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1947/11/25 第1回国会 参議院 参議院会議録情報 第001回国会 予算委員会 第25号
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1947/11/25 第1回国会 参議院

参議院会議録情報 第001回国会 予算委員会 第25号

#1
第001回国会 予算委員会 第25号
  付託事件
○昭和二十二年度一般会計予算補正
 (第七号)(内閣提出・衆議院送
 付)
○昭和二十二年度一般会計予算補正
 (第八号)(内閣提出・衆議院送
 付)
○昭和二十二年度特別会計予算補正
 (特第三号)(内閣提出・衆議院送
 付)
――――――――――――――――
昭和二十二年十一月二十五日(火曜
日)
   午後二時四十五分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○昭和二十二年度一般会計予算補正
 (第七号)
○昭和二十二年度一般会計予算補正
 (第八号)
○昭和二十二年度特別会計予算補正
 (特第三号)
○徴税機関の予算調査に関する小委員
 長報告
  ―――――――――――――
#2
○委員長(櫻内辰郎君) 只今より開会いたします。本日は各分科会の主査より、分科会における御審議の経過と結果の御報告を願いたいと存じます。第一分科会主査西郷吉之助君。
#3
○西郷吉之助君 私は只今委員長の御指名によりまして、第一分科会における審議の経違並びに結果を御報告いたします。
 第一分科会に付託せられましたところの昭和二十二年度一般会計予算補正第七号及び第八号並びに昭和二十二年度特別会計補正特第三号、その三件に対する本分科会は、大藏省、内務省、司法省、内閣、会計檢査院、裁判所、國会、並びに皇室経費に関する分であります。それらの予算案の数字に関しましては、本委員会におきましてしばしば政府当局より御説明がございましたので、この際数字に関しましてはこれを一速記録に割愛したいと存じます。つきましては本分科会におきまするところの質疑應答の主たるものをこの際御紹介いたして置きたいと存じます。
 先ず第一に、一委員より金融再建補償金百億円の繰延べにつき質問があつたのであります。即ち本年度予算に計上せられてあるところのこの金額は、金融機関の第一封鎖預金に対する支拂補償金であると思うが、これを繰延べ削減することは、第一封鎖預金を永久に解除しないのか、或いは又、それともいつ解除する見込なるかとの質疑に対しまして、大藏大臣より、本予算に計上したるこの百億円の経済再建補償金は、金融機関が金融機関整備法に基き新勘定に入るべき預金を見合うべき資産に損失を受けた場合に、百億円を限度として補償するために計上したものであるが、本予算編成後企業再建整備、金融再建整備、経済力集中排除等の問題が生じ、金融機関の再建整備が非常に遅延し本年度内に処理の見透しが附かなくなつたため、本年度予算からこれを削除し、來年度予算に見送つたのであつて、決してこの補償を打切りとしたものでもない。又棒引にしたものでもない。來年度において企業の再建整備、金融機関再建整備の見透でと睨み合わせて、更にこれを計上する考である。尚この補償をなす金融機関の中には農業会が含まれておりまして、農業会は過般成立した農業協同組合法により解散し農業協同組合に農業会の資産その他が移行するのであるが、若し農業会が本年度内に解散せんとする場合本年度内における、補償問題はどうなるかというのに、損失の出る農業会は、本年度内に解散せず、翌年度において百億円の補償の範囲内において補償を実行し、預金者には損失をかけないようにして、然る後に解散することになる。又預金封鎖解除の問題も金融機関の再建整備の進捗と見合つて処理すべきものであつて、いつまでも封鎖預金と自由預金の二本建として置くべきでなく、再建整備が完了し、或はその整備の見透しがつけば、封鎖を解除し、自由預金の一本建とする考である。尚又貸出等につきても、今日では第一封鎖の貸出を行い、自由円の貸出は制限せられておるが、これも漸次自由円の貸出の範囲を拡大し、更に可及的速やかに自由円の貸出一本にしたい考であるとの答弁がありました。
 又一委員より製塩事業につき、終戰後塩の不足から、政府の獎励により内地各地方にこの事業が勃興したが、関係方面との関係もあつてか、或いは又石炭、電力の関係もあつて、これが一挙に差し止められておる現状あるが、今後政府はこれが処置を如何になす考であるか、今後とも継続せしむる考であるか否か、又否とすれば、その後仕末如何との質問に対しまして、大藏大臣より次の如き答弁があつたのであります。
 即ち内地製塩及びその買上につき、関係方面と目下交渉中であるが、未だ解決に至つていない。その上石炭や電力の不足から、大なる制約が製塩業に加わり、一層問題の解決が困難となつた。併し我が國の製塩は、外塩だけに依存できるかと言えば、決してさうではなく、どうしても内地の製塩を確保して行かねばならない。政府としてはこの際製塩事業につき更に檢討を加え、中間的方法としてでも、維持すべきものに対しては補償金を出すとか、その他の方法により、これを継続せしめ、近く政府としては根本の方針を確立して行きたいという答弁でありました。
 又一委員より、裁判所の予算は財政法上特殊の地位を認められたが、本國会において予算説明をなすべき政府委員は何人であるか、又裁判所予算につき、裁判所側と内閣側との意見の調整は如何にして処理して行くかとの質疑に対しては、司法省会計課長並びに大藏省政府委員より、次の如き答弁があつたのであります。即ち裁判所の予算を國会において説明すべき裁判所側の政府委員は未だ決定していない。又裁判所予算に関し、内閣側と裁判所側の意見の調整は裁判所経費審査委員会において行う旨の答弁があつたのであります。
 又一委員より、民主教育連盟は内閣総理廳所管となつているが、苟も教育の名を冠している以上は、これは文部省所管となすべきものではないかとの質疑に対しまして政府委員より次の如き答弁があつたのであります。即ちこの連盟が成立した径路並びに國会を通じて國民の民主的政治教育を行うという点からも、更に從來あつたところの憲法普及会の仕事を本連盟において継承する点等を考慮いたしまして、これを内閣所管とし、この予算は内閣会計課において保管しておるという答弁があつたのであります。
 又一委員より、制限会社のポツダム政令違反事件に関する質疑に対しまして、政府委員は次の如き答弁がありました。即ち本件は、昭和二十一年三月十六日の勅令第六百五十七号により、制限会社が通常の業務以外の事業のために資金を支出する際には、大藏相を通じて連合軍司令部の許可を要するに拘らず、その許可を受けずして資金を支出したという事件でありますが、今までに四十八会社五十一件に上るのであります。併しこれらの事業は從來より継続的に支出せるものであつて、これが通常の業務以外のものであるか否かにつき、判然としなかつたために行われたものであるから、司令部の了解を得て二十一年三月より八月までに行われましたものに対しては、刑法上の罰則を適用することなく会社より自発的に戰災復興資金として献金せしめ、その金額は九十二万円に上つている。八月以後の違反につきましては、嚴重に処分する方針である。かような答弁があつたのであります。
又一委員より、生産を増強するためらは資本を尊重してこれを蓄積し、これに相当の利潤を與え、又更にこれに相当の配当を供與してその蓄積を図らなければならないと思うが、近來この資本を軽視する嫌なきかとの質疑に対しまして、大藏大臣より次の如き答弁がありました。
即ち資本と資本家とは区別して考えなければならないが、企業再建整備、金融再建整備、経済力集中排除等の施策によつて旧來の資本は分散したが、これに代つて新しき資本層の形成の必要があるが、これは廣く國民大衆より資本を集め、民主的に形成せねばならん。かくして新資本層の民主的の形成を具体化して行きたい。資本を軽視することは惡いが、資本を今後は廣く國民大衆の中に分散する必要がある。資本なくして産業の振興はあり得ないから、かくの如さ意味合からして資本及び資本層を保護して行かねばならん。又特株整理委員会等から、株式の賣出し等を行うにつきましても、これをやたらに無方針で行うことは適当でないので、今後は十分これらにつきても調整を行う必要がある。又取引所の再開につきましても、速かに考慮する。又株式配当の制限についても、これは速かに徹底する考である。併し今後とも十分に指導する必要があると思う。これらに対する施策と共に、外資の導入等につきましても、十分に檢討し一連の政策を樹立して行きたいとの答弁がありました。
 又一委員より、追加予算における租税収入は極めて巨額であるが、これは税務官吏の待遇の劣惡な現状に鑑み、政府当局の予期したような徴收はでき兼ねると思うが、これに対する政府の所見如何との資疑に対しまして、大藏大臣より次の如き意見の開陳がありました。
 即ち現在の主税局の陣容では到底不十分であるから、主税局の中に徴税を監督する人を臨時的にでも据えて徴税を指図さして行きたい。これは至急実行する考である。又税務官吏は現在人員不十分であるから、外務省の人をこちらに廻し、配置轉換をも考慮する。又待遇の問題については、既に発表したが費用等も大幅に計上し、尚不足があるならば予備金等をも使う考である。又税務官吏の身体の保護についても、司法当局と十分連絡をとり、武装警官の配置等をして貰らう考である。又徴税と貯蓄が現在の経済危機を切り抜ける上に最も重大であるから、十二月並びに來年一月には、國会を中心に國民運動を展開する考であるが、これには関係方面においても十分援助を與えるとのことであるとの答弁がありました。
 又一委員より、今日税務署の現状では既に徴税費不足から徴税に十分の効果を期待できない現状にあるに拘らず、政府は更に今回非戰災者特別税を設け徴税を行わんとしておるが、これは大衆課税であり、又既にその時期を失すること甚だしいのみならず、これが徴税に対する調査も十分行われていない現状より、これはむしろこの際中止すべきものと考えるが如何との質疑に対しまして、大藏大臣より次の答弁があつたのであります。
 即ち御注意の点は十分了承するが、インフレ激化の今日、追加予算を計上するに当り、日銀券の増発は、これは極力抑制せねばならんので、支出の点は切詰められるだれ切り詰めて來たが、これ以上の削減もできず、止むを得ず徴税する次第であるが、この徴税が難中の難であることは十分承知しておるが、收支の均衡を図る上からも、これが唯一の途であつたとの答弁がありました。又最後に一委員より、大藏省預金部が今日赤字を出して、一般会計より繰入れを仰いでおるが、これが対策如何との質疑に対しまして、大藏大臣より次の答弁があつたのであります。即ち預金部資金に対する利子が極めて低く、旦閉鎖機関等より利息も、入らず、一方には経費が増加したため、これが積り積つて赤字を出すに至つたが、独立採算制につきても根本的に考慮するが、今回は十億だけ繰入れた次第である。今後は預金部資金を國民全体のために使用して行きたいと考える。かような答弁があつたのであります。
 以上は本分科会における質疑應答の主たるものでありまするが、その他につきましても、各委員より熱心なる質疑應策があつたのであります。かくして質疑を終りまして、去る二十四日討論に入りましたところ、共産党、中西委員より次の三点を理由に、予算案全部に対し返上する旨の意見の開陳があつたのであります。即ち第一の理由といたしましては、この予算案は大衆課税である。第二には、この予算案はインフレを助長せしめる傾向があり、日銀券の増発、物價の昂騰を來たし、経済を惡化せしめる。第三といたしまして、経済再建に役立たざるのみならず、生産を阻害する、かような三点から反対論があつたのであります。
 次に自由党、石坂委員より、この予算案は総じて税額が多く、一方に戰災復興費等が僅少であるが、この際意見は保留し、政府原案に賛成する旨の意見の開陳がありました。他に別段御発言もなく、討論を終結いたしまして採決に入りましたところ、付託せられました予算案に対し、過半数を以て政府原案通り可決すべきものと決定致しました次第であります。
 以上は極めて簡單でありますが御報告に代えたいと思います。
#4
○委員長(櫻内辰郎君) 第二分科会主査、木村禧八郎君。
#5
○木村禧八郎君 第二分科会の報告をたします。
 第二分科会に審査を付託せられました案件は、昭和二十二年度一般会計予算補正第七号、同第八号及び昭和二十二年度特別会計予算補正特第三号中、外務、文部、厚生及び労働各省所管の予算に関するものであります。これ等付託せられました予算の説明は省略させて頂き、直ちに分科会における主なる質疑應答の内容を御広告いたします。
 先ず厚生省所管の予算について、國立病院の現状如何との質疑に対し、國立病院は、元陸海軍病院を引継いだものでありますが、その筋の意向もあり、國民平等にこれを利用するよう開放するため、形式的にも実質的にも一変して、有料を建前とするに至つたので、傷痍軍人も有料となり、ただ困窮者に対してのみ料金減免の措置をとることとなつた。昭和二十二年八月一日現在において傷痍軍人は八千六百六人、全入院患者数の三六%になつておるものとの答弁がありました。又國立栄養研究所の予算中、玄米食の実驗研究に幾何を使用しおるか、又その研究進捗の程度如何との質疑に対し、特に玄米食研究に使用する予算は区分計上なきも、國民食生活の栄養に関する研究経費の中に当然包含せられておる。又米に関する研究は、國立栄養研究所報告、第一巻第一号以來、発表せられておるところであつて、その結論は栄養上、玄米は七分搗米に比し劣るとのことである。戰時中学者的良心を失い、國策として一時玄米食が取入れられたけれども、現在では各種の点を考慮し、七分搗米が採用せられておるとの答弁でありました。
 次に労働省所管の予算におきましては、復員者の中、失業者は相当の数に上ると思うが、これに対し失業保險及び失業手当の予算が計上せられあるやとの質疑に対し、労働大臣は、関係筋の意向もあり、復員者たるの故のみを以て、失業保險、失業手当を受くる資格とはならないとの答弁あり、又失業者には手当を與えるより、職を與えるべきで、その措置が講じあるや、又進駐軍撤退後は動乱発生の虞れなしとしないが、これが対策を考えておるかとの質疑に対し、職業紹介所を拡大増設し、極力公共事業等に吸收するつもりである。又生産復興と、闇撲滅をはかり、可及的生活の安定に努め、以て社會不安定を生ぜざるよう努力するとの答弁でありました。
 次に文部省所管の予算においては、明治以來の我が國の教育方針は余りに型に嵌めたやり方ではないか、もつと自由な制度としてはどうかとの質疑に対し、文部大臣は、日本在來の教育においては、教育権が尊重せられず、殊に戰爭のために軍部の干渉甚だしく、又地方末端において人事に関し内務官僚の干渉も相当にあつたので、民主化の方面に欠ける所があつた。併し教育刷新後においては、かような方針が一変せられ、從來の如き干渉がなくなり、教育権の確立が確保されると同時に、文部省における官僚的集中行政が改められ、殊に教育委員法ができると、教育の仕事が多分に地方に委讓されることになるのである。又教科書等も現在では尚國定であるが、いずれは、檢定制となつて、檢定を得たものは自由に使用されることとなり、更に教科書中心でなく、教師と生徒との人間的繁りを中心とした教育体系に向つて進むことになるとの答弁がありました。又六・三制実施のため、十四億円の國費支弁要求に対し、七億円がこの追加予算に計上されましたが、残りの七億円に対する補給の見透し如伺との質疑に対し、文部大臣は、残り七億円につき、これを追加予算によるか、予備費支出によるか、又今暦年度中において行われるか、又は會計年度末までに行われるかの点について、只今申上げることができないのであります。併し今會計年度中には、是非具体的の額を獲得いたしたい考である。これは一文部大臣としてのみならず、政府としてもさような考を持つておると申上げることができるに止まるのは甚だ遺憾でありますとの答弁でありました。尚六・三制実施のための校舎建築に対し、官有林を無償にて交付するつもりはないかとの質問に対し、関係方面の了解を得て、官有林のみならず、旧兵舎などにつき、無償とまでは行かなくても、極力低廉に拂下げるべく努力中であるとの答弁がありました。
 又教育刷新委員会委員人選の方針に関する質疑に対し、文部大臣は、本委員会は教育使節國來朝の際設けられ、当初の委員は教育家、教育評論家より選定さられましたが、発展的解散を行つて、今回は官学私学の大学より小学校に至るまでの教育家、それから財政、法制方面の権威者、教職員組合方面の代表的人物、社会教育家、文化、特にユネスコに関心を有するもの等を選定したいとの答弁がありました。又育英事業費の予算中、約一千五百万円という巨額が、九千九百万円の貸付の事務費として計上されておるが、どう考えても多過ぎる。このような杜撰な予算が計上されると文部省の予算全体について信用を失い、権威がなくなる。かくの如き費用は、事務の一部を地方府縣に委すことによつて人件費を削減し、これを貸與金の増加に充てるべきではないか。この際育英会の内容につき再檢討を加うべきではないかとの質疑に対し、育英会としては、地方に支部を設け、中等学校の受給者の選定をこれに委任したため、その他補導、趣旨宣傳、金銭出納等に多数の人手を要するので、貸與金に対する人件費の比率は必ずしも大なりとは思わないが、十分に御意見を尊重し、御趣旨の線に沿い、再檢討を加えるとの答弁がありました。
 その他私学振興問題、教員養成の問題、私学恩給補助の問題等につき質疑應答がありましたが、省略さして頂きます。
 最後に外務省所管の予算において、未復員者給與に関する法律案提出の時期、予算に見込んだ復員者教等につき質疑がありました。政府委員より未復員者給與に関する法律案は本月二十四、五日頃提出すべく努力中であり、本追加予算に見込んだ人員は、家族持ちの者約四十万人、尚上陸地において復員者に交付する旅費三百円は小額に過ぎるを以て、本法中の相当額を上陸地において繰上げ支給する方法を考慮中であるとの答弁がありました。
 かくして討論に入り、小野委員より、本分科会に付託せられた予算については未だ歳入関係の各種法案の審議未了であるということを前提として可決することに賛成するとの発言がありました。又河野委員より新学制実施のための予算は過少なるものと認められる。当局においては十分の措置を講じられたしとの希望意見を附して賛成するとの発言がありました。更に服部委員より、厚生省予算については食糧の質、その他栄養分に関する研究を行い、その結果を一般國民に普及することに努力せられたい旨の希望を附して贊成するとの発言がありました。
 かくて採決に入り、本分科会に付託せられました議案全部は、全会一致を以て可決されたのであります。以上を以て報告を終ります。
#6
○委員長(櫻内辰郎君) 第三分科会副主査、木下源吾君。
#7
○木下源吾君 第三分科会の主査、西川君の代りに、私から分科会に付託されました農林省並びに商工省に関する予算の審議の経過並びに結果を御報告いたします。去る十八日から二十日まで、次官又は政府委員より、予算案提出の理由並びに内容について、説明を聽取し愼重に審議いたしまして、質疑應答の後、二十四日討論に入り採決の結果、全員一致を以て原案通り可決すべきものと決定いたしました。今その質疑應答の主なるものを申上げます。
 一委員より、主要穀類の生産高調査が不十分なために供出割当に支障がないか、又不当な強権発動をなすような虞れがないかとの質疑に対し、政府委員より生産高調査を最も正確にするためには、全耕地を一筆毎に調査することが望ましいのでありますが、多額の経費と長期間を要しますので、縣地方事務所、市町村と密接な連絡をとるほか、供出に関し紛爭を起す虞れのある地域に対しては、特別なる調査をなし、又供出割当決定後においては個人別に公表するなどの方法によつて、供出の公平を期する積りであるとの答弁がありました。
 又一委員より、主要穀類の生産價格と、消費者價格との値開きがあまりに多いのでないかとの御質疑に対し、政府委員より消費者價格は買入代金のほかに、供出対策としての報獎費、保管料、運搬費、委託加工費などの、最小限度の費用を加算したものであるとの答弁がありました。
 又一委員より、農業会の解散に伴い、これらの職員を如何に配置轉換するかとの質疑に対し、政府委員より、縣地方事務所、市町村などの既設機関並びに新設さるる農業協同組合等に吸收するよう、でき得る限りの努力をする積りであるとの答弁がありました。
 又一委員より、技術指導農場は、その配置及び内容より見て、実際に農家の指導をなすには不十分ではないかとの質疑に対し、政府委員より、いずれの農家も、直接実地に指導を受け得るように配置し、経費の関係もあり、新設よりも既設農場の充実に全力を注いでおるとの答弁がありました。
 又一委員より、開拓計画が予定通り進捗しておるかとの質疑に対し、政府委員より物價騰貴などにより、十万坪の予定計画を六万坪の程度に圧縮しましたが、極力既設農場の充実に意を用いておるとの答弁がありました。
 又一委員より、新米穀年度における農家の保有米は、何程になつておるかとの質疑に対し政府委員より、供出農家は四合、飯米農家は三合一・五勺となつておる。農繁期の加配米として一反歩について一日二合、十七日分を増配する積りであるとの答弁がありました。
 次に商工省所管の予算につきまして、一委員より、貿易再開後の実績と見込につき質疑ありたるに対し、政府委員より、貿易再開後の契約高は、比較的小額でありまして、十月末までの実績は約四百七万ドルでありますが、今後は輸出向商品原料を優先的に輸入するともりであるとの答弁があり、又一委員より、石炭電力等燃料問題と関連して、石油の供給量につき質疑ありたるに対し、政府委員より、月に國内生産二万トン、輸入八万トン、合計十万トンの見込であるとの答弁があり、又一委員より、主要食糧供出報獎物資の状況につき、質疑ありたるに対し、政府委員より、作業衣、手袋、自轉車、タイヤ、チユーブ、リヤカー等、相当数量の用意があるとの答弁があり、又一委員より、商工省における予算定員と、実人員との割合はどうなつておるかとの質疑に対し、政府委員より、本年十月現在、定員約一万三千四百名に対し、実人員は一万二千三百名でありまして、官吏は比較的補充容易であるが、雇、傭員の補充はなかなか困難であるとの答弁がありました。以上極めて簡單でありますが、概要を報告した次第であります。
#8
○委員長(櫻内辰郎君) 第四分科会主査、村上義一君。
#9
○村上義一君 それでは私から、第四分科会に付託せられました運輸省並びに逓信省に関する予算の審議の経過並びに結果を御報告申上げたいと存じます。
 去る十九日及び二十日、越えて二十四日の三日に亙りまして、大臣又は政府委員から、予算案提出の理由並びに内容につきまして、説明を聽取いたしたのであります。愼重に審議をいたした次第であります。今質疑應答の主なるものを申上げますれば、先ず運輸省関係の予算につきましては、一委員から、鉄道事業特別会計の年度当初予算、及び補正予算を通計した欠損の総額は、百十二億円の巨額に上つており、その欠損補填のため、五十億円を一般会計より繰入れ、残る六十二億円を借入れることになつておるが、將來の赤字克服の対策如何という質疑に対しまして、政府委員から、人員の配置轉換、又自然減員に対する補充の見合せ、作業の合理化、鉄道電化、その他による石炭費の節約など諸経費の節約を図ると同時に、物價並びに海上運賃に比較して、鉄道貨物運賃が比較的安いという点に鑑みて、止むを得ない場合には、鉄道の貨物運賃の引上をなすというようなことを講じて、独立採算制の精神を昂場して、経営の合理化によつて、收支の改善をなすつもりである。只今國鉄復活七年計画樹立中であるとの答弁がありました。又一委員から、鉄道用石炭の炭質低下を防ぐために如何なる対策をとつておるかという質疑に対しまして、政府委員から、山元における選炭設備の整備、炭質檢査等によつて極力炭質低下の防止に努力しておるとの答弁がありました。又一委員から車輛の新造計画について質疑がありましたのに対して、政府委員から、年度当初の計画は蒸氣機関車百十輛、電氣機関車五十輛、客車五百五十五輛、貨車八百八十五輛、電車三百輛でありましたが、補正予算においては、電車を除いて蒸氣機関車十輛、電氣機車二十輛、客車五輛、貨車若干輛を減少をいたしましたが、車輛全体としては、その補修に主力を用いて、運輸可動車の増加に努めておるとの答弁がありました。又一委員から將來観光事業が重要な國策の一つとなると思うが、これが統轄機関を如何にする考であるかという質問に対しまして、政府委員から観光事業は各方面に関係があるので、内閣に独立した機関を作ることが必要でないかと考えられるけれども、差当り最も密接な関連性のある運輸省に外局を設けることが適当であると考えておるという答弁がありました。又一委員から、鉄道特別会計の公債及び借入金の現状について質疑がありましたのに対しまして、政府委員から二十一年度末には公債発行高は累計九十三億円であつたが、今年度末には百八十億円に上る筈であります。又收益勘定の借入金は鉄道國有法の実施以來、約三十五ヶ年間赤字はなかつたのであるが、二十年度において初めて赤字十一億円を出し、二十一年度において赤字約四十二億円を出したのであつたが、本年度は百十二億円の赤字でありますから、本年度末における実質上の借入金の総額は百六十五億円となる見込であるという答弁がありました。
 次に逓信省所管の予算につきましては、一委員から、通信施設の復旧改良等に必要なる経費の概算見込額につき質疑がありましたのに対しまして、政府委員から電話施設におきましては、毎年十五万箇の復旧をなす外、同線その他の復旧改良のため、一年約百億円、電信施設においては、現在の通信速度を維持する程度として、年二十億円、合計年額百二十億円程度を要する見込である。各五ヶ年継続して施設することによつて大体戰災と過去の酷使とを復活することができる見込であるとの答弁がありました。又一委員より通信施設に要する機械並びに資材を輸入に仰ぐ必要がないかとの質疑に対しましては、政府委員より機械類については國内生産で十分であるが、鉛、タングステン等の特殊資材は輸入を要する見込であるとの答弁がありました。又一委員から大巾の人員整理ができるかどうかとの質疑に対しまして、政府委員より、人員の配置轉換、自然減員の補充見合せ等により、人員を圧縮して経営の合理化をはかるつもりであるが、労基働準法、並びに労働組合法等との関係もあり、この儘では大巾の人員整理が困難であるとの答弁がありました。又一委員から、通信事業の独立採算制を確立して、独立企業の実を挙ぐるためには、特別会計中、行政監督費の性質を有するものは、全部これを一般会計に移して、通信事業を純然たる一企業としての経理組織に改編する必要はないか。又これと同時に機構においても、通信監督行政と通信事業経営とを截然と区別することが、能率主義の確立、サービスの改善、赤字の克服乃至減少のために緊要であると思うが、逓信大臣の所見如何との質疑に対しまして、現在既に行政部門の経費は一般会計に、現業部門の経費は特別会計として区分せられておるのであります。ただ特別会計中に、統轄管理の部門におきましては、行政的性質を有するものと、現業的性質を有するものとありますが、これを分割することは、或いは却て人員の増加を來す虞れがある。又機構の改革については、事実政府部内にて既に調査中でありますが、未だ閣議などには何ら上程されていない。こういう御答弁がありました。
 質疑應答の後に、二十四日に討論に入りましたが、討論に際しまして両委員から、鉄道事業も通信事業も設備、サービス、能率等、未だ復興しないし、その收益勘定は厖大なる赤字財政であるのみならず、借入金の償還方法も、又会計健直し方法も何ら現実に樹立されておらない。頗る遺憾であるが、併し敗戰後の産業界の一般情勢に鑑みるときは、一面において眞に止むをえないと考えらるる点もあるし、又他面においては、政府は機構改革、行政整理を計画中である。又これら官業経営の合理化、独立採算制の確立の具体的方策も調査しつつあるということを言明しておるから、これら緊要なる措置の迅速な断行を強く要望して、本予算には賛成するものであるとの趣旨の御意見がありました。かくして採決の結果全会一致、原案通り可決すべきものと決定いたした次第であります。簡單ながら御報告申上げます。
#10
○委員長(櫻内辰郎君) 徴税機関の予算に関する調査委員会の御報告を願います。委員長、木村禧八郎君。
#11
○木村禧八郎君 徴税機関の予算調査に関する小委員会における審議の経過、内容、結果について、御報告いたします。
 昭和二十二年度一般会計歳入予算及び租税收入を、予定通り確保し得るや否やが、健全財政を名実供に実現せしめ得るかどうかの重要なる條件の一つとなつておるのであるが、今日までの徴税の実績に鑑み、この点十分再檢討する必要あり、特に徴税機関の予算が、果して徴税を予定通り効果的に達成する上に適当であるかどうかを調査するために、本小委員会は特別に設けられたのであります。
 先ず審議の経過について御報告申上げます。十月十日から同二十五日までに四回の会議を開きましたが、その間政府側より、徴税の実績、徴税機関の実情、徴税の見透し、徴税対策等について説明を聽取しました。その結果次のような答弁がありました。
 (一) 徴税の実績、四月以降九月末の國税の徴收状況は、調査決定済納五百四十九億円に対し、收納済額三百七十七億円で、收納未済額は百七十一億円に達しておる。即ちこの收納済額は、本年度租税收入見込額一千三百十億円の僅かに二八%に過ぎず、滞納額は昨年度末四十九億円であつたものが、本年七月末においては九十八億九千余万円に激増しておる実情であり、今後の徴税については、必ずしも樂観を許さない。
 (二) 税務署職員充員状況、配置定員六万七千百三十人に対し、十一月一日現在の実員は三万七千三百二十六人であつて、二万九千七百八十七人の欠員である。即ち定員に対する欠員の充員の割合は五五・七%に過ぎない。
 (三) 税務官吏の待遇、税務職員の待遇は、その職責の重要さ、その事務の繁劇さにも拘らず、一般官公職員のそれに比して劣惡である。
 (四) 徴税の見透し、今後第三・四半期及び第四・四半期に徴收せねばならん租税收入は、約千七十億円の巨額に達し、而も所得税の申告期限、更正決定の時期、その他徴税技術の関係から、右の約八割見当が昭和二十三年一月以降年度末までの間に收納される見込である。
 (五) 徴税対策、(一) 全國的納税運動の展開。(二) 税務官吏の待遇改善。この中、直税調査手当、危険手当、現金出納手当として約一億円の予算を計上する。(三) 徴税費。約三、四億円の徴税費の追加要求中である。(四) 悪質脱税犯等に対する罰則の強化。
 右の通り、政府側より実情を聽取しました後、川上委員より、税務官吏の待遇改善策、税制対策、所得の科学的調査等に関する詳細具体的な提案がありまして、この提案を中心に実情を睨み合せながら審議いたしました結果として、本委員会としては、税制対策等については、本委員会設置の目的と調査の範囲を超えることであるから、專ら税務官吏の待遇と徴税費との二点に審議の対象を限定することにいたしまして、次の結論に達し、政府においてこの結論の趣旨を実現することに努力すべしという議決を行なつた次第であります。
 議決の内容。一、税務職員の待遇については、一般官吏に比し特に劣惡であり、生活困難なる実情を確認し得たるを以て、政府においては税務職員の待遇に関し、次の二点を考慮し、至急その実現に努力すべきである。(イ) 税務官吏の待遇が特に他の官吏の待遇に比し不適当に劣惡な部分に対しては、何らかの適当の方法により至急是正すること。(ロ) 税務職員の仕事の重要性、特殊性、危險性とに鑑み、一般的待遇以外の待遇について特別に考慮すること。
 二、昭和二十二年度の徴税費は、諸外國の事例と比較して、又我が國における徴税機構の不整備等の観点からしても、十分なりとは認め難いを以て、この点につき政府は事情の許す限り、十分の考慮を拂うべきこと。
 三、政府の計画せる全國的納税運動の展開については、全面的に賛成であり、國民を挙げてこれに協力すべきであると認められるが、この運動展開に当りては、特に税務関係職員及び國民に対し、租税の性質内容等につき十分に理解せしめ得る機会と資料とを提供するよう努力し、納得して納税するという態勢を整えるべきである。以上が小委員会の審議の経過及びその結論でございます。
#12
○委員長(櫻内辰郎君) 文教委員長、田中耕太郎君から特に発言を求めておられます。この際許可いたします。文教委員長、田中耕太郎君。
#13
○委員外議員(田中耕太郎君) この際、特に時間をお割き願いまして発言の機会をお與え願いましたのは外ではございませんので、六・三教育制度を実施いたしますとこにつきましての追加予算に関する問題でございます。文教委員会におきましては、去る十四日の委員会におきまして六・三教育制度実施に必要なる追加予算七億が計上されておるということにつきまして、当初の発表されましたところの予定費額と七億円の差がございますが、あとの七億円が最小限度として、この制度の実施に必要であるという見地から、非常に不安を感じまして、如何なる財政上の措置がとられるかは存じませんが、或いは予備金支出にしろ、或いは又あとの追加予算にしろ、とにかくこの金額だけは、どうしても確保して頂きたいという趣旨をもちまして、当委員会に文教委員会の意向を反映するという意味におきまして、私がこの席に発言をして貰いたいという申合せができましたのでございます。さようなわけで発言のお許しをお願いいたしました次第でございます、この六・三教育制度の重要性につきましては、委員各位におかれましては十分御承知のことでございまして、私、ここに蛇足を附加える必要は毛頭ございません。この制度は平和國家なり文化國家なりを建設する基盤となるものでございまして、世間往々にしてこの制度を我が國の自発的意思によるものでないので、何か外部から止むを得ず強制せられて採用するようなことになつたのだというようなことを考える者も絶無ではございませんけれども、実は決してそうではないのでありまして、昨年の春ごろから、青年学校の改革運動というものが各地方に起りまして、文部省におきましても、その青年学校の改革の運動の請願が非常に沢山參つておりましたような次第で、この改革方針は取りも直さず、現在の六・三制とこの大体の方向を同じくするものでございましたわけであります。尚又教育刷新委員会なり或いは米國の教育視察團の報告書なりの意見が一般に廣まりまして、そうして教育界のみならず、一般國民全体が、この制度が極めて必要なものである、我が國の教育の改革にはこれ以外にはないのだという確信を持つようになりまして、鬱勃たる機運が全國民の間に漲つて參つたような次第でございます。のみならずこの制度を採用いたしますことは、これは決してこれによりまして、日本の教育を民主的に改革いたしまして外國の信用を得るというような、そういう意味合ばかりではないのでございまして、実は教育を、世界の教育を民主化しなければならない。平和化しなければならないということは、これは特に今次の世界大戰後の世界的の輿論にもなつておるような次第でございまして、ユネスコ運動の如きも、やはりその一つの表れではないかと存ずるのでございます。
 第一次の世間大戰の際におきましては、國際労働の問題は、非常に熱心に取上げられたのでございます。併しこの教育の問題につきましては、國際連盟は極めて消極的であつたのでございます。併しながら今次の世界大戰後にできましたところの國際連合におきましては、この教育問題を國際労働の問題と同じように、重要性を持つておるものとして取上げたわけでございます。それがつまりユネスコの中において、特に教育ということが強調せられた所以でございます。我が國におきましてユネスコに対する熱心なる協力の機運が澎湃として起つて參りました。そういう点から考えて見ましてもこの六・三制の教育制度の実施と結附きまして、これはどうしても國家的に遂行しなければならない。單にポツダム宣言を履行するというような、そういう法律的義務としてでなく、全國民が誠心誠意、非常な熱情を以てこの制度を実行しなければならないというふうに考えます次第でございます。ところで、この予算の問題でございますが、あと七億円につきまして、いろいろ当委員会におかれましても、先程第二分科会の木村主査から御報告がございましたように、いろいろ御配慮を願つておりまして、実に感激に堪えないわけでございます。どうかしてこの七億円は最小限度の必要な費用といたしまして、追加予算なり、或いはその外の方法において確保して頂くように、今後とも何分の御配慮、御支援をお願い申上げる次第でございます。
 一般の文教に関する予算の問題でございますが、これは文教委員会におきましても、いろいろ論議され、又文部当局も出席せられまして、文教予算をどういうふうに將來持つて行くかという、この財政上のテクニツクの問題につきましても話が出たのであります。或國は隣國でございますが、憲法の草案に國費の一五%か二〇%を教育予算に使う。或いは地方費においては、地方費の三〇%というようなパーセンテージを決めておるようなものもあるのでございます。これは容易に我が國としては実行できない。なかなか困難なことであるかとも存じますが、そういうことを考えておる國もあるということだけは、これは御承知願いたいのでございまして、往々にして申しまする軍がもうなくなつたのだから、日本は今後教育で以て立つて行く外ない。軍の予算に割いただけの金額を、教育にもこの際割かなければならないということが主張されます。これは日本の現状に照らしまして容易なことではありません。非常に緊急な費用が沢山ありますし、又進駐軍の費用というようなものもございますので、そうは參りませんことは、私ども百も承知しているのでございます。併しながら、いろいろの予算の切り盛りに際しまして、各政策の間の價値判断の問題におきましては、今後文教というものに大いに力をこめて頂きたいというふうに存ずるのでございます。何はさて措いても、教育はやらなければならないのでありまして、我々教育者に対しましては、その使命の完遂、使命の遂行につきまして、大いに要望しておるのであります。たとえ生活は困難でも、職場は捨ててはいかんということを教育者に対して私どもは要望しておりますからには、國家といたしましても、教育の方は、これはたとえ國家として、なかなか食つて行くのには困難だ。併しながらその困難な間に、やはり教育は重んじなければならないという、そういう態度で以て、國家全体、政府或いは國家が行かなければ、教育者に対して、生活が困難だのにも拘わらず、職場を捨てるなということも言えないことになりはしないかと存ずるのでございます。
 要しますのに、各國家の政策の間の價値判断、取捨選択の問題につきまして、今後大いに教育の方に当委員会におかれましても、一層力を注いで頂きたい。又七億円の問題につきましても、先程お願い申上げましたような趣旨からして、御配慮、御支援をお願いした以と存ずる次第でございます。これで私の発言を終ります。何分、どうぞ宜しくお願いいたします。(拍手)
#14
○委員長(櫻内辰郎君) 本委員会の質疑は、去る十七日終局となつておるのでありまするが、この際、若し大藏大臣から御発言がありますれば……、ありませんか。
#15
○國務大臣(栗栖赳夫君) ちよつと一言……。ちよつと発言を求めまして申上げたいと思います。只今文教委員の田中議員からの六・三制だの、それから、ここで各委員からも、いろいろお話になりました災害対策、それから更に旱害対策それから官吏の特別手当等の問題につきましては、今いろいろ考慮中でございまして、いずれ纏りますれば、追加予算として本委員会にお願いすることに相なろうと思うのでございます。それだけ一應申上げておきたいと思います。
#16
○委員長(櫻内辰郎君) お諮りいたします。これより討論に入る筈でありますが、本日はこの程度に止めて、次回に討論をすることにいたしたいと存じまするが、御異議はございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#17
○委員長(櫻内辰郎君) 御異議なしと認めて、本日はこれにて散会いたします。
   午後三時五十四分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     櫻内 辰郎君
   理事
           木村禧八郎君
           西川 昌夫君
           西郷吉之助君
           村上 義一君
   委員
           大野 幸一君
           カニエ邦彦君
           木下 源吾君
           波多野 鼎君
           村尾 重雄君
           石坂 豊一君
           小串 清一君
           左藤 義詮君
           寺尾  豊君
           木内 四郎君
           小畑 哲夫君
           田口政五郎君
           飯田精太郎君
           江熊 哲翁君
           岡部  常君
           岡本 愛祐君
           河野 正夫君
           東浦 庄治君
           姫井 伊介君
           渡邊 甚吉君
           池田 恒雄君
           川上  嘉君
  委員外議員    藤田 芳郎君
  文教委員
   國 務 大 臣 田中耕太郎君
   大 藏 大 臣 栗栖 赳夫君
ソース: 国立国会図書館
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