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1967/03/30 第55回国会 参議院 参議院会議録情報 第055回国会 外務委員会 第2号
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1967/03/30 第55回国会 参議院

参議院会議録情報 第055回国会 外務委員会 第2号

#1
第055回国会 外務委員会 第2号
昭和四十二年三月三十日(木曜日)
   午前十時十五分開会
    ―――――――――――――
   委員の異動
 三月十六日
    辞任          栗原 祐幸君
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長         赤間 文三君
    理 事
                木内 四郎君
                長谷川 仁君
                増原 恵吉君
                森 元治郎君
    委 員
                鹿島守之助君
                笹森 順造君
                山本 利壽君
                岡田 宗司君
                佐多 忠隆君
                羽生 三七君
   政府委員
       外務政務次官   田中 榮一君
       外務大臣官房長  齋藤 鎮男君
       外務大臣官房会
       計課長      鹿取 泰衛君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        瓜生 復男君
   説明員
       外務大臣官房外
       務参事官     内田  宏君
    ―――――――――――――
○国際情勢等に関する調査
 (昭和四十二年度外務省関係予算に関する件)
 (第五十五回国会外務省関係提出予定法案及び
 条約に関する件)
    ―――――――――――――
#2
○委員長(赤間文三君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告申し上げます。去る三月十六日付をもちまして栗原祐幸君が委員を辞任されました。
    ―――――――――――――
#3
○委員長(赤間文三君) 国際情勢等に関する調査を議題といたします。
 昭和四十二年度外務省関係予算及び今国会に提出予定の法律案条約について概要の説明を聴取いたします。
#4
○政府委員(田中榮一君) 先般再度外務政務次官を拝命いたしました田中でございます。今後よろしく御指導のほどをお願いいたします。
 それでは、まず昭和四十二年度の外務省関係の予算に関係いたしまして私から簡単に御説明申し上げます。
 お手元に「予算重点事項」という。印刷物を差し上げてございまするが、総額は三百三十四億二百万円でありまして、前年度予算の二百八十七億二千三百万円に比較いたしますと四十六億七千九百万円ほどの増額になっておりまして、一六・二%の増になっております。この予算は逐年急速度にその重要性と複雑性を増してまいりまするわが国の外交の遂行のために、限られた財源の中から重点的に選び出されました必要最小限度のものでごまざいます。このうち、特に今回重点を置かれしたものは経済協力でございます。申すまでもなく、経済協力には輸出振興という一側面もありますが、それより大きなことは、わが国外交推進のため最も有効であり、かつ絶対欠くことのできないものであるという点でございます。外務省予算に計上されておりますものは、主として技術協力的なものでございます。その額は六十一億五千万円で、前年度の四十億八千二百万円に比較しますと、二十億六千八百万円の増加となっております。このおもな内訳としましては、医療協力関係あるいは農業協力関係、開発技術協力関係、機械供与等でございます。メコン開発等の調査のための経費、海外各地における開発センター新設拡充費その他インドシナのナムグム開発基金、ラオスの為替安定基金等のための費用もこの中に含まれております。このほか、外交体制の強化、アジアを中心とする広報文化活動の強化、在外邦人の保護対策の強化、海外移住の振興のための費用等が計上されております。
 以上、まことに簡単でございまするが、昭和四十二年度の外務省予算の概要でございます。
