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1949/04/13 第5回国会 参議院 参議院会議録情報 第005回国会 大蔵委員会 第12号
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1949/04/13 第5回国会 参議院

参議院会議録情報 第005回国会 大蔵委員会 第12号

#1
第005回国会 大蔵委員会 第12号
昭和二十四年四月十三日(水曜日)
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○製造たばこの定價の決定又は改定に
 関する法律の一部を改正する法律案
 (内閣送付)
○印刷局特別会計の固有資本の増加に
 充てるための一般会計からする繰入
 金に関する法律案(内閣送付)
○財産税等收入金特別会計法の一部を
 改正する法律案(内閣送付)
○米國対日援助見返資金特別会計法案
 (内閣送付)
○小委員の辞任及び補欠の件
○証券民主化議員連盟の理事追加の件
  ―――――――――――――
   午後二時十八分開会
#2
○委員長(櫻内辰郎君) これより委員会を開会いたします。本日の議題は、製造たばこの定價の決定又は改定に関する法律の一部を改正する法律案の御審議を願います。先ず政府より提案理由の御説明を願いたいと思います。
#3
○政府委員(田口政五郎君) 只今議題となりました製造たばこの定價の決定又は決定に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由を御説明いたします。
 政府は昭和二十四年度專賣益金として千二百億円を計上いたしておるのでありますが、この益金を確保するために、煙草販賣総量を三十円以下の比較的大衆性のある品種七七%、四十円以上の品種二三%の割合で販賣する方針で煙草販賣計画を立て、現在発賣中の品種の外に比較的大衆性のある新たな種類の製造煙草を新発賣することといたしたのであります。そこで今回新たに発賣しようとする製造煙草の定價を決定する必要がありますので、財政法第三條の規定によりこの法律案を提案いたした次第であります。
 本案の内容は、新たな種類の製造煙草として発賣せらるる両切煙草「新生」及び「ゴールデンバット」の價格を十本当りそれぞれ三十円、十五円に、パイプ煙草「日光」を四十瓦当り百円に定めようとするものであります。「新生」は、大衆性のある太巻の自由販賣煙草でありまして、從來の細巻の「新生」は、この際これを廃止し、その名称をそのまま襲用することといたしたのであります。そしてこの價格につきましては、喫味、煙量の点を考えますと細巻である「ハツピー」の價格との均衡を図る必要がありますので「ハツピー」と同價格の十本当り三十円といたした次第であります。
 次に「ゴールデンバット」についてでありますが、戰前において、大衆煙草として人氣のあつた細巻の「ゴールデンバット」の名称を復活することとし、現在発賣している「きんし」と同規格、同價格で販賣することにいたしたのでありまして、この品種の製造進捗につれて順次「きんし」の製造を廃止する予定であります。最後に「日光」についてでありますが、最近パイプ煙草の愛好者が漸次増加し、大衆パイプ煙草の発賣を強く要望いたしておりますので、パイプ煙草「日光」を試驗的に製造し計画外として少量発賣することとしたのでありまして、その價格も「桃山」等の喫味等を勘案して四十瓦当り百円といたしたい考えであります。以上が本案の概要でありますが、何とぞ御審議の上速かに御賛成あらんことを切望いたす次第であります。
#4
○委員長(櫻内辰郎君) 本案に対して御質疑がありましたらこの際にお願いいたしたいと思います。
#5
○黒田英雄君 この図案何かできておりますか、あれば一つ……。
#6
