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1949/04/19 第5回国会 参議院 参議院会議録情報 第005回国会 予算委員会第一分科会 第2号
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1949/04/19 第5回国会 参議院

参議院会議録情報 第005回国会 予算委員会第一分科会 第2号

#1
第005回国会 予算委員会第一分科会 第2号
昭和二十四年四月十九日(火曜日)
   午前十一時十分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○昭和二十四年度一般会計予算(内閣
 提出・衆議院送付)
○昭和二十四年度特別会計予算(内閣
 提出・衆議院送付)
○昭和二十四年度政府関係機関予算
 (内閣提出・衆議院送付)
  ―――――――――――――
#2
○主査(高橋龍太郎君) 只今より第一分科会を開きます。速記を止めて。
   午前十一時十一分速記中止
   ―――――・―――――
   午後零時一分速記開始
#3
○主査(高橋龍太郎君) 速記を始めて。午前中はこれを以て休憩いたします。
   午後零時二分休憩
   ―――――・―――――
   午後二時二十九分開会
#4
○主査(高橋龍太郎君) 只今より午前中に引続き質疑を始めます。速記を止めて。
   午後二時三十分速記中止
   ―――――・―――――
   午後二時三十九分速記開始
#5
○主査(高橋龍太郎君) 速記を始めて。
#6
○中西功君 それで問題は、輸入補給金を多く取つているということは、さつき次官の言われた物價を上げないということだけではなくて、外國から入つて來るものが日本に非常に入りやすいということ、これが相当結果しておると思うのです。本來ならば爲替の関係で保護関税があるようなものが、それが保護関税がなくてそのまま來るという意味においては非常に入りよいのです。そういうふうな價格調整費の役割、輸入調整費の役割が多くあると思うのですが、それよりも私が今直接聽きたいと思つたのは、百八十万トンの銑鋼を生産して七十万トンを輸出するのです。で今度の價格調整費の問題を見ましても、この銑鋼の増産ということは中心眼目になつていると思うのです。そこでこの七十万トンの輸出というものはどういう意味で補償されているか、現在アメリカの銑鋼生産は漸時落ちております。そして又滯貨も殖えております。こういうふうな状況で日本の七十万トンの輸出ということはどういう意味で補償されているのか、その点を少し説明して貰いたいと思うのです。
#7
○政府委員(中川以良君) 只今の御質問の御趣旨は、鉄鋼に対しましては先ず輸入の鉄鉱石に補給金を出して、更に銑を製造する上において石炭が特地向けとして又補給を受けている、更に又銑鉄の補給をしている、併して鋼材を輸出するということは、結局國民の税金であるところの補給金を食つて輸出しているのではないかということを先ずお尋ねであつたと存ずるのでありますが、これは理論的に申しますると、そういうことも言えるのでございまするが、この際國内に不足の物資をともかくアメリカの援助において入れて貰いまして、銑の生産によりまして、各機械産業なりその他各方面の復興の資材なり、國内のあらゆる面がこれを以て一應惠まれ、國内の経済の復興の基盤を作りつつある次第でありまして、この内から六十万トンなり、七十万トンなりを輸出をいたしまするということは、一見補給金を以て間接的に輸出を助成しているということを考えられるのでございますが、併しその輸出によつて更に日本に必要なる物資を獲得をいたしておりますので、只今御指摘のような考えをいたす必要はなかろうかと存じます。これは根底におきまする要は見解の相違と申しまするか、そういう意味だろうと存じますので、政府といたしましては飽くまで銑も輸出し、而してこれによつて更により大事な物資を輸出をする源泉に充てるという考え方を持つております次第でございます。而して今アメリカの銑の生産が非常に殖えて、ストツクも出て値段も下り氣味である際に、果して輸出ができるかというお話でございまするが、一應鋼材の輸出品に対しましては、直接な輸出の助成はいたさないことに相成つております。それでは到底海外の市場に出ないだろうというお話でございますが、只今政府の見通しではそれを以ちましても輸出は可能だという見通しを付けておりまする次第でございます。ただ経済というものは生きものでございまして、世界の経済の動きは刻々に変りまするから、それに対應いたしまして、善処いたす考えでございまするが、今日はそれだけのものは輸出ができる見込みを立てております次第でございます。
#8
○中西功君 その見通しを、一体どういうわけで七十万トンが可能なのかということをもうちよつと具体的に言つて貰いたいと思います。
#9
○政府委員(中川以良君) これはいろいろ関係方面とも折衝をいたしておりまして、大体これが消化できる見通しを付けております。これに対しまする詳細なる資料は只今手許にございませんので、詳細な数字等に亘りまする点は申上げかねまするが、その点は十分に緊密なる連絡の下に見通しを付けております次第でございまするから、さよう御了承を頂きたいと存じます。
#10
○中西功君 だからですね、もう少し我々が普通の常識で以て納得が行くような説明ができると思うのです。これはどういう種類の鋼材であつて、そうしてこれは大体どういう方向に避けて、アメリカの鋼材とは必ずしも衝突しないというふうな点の説明はできそうなものだと思うのですが、どうなのでしよう。
#11
○政府委員(中川以良君) アメリカの鋼材と競爭的にならないような市場に向くべく、これは関係方面におきましても指示をしておりますことでございますし、我々も自信を以てこれを輸出すべく只今努力をいたしております次第でございまして、然らばどういう方面がというような点は只今詳細に申上げる段階にはなつていませんが、輸出につきましては今日のところは決して心配は要らないというふうに考えておるような次第でございます。
#12
○小川友三君 中西さんの御質問に関連しまして、この鋼材の輸出が相当できるという自信は、つまり今政務次官がおつしやつた輸出サービスによるところの輸入サービスというような……いわゆる最惠國に日本はなりつつありますから、そうしたいわゆるサービス的政策が多少あるのじやないか、こう思うのでございます。そこでどうして銑はそれだけ賣れるのだというと、これはいわゆるサービス輸出であるからして、ダイピングの形式を取つておるものであろうと私は想像します。アメリカの生産價格よりも幾らか安く輸出をするというようなサービス貿易であろうと、かように考えますが、その方が正しくはないかと思いますけれども、政務次官はどうお考えになりますか。
#13
○政府委員(中川以良君) 只今小川委員の御指摘のようなダンピング輸出をいたしまする考えは持つておりません。鋼材に対しましては國内の需要に対しましては補給金を出しまするが、鋼材そのものの輸出に対する補給金は出さない方針でございます。
#14
○小川友三君 関連して……これは政務次官は知らないのだと思いますが、曾てのイギリスは耐乏輸出によつて物資を輸出して、今のイギリスの復興を來したという事実は、日本の政府も大いに学ばなければいけないところであると思う。これは敗戰の窮乏であるという現状から見て、特に学ぶ必要があると思つております。そこで輸出の実際の形態が、この補給金を出すという点から見ましても、國民の負担が非常に重い、國民が重い負担をしておるということは、事実上輸出がダンピングの形態を取つておるということが結論的にこれは言えるのです。科学的に言つても言えるのです。そうして國民が大きな負担をして輸出をして、そうして最惠國としての形態を進めつつある、いわゆる輸出のサービスである。サービスということは儲けないで賣ることであるのであつて、輸出をすることはこれはやはり補給金を出す……國民は儲かつてはいません。貿易だけ、輸出だけから見ると儲かつていない、向うから物が入つて來るから、足りないものを、金を出しても買えないものを送つて來るから、それで埋め合せをするから結局は儲かつているのだという政務次官の答弁に私は結び付くと思います。そこで輸出補給金を出しておりますことは事実上のダンピングなのです。事実上國民はうんと損をして賣つておるということは間違いないと私は思いますけれども、ざつくばらんに政務次官はこう言えば、中西功さんも納得するだろうと思いますし、(笑声)委員も満足するのじやないかと思います。もう一度くどいようですが、まあ政務次官は金持ちのお坊ちやんのようでいらつしやいますから(笑声)そこまでは分らないと思いますが、大体分つた範囲内で一つ……