 次に、第五十五回の国会に外務省関係として提出予定されておりまする法律並びに条約案件の点でございます。これはお手元に横書きの表のようなもので差し上げてございまするが、「第55回特別国会提出予定法律案・条約」という印刷物をごらん願いたいと思いますが、法律案は総計三件でございます。ここに、Aが三件、Bがゼロとなっておりまするが、このAと申しますのは、特に今国会において必ず提出をいたす法律案でございます。Bは、この国会中に、少し時期がおくれるが、提案されるであろうという法律案でございます。
 法律案につきましては、A三件のうちで、すでに二件が閣議の決定を経まして、これが近く提案されることになっております。
 この中に、一つ申し上げておきたいと思いますのは、旅券法の特例に関する法律、これは、従来、沖縄におきまして、沖縄人が海外に渡航いたします際には、日本内地において旅券を発行しておったのでございますが、今回、沖縄現地において海外渡航者に対して沖縄人の旅券を交付することができるというように、旅券発給の事務を簡素化しましてこれを改正いたしました旅券法の特例に関する法律でございまするが、これは後ほど国会に提案する予定に相なっております。これを含めまして三件でございます。
 それから条約、総計十九件でございます。Aが十五件、Bが四件でございます。この十五件の中に、四件はもうすでに閣議を経まして国会に提案いたしております。
 この十九件ございますおもなるものを申し上げますと、この表にございますが、日ソの領事条約、アルゼンティンとの通商航海条約、油による海水の汚濁防止条約、月・天体の探査及び利用に関する条約、大西洋のまぐろ類の保存のための国際条約、ILO100号条約、投資紛争の解決に関する条約等でございます。
 なおこのほか、シンガポール、マレイシアのいわゆる補償問題につきましては、近くこれが解決する見込みでございますので、これが解決いたしましたならば協定を提出いたす予定に相なっております。
 以上、大体のことだけを説明いたしました。なお、御質問がございましたならば、ひとつこの際詳しく御説明いたしたいと存じます。
#5
○委員長(赤間文三君) 以上で説明は終了いたしましたので、御質疑のおありの方は、順次御発言願います。
#6
○森元治郎君 先議に予定されているのはどれ。
#7
○説明員(内田宏君) 参議院先議になっている件数は五件でございます。ブラジルとの二重課税防止条約。紙によりますと三ページです。その次にございますノルウェーとの二重課税防止条約。相続きまして、その下にございますニュー・ジランドとの二重課税防止条約の修正議定書でございます。それからページが飛びまして、次の四ページの中ほどにございます経済協力開発機構特権免除協定――OECDの特権及び免除協定でございます。それから最後に第五番目は、次の五ページの頭にアジア生産性機構特権免除に関する協定というのがございますが、このほかに、衆議院でもう少し参議院先議をお願いしたいということでお考えになっている由と承っております。以上でございます。
#8
○岡田宗司君 沖縄の旅券の発給等に関する特例の法案ですね、これは沖縄問題等に関する特別委員会のほうへ付託するという話もあるのですが、この関係はどうなっているのですか。
#9
○委員長(赤間文三君) そういう御意見もあるようでありますが、これは皆さんの御意見を承りたいと思っております。外務委員会の私としては、当委員会で扱うほうが適当じゃないか、こういうふうにいま考えております。
#10
○岡田宗司君 実は私も沖縄特別委員会に入っているのですが、沖縄特別委員会のほうでは、沖縄の失業保険に関する問題、こういうことを予定しておるのですね。ですから、それは話し合っていただかないと、どっちかということは。よく話し合っていただいて、適当な方法を講じていただきたい。
#11
○委員長(赤間文三君) 承知しました。沖縄の特別委員会とひとつ話し合いましてきめたい。私のほうは、こちらのほうがよくないかという感じをいま持って話し合いをしておりませんので、いずれ話し合った上に……。
#12
○岡田宗司君 とにかく、せっかく沖縄の特別委員会ができたのですから、沖縄に関する問題について、そういう点は向こうでもやりたいと言うのでから、いろいろ考慮していただいてお願いします。
#13
○委員長(赤間文三君) よくわかりましたので、あとでひとつ沖縄特別委員会と十分話し合っていきたい、外務省の意向も承ってみたいと思います。
 ほかに条約、予算等について御質疑がありましたら御発言を願います。
 ほかに御発言もなければ、本日はこの程度で散会をいたします。
   午前十時二十八分散会
     ―――――・―――――
ソース: 国立国会図書館
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