○政府委員(原田富一君) 只今政務次官から提案理由の御説明を申上げたのでありますが、特別に私から申上げることもないのでありますが、この「新生」の太巻を作りましたことは一般の嗜好がやはり細巻よりも太巻の方が喫味の点等から考えましてもいいようでありまして、漸次太巻に直したいという考えで進んで來たのでありますが、太巻にするにいたしましても、機械の構造を少し変えるところがありまして、急にするわけにはいきませんし、又太巻にいたしますと多少目方も違いますので、原料等の関係も一遍にやると多少は影響がありますので漸次改善したいと思つておりますが、機械も相当変つて参りましたし、この際「新生」の細巻は止めまして太巻にいたしたのであります。今後も漸次太巻を増加するようにいたすつもりでおります。「新生」の包装はこれまであつた細巻「新生」と差当り同じものにして置くつもりでありますが、これも良質の紙が得られ次第もつちよいものにいたしたいと思つております。それから「ゴールデンバット」は、これは以前に非常に大衆に親しまれておりました煙草であります。「きんし」が戰爭中に「バット」の名前を変えまして「きんし」といたしましたので、その後「きんし」で今日まで参つたのでありますが、これは何か外の名前に変えた方がいいのじやいかということを前々から考えておつたのであります。やはり昔の「ゴールデンバット」にした方がよいという私共事務当局の考えで一應こういうことにいたしたわけであります。これも只今御回覧申上げたような図案でやるつもりでありますが、これも紙の質がまだその程度のものしか十分に得られませんので、甚だ貧弱と思いますが、これもその方の工程と相俟つて漸次改善いたしたいつもりであります。
 それから内容の点につきましては、これも漸次改善して質のよいものを作りたいつもりでありますが、これも早急にはよくなるということも困難でありますのですが、この「きんし」には今日まで全体の量の一割以内を「いたどり」を入れておつたのでありますが、本年度からは「いたどり」はもう買わないことにいたしまして、全部煙草の葉で作る予定でございます。今出ておる「きんし」はまだ「いたどり」の入つたものが多少あるわけでありますが、今後そういうものは漸次無くなると思います。品質の点につきましてもできるだけよくするように努めるつもりでございます。それからパイプ煙草の「日光」は、これは懸賞募集で「日光」という名前にいたしましたもので、それからその図案は杉浦非水画伯の図案で、これも四つか、五つか書いて頂きまして、それを選んだわけでありますが、これは品質の点から申しまして、「桃山」より少し低い程度のものでございます。もう少し大衆向きで、四十グラム当り百円にして、相場も大体その程度ならばよいんじやないか。まあそういうところで立案したような次第でございます。大体そんなところでございます。
#7
○委員長(櫻内辰郎君) 外に御質疑がございましたらどうぞ。
#8
○九鬼紋十郎君 「ゴールデンバット」を復活するというその理由に、以前に非常にこう大衆に親しまれておつたようなことを言われたのでありますが、もう相当廃止されてから年限を経つておりますし、若い人も相当喫うようになつておるのでありますが、年齢の上の方の人達は相当「ゴールデンバット」を親しんでおるかも知れませんが、そういつた意味から必ずしも「ゴールデンバット」というようなものを復活しないでも、もつと新らしい適当な名前が決められなかつたか。そう行つた方がよくはないですかね。
#9
○政府委員(原田富一君) これはお話のような考え方も勿論ございましたし、いろいろの考え方はあるわけでありますが、やはりこういう煙草という趣味のものは或る点におきましては、昔の親しみのある名前のものもよいんではないか。まあどつちに決めても同じようなわけでありますが、そういう非常に親しみを持つた煙草を作り、味の点についてもできるだけ昔のようなものに持つて行きたいということを私共考えたのであります。又今後事情によりましては、新らしい煙草を作るときもありますし、とにかく「きんし」が「バツト」を変名してできた。そういう歴史を考えまして、そういう趣味の点から申しまして一應昔を偲んで親しみのあるものを作りたい、こういうわけなんであります。
#10
○九鬼紋十郎君 「きんし」を無くするのは結構としても、老人は知つておるか知らんが、「ゴールデンバツト」はちよつとどうかと思います。
#11
○小宮山常吉君 ちよつとお尋ねいたしますが、昨年煙草の値を改正して日がないように思いますがね。あのときにもつとこういうふうなことをお考えにならないで、値段を続いて改正するというような意味で……それで今度の改正は國家財政の関係で仕方ないと思いますが、こういうふうに予算を組みましても賣行だとかあらゆる点で予算通りに行きましようかという点と、一般の皆さんが煙草を喫んで多少價値のあるというところまでにはなかなか客易じやないと思います。値上げをしても予算通りに、賣行或いは財政收入が如何かと思います。こういうことをお尋ねしたいのですが……。
