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1967/08/18 第56回国会 参議院 参議院会議録情報 第056回国会 文教委員会 第3号
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1967/08/18 第56回国会 参議院

参議院会議録情報 第056回国会 文教委員会 第3号

#1
第056回国会 文教委員会 第3号
昭和四十二年八月十八日(金曜日)
   午後二時十分開会
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長         大谷藤之助君
    理 事
                楠  正俊君
                中野 文門君
                秋山 長造君
                鈴木  力君
    委 員
                北畠 教真君
                近藤 鶴代君
                内藤誉三郎君
                吉江 勝保君
                小野  明君
                小林  武君
                柏原 ヤス君
                市川 房枝君
   政府委員
       文部大臣官房長  岩間英太郎君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        渡辺  猛君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○司書教諭の即時発令及び学校司書制度の法制化
 に関する請願(第一号)
○岡山大学に薬学部新設に関する請願(第一二
 号)
○岡山大学大学院工学研究科(修士課程)新設に
 関する請願(第一三号)
○岡山大学工学部に電子工学科新設に関する請願
 (第一四号)
○岡山大学理学部に界面科学研究施設新設に関す
 る請願(第一五号)
○岡山大学医学部に脳代謝研究施設新設に関する
 請願(第一六号)
○公立特殊教育諸学校の寄宿舎教育充実に関する
 請願(第一二七号)(第二二六号)(第五七一
 号)
○茨城大学大学院工学研究科設置に関する請願
 (第二二五号)
○高校教職員給与体系の抜本的改正等に関する請
 願(第三一七号)(第三一八号)(第三一九
 号)(第五七二号)(第五七三号)(第五七四
 号)(第五七五号)(第五七六号)(第五七七
 号)(第五七八号)(第五七九号)(第五八〇
 号)(第五八一号)(第五八二号)(第五八三
 号)(第五八四号)(第五八五号)(第五八六
 号)(第六四六号)
○継続調査要求に関する件
○委員派遣承認要求に関する件
    ―――――――――――――
#2
○委員長(大谷藤之助君) ただいまから文教委員会を開会いたします。
 速記をとめて、
  〔速記中止〕
#3
○委員長(大谷藤之助君) それでは速記を起こして。
 これより請願の審査を行ないます。
 本委員会に付託になっております第一号司書教諭の即時発令及び学校司書制度の法制化に関する請願外二十八件を議題といたします。
 速記をとめてください。
  〔速記中止〕
#4
○委員長(大谷藤之助君) 速記を始めて下さい。
 ただいまの審査の結果に基づき、第一二七号公立特殊教育諸学校の寄宿舎教育充実に関する請願外二件の請願は、議院の会議に付するを要するものにして、内閣に送付するを要するものと決定することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○小林武君 別に決定には異議があるとまでは申しませんけれども、お尋ねしておきますが、この一が一体どうして保留になったのか、ちょっと理由を明らかにしていただきたい。
#6
○委員長(大谷藤之助君) 先ほどの理事会にも皆さん方御意見が出たわけでありますけれども、この司書教諭の即時発令及び学校司書制度の法制化に関する請願内容につきましては、妥当な点もありますが、実質的に即時発令というような縛った点はちょっと取り扱いにもぐあいの悪い点もあるので、一を保留ということに皆さん御意向があったわけです。
#7
○小林武君 即時発会ということにこだわったということは、ある程度理解されないわけでもございませんけれども、この司書教諭の問題については、ずいぶん長い間これは要求されているわけですよ。この点に関しては、もうそろそろ私は政府として実現するようなことにしなければ、図書館がどういう一体学校の教育上の位置を占めるかというようなことは、これはいまさら教育に関係あるものとか、ないものを問わず、議論する余地がないところなんです。ですから、どうもそこの即時発令だけが気になったというだけで請願として採択もされないというようなものの考え方ですね、これがいつもの野党、与党対立するとか何とかという問題なら、私はそんなことは問わないのですけれども、事が事だけに、これがちょっと採択もされなかったということになったら、ぼくは長い間運動をやっている図書館関係の連中は、これは腹を据えかねると思う。いよいよわれわれの希望も、十年もやっていて遠のいたという感じがすると思う。だから、私は即時発令なんて言わぬで、そこだけのことなら、その種のものはあるのですから、やはりこれは採択してやるというほうがいいんじゃないかと思うのですがね。(「賛成」と呼ぶ者あり)
#8
○委員長(大谷藤之助君) いまの小林君の御発言に対しまして、この問題についてはかねがね当委員会でも非常に熱心に審議をされた問題でございますし、内容については、そういう点でおそらく各委員の方も同意見だろうと思うわけです。請願のことであるから、こちらのほうでしかるべく手直しをしてということもちょっと委員長としてはばかる点がありますが、しかし、問題の内容が内容ですから、実際請願を取り上げて、これが実現にもっていくことが大事な点だろうと思いますし、この扱いにつきましては、請願としては取り上げないけれども、また委員長、理事の打ち合わせ会ででも相談しまして、当局に対してしかるべき請願の意味合いなり、あるいはその実現について何かひとつ御協議を願って、扱いを進めたいと思いますけれども、そういう点でひとつ御了承願いたいと思います。
