せられる人を輕易に取換えられるという點についても、民主的においてはこれ亦御辯明なさつても然るべきことである。いわゆる官僚政治の人事に對しては、一言の喙も挿む必要はありませんが、併しながら我々の官吏、我々の大藏省の主計局長である。そういう關係から考えますと、一應豫算委員會の冒頭において、大藏大臣が率先してここに來てお話になつても差支ない。當然差支ないものじやなかろうか。然るに我々の方にまだお顏をお出しになりません。私は甚だ遺憾に存じます。いずれお出でになりますれば、更に繰返して申しますけれども、萬一この日本中に御出席にならん場合には、委員長より篤と本委員會におけるところの發言を十分尊重せられまして、本員の意思のみならず、これはすべての方が思つておられることと存じますから、委員長より相當交渉せられて適當の機會に辯明をいたさるるよう要求をいたしておきます。(拍手)
#23
○國務大臣(栗栖赳夫君) 御答辯申上げます。大藏省が去る土曜日の夜出火によりまして、新たに作りました新館の一棟と、そうして古い鐵筋コンクリートの上に建てました木造の建物大部分が燒けましたことは、誠に申譯ない次第でございまして、深くお詑びする次第でございます。この出火の原因その他については、直ちに取調をいたしておりまして、判明次第又御報告を申上げたいと思う次第でございます。それから仕事の上の支障を來さないかという、こういうお話でございますが、これは誠に御尤もな次第でございまして、私の方から進んで事情を申上げたいと思つておつた次第でございます。すでに衆議院では今朝申上げた次第でございます。貯蓄の増強、その他で外に參りまして、只今參つたような次第でございまして、丁度お尋ねがございましたので、最も好い機會でございますので、事情を詳細申上げて、一つ御了承を願いたいと思うのであります。燒けましたところにおきまして、主計局でありますが、これは八つの課が燒けたのであります。四つの課その他が殘存いたしておるのであります。そうして豫算に關する部分におきましては燒けておるわけでありますが、併しながらこの追加豫算と、それから近く國会に提出して御審議を願うことになつております内務省の解體に伴なう追加豫算の第二號というもの、及び皇族の御降下による豫算の第三號というもの、そういうものにつきましては一切準備をいたしておりまして、滯りなく提出ができることに相成つておるわけであります。この内務省の解體における追加豫算の如きは、丁度本議會で印刷をいたしておりまして、何時でも御提出ができるような運びに相成つております。それから追加豫算全體のものにつきましても、これは誠に遲れて申譯ない次第でございますが、實はその筋の方の檢討が終らんために、今日まで及んでおる次第でございまして、惡しからず御了承を願いたいと思いますが、これにつきましても、資料その他は丁度官邸でも先日會議をいたしましたし、そうして私の大藏省における大臣の部屋、次官の部屋等も皆無事でございますので、資料には事を缺かないような次第でございます。ただ詳細なる説明書につきましては、各省からいろいろ出たものがあるのでございますが、これについては殘念ながら持出す運びに至らないで燒けてしまつたような次第でございます。これは直ちに關係各廳、その他の官廳に重ねて寫しを出して貰うというようなことを本日の閣議でもお願いをいたしまして、一週間くらいの内には取揃えられる、かように思う次第でございます。そうすれは追加豫算も大體その頃には決まることに相成りますので、追加豫算の提出には支障を來さない、かように思つておるような次第でございます。それから主税管でございますが、主税局は二課が燒けたわけでございますが、その中の監理課と關税課でございます。監理課の方は新たに設けたものでございまして、まだ大した仕事も發足しておらんのでございます。關税課につきましては、關税に關する諸統計が置いてあつたのでありまして、これが燒失したような次第であります。これは戰前及び戰時中のものは、ちようど昭和十五年に燒けましたような例に倣いまして、外關係各廳、その他から資料を囘收をいたしまして、そうして取揃えるより外にいたし方がないと思うのでございます。それを取揃えますには相當な時間等がかかる、かように思つておる次第でございます。是非取揃えて元のように完備したいと、かように考えておる次第でございます。終戰後の關税に關するものにつきましては、關係各廳その他にも寫しがございますので、そういうものを取揃えまして、そうしてこれは比較的速かに事務には差障りのないようにできることと思つておるのであります。
 それから給與局が燒けたわけでございます。給與局につきましても、本日御審議を願つておりますでこぼこの是正、その他追加豫算に現われております資料につきましては、これは大體關係書類を大臣室、次官室及び官邸等、竝びに各關係の局長のところにも持つておりましたので、これは一切支障のないように相成つておるわけであります。併し各職員の方から出して貰いましたカードその他に關する統計の基礎となる資料も一切燒失したわけでございまして、これは大變惜しいことをいたしたわけでございます。何とか再製するような方途を考えたいというので、只今いろいろ省議その他で打合せをいたしております。尚國有財産局が一切燒失したのでございます。これは大體國有財産局は、各地の財務局その他から經由して本局に集まつて參つておりますので、その關係財務局その他には寫しがございますので、至急その寫しを出さすことにいたしたい。かように考えておる次第でございます。尚國有財産局の中で、賠償物資に關する重大な問題があるのであります。これは幸に大藏省といたしましては、國有財産局と監理局とに同じような資料を持つておつたわけでございます。監理局の方は燒失を免かれまして、すべて揃つておりますので、そこでこれはその儘その資料が使えますので、支障は起らないものと考えております。
 尚會計課が燒けたのでございます。會計課の帳簿については、これは支拂先その他を、やはり十五年の例によりまして調査をいたしまして、そうして成るべく速かにこの帳簿の囘復をいたしたい。かように考えておる次第でございます。で、燒けました點において、最も殘念でございますのは、關税に關する統計資料と、それから給與局の、各職員の生活その他に關する調べの資料であります。これも先程申上げましたような、いろいろ資料の囘復の途を講じておりますので、何とか囘復ができることと思つておるような次第であります。これを要しますのに、この追加豫算その他の運營の日常の仕事には支障を來さない、こういうことをここど重ねて申上げて置きたいと思つております。
 尚大藏省の人事でございますが、これは前大臣以來豫定されてあつたものでございまして、そうしてやはり主計、專賣と、こういうことは、やはりこの際人を充實する必要が非常にございまして、殊に健全財政をとる上において、收入の面でございますが、非常にございまして、それから前專賣局長官は、いろいろ南方その他に行つておりましたような事情もございまして、退職をいたしたわけでございますので、それを補充する上において、而も新主計局長も適材と認めましたので、いたしたような次第でございます。止むを得ない異動の人事でございますので、尚これがために豫算の審議その他を遲らすようなことは、私といたしましても斷然いたさん積りでおります。よろしく御了承をお願いいたしたい。かように存ずる次第でございます。
#24