#15
○政府委員(中川以良君) 鉄鋼に対しましては、先程申しました通り、鉄鋼に使いますところの特殊向の石炭は補給金を出します。それから鋼材にいたします際の銑鉄に対しまして補給金を出しております。國内における鋼材は鋼材に対して補給金を出して消費者價格を下げております。併し海外に出しまする鋼材に対しましては、その國内の消費者價格に至るまでの補給金は出さない方針でございます。若しも出すといたしますならば、只今の補給金の中に、そういう予算に数字も計上いたす筈でございます。ただ間接的に申しますならば、石炭と銑鉄に補給金を出しておるじやないかということがある。それがダンピングとおつしやれば、これは一應見解の相違でございますが、政府といたしましては、最後の鋼材に対しては補給金を出しております。但しこの際に、企業の努力によりまして、できるだけ企業自体が損をしないように努力をし、又外國の商品と競爭をし得るように相当の合理化をやり、経済の自立化に向つて邁進をいたしまする上においては、これら鋼材も逐次安くなると考えております。これと同時に國外の輸出も容易になりましようし、又國内に向けまする補給金も逐次減少いたしますという結果になると考えております。
#16
○小川友三君 この耐乏輸出という問題で、政務次官の中川さんにこういう質問をしては惡いですけれども、敗戰國の日本の現在は耐乏貿易、耐乏輸出もしなければいけないのです。そうして必要なものを買つて行くわけで、耐乏貿易をやつて國を富まして行く、物を殖して行くという形体が、イギリスにおいても、或いはフランスにおいても、イタリアにおいても取られております。日本においても、綿花を輸入してもそれを耐乏貿易と申しまして、綿布として大部分を貿易に出しておるのは、正に耐乏貿易なんです。現在の第三次吉田内閣においては正に大英帝國に倣つて耐乏貿易をしていらつしやると思いまして、私は敬意を表しております。自分は親米政治家ですから成るべくアメリカには安く賣つて貰いたい。うんとアメリカに安く賣つて貰う、損するといけませんが、とにかくないものが、アメリカの食糧とか、燐酸カリというような、金で買えないものが來るのですから、國民の懷ろ工合は決して損は行つていません。そう固く信じて、民自党内閣を相当支持しておるのですから、耐乏生活をやつておるかやつてないかという点だけで一つ……幾らかやつているでしよう。(笑声)
#17
○政府委員(中川以良君) 今日國民の生活はいずれも耐乏生活をいたしております。今日國民の生活水準は昭和五年、九年の漸く六〇%ぐらいにしかなつておりません。そういう中において、國民のお互いが精励努力をいたしましたる、汗の結晶を以ちまして輸出をしておることお仰せの通りでございます。又さような努力をせざる以上は、日本は復興はできないと考えております。
   〔小川友三君「それで満点々々」と述ぶ〕
#18
○中西功君 それで今度の予算を見ても、今後日本の経済の行き方を見ても非常に一つの大きな問題は鉄鋼部門で百八十万トンも生産するということなんです。で、その中から相当の部分を輸出して行く。だから私達は実のことを言いますと詳細な日本の生産計画と、それに関連した鉄鋼の資材割当の計画というものを実は見たい。これはこのように日本が鉄鋼の生産が制約されておりながら実際には日本國内向けと言いますか、國民の民需品を造る、それは重工業でも軽工事では農業でもそうでありますが、そういうふうなものへの、鉄鋼或いは石炭、そうしたものの配給割当は総体的に見たら非常に減少しておると私達は思う。これは詳細な個々の事実を見ても分る。國有鉄道のこの度の会計を見てもものすごい打切りですね。こういうことの結果車輛工場はもう上つたりです。でもう鉄道工場の予算は打切るという、これは鉄道予算の打切りは直接には車輛工場なんかが上つたりなんです。要するに、そういうことは日本経済の一つの動脈をなしておるところの鋼鉄、そういうものに、具体的に言えば生産されておる鉄は行かないということなんです。電氣の開発計画には、いろいろの計画があると思います。果してここにこれら生産された鉄がどれだけ廻されるかということは、極めて疑問なんです。それは石炭においても四千二本万トンの計画がありながら、肥料部面に対しては殆んどないのです。増加していないのです。そうしてその他の輸出、或いは貿易に関連した産業を優先的に出されて行くわけです。そういう点は、これは生産計画を詳細に私達見れば一見して分ることだと思うのです。問題はそういうふうに百八十万トンの生産をされて、それが全部本当に日本のために使われるのならば、全部でなくても、ともかくプラスになつて行くのならば、それは結構なんです。だけれども、実際はそうでない。國内産業は総体的に非常に大きな犠牲を蒙むつておる。だからいろいろの問題が起るし、從つて又鉄鋼部門を中心的にした貿易價格調整金を組み方というものは、我々としてこれは非常に不満なわけですね。ただ一つここで結論として結んで置きたい点は、今度の民主自由党が言うところの自立経済、或いは又この予算面そのものを見ましても、均衡予算と言われるそうでありますが、これを見ましても、一つの特長は、若しこの貿易計画、或いはなされておる生産計画、そういうものが狂えば、そこがちよつと狂えば根柢から壞れてしまう。今銑鉄の七十万トンの輸出というものがどれだけ確実性があるか。恐らくこれは私も可成り確実性があると思います。それはその他の生糸、或いは綿織物、或いはその他の雜貨、そういうものに比較すれば、七十万トンの鉄の方が輸出の方としては多い。それはそれだけその鉄が一つの特殊な用途に予定されておるかも知れないが故に、從つて又その確実性は大きいと思うのです。だけれども、これは生糸をちよつと取つて見ても分ります。五億何千万米ドルというものが輸出の可能性として挙げられておりますけれども、これでさえも非常に怪しいものです。ですからこういうふうに、若しアメリカの景氣が少し変るならば、日本のこの貿易計画はますます変つて來る。私は今の日本の経済、或いはこの予算の特長はそこにあると思うのです。若しアメリカに恐慌がもつとひどくなつて、日本の皺寄せをして來るというようなことになれば、これは又変つて來る。そういうふうな、極めて不安定な基礎の上に今度の全計画がなされておる。それから又補給金の計算もなされておる。この点私は政務次官にもう一度はつきり教えて貰いたい。こういうふうな極めて不安定な状態は、恐らく片山内閣な芦田内閣時代よりももつと不安定だと思います。少くも七十万トンの鉄鋼輸出について、このように見通しがありますということを言えないというだけでも、私は極めて不安定なものだと思う。そういうふうなところに日本経済がかかつておる。決してこういうことは自立でも何でもない。ここに今度の予算編成においても私は特徴があると思う。ですからそういうものがこういう予算の組み方、アメリカ経済の一憂或いは一喜によつて、日本が予算の数字をどんどん変えて行かなければならんというような行き方が、実際自立経済なのかどうか。安定したものか。いわゆる日本的に言つて、一つの或る何かプリンシプルでも持つておるものかどうか。私は全然持つていないと思うが、そういう点を一つ聽いて置きたい。更にもう一つ價格調整費の内訳は、こういうふうに計画の上に立てられて、節約される節約されると言われておりますが、一体どのくらい節約されると考えておられるのか。そういう点も若し見通しがあれば、大体の感じで結構ですが、一つ附加して置いて貰いたい、こう思います。
