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1949/05/10 第5回国会 参議院 参議院会議録情報 第005回国会 経済安定委員会 第10号
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1949/05/10 第5回国会 参議院

参議院会議録情報 第005回国会 経済安定委員会 第10号

#1
第005回国会 経済安定委員会 第10号
昭和二十四年五月十日(火曜日)
   午後二時開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○價格調整公團法の一部を改正する法
 律案(内閣送付)
○私的独占の禁止及び公正取引の確保
 に関する法律の一部を改正する法律
 案(内閣送付)
○過度経済力集中排除法第二十六條の
 規定による持株会社整理委員会の職
 権等の公正取引委員会への移管に関
 する法律案(内閣送付)
  ―――――――――――――
#2
○委員長(佐々木良作君) 第十回の委員会を開会いたします。前回の委員会におきましては、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案並びに過度経済力集中排除法第二十六條の規定により持株会社整理委員会の職権等の公正取引委員会への移管に関する法律案の提案理由の説明及び逐條説明を聽取いたしましたが、本日は價格調整公團法の一部を改正する法律案について、説明を聞き、次に前回の二つの法案の質疑を行いたいと思います。先ず價格調整公團法の一部を改正する法律案の提案理由を中川政務次官より聽取することにいたします。
#3
○政府委員(中川以良君) 只今上程されました價格調整公團法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明致します。
 價格調整公團は、昭和二十二年六月設立以來本日まで経済安定本部総務長官の定める基本的な政策及び計画に基き、物價廳長官のなす指導及び監督に從いまして、價格等の適正な調整に関する業務を行い見るべき成果を挙げて参つたのでありますが、この間の経驗に鑑みまして、價格調整公團が業務を一層円滑確実に行うと共にこれを簡素強力に遂行できるようにするため、次の二点について現在の價格調整公団法の一部を改正する必要が痛感されるに至りました。
 その第一は、價格調整公團は價格等の調整をするため(一)資金の受入れ又は交付(二)物資の買取り及び賣戻しをすることができるよう定められておりまして、從來はこの二方法のうち、主として買取り賣戻しの方法を用いておりました。併し將來價格調整公團の業務を簡素合理的なものにするには、この買取り賣戻しの方法によることを止めて、資金の受入れ交付の方法に轉換することが諸般の事情に鑑みまして是非とも必要であると考えられるのであります。その際法的な強制力がなければ円滑にこの價格調整方式を運用して行くことは困難でありますので、價格調整公團法を改正して、物價廳長官が関係の業者に價格調整に充てられる資金を公團に納付するよう命ずることができるものとする必要があるのであります。
 その第二は、價格調整公團は他の配給公團の場合と違いまして、その價格調整の対象となる物資を直接占有することなく、單に帳簿上で処理する権限しか認められておらないのでありますが、價格調整公團が業務を正確且つ能率的に遂行しますには、関係業者の提出する書類の正確性を実地においてつぶさに檢証しまして、苟くも不正確な数字や誤つた数字に基いて價格調整を行うことのないよう万全を期す必要があるのであります。このために手段として價格調整公團法には、價格調整公團の当該官吏にいわゆる臨檢檢査権を認める規定が設けられておるのでありますが、実際におきまして今日まで價格調整公團に当該官吏が置かれたことはなく、この規定は全くの空文に終つておるのであります。つきましては價格調整公團の役員又は職員に制限的にしろ、いわゆる臨檢檢査権を與える必要があるのでありまして、またこの改正は從來のいわゆる形式的官吏とその他の政府職員との差別をなくする点におきまして、國家公務員法の精神から見ましても適当なものと思われるのであります。
 以上をもちまして價格調整公團法の一部を改正する法律案の説明を終ります。何とぞ御審議の上速かに御可決あらんことを切望いたします。
#4
○委員長(佐々木良作君) 前回に倣いまして、続いて細かい点について説明を求めたいと思いますが、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(佐々木良作君) 御異議ないようでありますから、政府より説明を求めます。
#6
○政府委員(吉田晴二君) それでは附随した細かい点について御説明申上げます。
#7
○委員長(佐々木良作君) ちよつと速記を止めて。
   午後二時八分速記中止
   ―――――・―――――
   午後二時二十分速記開始
#8
○委員長(佐々木良作君) 速記を始めて。総括的質疑がありましたらこの際どうぞ。……別にありませんでしたら細かい点の質疑は次回に讓ります。
  ―――――――――――――
#9
○委員長(佐々木良作君) それでは前回の二つの法案の質疑に入りたいと思いますが……
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#10
○委員長(佐々木良作君) 異議ないと思いますからこれから質疑に入ります。ちよつと速記を止めて。
   午後二時二十三分速記中止
   ―――――・―――――
   午後三時十一分速記開始
#11
○委員長(佐々木良作君) 速記を始めて。それでは本日はこの程度で散会いたします。明日は午後一時三十分より開会いたします。
   午後三時十二分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     佐々木良作君
   理事
           西川 昌夫君
           帆足  計君
   委員
           川村 松助君
           奧 主一郎君
           奥 むめお君
           藤井 丙午君
  委員外議員
           鎌田 逸郎君
  政府委員
   経済安定政務次
   官       中川 以良君
   総理廳事務官
   (物價廳第一部
   長)      吉田 晴二君
   公正取引委員会
   委員長     中山喜久松君
   総理廳事務官
   (公正取引委員
   会総務部長)  黄田多喜夫君
ソース: 国立国会図書館
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