○石坂豊一君 大藏大臣のお見えになつておることを存じませんで、誠に委員長を煩わしました。(「高聲に願います」と呼ぶ者あり)只今大臣より詳細なる御辯明があれまして、誠に御苦心の程拜察いたします。實は一言のお見舞も申さずに頭から大いに小言を申したようなわけになつておりますけれども、私共の見まするところによると、幸か不幸か大藏省は誠にたびたび火災に遭われておるのであります。火災に遭うたびに、國民に非常な迷惑を與え、又不安を感ぜしめておるのであります。一度あることは二度ありますから、又あとの殘りを燒かないように十分御注意下さいまするよう、又國有財産の元締のところとして、他の官廳においても輕卒に火の取締を怠つて燒かないように、燒けたところから、十分なる體驗を以て注意を與えて頂きたいと存ずるのであります。私共は火災徳いうことに對しては非常な鋭敏な考えを持つておるものでございます。私共も空襲に遭つて一物も殘さず燒いた經驗を持つております。これ程惜しいことはないのでありますから、各官衙、學校といわず、御所管の範圍、國有財産の全部に對して滅失のないように大藏大臣のこの上ながらの御體驗上十分な監督をして頂きたいことをお願いいたします。誠に火災の跡始末等について御苦心の段は拜察をいたす次第であります。
 先程御不在中追加豫算のことに言及いたした次第でありまして、まだお聽き下さる時間もありませんと思いますから、重ねて誠に貴重なる時間と思いますが、申上げます。先月中に大臣より直接、八月二十二、三日或いは二十五日ぐらいまでに提出可能のように承つておるのが、まだ提出がないのであります。これは非常に我々は議員そのものとしての責任も感じますし、又國民もどういうことであろうか、新聞紙上には一千五百億という推察まで書いております。又大臣は各地の出先において、その新聞の記事の金額は違いがあるのですが、六百九十億、或いは七百億というような豫測のつくような數字を書いておるのでありますけれども、一切分らない。とにかく一千億近くのものか、或いは超過するものか、これによるところの財界に對する響きは容易ならんものと存じます。私共は健全財政を堅持して下さつて、インフレの抑止、赤字の克服ということについて御努力になつておることは十分拜察をいたしておりますが、大藏省の御盡力というものは、追加豫算が現われて初めて國民が納得をするのであります。一日も速かに提案せられんことを、この上ながら御盡力をお願いいたします。私はこれで質疑を終ります。
#25
○中西功君 私の質問は非常に簡單なんですが、この私に渡された資料の中で、職員の地域別分布状況というのがあります。この中で特地、甲地、乙地というように三つに分れておりますが、元來丙がもう一つあつたように記憶しておるのですが、この丙というのはもうなくなつたのか、それともこの平均百圓を支給する場合にだけ丙というのがないのか、最初そういうことをまずお聽きしたいと思います。
#26
○政府委員(今井一男君) 申上げます。丙という地域區分は現實にございます。ただ官公廳の給與におきましては、丙所在官署に對しましては、本人給と家族給、それだけを給與いたしまして、別に地域給を何ら加えません。乙地でございますと、本人給に家族給を加えたものに對しまして一割を加算いたします。大體今囘の凹凸というもの、この内容は、一應本人給に該當するものと考えられますので、從いまして、乙地、甲地、特地には、それぞれ規定の率を適用するが、丙地は本人給の建前をその儘認めまして、その彈じき放しを給與する、こういう考でございます。
#27
○中西功君 それでこの括弧の中に、「その後地域指定に變更のあつたものは推定を加えた」、こういうことがありますが、このいわば地域指定はもう完全に終つたものでしようか、それともまだ今後いろいろの事情でそれは變えるわけでしようか。
#28
○政府委員(今井一男君) 申上げます。現在政府の採つております地域區分は、月々の變化の状況を成るべく現實に織り込んで行きます關係上、逐次追加されてまいつております。この備考の三の括弧は、その關係を謳つたものでございます。一旦甲地と指定いたしました地域に對しまして、現在乙地であります土地の物價がだんだん高く相成りまして、生計費として甲地を越すような状態に相成りますというと、その乙地を甲地に引上げるといつたような操作を只今行なつておりますので、だんだんその範囲は膨脹増加して行くような形に相成つております。
#29
○中西功君 そうすると、そういうふうな地區の指足、決定は、さつき説明されましたように、乙地の物價水準が高くなつて來れば、そのときに應じて行うというわけなんですが、それは給與局長の手で行われるわけですか。
#30
○政府委員(今井一男君) 申上げます。私はこの地域給の問題が極めて困難な性質であるのに鑑みまして、從來これを中央における各全官公組合との共同の委員會のようなもので處理したい、政府の一方的な決定にしたくないと、かように考えまして、しばしば話合いも試みたのでありまするが、この地區の指定は、結局におきまして分配の問題に絡みまするがために、煎じ詰めまするというと、いわば農村部分を薄くして、都会の部分に厚くするという操作に終る關係から、組合側といたしましては、どうも組合の團結上處理するのに困ると、從いまして、現在の段階においては政府の方で一方的にやつて欲しいと、こういうお話合いがございまして、私共もしばしば再考をお願いしたのでありますが、現在の組合の發達の状況から申しますれば、これ亦止むを得ない點もございますので、この決定は政府側の方で一任を受けております。政府側におきましては、これを大藏省給與局が中心と相成りまして、關係各省のこの道に詳しい專門の方々をお集り願いまして、委員會を拵えまして、そこで決定をいたして、事實上斷行しております。ただ私共の夙に昨年頃から提議しておりますいわゆる官公職員待遇改善委員會が成立の曉におきましては、是非この問題は委員會に決定に移しまして、より權威のあるものを集めたいということは、長い間念願しておるところでございます。ただ現状におきましては、止むなく私共が技術的に客觀的に地域の指定をやつておる立場に置かれておるということを一つ御了承願います。
#31
○中西功君 それで今のところ大藏省の給與局が中心になつて開かれる委員會、これは何かはつきりした名前が付いておるのでありましようか。それとも便宜的なものでありましようか。
#32
○政府委員(今井一男君) 昨年の閣議決定によりまして、全官廳給與改善協議會とこういう名前で正式の委員會を持つております。
#33
○中西功君 その場合、若し本當に、例えば或地區、或地方の都市でありますがそういう地方都市の物價水準が、調査の結果非常に高いということが判明すれば、そうだけでそれが結局唯一の資料になりまして、そういう協議會において、それが決定されることができるわけでございますか。
#34
○政府委員(今井一男君) 大體そうでございます。
#35
○中西功君 そういたしますと、これは一つ總括的な問題でありますが、これは千二百圓をベースにしてでこぼこを調整されたわけであります。そのでこぼこ調整というのは結局地域的にも、或いは各官廳職場的にも今まででこぼこがあつたのを均らすということになりまして、各個人にとりましてこれが一つの基本水準と申しますか、いわゆるベースという意味でなく、一つの基本水準みたいな恰好になるわけであります。例えばこれが千二百圓ベースでなく千八百圓ベースになりました時には、これがそのまま十二對十八の比率になるというふうな、これが基本的なものになりと考えてよろしいのでございますか。
#36
○政府委員(今井一男君) 今囘の凹凸整理は、先程説明の中にも加わつておりましたように、資格、學歴、勤續年數というような要素だけを織り込んだ凹凸調整でございます。
 從いましてその他の面から見ました凹凸を殘るという結果に相成ります。尚これは千六百圓のベース下における凹凸調整でございまして、千八百圓にした場合に、この問題を如何に結び付けるかということにつきましては、まだ政府側と全官公廳勞組側とは意見が一致に至つておりません。今後の問題に殘されております。
#37