#19
○政府委員(中川以良君) 只今の御指摘によりますと、本予算に計上されておるものは、極めて不安定であるという仰せでございますが、併し私共は、只今お話になつたような、アメリカの方から申しますることを、いずれもそれを受入れまして、如何にも迎合卑屈的にやつておるような御指摘の意味かと解釈をいたしましたが、さような考えは一つも持つておりません。今日決めました予算が、そして本年度の生産計画並びにこれに伴う諸施策が日本の再建のために、日本の経済を安定いたしまするために、最も適切なものであるという自信を以ちまして、政府はこれを本予算に計上いたした次第でありまして、御杞憂の点は万なかろうと存ずる次第でございます。尚補給金の問題につきましては、これはどのくらい減らすか、どのくらい減る見込とかいうお話がございましたが、これは今後の企業家の努力と、これに携わる從業員の方の発奮如何、そして更に國民の耐乏生活、挙國的な受國の熱情の如何にかかつておりますのでございまして、私共は少しでも余計にこれが節約されることを念願といたしております。現に石炭にいたしましても、肥料にいたしましても、この施策発表後非常に生産が向上をしております。非常に明るい喜ぶべき現象を呈しておりまする点は、お互いに誠に御同慶に堪えない次第と考えまするところでございます。
#20
○中西功君 どうも非常に氣強いことを言われますが、もう一言言つて置きたいと思います。今度の予算は貿易予算である、とにかく今度の予算は若し輸出、輸入がそれぞれ二割減つたら、恐らくそれに比例してこの予算の数字が変るというような予算である。今まで日本の予算は沢山見たわけではないが、貿易がこれだけ変つたから、それに比例してこれだけ変るというような予算はないと思う。そこを私は問題にしておるのです。そういうふうな点で、例えばガリオア・フアンド・イロア・フアンドが五億ドル來るというふうに計算されております。勿論これは來るでしよう。來るでしようが、そういうふうな点には、そのまま極めて明白にこの予算の面の数字に反映しておるわけです。その他輸出が五億予定されておるが、若しそういうものができなかつたならば、これは非常に大きな齟齬が來るでしよう。輸入が九億來なかつたら、それだけのひどい影響もあるわけです。そういうふうな客観的なことを私は言つておる。誰が見てもそう思うだろうと私は思う。そういうふうな行き方に日本経済の運命をかけておるということは、実際言われておるようなこれは自立経済なのか、又そういうものが自立経済であるならば、名前はどう附けようと勝手ですが、いわゆる日本の國民が欲しておる自立経済とは別個のものであるということを、私は客観的な事実として今まで指摘して來たわけなんです。次に、私は警察の問題について、ちよつと警察関係の人に聽きたいと思う。ここに國家地方警察、地方警察、それから皇宮警察本部等、いろいろ警察の種類がありますが、一体これは定員何人を大体予定しておるか。それから警察関係の武器について、どういうふうな準備をしておるか。先ず最初にその点をお聽きしたいと思います。
#21
○政府委員(三輪良雄君) 只今のお尋ねの最初の定員の分を申上げます。國家公安委員会は、申すまでもなく委員が五人でございますが、國家地方警察本部、これが六百二十九人であります。管区本部というのが全國に六つございますが、この人員を合せまして七百十二名。都道府縣警察隊、これは署、駐在まで含んだものでありますが、これが三万七千九百五十九名であります。警察大学校が六十八名。管区学校高等部百三十四名、同じく本科六百四十四名。都道府縣の警察学校五千六百名。尚、通信職員、これは別途に挙げておりますが、これは統計いたしまして四千四百五十七名。科学捜査研究所五十二名。皇宮警察本部一千四名。合計五万一千二百六十四名ということになつております。それから武器の点でありまするが、これは自治体警察を含めて警察官は十二万五千でありますが、この持つております拳銃は二万六千に過ぎません。その他武器と申上げていいかどうか、御承知の腰にぶら下げております警棒以外には何も用意がありません。
#22
○中西功君 警察学校は幾つあるのですか。
#23
○政府委員(三輪良雄君) 警察学校は、大学が一つ、管区学校の高等部、本科がおのおの六つであります。都道府縣の学校がおのおの都道府縣に一つずつございますので、四十六あります。
#24
○中西功君 警察学校に入つておる人達は、皆含めますと幾らになりますか。
#25
○政府委員(三輪良雄君) これは入つておる者を含めたものを申上げたのであります。
#26
○中西功君 人数は。
#27
○政府委員(三輪良雄君) 先程都道府縣の学校五千六百と申上げましたが、これは大体巡査の見習生というような者を收容いたしまして、教養をいたす生徒の数でございまして、それ以外は、学校と申しましたのは職員の数で、この他に入ります者はそれぞれ都道府縣の本部、管区におります警察官が試驗の結果そこに入つて教養を受けるということになつておりまするので……只今のお尋ねが若し收容人員ということであれば……
#28
○中西功君 收容人員です。
#29
○政府委員(三輪良雄君) 收容人員ですか。都道府縣が五千六百であります。それから大学が三百名でございます。高等部は五百名。
#30
○中西功君 十二で五百名ですね。
#31
○政府委員(三輪良雄君) いや、高等部は六つでございます。それから本科は只今のところ五千名でありまするが、施設が完備いたしますれば九千名は收容いたす用意がございます。
#32
○中西功君 そうすると、國家警察皆で三万五千ですか。もつと多いのですか。
#33
○政府委員(三輪良雄君) 警察官が三万名でございまして、その外定員外に只今申上げました都道府縣の見習生はその外に五千六百、実際はこれまでおらんことが多いのでありますけれども、それだけおるわけであります。
#34
○中西功君 そういたしますと本科の九千名というのは各地から、抜擢してここで教育する、そのための施設ですか。
#35
○政府委員(三輪良雄君) その通りでございます。
#36
○中西功君 それは三千名くらいしかいないのに九千名というのは実に多いと思いますがね。
#37
○政府委員(三輪良雄君) 御指摘の通りでありまして、只今の定員では九千名入れることは非常に困難だと思います。五千名入れておりますることも非常に困難でございまして、そのために昨年の十二月予備金を以て約二千名の警察事務官がこの学校に入りました。巡査の後で事務的な仕事で、一般職員に変りまするものをやらせますために予算を認められ、その後採用いたしましたような事実もございまして、九千名入れるということは非常にむつかしい問題でありまするけれども、まあ收容能力といたしましてはそれだけ準備いたします。殊に関係方面のお話もありまして準備いたしておるわけであります。
#38
○中西功君 私は警察学校というのは非常に曲者だと思つているのです。非常にこれは恐らく將來の大きな問題になる萠芽が私はここに見えていると思うのです。警察のことをやつておられる皆様、当局でさえがどうも今のところこんな大きな施設を作つたところで意味がない、処理に困ると思つておるような程確かにこれは計画が過大過ぎると思うのです。この警察学校のために全部併せまして大体どれだけの費用がいるわけですか。
#39
○政府委員(三輪良雄君) 警察学校に要します経費をいろいろ引括めにいたしまして九億四千六百円であります。申し遅れましたが先程の管区学校の本科というのは國家警察の者ばかり收容いたしておりまするけれども、大学或いは高等部というものは、これは自治体警察の者も約半数余り收容いたしております。
#40
○中西功君 本科は一應國家警察だけですね。
#41
○政府委員(三輪良雄君) そうです。