#12
○政府委員(原田富一君) この前改正の御審議を願つたときに、今日出しますような案も考えて出せば非常によかつたわけであります。まだそこまで進んでいなかつた。一口に申せばそういうことであります。今回のやつは、「新生」は從來の「新生」そのままでなくて太巻にしたということ、品質はまあ大体同じであります。それから「バット」、「きくし」の名前を変えるということ、それから「日光」はパイプ煙草の嗜好者から大衆向きの大衆煙草を作れという要望をちよいちよい耳にいたしますからいろいろ研究しておつたのでありますが、この前の改正のときに、まだそこまでこつちの研究が進まなかつたので今日お願いすることになつたわけです。それでお話の今度の予算面の数字、煙草の計画が果して実行できるかどうかという点でございますが、本年の煙草の販賣計画は数量で申しまして、全体の数量が六百五十六億三千万本の計画数量でございます。勿論「きざみ」は、一グラムを巻の一本に換算しております。二十三年度が五百五十一億本の予定でありました。戰前一番多く賣れた一ヶ年、これは昭和十八年、十七年であります。これが七百三十億本をちよつと超えております。製造の面から申しますと八百億本製造でありますが、内地で賣れたのは七百三十億本が最高であります。それに比べますと六百五十六億本というのは大体九割程度でございます。ただ人口はその当時に比べますと今の方が多いと思います。喫煙者も多いのじやないかと思います。だから煙草の量から申しまして、需給関係を想像いたして見ますると、本年度はまだ需要の八割程度ぐらいかもしれん、併し値段の点や何かから申しまして、本当に八割だかどうか、これはやつて見ないと分らんのでありますが、これは昨年「ピース」なんかも本当きつい値上げをしたのでありますが、本年度はそういうことをしないで数量を割合に多くして、而も下級品も相当に供給する、こういうことにいたしまして、こういう案を作りましたので、この程度のものならばこれは実行は十分可能だと私共は信じている次第でございます。
#13
○委員長(櫻内辰郎君) 他に御質疑はございませんか。
#14
○黒田英雄君 この手巻煙草の「のぞみ」ですが、これは廃止するというようなこの前御説明があつたように記憶するのですが、尚今回も続けておりますが、これは廃止されるお考えなんですか、或いは存続するというお考えですか。
#15
○政府委員(原田富一君) 「のぞみ」は、これは二十三年度の当初におきましては廃止する予定であつたのであります。大体「のぞみ」を作つておるというのは、巻く機械が足りないからということと、巻紙が足りないということによるのでありますが、機械も漸次増産されて参りましたし、巻紙の方も相当確保できておりますので、できるだけ早く止めたいと思つておるのでありますが、二十三年度にできなかつたのは、これは煙草の製造の都合から実はそういうことになつたのでありまして、御承知のように「ピース」などが予定に比べて非常に落ちて外の品種に振替えられたのでありますが、それと一方製造関係でも、電力関係や何かで当初予定のように動かなかつた場合もありまして、一面製造をできるだけ予定通りにやろうという考えからも「のぞみ」を止めずにやりました。全体の数量が少なくなるよりは「のぞみ」でも出した方がよいではないかという考えも一つはありました、本年度はできるだけこれも早く止めたいと今考えておりますが、大体今のところでは上半期ぐらいまではまだ「のぞみ」が出るのではないか、これは現在工場の復旧をやつておりますが、新らしい工場、特にこれまで工場のなかつた土地の工場をちよいちよい設けております。そうすると從業員が全然新らしい人で、指導には多少古い経驗のある者を連れて参りますが、これはほんの少数でありまして、実際機械を扱う者が全然新らしい人だと、そういう場合に巻く方の技術は、機械も優劣でありますが、そう直ぐには機械を十分こなせないということもありますので、新らしい工場にはどうしても或る期間は、これも二、三ヶ月で十分慣らさせるつもりでありますが、「のぞみ」が出るように技術上今のところではやつておるのであります。そういうこともありまして、本年度も上半期はまだ「のぞみ」が多少出て來る予定であります。下半期からは無くする計画でおります。