○中西功君 もう一つ大藏大臣のちよつと……。政府はこの度こういう應急措置をこの豫算委員會に承認を求められたわけでありますが、これが承認を求めることが非常に立憲的であるというような解釋でありますが、私のちよつと質問したいことは、元々これは當初の本豫算において決つたことでありまして、それをまだ凹凸の調査ができていない結果百圓を保留しておつた、その保留した部分を今囘調整ができたので支給するというような極めて簡單なことだと思うのであります。でこういうのはいろいろ國会にかけられる。こういう豫算委員會にかけられるということは、これは一つの大きな新しい前例にもなるかと思われるのでありますが、單に立憲的であるというようなことではなくて、實際にはつきりと、どういう理由によつてと言いますか、いろいろこれに絡まる事情はあると思いますが、それが問題じやなくて、これを豫算委員會にかけて承認を求められるということのはつきりした具體的な根據、例えば千二百圓を一應本豫算において組んである。そのまま千二百圓ずつ毎月拂つておれば、これは問題はなかつた。ところが百圓とにかく保留した、保留した結果非常に溜つたわけです。そうしてその溜つたのを一遍に拂うということが新しい事實なのでそういうことについて承認を得る必要があるのか。それとも又、この内容に亙つて凹凸調整をした。そうしてこういうふうに新しい給料の分配をしたということが新しい事實なのか。こういう問題があると思うのでありますが、一體どういう理由によつてこれを承認を求められたか、はつきりしておいて貰いたいと思います。
#38
○政府委員(今井一男君) むしろ事務的な問題なので私から申上げます。お話の通り當初はこれは毎月それぞれ百円ずつ支拂うべき金であつたのでありますが、これを一括して拂うという點におきまして若干性質が違つたようにも見受けられる。まあ或意味における賞與的な、本当の賞與とは違いますが、俗に申す賞與なり或いは生活何とか金というようなものの意味にも解せられる虞れが若干あるという點と、それからもう一つは、本來はこれは純粹の凹凸整理のため支給すべき建前の金として留保して參つたものでありますが、その中の一部を、これは最近組合側との妥結によりまして約半額即ち五十圓を頭割にしまして、各人の俸給如何、凹凸如何に拘らず五十圓だけを頭割にしてやるという妥結が成立いたしまして、正式ではありませんが、一應了解ができました。その頭割にするということは、この豫算の當初の協贊を頂きました趣旨とは可なり違つたものにも相成りますので、關係方面の御意見を參酌いたしまして、若干疑問がありますが、むしろ豫算委員會に御承認を頂くことがとにかく間違いがない、又立憲的新憲法の精神に副うであろう。こういう解釋に相成つたわけであります。率直に申上げます。
#39
○中西功君 そういうふうな點で、何もかも政府が自分の權威を忘れて、自分の與えられた當然憲法の上に與えられておるいろいろの權限を無視して、何でもかでも國會の承認さえ得れば、まあうまく行くだろうというふうな無見識なことでは、なかなか困ると思います。それでさきの御説明は、私の必ずしも滿足するところではないのであります。勿論私は今日ここでそれを詳しく質問しようと思わない、又いつかの機會にしたいと思いますが、ただ少くとも今の給與局長の説明は、極めて非常に簡單なことでありまして、私滿足しないのでありますが、とにかく今後こういう大きな問題に對して、大いに政府の方でも考えて貰いたい。もつと一應政權を任されておるというふうな政府の權威、それをはつきりさして貰いたいということを最後の私の希望として述べて置きたいと思います。
#40
○村上義一君 本案によりますと平均月收千二百圓の中から百圓を保留して、只今伺いますとその中の五十圓は一律支給して、殘りの五十圓の中から更に本案に書いてあります勤務地手當に相当する額を引出し、その最後に殘つた金額を凹凸調整費として分配せられたというふうに解釋できるのでありまするが、果してそうでありますかどうか。又そうであるとしますれば、眞に凹凸調整費として使用せられた金額と、一律支給の金額とは、大體判額でありますが、勤務手地當の金額、この二十七億という中に、それぞれどれくらいの金額があるかを先ずお示し願いたいと思うのであります。
#41
○政府委員(今井一男君) 申上げます。この約百圓と申しますのは、そろばんを置きますと百四圓に相成ります。百四圓の中を、最近組合側と話合ができましたのは五十圓だけ頭割りにする、殘りの五十四圓を凹凸に應ずると、こういうことでございます。從いましてこの分が九ケ月分で九百三十六圓になります。先程中西委員の御質問にもございましたように、九百三十六圓という金は大體本人給に相當する部分でございますので、これにつきましては、それに對應すべき地域給というものがつかなければならんという理窟から、地域給というものをこれに加えるわけですが、これはその外になります。九ケ月分にいたしまして百二圓、一月分が約十二圓ぐらいの金になります。
#42
○村上義一君 今の御説明では私了解し兼ねるのでありますが、百四圓の中、五十圓は一律支給ということに相成つた、殘り五十四圓の内でどれだけの金額が凹凸調整費になつたか、資源になつたか、又勤務地方當の資源になつたかということを伺いたいと思うのであります。
#43
○政府委員(今井一男君) 申し方が惡かつたと思います。五十四圓というものは、全部凹凸調整に當てるのでございます。從つて地域の金はこの外でございます。というのは、それだけ地域給が支拂われなかつた、地域給の豫算として別に特別なものをリザーブしておいたわけではございませんが、本來千二百圓なら千二百圓という水準における地域給の豫算といいますか見積り、千六百圓における地域給の見積りというものがございますので、そういつたものはその全體がフルに使われる高さまで本人給が支拂われた場合に丁度なくなるという見當で組んであります關係から、それより百圓なら百圓本俸が低いといつたもので、從來支給して參つたのであります。從つてそれが月十一圓と十二圓の間ぐらいはそろばんが出るのであります。そのものはこれに加えまして支給する、即ち五十四圓と五十圓、百四圓というものがいわゆる凹凸調整のために從來保留された金でありますが、それにこぶがついている、勤務地手當の關係はこぶと、かように御了承願いたいと思うのであります。
#44
○村上義一君 凹凸調整は五十圓だけを百四圓の中で一律支給せられる。殘り五十四圓を財源として凹凸調整に當てたというふうに伺つたのであります。そうして本案の末尾に「給與不均衡是正の問題は打切りとする」ということが明記してあるのであります。これは官廳勞組との協定がこういうふうに打切りとするということになつたことと信ずるのでありますが、果してそうでありますかどうかということを念のためにお伺いいしたいと存じます。尚この凹凸調整というこの算出の方法を前刻來伺つておりますると、給與が全く平等化したように考えられるのであります。若しそうであるとしますれば、平等必ずしも公正であると言うこともできない場合があるように思うのであります。特にこの一般會計の中でも警察職員或いは學校の職員であるとか、又は特別會計の中にも遞信、鐵道その他非常に複雜な内容を持つているのであります。これらの職城におきまして平等な支給が常に公正であるということも、職務の本質上から見て言い兼ねる場合もあるやに思うのであります。これらについてどういうお考えから、この平等は公正だという見地でお決めになつたのか、又そう深くはお考えにならずに、とに角官廳勞組との協定がそこに落ちついたのだということでありますか。その邊も一應伺つて置きたいと思うのであります。
#45
○政府委員(今井一男君) 最初にお尋ねの點、九月で打切ると申しますのは、この趣旨における問題は、「以上の措置により九月以前の各廳の給與不均衡是正の問題は打切りとする。」ということは、組合側と話合のつきました問題でございます。ただ正式な覺書交換等は十九日の日にやることに相成つておりますが、勿論先程申しましたように、これだけで不均衡というものが一切完璧に整理されたということには相成りませんが、それにいたしましても、それを理由として九月以前に給與が遡るという問題は、これはないことにする、これはこういつた意味合の打切りでございます。