#9
○小林武君 委員長、しつこいようだけれども、一言だけ言わしてもらうと、いま内藤委員が賛成したのは、内藤委員もこの問題についてはずっと関心を持っておるから、ぼくも学校側の立場でずいぶん請願者の顔を見ると言われるのですよ。一体いつになったら日の目を見るだろうという考え方も非常に強いのですよ。皆さんも御承知のように、学校に行ってみれば図書館が必ずあるのですよ。東京はたしか高校は一人必置されておるのです、司書教員は。そういうこともありますので、ぼくはあまりこまかいことにこだわると、たとえば教科の問題で、毛筆のあれなんかも、その請願を取り上げたら、それでどうなるということを考えたら、必ずしも取り上げるのにそれではちゅうちょしないでやれるかというとやれないで、これを見ると、即時発令ということばにこだわってこれを落とすという理由がぼくはどうも理解できないのですよ。ですからぼくは、これを採択したら即時やらなければならぬというそういう例はいままでないわけですし、あまり十年も十何年も運動して、これはみんな図書館関係の人が必死になっておるのに、それに水をかけるようなことは、野党も与党も反対する者がないというものにやる必要はないと思うけれども、もう少し委員長どうですか、まあ広く考えて、必置といったところでそうかたく考えないで、ひとつ採択になるようなことを、ここですぐ御決定をいただけなければ、再度理事同士でも話し合って、理事同士が意見が一致したならば、採択についてはほかの委員は同意するぐらいの手続にしてやってもらえないかというぼくは気がするのです。
#10
○内藤誉三郎君 いまも小林先生がおっしゃったように、司書教諭は教諭をもって充てるんだから、新しい職制ではないのです。現在の中で教諭をもって充てているんですから、兼任なんです。その場合、即時発令したってひとつも支障はないと思う。法律上は備わっているのだから、即時発令しないほうが法の運用を誤っておると思う。だから新しい定員をつけるということはこの司書教諭に関する限りは問題はない。そのほかにもちろん法制化の場合には何か専任の司書の問題があるのですが、教員については司書の問題はないと思う。だからこれを採択しないという理由は積極的には私はないと思う。
#11
○北畠教真君 内容を見ないとわからぬのですが、法制化の問題がやはり出てきておるわけだな。これは法制化するということになると、やはり種々考えて理事会で御決定になったと私は思うんですがね。決して司書が要らぬとか、そういうことを言っているんじゃないんです。即時決定、即時法制化ということになってくると、やはり響くんじゃないかという気がするんです。それだったら一本でなければ困るんだ。これは二つに、片一方片一方というふうに分けるわけにいかぬのだ。
#12
○委員長(大谷藤之助君) ただいま小林君あるいは内藤君の御意見も出ております。同時に北畠君の御意見もございますが、委員長の気持ちとしては先ほど申し上げたとおりでございます。これは即時ということばもございますし、そういう点で時期的な問題、あまりそういう点が濃過ぎる点もあるし、また法制化する点についてもいろいろ御意見等もございましょうけれども、この問題の重要性については、どなたも御異議のない問題でございますから、そういう委員方の御趣旨も受けとめまして、委員長、理事打ち合わせ会でまたひとつこの扱いについては一応検討はいたしますが、きょうの段階では、先ほど理事会できまったような筋で御了承賜わっておきたいと思います。
 じゃあ御異議ないと認めます。
 よって、さよう決定いたしました。
 なお、報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○委員長(大谷藤之助君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#14
○委員長(大谷藤之助君) 継続調査要求についておはかりいたします。
 教育、文化及び学術に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本院規則第五十三条により、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○委員長(大谷藤之助君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 なお、要求書の作成及び提出の時期等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#16
○委員長(大谷藤之助君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#17
○委員長(大谷藤之助君) 委員派遣承認要求に関する件についておはかりいたします。
 教育、文化及び学術に関する調査のため、今期国会閉会後、委員派遣を行ないたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#18
○委員長(大谷藤之助君) 御異議ないと認めます。つきましては、派遣委員の人選、派遣地、派遣期間等は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#19
○委員長(大谷藤之助君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 なお、本院規則第百八十条の二により、議長に提出する委員派遣承認要求書の作成等も、便宜、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#20
○委員長(大谷藤之助君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後二時二十二分散会
     ―――――・―――――
ソース: 国立国会図書館
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