#42
○小川友三君 関連してちよつと……今ピストル二万六千挺あると言いますけれども、これは何種類も非常に変な型があるでしよう。それで彈がなかなか嵌らなくて、ピストルは持つているけれども彈がないのを担いで歩く人も場合によつては出て來るわけですね。これを統一する計画は持つていらつしやると思いますが、同じ銃身であり、銃口である。今何十種類とあつて実際彈は持つておりますが、俺には嵌らない、或いはいざというときには射盡せば彈は嵌らない。他の彈はあるけれども大きくて嵌らない。ゆるくて向うへ落ちる。こういうのが沢山あると聞いておりますが、これは何種類になつておりますか。これを統一する計画はいつ頃……
#43
○政府委員(三輪良雄君) 御指摘の通り、只今の警察は、ピストルは数が少いばかりでなく、その種類は実に三十八種類に及んでおりまして、実用價値から申しますれば、これは一種類に統一することがもとより望ましい。併しながら只今我々が武器を作ることは許されておりませんし、統一したいという希望を持つておりますが、私達の意思でこれを統一するという見通しはございません。
#44
○中西功君 実は三万名の人々のためにやはり、十二万五千と言つてもよろしいが、そういう人々のために九億四千六百万円というようなものが投ぜられておる。実際に今何百万という兒童が六三制がないために切られたために、或いは教育費が削減されたために、非常な困難に直面しておるんです。で私達はこういうふうな小さいことなんですが、若し今後警察当局として本当に日本全体のことを考えて行こうというふうに考えられるならば、こういうふうな或る意味で余分なと言いますか、教育費というものはうんとなくするか、削減しなければいかないと思いますが、警察だけが……一應我我としては我々の見解を持つておるが、警察当局が三万名の人に九億からの警察に教育費を使うという点が、今六三制が切られ、或いは教育費が減らされて、兒童が巷に迷つておるというふうな現状を見て何にも考えられないのかどうか、その点を一つお聽きして置きたいと思います。
#45
○政府委員(柏村信雄君) 警察の教育費が多額に上つて外の教育費が十分でないのに、警察が非常に多くの額をこれに当てておるというお話でありますが、実際外の教育も勿論大事であると思いますが、現在警察官の教養ということは國家の治安を維持し、民主的な警察を確立するという意味におきましては、喫緊の要務であるというふうに考えておるわけであります。とかく警察官が教養の不十分なために民衆に迷惑をかける、或いは警察の執行務において能率を欠くというようなことが言われるのでありまして、私共といたしましては、外のものまで取つて來て警察をどうしようというような大それた考えは毛頭持つておりませんが、警察の教養ということについては、今後もできるだけしつかりして行きたいというふうに考えておるわけであります。尚、費用が非常に多いと申しましても、この中には遠くから学校に入るための旅費等も含まれておりますので、実際教育自体に充てられる金がその全額であるというわけではないので、その点は御了承願いたいと思います。
#46
○中西功君 遠くから旅費まで提供して警察は優遇されておるんですよ。ところが外の学生は今アルバイトをやつて、食うや食わずでやつておるんですよ。まあそういう点も考えておいて貰いたいと思います。併し私共の住んでおる所では強盗が多いんです。皆やられておれのです。実際にそれじや今の警察の数でその強盗が取締れないか、そうでないと思うんです警察は税金の鬪爭を、我々の税金鬪爭とかいうものを彈圧するときには、三百人でも千人でも幾らでも動員して來るんです。或いは大阪におけるごときデモ隊に襲撃をするというような場合にはすぐ動員できるんです。だけれども強盗に対してはこれはこそ泥も入りましようが、とにかく今は頻々と起つておるんです。これに対しては殆んど関心がないかのような、これは手が廻らんのが当り前です。外の方向にばかりやつておるんだもの。私は警察官の素質ということを本当に考えられるならば、どこが問題か、根本を今の警察は忘れておるんです。本当に人民大衆のために盡そうということを教えているのじやなくて、逆に人民の民衆的な運動を、これを監視するとか、或いはこれに制肘を加えるとか、そういう方向にばかり全能力を注目をしておるんです。これじや今の警察を幾らよくしようと思つたつて、これは無理だ、上から幾ら何を教えてもこれは無理だと思う。そういうことよりも民衆的な運動に対する今のような、このような制限や或いは彈圧というものを止めて、專心泥棒のための警察になつたら私は立派なものだと思う。現実においては我々のところの税金鬪爭に対しては、何百人という警察が動員されてやつておりますけれども、併し側で起るところの泥棒に対しては殆んど注意が向けられていない、或いは経済違反というものや何かに対しては熱心に取締られるが、併しその他のことに対しては殆んど不熱心です。その他大きな金持のところに対して泥棒が入つたときには、非常に敏速に犯人が捕まりますが、一般に或いは金のないようなところへ入つた場合は一向この犯人が捕まらない、いろいろなことが言われておる。私もそこに一緒におつて知つておりますが、そういうようなことさえ言われておることは、そういうことを根本的に直さない限り警官の素質の向上なんてあり得ないと思う。併しこれは私の意見ですから、何も答弁を求めようといたしませんが、そういう点も一應耳に留めて頂きたいと思います。一應私はあと木村さんの質問がありますから、これで打切ります。
#47
○木村禧八郎君 大藏省の銀行局の方いらつしやいますか。(「政府の頭脳を全部集めて呉れと言つたのだから」「大藏省も政府だろう」と呼ぶ者あり)日本銀行法の改正に関する質問をしたいと思うのですが、おりませんですか。
#48
○政府委員(大槻義公君) 今関係の者がおりませんが、御質問を承わつて、その間に連絡をいたします。
#49
○木村禧八郎君 それでは一應……
#50
○中西功君 本委員会でやれる。
#51
○木村禧八郎君 人事院の方いらつしやいますか。六千三百七円ベースを支給した後、その状況についての調べはございますか。
#52
○政府委員(藤田茂君) 六千三百七円の支給の状況と申しますと、どういう内容ですか。
#53
○木村禧八郎君 何月現在においてどうなつておるか、その実施状況です。例えば果して六千三百七円支給しておるかどうか。
#54
○政府委員(藤田茂君) 六千三百七円の実施状況につきましては、過日公開審理をいたしたのでありますが、その結果については、只今取纒め中でありまして、まだ明確な結論が出ておりません。それにつきましては、いずれ結論が出ることと思いますが、それまで一つお待ちをお願いいたしたいと思います。
#55
○木村禧八郎君 もう併し大体出ておるのじやありませんか。実際は六千三百七円より以下であるのじやありませんか。それは昨年十二月一日現在で調査して、六千三百七円以下である、六千二百九十円、そうなつておる。そういう結論はもう出ておるのじやありませんか。
#56
○政府委員(藤田茂君) 六千三百七円以下であるという御質問に基きまして、過日公開審理を行なつたのでありますが、私直接その方に携わつておりませんので、責任あるはつきりした御答弁ができないで誠に申訳ありません。
#57
○木村禧八郎君 それはよく調査して御報告願いたい。それから併せて御報告して頂きたいのですが、その実施の結果、昇給したものはどの程度で、それからむしろ給與が下つたものがどれくらいで、それから下りも上りもしなかつたものはどのくらい、そういうような比率も併せて御報告願いたいと思います。
#58
○政府委員(藤田茂君) 承知いたしました。
#59
○木村禧八郎君 それから勤務時間についても御報告願いたいのですが、それはあなたに御答弁願えなければ、後で聞いて答弁して貰つていいのですが、四十八時間制というものは、これはずつと変えられないものかどうか。四十八時間というものは永久に続くものかどうか、その点御答弁できますか。