 それから尚第二點といたしまして、給與の平等につきましてお話がございましたが、決して一律にどこも、何省も、如何なる特殊な職務も、すべて千二百圓なら千二百圓一本にするという、そういう考え方で、形式的な統一的な考え方でこのでこぼこ整理はやつたものではございません。このやり方は、一應現在の官廳給與の……昨年におきましてですが、昨年七月、あの際の官廳給與の骨子になつております學歴或いは資格、それと勤續年數と絡み合せまして、それで全國の總平均を出しまして、例えば中學を出て勤續一年の人は、全國平均すると本俸は二百九十圓、二年目の人は二百九十五圓であるとか、こういつたような平均を出しまして、その平均とその省の平均とをぶつつけ合せまして、そこでプラス・マイナスが出て參ります。そのプラス・マイナスをその省に在勤する人數によりまして加重平均いたしまして、そのできた總計の結果が、それを基礎にしましたものが先程讀み上げました數字でございます。從いまして、大數觀察的にはこのでこぼこというものは、現在の不權衡を相當、大部分はカバーしておるものでなかろうか、又今官廳職員が一番やかましくいつておりますでこぼこ整理の主眼點も亦ここにあるものと私も考えるものであります。併しながらこれは勿論形式的な部分を捕まえただけのものでありまして、同じような學歴を持つておりましても非常に心身を疲勞させる、非常にむづかしい技術に携わる、或いは非常に責任の重い仕事をやるとかいつたような場合には、勿論差等をつけなければならぬことはお言葉の通りでございます。併しながらこれを完璧に行いますためには、やはり職階制の精神を受入れる外はないように考えられますので、この次の段階にはそこへ是非進みたい。かように考えまして、本年二月以來組合側と折衝を重ねておりますが、まだ實現の運びに至らないことは極めて殘念でありますが、將來ともこの線に一歩でも二歩でも近づきますように努力したいと考えております。從いまして眞のでこぼこ整理は、これでは全部終つたものでないということは私共も十分了承しておるものでございます。
#46
○村上義一君 本問に關連して尚二・一ストの後始末についてお尋ねしたいのであります。前刻も石坂議員からお尋ねがございましたが、八月十八日と記憶いたしますが、大藏大臣から詳細な報告がありまして、當時の事情につきまして御説明がありました。當時の情勢に鑑みまして止むを得ない處置である。又同時に適當なる給與改善であつたと考えるのでありますが、しかしこの金額は恐らく百億を超過しておると考えるのであります。この金額の豫算上の處理としましては、どういう費目から流用をされたのか伺いたいと思うのであります。又前刻政府委員の御説明によりますると、これを全官廳勞組と協定をしたのは舊憲法時代であるというお話でありましたが、私の記憶が間違つてないとしますると、新憲法實施後であつたように、つまり五月三日以後であつたように記憶するのであります。でたとえこの協定は舊憲法の時代に行われたとしましても、支給の時期は確かに六月七月に及んどおつたことは御承知の通りでありまして、從つてこの支出につきましては、新憲法上におきまして、又財政法上におきましても甚だ穏當でない處置であると考えるのであります。觀方によりましては不當な支出であるともいい得るやに考えるのであります。この法律上の政府の御理釋を伺いたいと思うのであります。若し正當な處置でなかつたという解釋を政府も持つておられるとしまするならば、これに對して如何なる取後處置をお取りになる考であるか。この點を伺いたいと思うのであります。前刻政府委員から、追加豫算に加算して議會に提出するという御説明であつたのであります。そういう程度に輕くお考になつておるかどうかということを、この際特に伺いたいのであります。實は今日御提出のこの問題と比較して考えまして、この問題は既に正式に議會で承認を得られました金額の中、月額百圓ずつを保留して置かれて、そうして今囘官廳勞組と御協議の上で、適當に處置をとられるということに相成つたのであります。然るにこの問題を愼重な御注意の下に、本委員會に御提出になつたのであります。今日御提出になりました問題と、二・一ストの後始末の處理の問題との間には、輕重雲泥の差があると信ずるのであります。從誠て本問に關連しまして、政府の所信をお伺いいたして置きたいと思います。
#47
○政府委員(今井一男君) お尋ねの點は、お尋ねの通り支給したのは確かに五月以降になつているのは事實でございます。ただ給與につきましては、四月の二十八日でありましたか三十日でありましたか忘れましたがかりに、法律に代るべき勅令、今年一年間暫定的に有效な勅令が公布になりまして、本年一杯だけはいろいろの法制の整備の手順の、まあやり繰りの關係から、給與に關してはあまり澤山、法律勅令以下がございますので、從來の通りやることをお認め願うといつたような意味合の、題目は何と言いましたか忘れましたが、勅令の公布がございましたので、一應それに基きまして、それの解釋の仕方如何によつては、いろいろ分れるむづかしい點もあるかと思いますが、從來勅令でやつたものは勅令、或いは省令でやつたものは省令、こういつた立前で、今年一年限りはやることが新憲法に抵觸しないと、こういつた解釋の下に、私共從來の手續をその儘進めてこの問題は處理した次第でございます。
#48
○國務大臣(栗栖赳夫君) 尚只今給與局長が申しましたことの外に、今後の方針を一つお答え申したいと思います。今後の問題でございますが、新憲法下におきましては、斯樣な勅令又は政令というものの效力も限定されております。今後はこれをいちいち國會の御承認を得ていたすということに相成る譯でございます。勿論そういう原則に從つて政府はやつて行きたいと思うのであります。急を要する場合、非常の場合、その他特別の事情のある場合もあると考えられるのでございます。そういう場合は只今その筋とも交渉いたしまして準備中でございます。法律を一つ出しまして、そうして特別の場合に對する善處をいたし得るような途も考えて置きたいと思うのでございます。その方法につきましては、國會の開けない場合、その他いろいろの場合もあるのでございます。そういふ場合には政府或いは國會關係の代表と相談をして、一時急を要する場合には支拂をする、その他適當なる方法を十分に考えたいと思う次第でございます。いずれ法律が成案を得ますれば、皆樣の前に差出しまして、そうして御審議をお願いしたい、かように考える次第でございます。
#49
○村上義一君 大變貴重な時間を費やしまして恐れ入りますが、只今政府委員からお話になりました給與に關する暫定措置をなし得るというこの勅令につきましては、これは新憲法の關係におきましては、餘程力が弱められておると解釋するのが正當だと私は信ずるのであります。新憲法の精神、規定に違反しておるすべての法律命令は效力を失するということに解釋するのが正當だと思うのであります。併しながらこれは別問題といたしまして、只今大藏大臣から今後についての方針を立法の方法によつて處理し得るように善處したいというお話を伺いまして、その御提案を待つて善處したいと思うのであります。これで私の質問を打切りたいと思います。
#50
○カニエ邦彦君 大體私の質問いたしたいことは、石坂君なり中西君なり、或いは村上委員において殆ど言い盡されましたので、一、二簡單に御質問をしたいと思うのですが、本處置に示されましたところの給與額の凸凹の是正の件に對しましては、すでに二十二年度の當初豫算において大體承認されておるかのように聞いておるのであります。從つて千二百圓の枠の外であれば別として、千二百圓の枠の中のものを支出するということに對しまして、改めて又本國會の承認を得なければならんという點が少し、了解に苦しむのであります。この點どういうことになりますか。今後のために承つて置きたいと思うのであります。