#16
○黒田英雄君 只今の御説明で大体分りましたが、今まで「のぞみ」は実庭配給にずつてなつておつたわけでありますが、これを自由販賣とすれば賣れるかどうか多少疑問があると思いますが、やはり家庭配給はずつと今年度も從前通り続けて行くというお考えですか、尚続けて行くとすればその配給の量は幾らか増加されるお考えがあるか。
#17
○政府委員(原田富一君) 配給の問題は現在のところでは本年度も從來通りやつて行くつもりでおります。配給数量も現状通りで行く予定であります。つまり一ヶ月六十本の本年度の計画数量は昨年度に比べては相当殖えております。自由販賣にしたらどうかという意見もちよいちよい拜聽いたしておりますが、私共も寄り寄り今研究中でございます。もう少し研究を積みまして結論を得ましたら、或いは年度途中で全部自由販賣にするかも知れません。
#18
○委員長(櫻内辰郎君) 外に御質問ございませんか……。それでは本審査のときに御質疑を願うことにいたします。
#19
○委員長(櫻内辰郎君) 次に、印刷局特別会計の固有資本の増加に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案の御審議を願います。政府委員より提案理由の御説明を願います。
#20
○政府委員(田口政五郎君) 印刷局特別会計の固有資本の増加に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案提出の理由を御説明申上げます。今回この法律を制定しようといたしますのは、一般会計からの繰入金により印刷局特別会計の固有資本を増加し、以てその運轉資金を補足し、同会計の運営を円滑にいたそうといるものであります。
 昭和二十四年度における印刷局の予定事業量は、日本銀行券百円紙幣二十四億枚、拾円紙幣五億枚、一円紙幣一億五千万枚を初め、收入印紙、郵便切手、郵便葉書、各種証券類、官報その他図書製品等金額におきまして約四十九億九千万円に相成ります関係上、印刷局の事業を円滑に運営いたしますためには、常時相当量の手持生産品(用紙類)、原材料(三椏等)及び支拂資金等を保有しなければならないのでありまして、この運轉資金に約八億円を必要といたすのであります。
 現在印刷局特別会計の運轉資金は、從來の百万円があるのみでありまして、昭和二十三年度におきましては八億円の借入金を行いまして、これを賄つていたのであります。然るに本年度内にこの借入金は償還しなければならない條件でありますので、一般会計から八億円を限りましてこの会計に繰入金をいたし、以て本会計の固有資本を増加し、その企業的運営に支障なからしめようと存ずるのであります。以上の理由によりまして、この法律案を提出した次第であります。何とぞ御審議の上速かに御賛成あらんことを御願い申上げます。
#21
○委員長(櫻内辰郎君) 本案に対する質疑を願いたいと思いますが、主計局長なども見えておりませんから……。
  ―――――――――――――
#22
○委員長(櫻内辰郎君) 次に、財産税等收入金特別会計法の一部を改正する法律案、これを御審議を願います。政府より提案の理由の御説明を願います。
#23
○政府委員(田口政五郎君) 財産税等收入金特別会計法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申上げます。
 財産税等收入金特別会計におきましては、同特別会計法の規定によりまして、この会計に属する物納財産等を見返りとして、公債を発行し又は借入金をいたしております。而してこの公債又は借入金につきましては、特別会計法の規定によりまして、物納財産の処分による收入金等を以て償還することになつておりますが、物納財産の処分價格が、最近におきましては、本特別会計法制定の当時予定いたしました價格より平均約二倍程度騰貴いたしましたのに伴い、公債又は借入金の償還につきまして、物納財産の処分による收入金のうち当該財産の見返りに発行した公債又は借入れた借入金の額に見合う額を償還に充てるようにする等の措置を講じ、以てこの会計からする一般会計への繰入額を調整することにいたしたいと存じまして、この法律案を提出した次第であります。何とぞ御審議の上速かに御賛成あらんことを希望いたします。
