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1949/04/08 第5回国会 参議院 参議院会議録情報 第005回国会 大蔵委員会 第10号
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1949/04/08 第5回国会 参議院

参議院会議録情報 第005回国会 大蔵委員会 第10号

#1
第005回国会 大蔵委員会 第10号
昭和二十四年四月八日(金曜日)
   午後二時十七分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○專賣局特別会計等の昭和二十四年度
 の予算の特例に関する法律案(内閣
 送付)
  ―――――――――――――
#2
○委員長(櫻内辰郎君) これより委員会を開会いたします。本日の議題は專賣局特別会計等の昭和二十四年度の予算の特例に関する法律案について御審議を願いたいと存じます。最初に政府から提案理由の説明を願います。
#3
○政府委員(阪田泰二君) 事賣局特別会計等の昭和二十四年度の予算の特例に関する法律案提出の理由を御説明申上げます。本年六月一日から日本專賣公社、及び日本國有鉄道が設置せられ、又逓信省が郵政省、及び電氣通信省に分轄されることになりました関係上、專賣局特別会計及び國有鉄道事業特別会計については、これを廃止し、又通信事業特別会計につきましては、これを廃止して、これに代る郵政事業特別会計及び電氣通信事業特別会計を設置することになるのでありますが、これに伴いまして昭和二十四年度の予算は專賣局、國有鉄道及び通信事業の各特別会計につきましては四月、五月の二ヶ月分の予算を作成し、六月以降十ヶ月分については日本專賣公社、日本國有鉄道、郵政事業特別会計及び電氣通信事業特別会計の予算をそれぞれ作成して、國会において御審議を願うのが筋合かと存ずるのでありますが、予算の作成提出及び実行の手続上の便宜からいたしまして、專賣局、國有鉄道及び通信事業の各特別会計の昭和二十四年度予算と、六月から新設される日本專賣公社、日本國有鉄道、郵政事産特別会計及び電氣通信事業特別会計の予算等それぞれ一本とした年間予算を作成して、國会に提出することができるようにいたしたいと存じまして、この法律案を提出いたした次第であります。
 尚以上申上げました要領によりまして成立いたしました專賣局國有鉄道事業及び通信事業の各特別会計の昭和二十四年度の予算並びに右特別会計の昭和二十三年度予算で翌年度に繰越して使用することができるものは、日本專賣公社、日本國有鉄道、郵政事業特別会計及び電氣通信事業特別会計設置の日までに執行されなかつた場合はそれぞれ新設される日本專賣公社、日本國有鉄道、郵政事業特別会計、及び電氣通信事業特別会計の昭和二十四年度の予算となるものといたしたいと存じましてこれに関する規定も設けた次第であります。
 以上が本案の大略の説明であります。何とぞ御審議の上速かに御賛成あらんことを希望いたします。
#4
○委員長(櫻内辰郎君) 本案につきまして御質疑がありましたらば、この際にお願いいたしたいと存じます。
#5
○木村禧八郎君 只今政府委員の御説明がありましたが、この文章まだよく見てないのですが、もう少し具体的にどういうことになるのか、解説をお尋いしたいのですが。
#6
○政府委員(阪田泰二君) 今回この法律案で措置いたしますようなものは、專賣局、國有鉄道、通信事業の三つでございまして、説明も非常にごたごたいたしておりまして御了解しにくかつたと思いますが、例を專賣局にとつて申上げますと、專賣局の予算は、從來の專賣局の特別会計の予算として、一年分のものが一應この國会に提出してございますわけであります。それで專賣公社というものが六月からできる予定になつております。それで例えばこれは仮定でございますが、專賣局全体として一年分の予算として、千億なら千億の予算が計上してあるといたしまして、四、五月に二百億使つた、残り八百億残つておるといたしますと、その二百億が專賣特別会計の予算として使用された。残りの八百億は專賣公社ができた際に、專賣公社の予算になり代るべき予算として使われて行く、こういうふうなことに見なすような規定をここで設けたわけであります。これは要するに二つに分けて別々に予算を出すことが筋合ですが、設立の時までにどれくらい使われて、後どれくらい残るのであるか、現状ではそう正確なところまで予測できませんので、その辺の余裕を見込んで予算を組むということにいたしますと、通年計算と合わない点が出て参りますので、いろいろ考えて、かような便法を今年限りとることにして、明年度からの日本專賣公社の予算が、一年分提出されるわけであります。大体さような、いわば今回の年度途中で公社ができたり、特別会計が分離したりいたしまする関係上、特別の措置を考えたわけであります。