 それからもう一つは、これは石坂君からも言われておつたのでありますが、千二百圓の枠であつても、現在の勤勞者が食つて行けないのに、千百圓を出して、あとの百圓を今日まで据え置いたということには、いろいろ事情もあつたと思いますが、すでに問題は過ぎ去つておることでありますが、併し苟くも勤勞者に支給すべき給與が、いかなる理由があつたといたしましても、あまりに支給するのに長く掛かり過ぎておるという點は、甚だ遺憾に思うのでありまして、今後はこういうことの絶對にないように一つお考を願いたいと思うのであります。
 もう一つは千六百圓の支給の件につきましても、未だ國會の承認を得ていられないように思うのでありますが、これは千二百圓のようなことに又なりましてもなんですが、これは政府としては一體どういう處置をせられるのか。或いは又いつ頃國會に承認を得るように處置をされるのか、以上の點について一應簡單に御説明願いたい。
#51
○政府委員(小坂善太郎君) 御答えいたします。前段の點につきましては、先程中西委員に對しまして、今井局長が御説明した点に多少關連があるのでありまするが、先ず今囘のこの措置というものが一度に纒めまして、或時期の突破に關する特別措置であるというような意味を持ちまする點と、更にこれが分割されまして、半額は平均いたしまして、フラットに支給される。そうして更にその殘額がでこぼこの調整に當てられるというような支給内容につきまして、一應これは國會にお諮りした方がいいのではないか。こういうふうに思われる點に基くのであります。一體この政府職員の給與というようなものは、これは国家の支給する經費の重要なる部分を占めるものでありまするから、國権の最高機關でありまするところの國會が、これを十分に監視し、監督すべきものであるというように、私共考えているのであります。併しながら御承知のように給與の問題というものは、一種の時間的要素と申しまするか、いわゆるタイミングの問題が非常に重要なことである。その時における種々な物價の變動、或いはその外界のいろいろな情勢等を勘案いたしまして、決定されるものであるという要素が非常に多いのでありまするから、我々といたしましては、原則的に國會の御承認を得るということを堅持いたしまするが、他面におきましては、今後の問題といたしましては、でき得れば包括的なこの支給の御承認を頂き、そうしてその内容に關しては、特定の部局等に對しまして、これを委任して頂くような法律を御決定願えればと、かように考えている次第であります。
 後段の千六百圓の問題につきましては、これは休會前の議會におきまして、大臣から御説明申上げましたように了解いたしております。
#52
○政府委員(今井一男君) 今一點、この凸凹調整の金が、なぜかように支給が遲れることに相成つたかという點につきまして、先程石坂委員も御質問がございましたようでございましたから、この機會に若干經過を申上げて置きます。私共は當初三月一杯までには、凸凹の資料が完成する豫定でございましたが、何分全國初めての百八十萬にも及ぶ職員でありましたので、カードの集まりが豫定の十月までに到底集まりませんで、遲いところは三月上旬になつて、手許に參りました關係から、最後に數字が纒まりましたのが、五月一杯掛かるというような形に相成りました。併しながらそれにいたしましても、直ぐ六月にはやろうと思えばできたわけでありますが、二・一ストの解決のために、全官公廳の勞組と政府の代表とが、いわゆる官公職員待遇改善委員會準備委員會の名の下に、團體交渉を二月二十八日から續けて參つたのでありますが、この會合の席上におきまして、結局將來の新給與體系を兩方とも一遍に作りたい。即ちこういうような形式的な凸凹整理を一度やつて、引續いて又職階制に基く實質問な凸凹整理を續けてやるといたしますと、ごく短期間に二度も手數を掛けなければならん。これは無駄なことである。從つて一括して處理しようじやないかというような組合側との話合いになりまして、從いましてこの金を支給できる状態になりながらも、尚且支給しないで留保して參つたのであります。ところがその實質的な凸凹整理、職階給與への切換えの問題が五月の末以來、殊に六月になりましてから話が大分食い違いを生じまして、たびたび折衝を試みましたが、未だにどうも目鼻が容易につきそうもないといつたところから、八月になりまして、それではこの凸凹の分だけ先に一つ出そう、受け取らないか、受け取ろうと、こういつたような話になりまして、話合いを始めたのでありますが、この受け取り方につきましていろいろ議論がございまして、この議論が纒まりますのにここ一ケ月近くかかりました關係から又遲れたのでありますが、組合側から途中でこれを欲しいと言つたのを、政府側で抑えて來たという關係だはけ少くとも絶對にございませんから、この點だけは一つ御了承を頂きたいと思います。
#53
○カニエ邦彦君 最後に以上の處置による九月以前の各廳間の給與の不均衡の是正の問題は、この九月を以て一應打ち切るということをこの書類に謳つておるのでありますが、十月からは政府としては、決定的な給與の方策を樹立して進まれる方針であるか、又十月からこういつたような暫定的な處置が行なわれるのであるか、その點伺つておきたいと思います。
#54
○委員長(櫻内辰郎君) 質問途中申上げますが、委員の方々に特にお願い申上げたいと思います。お一人でもお歸りになりますと、定足數が缺けることになりますので、甚だ御迷惑でありますが、最終までお留りをお願いしたいと存じます。
#55
○政府委員(今井一男君) 十月以後の給與問題につきましては、改めて討議したい、こういう組合側からの申出でございますので、一應九月までの問題を取り上げてここを綺麗に貸借をなしにしようといつたところでこの話合いを纒めた次第でございます。從いまして凸凹整理の問題を今後全然取扱わないという意味じやございませんで、取扱う場合におきましても、九月以前に遡るという問題はこれはやらない。これはこの分でおしまいにすると、こういつた意味合いで話合いが纒まりまして、かような文字が挿入になりました次第であります。從いまして十月分は政府側からこうやりたいという希望はございますが、見透しといたしまして確信のあるところを申上げる段階には至つておりません。
#56
○伊東隆治君 私の質問いたしたいこともだんだんの御質問によりまして、殆んど言い盡されておるのでありますが、ただ一つここにお尋ねいたしたいことは、昭和二十二年度の當初本豫算におきまして支出することに決定しておるに拘わらず、その支出の方法がかくの如く變つて來たので、特にこの國會の承認を得るためにここに提出せられたものだとの御説明でありましたが、私がこれを一讀しましたときに受けました感じは、二十二年度の豫算に組みましたその豫算額を、一月に逆つて、一月と三月の間の給與にもこれを逆つてやつたことに重大なる豫算の變革をしたのである。そういう意味で國會の承認を得るためにこの案を出したのではなかろうかと、こういうふうに了解いたしたのでありますが、先程の政府委員の説明によりますとはつきり了解し兼ねたのでありますが、新憲法發布後に受けたる政府の債務であるから、その債務を履行するために實質的に一月から三月まで、即ち二十一年度の豫算で組むべき給料を拂つてもいいだろうと、こういうような御説明かのように承つたのであります。この點甚だ了解いたし兼ねますので、先ずこの點を御説明願いたいと存ずるのであります。
#57
○政府委員(河野一之君) 當時の、千二百圓ベースで本年度の當初豫算を組みまする際には未だ千六百圓ベースの問題が起つておりません。本年度に入りまして、五月になりまして千六百圓のベースに上げまして、それからその金額を更に一月から三月までに遡つてやるということが決定した譯であります。併しその考え方といたしまして、一月から三月まで過去に遡るという趣旨でありますが、この金額をその當時在職いたしておりまする者に一種の手當と申しますか、そういうような標準で當時の在職者にやるという、新しくそういう給與をやるんだと、こういう考でありまして、この問題につきましては御趣旨のような點もありまして、會計檢査院その他といろいろお打合せいたしたのでありますが、と申しましてもすでに二十年度の豫算は、年度を經過いたしまして支出ができません事情でありまするし、と言いまして當時の情勢といたしまして、まあ實質的に申せば一月から三月までの分を出さないという譯にも參りませんので、便宜本年度の豫算を繰り上げて出すと、こういうような事情に相成つておる譯であります。
