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1949/05/23 第5回国会 参議院 参議院会議録情報 第005回国会 地方行政委員会 第20号
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1949/05/23 第5回国会 参議院

参議院会議録情報 第005回国会 地方行政委員会 第20号

#1
第005回国会 地方行政委員会 第20号
昭和二十四年五月二十三日(月曜日)
   午前十一時八分開会
  ―――――――――――――
  委員の異動
五月二十二日(日曜日)委員森田豊壽
君辞任につき、その補欠として岡田喜
久治君を議長において選定した。
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○地方税法の一部を改正する法律案
 (内閣提出、衆議院送付)
○地方財政法の一部を改正する等の法
 律案(内閣提出、衆議院送付)
○地方税法の一部を改正する法律案
 (衆議院送付)
  ―――――――――――――
#2
○委員長(岡本愛祐君) これより地方行政委員会を開会いたします。今日は先ず地方税法の一部を改正する法律案につきまして、質疑を続行いたします。
#3
○島村軍次君 提案の附則の2の「昭和二十四年四月」日以後においてそれぞれその統制額が改訂されたときに属する年度分の地方税から適用する。」というこの属する年度とは、事業年度の意味であるか、或いは遡及して四月一日からの意味であるか、その点を明らかにして頂きたい。
#4
○政府委員(荻田保君) この法文の書き方は多少曖昧でございまするけれども、我々の解釈といたしましては、当該会社に対しまする会社の事業年度分につきまして適用いたしたい。こう考えております。でこの旨を法律案が成立いたしまするならば、地方にも通牒いたしまして、実施に遺憾なきを期したいと思つております。
#5
○委員長(岡本愛祐君) 外に御質疑ございませんか……それでは質疑を終了することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○委員長(岡本愛祐君) では御異議ないものと認め、討論に入ります。御発言の方は賛否を明らかにしてお述べを願います。
#7
○西郷吉之助君 私は本法案につきまして修正案を提出いたします。先ず修正案の條文を読みます。即ち地方税法の一部を改正する法律案につきまして、第七十一條の改正規定の次に次のように加えるものであります。即ち第七十六條但書中「但し、」の下に「展覧会場その他これに類する場所に入場する者又は」を加えるのであります。次に「又は」を「若しくは」に改めるのであります。その理由といたしましては、今回の衆議院におきまする本法案に対する修正案によりまするならば、衆議院におきましては今回政府が提出いたしましたところの改正案の第七十七條に対する分と改正の分を全部削除したのであります。その結果即ち現在の地方税法の現行法に返るのでありますが、そういたしますと、その今回の改正案の中に出ておりますところの展覧会に対する税率等は現行法に戻る結果、百分の百五十となりまして、それでは今回の政府の改正案の税率は百分の六十であるのに、それより高く相成るのであります。さように相成りましては修正の意味をなさんので、只今のように修正いたしたいと考えるのであります。即ちこの修正によるならば、展覧会に対しては百分の二十、附加税を加えて百分の六十となるのであります。私はさような意味におきまして修正案を提出いたします。
#8
○三木治朗君 私は日本社会党といたしまして、本案に反対の意思表示をするものであります。今までの審議によつて、その内容は明らかになつたのでありますが、社会党といたしましては、先だつて決定を見ました配付税の半減と言いますか、大幅の削減によつて地方財政が非常に困窮に陷ることは明らかでありますので、それに反対をいたしたのでありますが、この地方税法の改正によつて、その配付税の政府の一方的な処置によつて困難を來し、地方財政が止むを得ず一般大衆課税によつてそれを補うというこの法の建前に大なる不満を持つものであります。そういう意味におきまして、私は本改正案に反対の意見を表するものであります。
#9
○委員長(岡本愛祐君) 外に御発言もないようでありますから採決に入ります。先ず西郷君提出の修正案を議題に供します。西郷君の修正案は、第七十一條の改正規定の次に次のように加える
 第七十六條但書中「但し、」の下に「展覧会場その他これに類する場所に入場する者又は」を加え、「又は」を「若しくは」に改めるというのであります。右の修正案に賛成の方は御起立を願います。
   〔起立者多数〕
#10
○委員長(岡本愛祐君) 多数と認めます。よつて西郷君提出の修正案は可決されました。
#11
○委員長(岡本愛祐君) 次に修正案を除いた衆議院送付の原案を議題に供します。修正の部分を除いた衆議院送付の原案に賛成の方は御起立を願います。
   〔起立者多数〕
#12
○委員長(岡本愛祐君) 多数と認めます。よつて本案は修正議決と決定いたしました。尚本会議における委員長の口頭報告書は、委員長において本法案の内容、委員会における質疑応答の要旨、討論の要旨及び表決の結果を報告することとして御承認を願うことに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○委員長(岡本愛祐君) 御異議ないものと認めます。次に委員長が議院に提出する報告書に多数意見者の御署名を願います。
 多数意見者署名
    藤井 新一   岡田喜久治
    柏木 庫治   島村 軍治
    西郷吉之助   町村 敬貴
  ―――――――――――――
#14
○委員長(岡本愛祐君) 次に地方財政法の一部を改正する等の法律案、これを議題に供します。これについて衆議院から修正案が出ております。これは要するに、この前申上げましたように、当委員会におきまして、修正案を御決定願いまして、それを衆議院の地方行政委員会に廻付いたしました。それを中心にいたしまして、その関係の他の法律の改正点を拾いまして、そうして一括した修正案でございます。これは御説明申上げるまでもないと思います。御質疑がございましたら、御質疑を願います。
#15
○島村軍次君 質疑もないようでありますから、質疑を打切りまして、直ちに討論採決に入られんことを希望いたします。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#16
○委員長(岡本愛祐君) 討論に入ります。御発言の方は賛否を明らかにしてお述べを願います。
#17
○島村軍次君 地方財政法の一部を改正する等の法律案につきましては、衆議院の修正案はかねて当委員会においても審議の結果、意見の一致を見ております件でありますので、衆議院送付の案に賛成の動議を提出いたします。
#18
○委員長(岡本愛祐君) 外に発言ございませんか……。外に御発言もないようでありますから、討論は終了したものと認めまして、直ちに採決をいたします。地方財政法の一部を改正する等の法律案を原案通り可決することに御賛成の方は御起立を願います。
   〔起立者多数〕
#19
○委員長(岡本愛祐君) 全会一致と認めます。よつて本案は可決と決定いたしました。尚本会議における委員長の口頭報告は、委員長において、本法案の内容、委員会における質疑應答の要旨、討論の要旨及び表決の結果を報告することとして、承認をお願いすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#20
○委員長(岡本愛祐君) 御異議ないものと認めます。次に委員長が議院に提出する報告書に多数意見者の御署名をお願いいたします。
 多数意見者署名
    三木 治朗   藤井 新一
    岡田喜久治   西郷吉之助
    島村 軍次   柏木 庫治
    町村 敬貴
#21
○委員長(岡本愛祐君) 御署名漏れはございませんか。なしと認めます。
  ―――――――――――――
#22
○委員長(岡本愛祐君) 尚地方税法の一部を改正する法律案、八木一郎君外二十六名提出の案がございます。予備審査にこちらにかかつております。
#23
○西郷吉之助君 只今の八木一原君外二十六名の、地方税法の一部を改正する法律案のこの予備審査でありますが、これは、こういうような会期切迫の折に、この改正案によれば、事業税に際を加えるような点でありますが、事業税は繭のみならず、水産とかいろいろありまして、こういうような問題をすべて勘案してやるべきものであつて、こういう際に時間もないときに繭だけを加えるのは如何かと思いますので、かようなものは、むしろ本國会においては審議未了にすべてものと存じます。(「賛成」と呼ぶ者あり)
#24
○委員長(岡本愛祐君) それでは今日はこの程度にいたしまして、散会いたします。
   午前十一時二十二分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     岡本 愛祐君
   理事
           鈴木 順一君
   委員
           三木 治朗君
           岡田喜久治君
           寺尾  豊君
           藤井 新一君
           柏木 庫治君
           西郷吉之助君
           島村 軍次君
           町村 敬貴君
  政府委員
   地方財政政務次
   官       堀  末治君
   総理廳事務官
   (地方財政委員
   会事務局長)  荻田  保君
ソース: 国立国会図書館
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