  ―――――――――――――
#24
○委員長(櫻内辰郎君) 次は米國対日援助見返資金特別会計法案の提案理由の御説明を願いたいと存じます。
#25
○政府委員(田口政五郎君) 米國対日援助見返資金特別会計法案提出の理由を御説明申上げます。
 この法律を制定しようといたします趣旨は、ガリオア資金及びエロア資金による米國の対日援助の見返円資金を以て、米國対日援助見返資金を設置し、この資金を國債及び公私企業に対する資金に運用し、又、國債の償還に関する費途及び公企業に対する資金に使用し得ることといたしまして、以て我が國経済の再建に資せしめようとするものであります。
 米國対日援助見返資金は、貿易特別会計からの繰入金即ち米國対日援助物資のドル貨による價額を一定の換算率により換算した円貨の價額に相当する金額の繰入金並びにこの資金の運用收益金、運用資産の回收金及び処分代金を以て充てるのでありまして、これらの受入金はすべて歳入として経理いたしまする一方、前述の資金の運用及び使用のための支出金はすべて歳出として経理し、対日援助による資金の運用又は使用せられている状況を明瞭にいたそうとするものであります。
 以上がこの法律案の主な点でありますが、その他特別会計の予算、決算等に関する所要の措置を規定いたそうとするものであります。以上の理由によりまして、この法律案を提出いたしました次第であります。何とぞ御審議の上速かに御賛成あらんことをお願い申上げます。
  ―――――――――――――
#26
○委員長(櫻内辰郎君) 主計局の次長が見えましたから、印刷局特別会計の固有資本の増加に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案に対して御質疑がありましたらこの際御質疑を願います。
#27
○九鬼紋十郎君 昭和二十三年度におきまして八億円かの借入金等を以て賄つておつたんだから、二十四年度においてもそうした借入金で以て賄つて行けばいいと思うのですが、わざわざ繰入する必要はどういうわけなんですか。
#28
○政府委員(阪田泰二君) お答え申上げます。昭和二十三年度におきましては、一般会計におきましても十分な歳入の剰余もございませんでしたので、止むを得ず一時借入金を以て支弁しておつたという形になつておりましたものですが、昭和二十四年度におきましては、御承知のように一般、特別会計、政府全体を通じて、完全に均衡の取れた予算を作るというような建前からいたしまして、借入金を以て一時運轉資金を補足しておるというような形はできるだけ止めたいと、こういう趣旨から、一般会計の財源を以て運轉資金を補足する、借入金を返還する、こういうことにいたした次第であります。
#29
○委員長(櫻内辰郎君) 外に御質疑はございませんか。
#30
○西川甚五郎君 この手持生産品と原材料ですね、それと支拂資金の率はどういう程度になつておりましようか。
#31
○政府委員(阪田泰二君) ちよつと御質疑の趣旨が分りませんが……。
#32
○西川甚五郎君 手持生産品ですね、それと原材料、支拂資金……支拂資金というとどんなものですか。
#33
○政府委員(阪田泰二君) 大体申しますと、支拂資金といいますのは、印刷局の特別会計を運営して行く上におきましては、いろいろのものがあるわけでありますが、大きなものは生産品を、まあストックとして持つておるとか、その外人件費を持つておるとか、その外人件費とか消耗品費とか、作業費とか、こういう最低限度の運轉資金が必要になつております。そういうものを合計して八億程度はどうしても増加を要するという見積りをしたわけであります。
#34
○委員長(櫻内辰郎君) 外に御質疑はございませんか、御質疑がなければ……いずれ更に御質疑がありましたら、本審査のときにお願いすることにいたします。
  ―――――――――――――
#35
○委員長(櫻内辰郎君) 次に財産税等收入金特別会計法の一部を改正する法律案に対して御質疑がありましたらこの際にお願いいたしたいと存じます。
#36
○小宮山常吉君 政府にお尋ねいたしますが、この物納ですがね。押えた品物がこれを賣上げると二倍になるというようなときに、物納をした者は……どういう意味ですか、これは別に押えたままにして、やはり國家で処分してしまうのですか。こういうのは後で仮に押えた品物が倍になつたというようなときに、國家はこういうものの清算はどういう方法でやつておりますか。