#58
○伊東隆治君 大體今の説明で了承することにいたしますが、かくの如き案を極めて一讀いたしまするというと、何が故にこれ程の会を催して國會の承認を得なければならんかと思うような案を提出しておるに拘らず、先程承りますれば千六百圓ベースのときには五十億の支出を餘儀なくせらるるのであろうし、又七月からは千八百圓ベースを實施いたしますというと、百五十億からの豫算をここに出さなければならないというような重大なる豫算上の變革があるに拘らず、僅かに二十七億のこの問題をここに出して來るというのは、どうもその間に均衡が失われておるように思うのであります。この點に關しまして、今後この千六百圓ベース及び千八百圓ベースの増加額を合せれば二百億にも達するこの厖大なる金額の財源についても、先程質問があつたのでありまするが、これに對しましても的確なる御答辯がなかつたように思うのでありまして、私共は本日この案をここに附議せらるるに當りまして、從前にかくの如き二つの大きな豫算上の支出があるべき事項を國會に附議せずして、又その當時のいろいろの事情があつて承認を得ることができなかつたといたしますれば、その後でもこれと一緒にでもこれを附議すべきであつたろうと思うのであります。このことは延いては八月十八日の大藏大臣の例の報告の問題にも關連することでありまして、官吏の俸給は從來のように、ただ一片の勅令で以て決定しない、法律によるという大きな原則をここに附議すべきであるのでありますが、どうもこの前の委員會におきましても、米窪大臣はなるべく法律によるというような言葉をお使いになつたし、又政府委員の方におきましても、頻りに四月某日の勅令を楯にとられまして、勅令による場合は大いにあることを仄めかしておるような譯でありますが、かくの如きことでは、誠に新憲法の精神を蹂躪するかのような感じを與えるのでありまして、この機會に大藏大臣からでもはつきりとこの給與の問題について、もつと明確に御説明願えれば非常に幸いだと思うのであります。而も先程の大蔵大臣の大體の方針の中には、一つ法律を作つて、その法律の委任によつて、命令でも議會開會中などにできるようにしたいというあの御答辯が、先般の米窪大臣の説明によりも非常に進んだ具體的に我々非常に滿足する御答辯ではありますが、どうも本日ここに提出せられましたるこの答と、今後の又千八百圓ベースの下による豫増加の問題なんかと考えまして、實施に鑑みまして、一つの政府の意向を、この機會にはつきりいたして頂くことは、八引十八日の御報告をもつと明確にここに示すことになり、我々議員一同も大いに滿足し得るところの思うのであります。これに關する御所見をお願いいたします。
#59
○國務大臣(栗栖赳夫君) お答えいたします。前内閣時代でもございますし、本内閣の初めにも引續いておるのであります。大體前内閣時代に契約は調印になつたりしておりますと、時たまたま議會の休會、その他の關係もございまして金額の多寡によらず前囘は滿足すべき手續がとられておらなかつたのであります。併しながら今囘からは憲法の精神にもございますし、政府職員の給與というものは、國家の財政に重大なる影響があり、大きな部分を占めておるという點にも鑑みまして、先程來申上げますように、國會の御承認を得てやりたいと、かように考えておる次第であります。それでございますけれども、實際この給與、殊に現時下におきまして、給與、待遇その他を考えて適當に善處いたしまするにつきましては、やはりこの國會が開かれない場合、その他をも考えなければならん點もございますので、先開申上げましたように、勅令に代わるべき法律を出しまして、原則としては、國會の承認によりますと、然らざる場合には法律によつて或種の委任に頂載いたしまして、その委任に範圍において、事急を要するような場合の支拂等はいたしたい、かように考えておる次第であります。
#60
○河野正夫君 もはや私の伺いたいことも大體濟んだのでありますが、極く瑣末なことですが、二點ほどお伺いしたいと思います。渡された文書の中に、各廳ごとに異なつた支給率を定めて支給する、これは五十四圓の殘額についてでございましようけれども、これは例えば勞働省ではこういう率、大藏省ではこういう率、というので決めるという意味ですか、乃至は資格勤務年数によつて一定の比率を決めてという意味であるか。つまりこれだけで伺いますると、官廳間のでこぼこは是正するけれども、個人間のでこぼこについてまでここで考えておるかどうかということが明確になつておらないのでありますが、その點如何でございましようか、それから次は、この措置が非常に遅れたということについては、聲を大にして彈劾したいところでありますが、それは今皆さんが仰せられたので省略いたします。但し、そのために過年度の分はとにもかくにも、四月以降において退職した人があるとする。その退職者に對しては如何なりますか。つまり本年度において在任しておつたけれども、途中退職した。こういう者に對して遡つた給與がある豫定であるかないかということを伺いたいのであります。
 最後にもう一つ、政府委員の御説明は非常にはつきりしない點があるのであります。この際の、こういうことについての措置についての報告をし、承認を求める理由はいろいろと擧げられましたけれども、先程どなたでしたか、民主黨の方から御發言になつたように、千二百圓という當初豫算の中には明かに一、二、三月分が入つていない筈であります。そういうことについての承認を求めるということは、明らかに他の理由、政府が擧げられた理由の外に、當然必要じやないか。更に又政府委員の説明によりますと、私の聽き違いでないならば千二百円の中百圓は初めより豫備金としておつたというと、豫算面の豫備金という意味であるか、或いはただ實際は給與の項目に入つておるのを豫備金の如く保留したという意味であるか。その點明らかでないのでありまするが、若しもこれが豫備金であるが故にその支出においてここに承認を求めるという意味なのか。その點がはつきりしないのでちよつとお伺いいたします。以上三點であります。
#61
○政府委員(今井一男君) 申上げます。この一項の内容は、ただ私どもの手から各省に金の配付されるという建前だけを謳つたものでありまして、各省におきまして、それぞれ組合側と交渉の上變つた扱いができるようなゆとりを取るために、只今組合側と、全官公廳の待遇改善委員會則と交渉しております。從いましてこの五十圓パーで貰いました金を、省によりましては又變つたふうに分ける省も起つて來得ると思います。それから各省の凹凸によりまして配付されます一月五十四圓の分を、これを昇給の形で處理するような省も出て來るかと思います。又これを一括しまして、本俸に對する比例で一時金のような形で支給するような省も出て來るかと思いますが、そういつたことは、原則として各省とその所屬勞組との話合いを主にして進めて行きたい。かように考えております。尚先程各省一齊と申しましたが、これはその省全體の總平均でございますので、その省に屬しますいろいろの部局によりまして、又この凹凸は違つて參りますので、私どもの方からは各廳、即ち行政單位上の各廳までは、でこぼこの率を細かに彈きまして渡そう、かように考えております。それを實際に各人が貰います場合には、只今申しましたように、いろいろの場合が生じ得る。いずれにいたしましても六月分まではこれで清算、そういう形に相成ります。その意味におきましてちよつと變つた給與と申上げざるを得ないわけでございます。