#7
○黒田英雄君 專賣公社が六月からできた時に大藏省にも、專賣公社を監督するような機関ができることだろうと思うのですが、今は專賣局の特別会計にそれらの人件費、その他の費用は入つておるわけですか、專賣局というものは全体の專賣特別会計でもつて賄つておることと思うのですが、若しそれが六月から置かれて一部は、極く少部分でしようが、それが大藏省に残るというふうになつて來ると、專賣特別会計の予算の区分は、その時はどういうふうになさるのですか。
#8
○政府委員(阪田泰二君) これは只今專賣局を例にとつてお話になりましたが、國有鉄道と多少事情が違うわけでありますが、專賣局につきましては、現在の特別会計の属しておる人間は、すべて專賣事業のための人間であると、こう考えておるので全部專賣公社の方に移るわけであります。それで公社がそういうような形でできますると、それを監督するため必要な人間が大藏省に要るわけであります。これにつきましては、既定の人員で処理いたしまして、特別にそのために新たに人は増さないというような考え方でやつております。それから國有鉄道、通信の方でございますが、これは從來御承知のように國有鉄道、通信等の中で、行政事務に当る者、つまり事業でなく行政の仕事をしておる者につきましては、その分は一應特別会計で経費は負担しておりますが、一般会計からそれに相当する経費を繰入れておりましたのであります。この両会計の赤字を一般会計から補填するものの外に、さような行政費に相当するものの繰入れをいたしておつたのであります。來年度としては六月からそういうような問題が生じますので、これを初めから一般会計の所属に移しまして、國有鉄道等の予算には行政費に相当する人間の分は載せてないわけであります。一般会計に行政に関するものを年度頭初から計上してございます。
#9
○黒田英雄君 そうすると、專賣公社関係においては大藏省の、現在の既定の人員の中で監督官というようなものを設けられるとかいうお話ですが、そうすると予算は、今度呈示されておる二十四年度の予算では、それをどういうふうにされるか、それは公社の監督というようなことは、まだ予算には現れておらないのですか、六月一日から何か設けるということになりますか、それは大藏省の中のどういうふうな部局の予算を使うということになるのですか。
#10
○政府委員(阪田泰二君) お尋ねの点でありますが、その辺はまだ実は決定していないのでございます。大体先程申上げましたように、予算上におきましては專賣公社の監督に要する人間というものは特に入れてございません。結局現在の予算の各部局に設けられておりまする定員の中で、どこかの局でやつて行くということになる外ないのであります。どの部局でやるかにつきましては、いろいろ考え方があるのでありますが、例えばまあ予算に関係がありますから主計局でやりますとか、或いは歳入面に関係があるから主税局でやる、或いは一般に会社等の監督は國有財産局でやりますから、そういうようなところでやる、或いは官房等でやるというようないろいろの考え方があるのでありますが、まだ部内でもその辺は決定いたしておらないのであります。
#11
○委員長(櫻内辰郎君) 他に御質疑はございませんか、若し御質疑がございませんければ、本日はこの程度にいたしまして、そしていずれ衆議院から回付されて本審査に移る場合に、御質疑を願うことにいたしまして、本日はこれで散会いたしましたら如何でございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○委員長(櫻内辰郎君) 御異議ないと認めまして、本日はこれにて散会いたします。
   午後二時二十八分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     櫻内 辰郎君
   理事
           波多野 鼎君
           黒田 英雄君
           伊藤 保平君
   委員
           西川甚五郎君
           油井賢太郎君
           小林米三郎君
           小宮山常吉君
           木村禧八郎君
           小川 友三君
  政府委員
   大藏事務官
   (主計局次長) 阪田 泰二君
ソース: 国立国会図書館
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