#37
○政府委員(阪田泰二君) 物納の関係は、そういうような問題が起るわけでありますが、考え方といたしましては、現金の納付に代えて物で納めて行くということになりますので、現金で納めればそれで納税義務が済み、政府にその現金の所有権が移ると同じような考え方におきまして、財産で納めた者につきましては、そのときの納税義務なり納税の関係、そういうことは完了いたしまして、その後の問題はそのまま具体的に、これは金錢と違いまして、物が残つておりますから、それが値段が上つたとか、或いは場合によつては下ることがありますが、そういう問題が起りましても、もはや納税者には関係せしめない、こういう建前に相成るわけであります。
#38
○委員長(櫻内辰郎君) 外に御質疑はございませんか。
#39
○玉屋喜章君 若しそれが足らなかつたときはどうでありますか。
#40
○政府委員(阪田泰二君) 足りないものができますれば、それはやはりこの財産税と会計におきまする関係になると思います。それでさようなわけで國債を発行して、この財産に見合う歳入を予め一般会計に使つておるのですが、その場合に七割五分というような割合を設けておりますのも、或る部分については値下りがあつて、收納價格通り賣れない場合があり得るという危險率を見込んだというような考え方にしておるわけです。但し全体といたしまして收納價格以下に処分價格が下がるということは、これは大体ないものと見込まれるわけであります。
#41
○玉屋喜章君 それはもう政府の損失として認めるのですか。
#42
○政府委員(阪田泰二君) さようでございます。
#43
○委員長(櫻内辰郎君) 外に御質疑はございませんか。外に御質疑がありませんければ……。
#44
○委員長(櫻内辰郎君) 次は米國対日援助見返資金特別会計法案の質疑に入りたいのでありますが、説明のできる政府委員が衆議院の方の委員会に出席しておられますので、次回にいたしたいと考えます。それで次回の大藏委員会は、公報を以てお知らせいたします。
 それから明日午後一時からは地方配付税法の特例に関する法律案につきまして、地方行政委員会と連合委員会を開きますから、さよう御承知を願いたいと存じます。それから明日午後十時から請願に関する小委員会を開きます。そうしてその請願の小委員の黒田英雄君が小委員に入つておりましたが、西川甚五郎君にお願いすることに改めたいと思いますが御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#45
○委員長(櫻内辰郎君) 御異議なしと認めます。西川君それではお願いいたします。
 それから更に御報告申上げますが証券民主化議員連盟の理事を最初七名ということでありまして、七名をこの間の委員会で御報告申上げたのでありますが、いま一人衆議院の関係から追加をして呉れというお話でありましたので、当委員会の理事の間で御協議をいたしまして、西川甚五郎君にお願いをいたしたいということに決定いたしましたから、さよう御承知を願いたいと存じます。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#46
○委員長(櫻内辰郎君) それでは本日はこれにて散会いたします。
   午後二時五十五分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     櫻内 辰郎君
   理事
           黒田 英雄君
           伊藤 保平君
           九鬼紋十郎君
   委員
           森下 政一君
           玉屋 喜章君
           西川甚五郎君
           小林米三郎君
           小宮山常吉君
           川上  嘉君
           米倉 龍也君
  政府委員
   大藏政務次官  田口政五郎君
   大藏事務官
   (主計局次長) 阪田 泰二君
   專賣局長官   原田 富一君
ソース: 国立国会図書館
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