 それから退職者云々のお話がございました。この給與は本來の目的は凹凸調整のために毎月々々支給する建前のもので留保されたものでありますが、實際に支給します今日におきましては、相當生計費補給の意味合いをもちまして、本來の目的をやや離れまして、少くとも半分頭割にやる、こういつた建前を取ります關係から、一應五十圓の分につきましては、少くとも退職者にはやらない考であります。ただ基本給が決定して、本當の、本來の號俸が改正をされます機會におきましては、退職金等の計算の基礎としては、いずれ退職者に對して考え直さなければならん場合は、この問題と別箇に起り得るものと、かように考えております。
#62
○政府委員(河野一之君) 只今の凹凸調整の百圓と豫備金との關係でございますが、千二百圓ベースを立てます際に、豫算をどういうふうに組んだかということをもう一囘申上げてみたいと思うのであります。當時、昨年の七月から俸給令が改正になりまして、それが大體平均六百圓程度のものであつたのでありますが、それが千二百圓ベースになりましたときに、暫定加給という形においてこれを殖やして行くということになりましたその時に、百圓の凹凸調整の全額を別にいたしまして暫定加給の金額が決つた譯であります。從いましてそれに基きまして當時の現在人員によりまして豫算を積算いたしたのでありまして、これが政府職員特別措置費と申します豫算項目に千百圓のベースで入つておる譯であります。あとの百圓につきましては、これは先程政府委員も申しましたように各省のおのおのの給與の状況が違う。學歴、經験或いは勤續年數そういつたものによつて違いますので、これを纒めて各省に配分することが困難でありましたので、各省一括いたしまして、一應豫算費の中で財源を立てて見ようとこう考えておりました、と申しますのは豫算費から出すという積極的な考と申すよりは、若しこのでこぼこ設整する金額が決りましたならば、給與を豫備費から出す。そうでなく新國會ができて間に合うならばそのときは新しく豫備金を減すなりして新しい追加豫算を組んで出す。こういう積りでおつたのでありますが、非常に技術的のことはお分りにくいかと存じますが、大體そういうような趣旨で本當の豫算の方には千百圓ベース、豫備金の方には財源的に百圓分入つておつたと、こう御了承を願いたいと思います。
#63
○委員長(櫻内辰郎君) 川上嘉君、御質疑はございませんか。
#64
○川上嘉君 各位の方々の發言によりまして、殆ど私の發言する必要もないのでありますが、簡單な點を二、三御尋ねしたいと思います。先程各位から發言がありましたように、平均月收千二百圓で各廳間の給與の不均衡を是正するということは二・一ストの闘爭の直後において決つていたことでありまして、これが今頃になつて今日豫算委員會で承認を受けなければならんということは理由の如何を問わず遺憾であります。いよいよ職員一人當り月給百圓を支給するとのことでありますが、凸凹の調整は既に完全にできているかどうかということを先ずお伺いします。先程大藏省の出火の状況の報告によりますと、カード調査の資料もその他の統計資料もなくしたそうでありますが、統計の調査の結果が完全にできておるかどうか。そうして支給時期がいつ頃であるかどうかということをお伺いそたいと思います。尚もう一遍、この問題と或程度關連がありますので參考までにお尋ねいたしますが、去年の七月にやはり給與問題につきまして全官公廳職員が鬪爭をやつたわけでありますが、その結果は、いわゆるその當時七月案という政府案によつて解決したのでありますが、當時この七月案を適用することにつきまして、各官廳間非常に資料その他において不公平、出鱈目があつたようでありますが、政府はこの眞相をどの程度調査しておられるかどうかということをお伺いいたします。
#65
○政府委員(今井一男君) 申上げます。大臣の報告の中にありましたように、私共の局の廳舎も燒失いたしましたが、先月のカードの原票そのものは總理廳統計局に保管してございますので、原票は一切無事でございます。それから最後の結論の數字は、既に澤山拵えてございますので、これも支障ございません。唯中間におきましていろいろな場合の參考材料に使うものが、又改めてそろばんを置き直さなければ工合が惡いといつたようなことに相成つたのでありますが、今度の凹凸調整そのものには別に支障ございません。そのために支給が遲れるということもございません。本日各省の會計課長を別途招集いたしておりまして、國會の承認を得次第支給できるよう、それぞれ手配を進めて置くといつたような手順もとつております。尚昨年七月に切り替えした古い給與體系から新しい給與體系への切り替えの際に間違つた官廳が相當あつたのではないかというような御質問のようでございましたが、この點は私共相當氣をつけて見ておるのでありますが、何分全國の官廳殘らず調べて歩く譯には參りませんので、結局このカードが主になりまして、從つて切り替えの際に假に、これは勿論よろしいことではございませんが、高く切り替えられましたものは、それが基礎になりまして……凹凸整理されます關係から、そういつたものが今後とも有利を扱いを受けることには相成らんわけでございます。尤も私共手の空き次第、そういつた不當な支出、不當な切り替え、そういつたものに對しましては、極力調査努力しつつありまするし、今後とも心掛けたいと思つております。
#66
○川上嘉君 大體了承いたしました。十月以降につきましてはいろいろ、合理的で民主的な職階制度が樹立されることと思いまするが、先程申上げました七月の案の二の舞を見ないように、あまり出鱈目な、不公平な資料というやうなものは參考とせずに、飽くまで科學的な方法、科學的な對策を講じるよう、切にお願いいたしたいと思います。
#67
○委員長(櫻内辰郎君) これにて御通告のありました質疑は終了いたしました。質疑終了て決定いたして御異議はございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#68
○委員長(櫻内辰郎君) 異議なしと認めます。これより討論に入ります。討論に當りましては、この提案を承認するということに、賛成、反對ということをはつきりて仰せになりまして、そうして御討論を願いたいと存じます。木村禧八郎君。
#69
○木村禧八郎君 私は本案に賛成する者であります。併しながら賛成するに當りましては、只今各位の御質疑もございました。それを通じても分ります通り、こういう問題を改めてこの際豫算委員會の承認を得なければならんということについて、いろいろな疑義もあり、遺憾な點も多々あつたと思います。併しながら政府委員及び大藏大臣等の説明によりまして、一應この問題につきまして改めて豫技委員會の承認を得なければならんという事情も大體了承いたしたのであります。又質疑も可なり詳細を極めまして、そうして又重大な……、なぜ一旦既に國會において承認を與えられた本件が、更に改めてこの豫算委員會において承認を得なければならん、そういう重要な問題につきましても、政府側においては當初の目的と、支出する目的が多少違つて來た。これは一括支拂になり、賞與金的になつたということ、或いはでこぼこの半分を生活補給という形において、いわゆる新建費的な補給となつて、頭割りにこれを平均的に支給するようになつた。そういうような點についても御説明があり一應了承いたしたのであります。更にでこぼこ資金のこの遲れた經過につきましても、詳細な説明がありまして一應了承いたしました。その他地域支給率の決め方、或いは更に非常に技術的ではありますが、重要な點につきまして詳細な質疑がございました。それに對して政府委員から詳細な御答辯があれましたが、一應これも我々の納得する所でありましたのでこれを了承いたします。但し、今後の問題につきまして大藏大臣から、法律を定めて一括して承認を得て置いて、あとでこれを政令のような形で支給し得る途を開きたい。そういう御意見もありましたが、これにつきましては、原則論として、一體財政法に基いて一旦豫算で決められたものをどの程度にこれを流用したり、或いはその使途を變更したりしてよろしいのか。そういう原則的ないわゆる財政法の根本の問題について、もう少し政府においてしつかりした御認識を持ち、そうしてそういう根本的な原則論からいろいろの御答辯を煩わしたいと思つたのでありますが、この點については、そうして御答辯がございませんでしたが、これは又今後において新しく追加豫算が出て來る場合、そういう問題について政府當局に御質疑をいたしたいと思います。一應この点につきましては大藏大臣の説明を了承いたします。