#60
○政府委員(藤田茂君) 私としては直接携わつておりませんので、ここで答弁できませんですが、後で調べまして御返事申上げます。
#61
○木村禧八郎君 それはそういう点について調べたものを一つ提出して頂きたい。
#62
○小川友三君 この委員会に昭和二十四年度の予算修正案が出されておりますので、十分間程皆さんに休憩をお諮りしたいと思いますが、如何でしようか。御賛成でしたらお願いいたします。
#63
○波多野鼎君 修正案を研究するという意味ですか。
   〔「説明を聽いた方がいい」と呼ぶ者あり〕
#64
○中西功君 説明を聽いた方がいい。儂らも困る方なんだよ。別に態度を…
#65
○小川友三君 質疑を打切りまして説明を一つ……
#66
○主査(高橋龍太郎君) 質疑を打切ることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#67
○主査(高橋龍太郎君) 別に御異議ないと認め……
#68
○中西功君 ちよつとここで頼んである資料がまだ來ておらん。それは主査から改めて督促して貰うということを一應條件として質疑を打切ることに賛成いたします。
#69
○木村禧八郎君 私も資料を要求してあるのですが、それがまだ出ておりませんから、その点改めて要求して置きます。
#70
○主査(高橋龍太郎君) それでは質疑を打切ることに御異議はないと認めまして、直ちに討論に入りたいと存じます。
#71
○波多野鼎君 私は本予算について修正の動議を提出いたします。
#72
○主査(高橋龍太郎君) 只今の動議に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#73
○中西功君 動議に賛成であります。
#74
○主査(高橋龍太郎君) 御異議ないと認めます。
#75
○波多野鼎君 二十四年度の予算案につきまして、第一分科会におきまして次の点を修正する動議を提出いたします。
 先ず、歳出の方面から申しますと、公共事業費を百億円増額する。その内訳は文教施設費、いわゆる六三制の設備の拡充のために三十億円、農業改良補助金のために五十億円、住宅建設費のために二十億円をそれぞれ増額するのであります。総計百億円、それから地方配付税配付金を百六十億円増額する。減額の方面を申上げますと、價格調整費を五百七十五億八千八百万円減少いたします。その内訳は特定産業向け石炭價格調整補助金の中から三百三十七億円の減、鉄鋼價格調整補助金の中から百五十六億円の減、同價格調整補助金の中から十億五千万円の減、肥料價格調整補助金の中から六十五億二千五百万円の減、曹達價格調整補助金の中から七億一千三百万円の減、総計五百七十五億八千八百万円を價格調整費の中から減ずるのであります。歳入の方面を申上げますと、租税及び印紙收入の予算額の中から四百十五億八千八百万円を減ずるのであります。内訳は所得税の中から三百八十一億五千五百万円の減、法人税の中から三十四億三千三百万円の減、その外に前年度剰余金から百億円を追加繰入れるのであります。以上が修正案の大要でありますが、この内容について若干御説明を申上げます。
 特定産業向けの石炭補給金はこれは四月末日を以て廃止する。それから鉄鋼、銅、肥料、曹達等の價格調整補給金は年度内に順次減額して、最後に全廃するという考えの下にすべて凡そ三割七分五厘ずつを、金額にしますと二百三十八億八千八百万圓になりますが、これを減少する。歳入の方の面におきましての所得税は大体個人並びに法人を押しなべて一割二分の軽減の金額になるのであります。今日單一爲替レートの復活、それと日本経済の自立が叫ばれておるのでありますが、他の商品と明確にその重要度を判別し難いいわゆる安定帶物資と言われておる鉄鋼品、銅、肥料等数品目に対しまして、國民の負担において莫大な價格調整金が交付されておるということの不合理なことはすべての人の認めるところであります。早晩これが廃止さるべきものであるということはこれは当然予期されるところであります。このような不合理が今日まで続いて來たのは、この数品目の消費者價格が上昇することによつて、一般物價の値上りを招くということを危惧しておつたからに外ならないのでありますが、この補給金の額が年々増額されまして、本年度は安定帶物資に対して千二十億、輸入物資調整金、主として食糧並びに肥料などにつきまして八百三十三億圓、塩の輸入調整金が三十七億、総額二千二十二億という莫大な額になりまして、今日の租税收入の約四割をこういう物資の補給金に使用するということになつておる。これは國民として甚だ納得できない一つのやり方であると思うのであります。殊にこの基準年次に比較して見まして、あらゆる安定帶物資の生産者マル公價格が、その他の商品の生産者價格に比較しまして、比較的に高いところに定められておるという点につきましては、これは我々として今後嚴密に檢討しなければならない点であろうと思うのであります。我々はこの單一爲替レートが設定されて、日本経済が自立に向つて出発する時期に当りまして、この價格調整金をできるだけ減額して行く。そうして企業家並びに全國民に日本経済の本当の姿というものは一体何であるかということを認識せしめ、この認識に基いて企業の合理化なり、物資消費の規正なり、節約なりということを促進することが必要であるということを考えておるのであります。併し一挙にこの補給金を廃止いたしますると、現行の價格体系を激変せしめて、そのために経済界に不測の混乱を招く虞れがありますので、この修正案におきましては、この点に考慮を拂いまして、先ず第一に特定産業に対する石炭の價格を一般並の炭價に引き直すために一ケ月間の余裕を置くことにいたしております。すでに昨年度より日本鉄道に対する石炭の供給價格は一般並に引き直しております。そうして使用炭價の値上げによりまして製品原價に若干の膨脹が予想される企業におきましては、稼働率の向上とか、経営の合理化など、或いは冗費の節約などによりまして、コストに及ぼす影響をできるだけ少くして貰うということが必要だろうと思います。かようにして究極において適正な生産者價格を決定するという方向に向つて努力すべきものであると我々は考えております。更に第二次製品等にありましても、企業合理化と、配給経費、公團などの配給経費の切下げによりまして、中間経費を極力圧縮して、若干の原材料の値上りをここに吸收させるべきであるというふうに考えております。第二に鉄鋼その他三品目の調整金の撤廃は、今直ちにこれを行いましては消費者價格に急激な影響を與えるのでありますので、先ず第一四半期はこれを据え置いて、以後逐次これを半減して行くということによつて、これは明年度以降はこれを全廃するという漸進的な措置を採ることが適当であると考えております。このような方法で削減することによつて、この間に企業経営の合理化、配給経費の節約、生産稼働率の向上によるコスト低減の機会を以て、同時に現行公定價の著しく不合理なでこぼこを是正する期間を確保することができる、こういうふうに思つております。これらの價格調整費を、減額する一方、國民生活の福利を直接に左右する公共事業費に対して百六十億圓を増額しまして、六三制の校舎建設費に三十億圓、食糧増産のための前堤であるところの農業改良補助金に五十億圓を追加支出いたしまして、最後に現在の國民に取つて最大の苦痛である住宅難を緩和するために住宅建設費を二十億圓増額出資しようとするものであります。更にこれと並行しまして、この政府提出の予算案を実行いたしました曉には、当然地方財政は破滅の運命に見舞われるということを危惧いたします関係上、地方配付税法による配付金を百六十億圓増額したいと考えておるのでございます。歳入の面につきましては、今日の國民所得の計算につきましていろいろ問題があり、大きな水ぶくれ的な計算がなされておるということは、もうすべての委員諸君の一致した見解のようであります。その上に立つて所得税並びに法人税が徴收されておりますが、この税率は一應表面的には過重ではないように見られますが、今日の物價及び生活費の現実から檢討しますと、先程申しました國民所得の算定において大きな水ぶくれがありますために甚だ苛酷な圧迫を與えるということになるのであります。例えば年額五十万圓の所得者の支拂う税額はどの程度であるかと申しますと、地方税をも含めて、全所得の五割以上にもなつておるのでありまして、差引手取凡そ二十五万圓内外でしかありません。これを基準年次における物價に換算して見ますと、僅かに年額千三百圓の收入でしかないというような状態であります。正にこれは当時の免税点に近いものと言わなければならないのであります。かようにして極めて零細な所得しかない、今日の國民の大多数に通りましては、現行税率では堪え難い苛酷な税負担を強いられるという結果になつとしまうのであります。この税制につきましては、恐らく近い將來に十分檢討がされる機会があるだろうと思いますが、税の実質負担の軽減はこれは一日も等閑に附してはならない重大な問題だろうと思つております。現に四月以降におきましては米の消費者價格並びに交通費、郵便料金、こういつたようなものが、皆一時に引上げられて、國民は誰も彼を容赦なく一律に生計費の膨脹を余儀なくされておる状態であります。せめて税率は動かさないようにして、税額の幾分でも緩和することによりまして、今日まで國民の肩に転嫁されておつた僅かに数品目の物資に與えられておつたあの價格調整補給金を國民の手に返すということにしなければならんと思うのであります。これと同時に二十三年度剩余金見込中、これは二百億圓であるということを政府側も言つておりますから、その半分を國債償還に当てまして、半分の百億圓を計上いたしまして、前年度剩余金に加算しまして、これによつて税負担の一部を軽減するというのが本修正案の趣旨であります。
#76
○帆足計君 私はこの修正案の趣旨には概畧賛成でありますが、今日初めてこれを拜見しましたので、二、三の点を質問したいのでありますが、價格調整金を減らすという趣旨は最も重要なことであると思いますが、減らしましたあと産業がやはり立ち行かなければ再生産のためにも、又勤労者のためにも立ち行くことは必要でありますから、これは愼重に檢討せねばならんと思いますが、勿論一部はその産業の合理化並びに第二次第三次消費産業の合理化によつて、極力切拔けねばなりませんけれども、尚それだけでやつていけない部分についてはどうもマル公自身の檢討が必要であろうと私は思います。早急の間に作られました修正案でありますから、その辺のところをどの程度檢討されたかということが第一、第二にはマル公改訂が若し必要であるとするならば、そういうことも直ちに研究に著手するということを前提とされておるか、第三にはマル公改訂すべきかすべからざるかというようなことを檢討しますために、今官廳独善となつておりますから、年來の我々の主張であるところの物價審議会のようなものを即刻作らして、消費者も参加しまして、公平な態度で直ぐこれを檢討する必要があると思います。その三点につきまして、どう提案者としてお考えでありますか、ちよつとお尋ねいたしたいと思います。
#77
○波多野鼎君 企業が採算割れになるものが沢山出て來る、失業者が増加する危險はないかという問題につきましては、私も十分考えまして、採算割れにならないようにということは勿論念頭に置いて考えた修正案であります。それにつきましては第二の点であるところのマル公の改訂の問題が問題になります。これは我々議員團の中で改訂についての一つの意見を出したいということは当然予想しておるわけであります。それからその場合に物價審議会といつたような、官民合同と言いますか、議員と官なり、民間側との間の合同の審査委員会というようなものも勿論できるように、我々は努力したい。そうして適正なマル公價格というものを作つて行きたいということを我々提案者側として十分考えております。
#78
○中西功君 ちよつと質問をいたします。價格調整費を打切ることに対してはもとより我々は大賛成であります。勿論これを打切るについては全般の経済政策と関連があるのでありまして、これを打切るとすれば、それを提案者が考えておられるところは当然のことだろうと思うのであります。ここを輸入調整金をもつと切つてよかつたのではないか、こう思う点が一つ、もう一つは、この安定帶物資の價格調整費を鉄鋼部面において或いは切つて行きます場合に、私は物價とか或いはその他の面にこれは恐らく影響を與えないと思うのです。何故與えないかと言えば、今鉄鋼の價格調整費が非常に殖えておるということは、百八十万トンの増産ということにあるわけなんです。そこでむしろ補給金單價は今までとは減つておるのです。量が殖えたために非常に大きくなつておる。從つてここで百五十六億というものが切られましても、いわば或る程度不必要な増産が抑えられるに過ぎないのでありまして、現行の経済態勢に價格とか、そうしたものにそれ程大きな影響は與えない。即ち同時に鉄鋼関係の生産低下というものを我々はここで十分再檢討すれば、先程帆足さんが非常に心配された價格の上昇というものも不要な増産を止めるということになれば、これは非常に簡單に解決が付くのではないかと思うのであります。そういう点について提案者がどういうふうに考えておられるか、それを第二点としてお願いしたいと思います。それから法人税を下げられたということについては、これも理由があると思いますが、これはどういうわけでこうなつたのか、ちよつと御説明を附加えて置いて頂きたいと思います。更に銀行に行くところの收益というものは相当多くあるのです。それは國債何とか基金特別会計というのを見ましても相当多くの利子並びに割引の予算が計上されております。或いは國債費、そういうものもますます大きくなつて來ておりますが、こういう國債費は別にしても、銀行に行く收入が特別会計やその他の面において非常に沢山あるのですが、そういう点をやはり切られるということも一つの方法だつたと思うのです。そういう点についても一應説明を加えて貰いたいと思つております。以上であります。
#79
○波多野鼎君 第一の輸入物資関係の調整金を切るということを何故やらなかつたかという御質問でありますが、我々の一部の者からその点はよく討議したのです。今食糧輸入が政府の原案では二百二十九万トンというような厖大なものを計上している。併し実際はこれから三〇%くらいのところになるのじやないかということを総理大臣も言つておるというような事情もあり、又海外における食糧品の價格の先行きというものを考えますと、相当我我としてはこれを切れるのじやないかと思つておりますが、この点につきましては、この修正案につきましてはできるだけ各派とも意見を一致させて行きたいというような見地から、そういう問題についての意見は修正案には留保したようなことになつております。それから鉄鋼價格の問題は御説の通りなんで、これも我々としては委員会、分科会などを通じて議論されているところを十分考慮しているわけなんです。それから法人税を何故やつたか。一割二分減らすということになつた点についての御質問ですが、これは別にそう大した議論はしなかつたので、個人所得税と歩調を合せて、こちらの方だけ差別待遇しないで歩調を合せて減額しようという程度のことで話は付いたわけであります。それから銀行の收益の問題、これは修正案の提案者の側では考えていなかつた点であります。
#80
○木村禧八郎君 私も價格調整費を減らすという提案に異議はないのですが、今度の二十四年度予算ですね、昨年度に比して一番膨張しておるのは、この價格調整費ともう一つは政府出資金がある。從つて政府出資金についても何か御考慮をして頂きたいと思つたのですが、御承知の通り政府出資金八百四十二億、昨年度の百九十一億に対して非常に殖えているのです。予算膨張の二大原因として價格調整費と出資金を挙げておりますが、特にこの中で貿易資金特別会計と、それから復興金融金庫債券の償還、この二つが非常に大きなウエートを持つているのですが、復金債償還は対日援助見返資金特別会計、あの方でも復金債を償還するようなことになつているようですし、ここで又復金債を償還するというのは、それによつて何か非常に資本蓄積を更に又強めて行くというような考えがするのですが、こういう意味で政府出資金の方からも多少削る余地があるのじやないか、その点どういうふうにお思いになられます。
#81
○波多野鼎君 政府出資金の方でも削る余地があるのじやないかというお話であります。御尤もな話で、一部と言いますか、修正案を作つたものの中の一部の意見としましては、復金債の償還三百億、これはもう是非削つてしまいたいという意見が相当強く出ているわけであります。併しこれを削りますと、産業資金の面で相当窮屈なものが出て來るのではないか。すでに資金の行詰りがはつきりしているときにこれを削ることは却つて又資金難というふうになる虞れがある。というのは復金債の償還いたしました現金は、政府の方がしばしば言つておりますように信用統制の方向、どんなことを具体的にやるか知りませんが、信用統制によつてこれは産業資金の方に振向けるということが前提になつて資金計画が立つているようでありますので、これを削らないで置こうというのがこの修正案を考えた人達の共通の意見になつてしまつたらしいのです。どうか一つそのように……。
#82
○小川友三君 一時間前にこの修正案を頂きましてよく読んで見まして、又波多野先生から極めて熱心な御答弁を賜わりまして、この修正案に対しましては非常に敬意を表しているのでありますが、臨時國会もあることでありますし、まだOKが出ないそうですから、これは明日の委員会で又審議したいと思つておりますが、これにつきましてちよつと御質問を申上げたいのは、今木村さんからお尋ねがありました通りにいろいろマル公問題まで響き、又石炭が上り、肥料が又値上つてしまつて、結局各方面にも多少響く、そのようにも感じられますので、この点につきまして肥料が石炭によつて影響を受けるのでありますが、その場合に石炭の方を打切りますとどんな工合に上りますか、波多野先生の專門の農林行政の方ですから、一つその辺を……。
#83
○波多野鼎君 今の御質問は、石炭の補給金を削ることによつて肥料價格が上ることですか。
#84
○小川友三君 そうです。
#85
○波多野鼎君 今の問題も委員の間に相当議論が出たので、修正案を作るまでの間に出ましたが、肥料の、特に硫安の増産が相当進んでおるのだから吸收できるだろう、消費者價格まで転嫁しないでもその間吸收できるだろうということで、こういう案を作つたのであります。
#86
○小川友三君 そこでこの案に対しまして、明日でも又再審議するようにしたら如何でございますか。お諮りいたしますが、今直ぐこれを採決しないでも、再審査するということの便宜を與えられませんか。如何でございますか。
#87
○主査(高橋龍太郎君) 小川君、もうやろうじやありませんか。
#88
○黒川武雄君 この修正案についての採決を希望いたします。
#89
○木村禧八郎君 まだ質問があります。所得税の方ですが、これには源泉課税と申告納税と、勤労所得税と業務所得税と減額の振合というものは何かお考えになりませんか。
#90
○波多野鼎君 それは区別しなかつたです。一般的と言いますか、両方併せてしまいました。平均的に一割二分程度の減税ということにしたのです。
#91
○中西功君 さつき主査の方から提案がありましたから……
#92
○木村禧八郎君 さつきの税率には触れないで、税額において減らすというようなお話のようでありますが、それはあれですか、例えば基礎控除をもつと引上げるとか、勤労控除を引上げるとか、そういう意味ですか。
#93
○波多野鼎君 それは税法には触れない建前なんです。それで基礎控除の問題も触れておりません。というのは今大藏省の方では割当じやないと言いますけれども、実際は努力目標と言いますか、実際割当をやる現在の予算で五千何百億の所得を認めて置くと、割当をして行つてしまうと思います。そこで非常に苛斂誅求になる。これだけでも減らしてそれで割当てをして貰つたら多少でも軽減になる、こういう意味です。
#94
○小川友三君 先程黒川委員から採決の動議が出ましたが、本員は賛成するものであります。
#95
○主査(高橋龍太郎君) どなたか御発言ありますか。
#96
○小川友三君 質疑、討論を打ち切りまして採決を願います。
#97
○中西功君 やはり討論した方がいいよ。
#98
○小川友三君 これで質疑を終了いたしまして討論に入つて頂きたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#99
○主査(高橋龍太郎君) 御意見のある方は賛否を明かにしてお述べを願います。
#100
○小川友三君 本修正案は提案者の諸君に対しましては満腔の敬意を表しますが、衆議院を通過しております今日でありますし、経済再建の問題が大事なときに、予算がまだつかえておるという現状でございますので、諸般者事情より見まして、私はこの修正案に反対をいたします。
#101
○小林勝馬君 先程から御説明を承わりまして、諸般の事情からいたしまして、本修正案に賛成するものでございます。
#102
○木村禧八郎君 私もいろいろな、この修正案の以外に更にもつと修正されていいと思うのでありますが、これが共通の意見として実際的に実現できるように努力するために、意見の違いはありますけれども、この修正案に賛成する次第であります。
#103
○森下政一君 私もこの修正案に賛成いたします。今木村さんからお説がありました通りに、各党各派によりまして、今度の予算につきまして若し修正が思い思いになされるということでありますならば、もつと徹底的な修正がしたいということになると思うのでありますが、各党各派の最大公約数、大体意見の一致が得られそうなところを波多野君が勘案して提案された、こう考えます。いろいろな不満がありましても、先ずそれは大局から見てこの際棚上げにして、この修正案にお互が賛成するということによりまして、幸にこれが予算委員会に報告され、予算委員会で決定を見るということになりますれば、國会の少くとも一方を担うておりますところの参議院が、國民の要請しているところの何程かを天下に明かにするということになるという意味におきましても、非常に意義のあることと考えるのであります。先般來の予算審議の経過から考えまして、政府は選挙当時に約束した公約というものは経済安定の後にこれを実行するのだと言いますけれども、これは單なる言い逃れであつて、選挙当時に経済安定の後に種々の公約を実行するなぞとは一言半句も言わなかつたので、我れ若し政権を掌握するときはかくかくのことをやるといつたに違いない。それがすべて棚上げになつている。全く國民は期待に反する結果を見せ付けられていると思うのでありまして、このときに参議院が事情の許す最小限の範囲において修正をして、そうして國民の要望の一端を明かにするということは非常に結構と思いますので、これを本分科会が可決されることを望んで止まない次第であります。さような意味において私はこの修正案に賛成するものであります。
#104
○中西功君 非常に相済みませんが、非常に大切なことをお尋ねするのを忘れておつたのですが、もう一つ聽かして頂きたいと思うのです。実はこの修正案を作られた方々の決意の問題であります。若しあなた方の立場として、考えといたしまして、是非ともこういうふうに修正しなければならんという非常な大きな決意で以てこれがなされているのか、まあできることならばこうしたいというような意味でなされているのか、その点の如何によつては非常に私達考え方を異にするのでありまして、これはもう讓らるる最小限のもので、是非ともどんな困難が來ようともこの修正案を以て完遂して行かれる、そういう堅い決意が修正された方々の中にはつきり浮び出ているかどうか。最後にそれを一つお聽きしたいのであります。
#105
○主査(高橋龍太郎君) 皆さんにお諮りいたします。只今の中西君の提案者に対する質問を許すことに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#106
○波多野鼎君 中西君から頻りに激励されておりますが、我々はできるだけこれを貫徹するため努力するように始めたのであります。どうぞ御支援を願います。
#107
○西川甚五郎君 私はこの修正案に反対を表するものであります。先程から説明しておらるる方からいろいろ聽いておりますると、これは最近短時日にこれをお考えになり、いろいろな御説明がありまするが、これが今後單なる小部門の物價に影響するのでなく、相当廣範囲に影響して來ることは申すまでもないのであります。そうしてこの原案を今説明されたお言葉の中にも、中西委員の質問に対してこの法人税を加えられたのは均衡上法人税を減らす、又小川委員の質問に肥料が石炭に対する影響はどうかと言われましたら、まあそれで行けるだろうというようなことでありますから、もう一つはつきりした点が認められないのであります。幸いにして最近臨時國会も召集されるような話もありまするから、もう一度それまでにこの趣旨は結構でありまするが、もう少し御研究願つては如何かと思うのであります。この点において私は反対いたします。
#108
○中西功君 我々共産党のこの出された修正案に対する態度を表明したいと思います。この修正案が作られたこと、又このために非常に努力をなされたことに対して我々は非常に敬服したいと思います。更に先に民主自由党の方から、これは匆々の間に作られて、いろいろの点について不十分だというふうな意見もありますけれども、併し今日價格調整費を削るということは、又削り得るということは大藏大臣自身も別の表現ではあるが、極力節約するというふうな言葉によつてはつきり言われておるところであります。この各項目が実際に適当しておるかどうかということは、それはいろいろの又檢討を要するものがあるといたしましても、價格調整費が今の経済政策を一應前提にしても、相当部分削れるということは、これはもういわば國民の常識とさえなつておる。そのことはこの修正案の提案理由に書いてある通りであります。而も價格調整費を幾らか削つたことによつて、実際に價格体系に大きな穴をあけるかどうかという点は、私は殆んど今後影響はないのだと思います。勿論部分的に影響があるならば、それはそれとして價格調整費という形でなくても調整は付くわけでありまして、適当な対策は立ち得ると思います。ですから我々はこういう方向において、これを修正せれようとする点については、その意図については非常に賛成なのでありますが、ただ我々共産党としては、すでに皆さんよく御存じのように、現在の日本経済の根本的な仕組みそのものに対して我々は大きな批判を持つておる。同時にそれから出て來るところの現在の予算案全体の仕組みに対して根本的に批判を持つておるわけであります。從つて衆議院の予算委員会におきましても明瞭にいたしましたように、我々といたしましてはこれを組み換える、非常に大幅に徹底的に根本から組み換える案を提出しておるわけです。從つて我々共産党は、こういう根本的な立場を全然放棄するものではないし、又現にこの議会にもその立場をはつきり出しておるわけであります。そこで私はこういうふうに言いたいと思うのであります。我々は公共事業費の増額も、文教費の増額も、或いは農業改良費、住宅費の増額、更にその半面において税金の軽減、これは当然のことでありまして、こういうふうな修正点については修正されるという方面、或いは修正点については我我は賛成したいと思います。併しもつと具体的に申しますと、それが修正されまして、そうしてこの原案と一緒になつて、そういうものが修正案であるならば、我々はこれには賛成することができないのであります。そういう立場をはつきりさして置きたいと思います。我々はこれを修正しようとする点、この点について私達は賛成して皆樣の御努力を多としたい、こう思うのであります。これが我々共産党のこの修正案に対する態度であります。
#109
○主査(高橋龍太郎君) 外に御発言もないようでありますが、これを以ちまして討論を終結して採決することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#110
○木村禧八郎君 最後に一つお伺いいたしたいんですが、この修正案を採決する場合について、この修正案だけを一つ先に採決して、それからその後で又修正案を除いた箇所の原案について採決する、そういう二つの段階を経て採決して行くものでしようか、この点が明らかでないと、私達のさつき言つたように、この修正案に賛成した意味は、この價格調整費を削つて税その他の軽減に向けるという、この修正案自体について賛成なんでございますから、その点は一つ明確にして置いて頂きたいんですが……
#111
○主査(高橋龍太郎君) 私はこの修正案について採決をしまして、次に若し修正案が可決されますれば、その部分を除いた原案について採決したいと思いますが、如何でございましようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#112
○主査(高橋龍太郎君) それでは採決に移ります。先ず波多野君提出の修正案に対し、賛成の方の御起立を願います。
   〔起立者多数〕
#113
○主査(高橋龍太郎君) 多数と認めます。
  ―――――――――――――
#114
○主査(高橋龍太郎君) 次に、昭和二十四年度一般会計予算、昭和二十四年度特別会計予算及び昭和二十四年度政府関係機関予算のうち、國会、裁判所、会計檢査院、人事院、総理廳、法務廳、大藏省及び他分科所管外事項の部を一括して議題に供したいと思います。その修正の部分を除きました原案に対して賛成の方の御起立を求めます。
   〔起立者多数〕
#115
○主査(高橋龍太郎君) 多数と認めます。よつて本分科に付託されました予算は修正可決されるべきものと決定いたしました。
 それではこれを以て散会いたします。
   午後四時十七分散会
 出席者は左の通り。
   主査      高橋龍太郎君
   副主査
           木村禧八郎君
   委員 
           波多野 鼎君
           森下 政一君
           黒川 武雄君
           西川甚五郎君
           小林 勝馬君
           櫻内 辰郎君
           深川タマヱ君
           帆足  計君
           松村眞一郎君
           中西  功君
           小川 友三君
  政府委員
   総理廳事務官
   (総理廳官房会
   計課長)    齋藤 常勝君
   宮内府事務官
   (皇室経済主
   管)      塚越 虎男君
   経済安定政務次
   官       中川 以良君
   総理廳事務官
   (経済安定本部
   財政金融局次
   長)      渡邊喜久造君
   総理廳事務官
   (経済安定本部
   物價局次長)  北島 武雄君
   総理廳事務官
   (経済調査廳官
   房会計課長)  山口鐵四郎君
   総理廳事務官
   (物價廳第一部
   長)      吉田 晴二君
   総理廳事務官
   (物價廳第三部
   長)      中村辰五郎君
   人事院事務官
   (会計課長)  藤田  茂君
   國家地方警察本
   部部長(総務部
   長)      柏村 信雄君
   國家地方警察警
   視(國家地方警
   察本部総務部会
   計課長)    三輪 良雄君
   大藏政務次官  田口政五郎君
   大藏事務官(大
   臣官房会計課
   長)      大槻 義公君
   大藏事務官
   (主計局第一部
   長)      東條 猛猪君
   大藏事務官
   (主計局第二部
   長)      石原 周夫君
ソース: 国立国会図書館
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