 併し最後にこういう給與の問題について、いろいろ問題が起きて來るが、根本においては今日のインフレーシヨン下における賃金の決め方、そういうものが解決されておらないために、しばしばこういう問題が起きて來るのであると私は考えるのであります。これについてはこれまで前内閣とも、又今の内閣におきましても、適正な賃金の決め方、特にインフレーシヨン下における賃金の決め方というものに對して、原則的な方針を、又方式を持つておらないと思うのでございます。これについてはこの前の第一次大戰後におけるドイツのインフレ下において非常に權威ある生計費を作つて、そうしてあのインフレ下において一應生計費を本にした賃金の決め方をやつておるのであります。本來ならばかくの如きインフレ下において、當然權威ある生計費ができて、これを中央及び地域的にこういうものができて、自動的に賃金が生計費の變化に應じて決まるというようなことを早く決めるべきであるにも拘わらず、まだ依然として彌縫策ばかりをやつておる。そういうことが延いてこういういろいろな問題を引き起すのであると思うのであります。こういう點について、政府としては今後もつとしつかりした對策を樹てて頂いて、インフレ下において賃金の決め方は如何にあるべきかということについて、もつと根本的に認識を新たにして、そうしてそういう方式を早く決めて頂くことによつて、徒らに賃金問題についてしよつ中爭議を起したり、或いはいろいろなトラブルを起すということは一應これで避け得られると思うのであります。こういう點について政府に對して今後の善處方を要望いたしまして、そうして本案に贊成の意を表するものでございます。
#70
○村上義一君 私は緑風會を代表して本案に贊成するものであります。八月十八日に大藏大臣から本會に御報告になりました件の善後措置につきまして、尚幾多の問題が殘つておるのであります。これは先刻もお話になりました通り、政府からの法律案その他の御提出を待つて論議を盡したり、善處したいと考えるのであります。今日御提案のこの問題につきましては、既に豫算上の措置もとられておるのであります。ただ政府が民主的に愼重な措置として御提出になつたものであります。特にその支給方法は官公勞組との協定も圓滿に妥結せられた趣であります。私は本案は、本案通り施行されることが適當であるという趣旨において贊成する次第であります。
#71
○石坂豊一君 私も本案に贊成をするものであります。同僚を代表しまして、この意思を表明いたします。而して只今木村君、村上君なりお述べになりました理由と同一でありますが、更に附加えまして、私共が舊憲法の時代において約國費の三分の一、若しくは四分の一に亘る大きな金額は指一本指さずに當局の意の儘に支出されておつたことを知ることにおいて、今日この豫算が非常に民主的になつたことを喜ぶものであります。この豫算を原則から申しますと、議決してある範圍に執行せられることは差支なえつたかも存じませんけれども、併しその中幾分にても議會の決議に副わないものがあることを認めた場合において、形式の如何を問わず、實際において國民を代表するところの最高權威の國會に諮るということは當然なことで、當局がその途をとられたということは、私も大いに贊意を表する次第であります。就きましては本年度はすでに四分の三を經て經過をいたしております。すでに支給分については大旱の雲霓を望むがごとく待つておることと存じます。速かに本給與を各人に及ぼすところの手段を遺憾なくおとりを願いまして、本會議決議の趣旨を徹底せしむるようにいたしたいと存じます。ここに簡單ながら贊成の意思を表明いたします。
#72
○中西功君 私も本案には贊成であります。むしろ贊成というよりも當然のことだと思うのであります。前豫算において決定されたことでありまして、今更改めてこれを我々がいろいろ論議するまでもないことと思うのであります。私といたしましては、そういうふうに政府が國會の意思を尊重されるということは大贊成でありますが、併し同時に物にははつきりとして區別もあるわけであります。又これは關連いたしますことは、全官公廳の團體交渉の問題であります。勿論私は今日ここでその問題には觸れませんが、そういうふうな大きな問題もありますので、これは今後尚、こういう問題については相當の問題が殘つておる。私達も意見を保留して置くという點をはつきり申上げておきたいと思います。木村さんがインフレ下の生活費の調査竝びにそれに基く賃金支給の制度を作り上げなければならん、又それができていなかつたのが、こういういろいろなことの大きな原因であつたという點には、全く同感でありまして、今後これは大いに政府において考えて頂きたい。そう思つております。
 以上の理由によりましてこの本案に對しては勿論贊成であります。この支給がこれ程遲れたことをむしろ遺被に思つておるくらいであります。
#73
○伊東隆治君 私も本案に贊成いたすものであります。本案の從來の經緯、又從來は勅令で以て決められたこの事項が、かくも十分に民主的に論議されましたことに鑑みまして、本案の通過に贊成する者であります。
#74
○川上嘉君 私も本案に贊成いたします。今後政府が全官公廳組合との今囘交渉に應ずる場合には、できるだけ第一線の實情、更に實社會の實情というものをよく理解して、組合との交渉に當つては圓滿に速かに解決し、そうして解決した結果については、從来のように長引かすことをせずに、速かに解決されるように希望いたしまして、本案に贊成いたします。
#75
○委員長(櫻内辰郎君) これにて討論を終結し、採決に入ることに御異議はございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#76
○委員長(櫻内辰郎君) 御異議なしと認めます。政府より要求せられましたる官廳職員給與に關する應急措置に關する件について、承認を與えることに御贊成の方は御起立を願います。
   〔總員起立〕
#77
○委員長(櫻内辰郎君) 滿場一致を以て承認可決確定をいたしました。これにて散會いたします。
   午後五時四分散會
 出席者は左の通り。
   委員長     櫻内 辰郎君
   理事
           木村禧八郎君
           西郷吉之助君
           村上 義一君
           中西  功君
   委員
           カニエ邦彦君
           石坂 豊一君
           小野 光洋君
           左藤 義詮君
           深水 六郎君
           伊東 隆治君
           稻垣平太郎君
           木内 四郎君
           小畑 哲夫君
           飯田精太郎君
           岡本 愛祐君
           奥 むめお君
           川上 嘉市君
           河野 正夫君
           島村 軍次君
           鈴木 直人君
           高田  寛君
           姫井 伊介君
           渡邊 甚吉君
           川上  嘉君
           藤田 芳雄君
  國務大臣
   大 藏 大 臣 栗栖 赳夫君
  政府委員
   大藏政務次官  小坂善太郎君
   大藏事務官
   (給與局長)  今井 一男君
   大藏事務官
   (主計局次長) 河野 一之君
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト