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1949/03/25 第5回国会 参議院 参議院会議録情報 第005回国会 議院運営委員会 第6号
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1949/03/25 第5回国会 参議院

参議院会議録情報 第005回国会 議院運営委員会 第6号

#1
第005回国会 議院運営委員会 第6号
昭和二十四年三月二十五日(金曜日)
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○小委員長の報告
○議員の滯在雜費及び祕書の手当に関
 する件
○社会保障制度審議会委員に関する件
○國宝及び重要美術品に関する一般調
 査承認要求の件
○國家公務員制度に関する一般調査承
 認要求の件
○施政方針演説並びに提出見込の法律
 案に関する件
○副議長の選挙に関する件
○松本前副議長の追放問題に関する緊
 急質問の件
○自由討議に関する件
○前副議長に対する謝辞及び新副議長
 に対する祝辞の件
○参議院全國選出議員選挙管理委員の
 補欠選任の件
○外國爲替管理委員会委員長の任命承
 認の件
○法制局職員任用の件
  ―――――――――――――
   午後一時二十一分開会
#2
○理事(梅原眞隆君) 委員長がちよつと用事がありますので私代理をいたします。
 それでは只今から開会いたします。官房長官がこちらにおいでになつて発言を求められておるのでありますが、まだおいでになりませんから、この議員の滯在雜費、並びに祕書の給料に関しまして中村さんの御報告をお願いしたらどうかと思います。
#3
○中村正雄君 昨日衆議院の運営委員会と、こちらの庶務関係小委員会の合同懇談会の席上両院に共通の問題につきまして、いろいろ話合いをした訳ですが、その中一應決定いたしました点は、祕書の手当と滯在雜費の問題であります。これは前の國会から問題になつておりましたものを主といたしまして、一應滯在雜費日額五百円、祕書の手当月額九千円ということに決定いたしまして、交渉を開始することになりました。尚交渉を開始する時期につきましては、予算が通過してからやるか、或いは予算通過前からやるかという点につきまして話合いましたところ、一應予算、決定して國会に提出されたら、適当な時期を見て予算通過までの間に、交渉を開始するということに決定いたしておりますので、御了承願いたいと思います。
#4
○理事(梅原眞隆君) 只今中村さんの御報告がありましたが、別に御質問ございませんか。
#5
○中村正雄君 ちよつと附加します。それで交渉については、両院の議院運営委員長と、参議院は庶務関係小委員長、向うは福利厚生委員長が大体交渉に当るということになつておりますので、併せて御了承願いたいと思います。
#6
○理事(梅原眞隆君) それでは中村さんの御報告の通りに御承認を得たいと思います。
 次に社会保障制度審議会の委員の数、先達つてから相当にお話があるのでありますが、この件に関して一つ社会の党の原さんから……。
#7
○原虎一君 これは先般留保願つておるのでありますが、その後事務総長の方にこの審議会と最も関係のある委員会は厚生委員会であるので、厚生委員長が事務総長の所えも話をした筈だと思います。と申しますのは、この委員会が設置されたときに、両院の厚生委員長を打合せをし、両方各五名にするという意思の了解がつき、政府当局者もそうするという言明をいたしております。こういう企図は現在の衆議院の方には徹底していないのであります。從つて私はやはりこの徹底を図るために、事務総長が今まで折衝されたでありましようが、尚両院の厚生委員長、衆議院の委員長は変つておるかも知れませんが、そういう点は折衝の余地があると考えますので、運営委員会の御了解の下にもう少し衆議院と交渉を続けるべきだとこう考えます。
#8
○理事(梅原眞隆君) 今原さんから衆議院を折衝を続けるという点に関する御提案がありましたが、皆さんの御意見を伺いたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○事務総長(小林次郎君) この間厚生委員長がお見えになりまして、そのお話がありました、丁度その当時の厚生大臣の林君が、現在においても厚生大臣をやつておられます。又その当時の政務次官であられました團さんは、やはり自由党の出身であられますし、自由党としてお考えになつたらば大衆樂であろうと思うのでありますが、私としては厚生委員長からこういうお話があつたということを、一應衆議院の事務総長の方に傳えて置きました、今日更に又そういう強い御決定がありますれば、向うに交渉をいたします。
#10
○石坂豊一君 今事務総長からお話がありましたが、先日この会の結果を報告しまして、それについてやはり会において團君から提案審議の際決つておるのである、今更それを持出すということはないから、元通りで行くということを固執することに私らの方の部屋は決つております。
#11
○理事(梅原眞隆君) 文部委員会、人事委員会から調査承認要求書が出ております。河野委員部長から御説明願います。
#12
○参事(河野義克君) 文部委員会から出ておる調査承認要求書は、國宝及び重要美術品に関する一般調査承認要求書であります。
  國宝及び重要美術品に関する一般調査承認要求書
 一、事件の名称 國宝及び重要美術品に関する一般調査
 一、調査の目的 國宝及び重要美術品の指定及び保存の現状を調査し諸般の状勢の変化に即應して之に対する國家の新対策を確立する。
 一、利益 國宝美術品の完全なる保全に貢献し文化國家の建設に寄與する。
 一、方法 政府及び関係係官、民間有識者、國宝所有者等より説明及び意見を聽取し資料を要求し必要に應じて実地を調査し以て対策の立案を行う。
 一、期間 今期國会開会中
 右本委員会の決議を経て、参議院規則第三十四條第二項のより要求する
  昭和二十四年三月二十四日
     文化委員長 田中耕太郎
 参議院議長 松平恒雄殿
 となつております。
  人事委員会の方は、
   國家公務員制度に関する一般調査承認要求書
 一、事件の名称 國家公務員制度に関する一般調査
 一、調査の目的 國家公務員制度についての各般の根本基準を確立するため人事に関する一般基本的諸問題を調査研究する。
 一、利益 國家公務員制度の完全なる施行及び公務の民主的能率的運営に寄與する。
 一方法 政府及び國家公務員、民間関係者より説明及び意見を聽取し、資料を要求し必要に應じ実状を実地調査する。
 一、期間 今期國会開会中
 右本委員の決議を経て、参議院規則第三十四條第二項により要求する。
  昭和二十四年三月二十二日
     人事委員長 中井 光次
 参議院議長松平恒雄殿
 となつております。
#13
○理事(梅原眞隆君) 只今委員部長が読みました國宝重要美術に関する一般調査承認要求書が本委員会に來ておりますが、これはどういたしましようか、
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○理事(梅原眞隆君) 御異議ないと認みます。
 その次の人事委員会から出ております國家公務員制度に関する一般調査承認要求書はどういたしましようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○理事(梅原眞隆君) それでは今官房長官が御出席になりましたから、官房長官から御発言を願います。
#16
○政府委員(増田甲子七君) この前二十六日に総理の施政方針演説を申上げるということを、運営委員会において皆さんにお申入れをいたしまして御了承を得た次第でございまするが、新聞等で御存じ下さつていらつしやると思いまするが、予算の関係方面の内示が遅れまして二十二日に内示がありまして、この内示に対しましてはもとより九原則なり、或いはドツジ公使の声明の趣旨に副うた、予算の内示でございまして、我々は原則的にこれを承認するのみならず、積極的な熱意を以て九原則の、ドツジ声明の趣旨に副うて行かなければならんということを、総理初め政府側も考えておられるわけであります。だが一面從来の政府の與党である民主自由党なりその他の政党の政策等にも関係のある問題がございまして、今折角交渉中でございます。この交渉が両三日かかると今のところ予測いたしております。從いまして政府といたしましては、予算書の提出に接着して総理の施政方針演説をするということを、改めて皆様にお申入れをいたしまして御了承を願いたいと存ずる次第でございます。尚遅れました点は重重恐縮に堪えない次第でございますが、又総理が若し二十六日以後になる場合は、お邪魔いたしまして皆様に御了承を得たい、又そうさせるつもりでございますということは、私当時申上げた次第でございまするが、都合がどうしてもでき兼ねまして、総理でなかつたならば林副総理というふうに、実は林副総理に出席を私が要求したのでございますが、どうしても差支えがあつて、これでは申訳ないからお詫して呉れということでありますから、衷心より皆様にお詫びを申上げる次第でございます。何卒御了承を願いたいと存じます。
#17
○中村正雄君 官房長官にちよつと今の御説明について質問するわけなんですが、方針演説が遅れたのは、関係方面からの内示が遅れたためだということでありますか。
#18
○政府委員(増田甲子七君) さようでございます。
#19
○中村正雄君 それ以外に政府においての理由は何にもなかつたわけですか、向うの内示が遅れたから、言い換えれば関係方面のために二十六日にやるのが遅れた、こういうことに解釈していいですか。
#20
○政府委員(増田甲子七君) 中村さんにお答え申上げますが、関係方面のためというと少し語弊がありまして、予算の内示案が示されなかつたので、即ち予算案というものはもとより政策の予算面に関する具体化されたものでありまして、政策方針等にし予算の内容が触れて來ますからして、予算の凡そめどがつかない限りは、施政方針演説が、いたそうとしてもいたし兼ねる次第でございまして、そこで止むを得ず遅れた、こういうわけでございます。
#21
○中村正雄君 この前の委員会でも、その前の委員会でも予算の提出ができなければ、方針演説ができないのかという質問をしましたときに、官房長官は正式に予算書の提出ができなくても大綱が決まれば方針演説はやります。從つて予算の提出時期と方針演説の施行時期とは、同一でなくてもいいというような御回答があつたと思います。從つてこれは新聞紙上で拝見するわけでありますが、大体予算の大綱が決つておると思いますが、それにも拘わらずなぜ約束の履行ができないのか御答弁願いたいと思います。
#22
○政府委員(増田甲子七君) 大綱は決つておるというふうに仰しやいますけれども、我々は今申上げました通り、施政方針にも関係のある点につきまして、一生懸命関係方面と交渉をいたしておる次第でございまして、只今も折衝は継続中でございます。從つて私がこの前申したことは、中村さんの仰しやる通り事実でありますが、大綱とか、或いは方針とかいうことにも触れる点において折衝をいたしております。從つて止むを得ず延期いたした次第であります。
#23
○中村正雄君 そうしますと、予算の提出と接着して方針演説をやるというわけですが、あまり信用できないと思いますが、大体何日頃おやりになる御予定でございますか。
#24
○政府委員(増田甲子七君) 実は先程も衆議院の運営委員会で申上げましたが二度とも日を限つてはつきり申せというわけで、日を限つて、却つて結果的に見て、私も自分の人生観から見てあまり申上げにくいのですが、今度申上げまするのは予算書の提出に接着して、成るべく早く施政方針の演説を総理にいたさせます。こういうふうに皆樣に申上げて御了承を得たいと存ずる次第でございます。
#25
○中村正雄君 今までに出ておる法案を見ましても、又今後提出を予定されておる法案を見ましても、本月の三十一日までに何とかしなければならない法案が二十幾つあると聞いております。にも拘わらず総理大臣の施政方針演説がいつになるか分らないというふうな答弁で、果して國会の審議ができると官房長官はお考えですか。
#26
○政府委員(増田甲子七君) 只今のところ先程申しました通り、予算の方針に関する関係方面における折衝が、今のところ最小限度に見積りましても両三日掛かりますから、そこでいろいろな予算書を作る事務的な時間も掛かります。只今凡そそのめどは四月上旬の前半中には必ず予算書を提出いたします。日を限つて、どうもその日にできなかつた場合に皆樣に失礼になりますから、今回は少し幅があるかも知れませんが、内示があつたのですからそういう点においては、予測は或る程度なし得るという状況になつておる次第でございますけれども、今のところ予算書を作る事務的関係並びに折衝を関係方面といたしまして、四月上旬の前城のうちに予算書を提出いたすという運びに相成つております、でございまするからだらだらと中村さんの仰しやるように今度はなりません。
#27
○中村正雄君 そうしますと、前二回仰しやつたように予算の大綱が決つたら、予算書の提出の有無に拘わらず方針演説をやるという方針を変更なさつて予算書の提出と同時にやる、こういうふうに穀変更になつたわけですか。
#28
○政府委員(増田甲子七君) 同時といいことは今申しておりません。予算書の提出に接着して成るべく早いうちに、こういうふうに御了解願います。
#29
○中村正雄君 私の聞いているのは、そういう字句のことを聞いておるわけじやないので、実際といたしまして予算の大綱ができれば、印刷に恐らく三日掛かるでしようから、從つて三日間印刷に掛かりますから、施政方針演説はそれだけ延ばすというのですか。同時とか、接着とかいう字句のことを聞いておるのじやないのです。
#30
○政府委員(増田甲子七君) 予算大綱がまだ実は決まりませんし、予算大綱が決まるのがちよつとまだ分りかねるようでありますが、併し予算書の提出ということは今のところ四月上旬の前半、即ち四月五日以前において必ず提出できると思います。それよりも時間的関係においては中村さんの仰しやる通りやや早目になる、こう思う次第であります。
#31
○中村正雄君 いくら聞いても要領が得ませんから、僕の質問打切ります。
#32
○理事(梅原眞隆君) 他に誰か官房長官にお尋ねしたい方はありませんか。
#33
○原虎一君 別に他にないようでありますが、官房長官に伺つて置きたいのは、施政方針はやらないでもここに何ですね、三月三十一日までに成立を要する法律案の件名を本委員の要求で出ておりますが、これは総理が施政方針演説をやらなくても審議してくれというお考えですか。ちよつと伺いたいと思います。
#34
○政府委員(増田甲子七君) 原さんのお答えに申上げます。これはいずれの法案でも重要でございますが、時間に限度がございますから一應延ばすという、……、すべて法案には大小軽重の價値に差別はないと思つておりますが……。比較的です、比較的、機械的な関係であると思われるようなものを一應延ばした、こういうような意味でございますから、政策にももとより原さんのお説の通り触れる問題もございます。そういうものにつきましては関係大臣が、総理大臣なり、或いは政府の意を体して委員会にお邪魔いたしまして、こういうような方針、こういうような政策で参りたいと思いまするから、どうぞ一つ御了承願うというふうに陳弁いたさせるつもりでおります。
#35
○理事(梅原眞隆君) それでは長官のお話がありましたように、予算の提出が遅れる、それに接著して総理大臣の施政方針はやる、法案は日数の問題があるので、それに拘わらず、こちらへ出して十分の御審議ができるように配慮をすると、こういうふうに了解して差支えありませんか。
#36
○政府委員(増田甲子七君) さようでございます。
#37
○板野勝次君 その説明ですと、総理が來て施政方針演説をやらないから、こういう事情について明らかにされるわけですか、どういうのです。
#38
○政府委員(増田甲子七君) 大体において只今申上げました通りに比較的の意味で申上げまするが、形式的、機械的の法案が多いのでございます。公團等の関係は、これは政策に触れていると思います。併しこの公團等の関係につきましては、それぞれの主管大臣には必ず出席させまして、そうしてこういう政策で参るつもりでありますから御了承願いたいというふうに、趣旨の弁明なり質疑應答には應じさせるつもりでございます。
#39
○理事(梅原眞隆君) その他に長官に何か御質問ありませんか。
#40
○岡部常君 前回にも暫定予算のことについてはお話がございましたが、それからはよほど情勢が変つて参りましたが、政府ではどういう御方針ですか、暫定予算に対するお考えは変つておるのでございますか。
#41
○政府委員(増田甲子七君) 暫定予算のことにつきましてお答え申上げます。実は暫定予算は、関係方面でぜひとも暫定予算を作らないというような御趣意でございまして、それで我々は暫定予算は作らない方針で進んで参りましたが、今申します四月上旬の前半ということになりますと、本意ならずも暫定措置をしなくてはならん、こう思つております。その暫定措置の中には、暫定の立法措置と暫定予算措置とあると思います。仮りに四月七日頃までに両院で御協賛下さるということになりますと、四月一日の公債利子の利拂は四月七日とすというような法律を一本作つて貰えばいいのですが、四月十日になるとしますと、官公吏の俸給の支拂という問題になります。これはどうしても予算がないことには俸給は支拂ができませんから、法令で四月十五日とするということは、これは公務員諸君にもお氣の毒でもございますし、予算的措置をどうしてもしなければならん。そこで今のところは半月割予算、四月十五日までの予算をぜひとも御承認願いたいということで、折角大藏大臣が折衝しております。
#42
○岡部常君 その種目別は大体どんなふうに了解しておるのですか、期間は大体半ヶ月ですね。
#43
○政府委員(増田甲子七君) 四月十五日まで、半月割予算、而も政策等にあまり触れないような骨格予算の二十四分の一、半月でございますから二十四分の一、こういうものを本予算から抜き出しまして、そうして暫定予算を作つて、できるだけ早く提出いたしたい、それには前提として承認を得ておりませんから、今承認を得べく折衝しております。
#44
○岡部常君 重ねて伺いますが、それで大体の種目お分りでございましたら、種目をお示し願いたい。
#45
○政府委員(増田甲子七君) 種目等は早速取調べさせまして、岡部さんの方へ差上げます。
#46
○板野勝次君 官房長官に、先程の中村委員のあとを受けておるのですが、これはいつも言われることなんですが、こういうふうに施政方針演説が変つて來ると、すぐあちら様のどうだということになると、実際に政府というものが責任を持つて予算の提出をやつておるのかどうかということが疑わしくなると思います。前の施政方針演説の時は、少数だから何だとかいうことも聞いたのですが、今度は民自党が、議席の過半数を占めておるので、そう約束されたことが変ることはないように思われるのですが、一應そういうふうな場合の責任の所在というものをはつきりさして置いて貰いたいと思います。例えば予算の提出が遅れて來る、施政方針演説も何回となく繰延べられて行く、それは吉田政府の責任ならば責任だということ、或いはそうではないということをはつきりさして貰いたいと思います。
#47
○政府委員(増田甲子七君) 板野さんにお答え申上げます。
 初めの予定からだんだんずれて参りました点は、冒頭に私が謹んでお詫びを申上げた次第でございます。これはどこどこまでも政府の責任であると考えております。ただ併しながら予算案の作成にいたしましても、或いは法案の作成にいたしましても、関係方面の指導下に我々が働いておる、日本の統治機構は一切すべてそういう関係で働いておるということは、板野さんも御了承を下さることと存ずる次第でありまして、もとよりそれだからといつて、政府に責任がないとは思つておりません。政府としてはどこどこまでも責任を感じておりまして、謹んで衷心より御了承を請う次第であります。
#48
○理事(梅原眞隆君) その外に別に御発言ありませんか、長官に対して……。
#49
○中村正雄君 質問じやないですが、今後お願いして置きたい点が一つあるのです。参議院の運営委員会に長官がおいでになるところで、是非とも御説明願いたいのでありますが、政府としてのいろいろなお約束をして、それを違える場合は、大臣もやつて來て御説明願いたいと思います。今後の問題で特に希望いたして置きます。
#50
○原虎一君 今日大臣の出席を要求しても出られませんですか。あなたはこの前にお聞きしたのですから総理大臣に少しお聞きしたいのですがね。今日我々この委員会の決議によつて出席を要求しても出られませんか。
#51
○政府委員(増田甲子七君) 中村さんにお尋ねしますが、大臣の出席が要求されれば何大臣でも出します。どの大臣を出したらよろしいか後で御質問願いたいと思います。ただ今日私がこの前に申上げたことは総理大臣が出席いたしましてそうして御了承を乞うべき筈であつた。然るにも拘らず出席できない点をお詫びをいたした次第でございまして、本日はまだ出席いたしまして、長時間活動するというだけには健康が回復しておりません。もとより関係方面との折衝だとか、或いは外相官邸において種々の問題、その他によつて政府の事務を処理して参つてはおられますけれども……。本日御要求がありましても、その点原さんのお尋ねでございましたが、どうも御了承願いたいと思います。
#52
○中村正雄君 どの大臣かというお話ですが、先つき申上げましたように、前々からの公約を政府として官房長官が一應お約束なさつたわけでありますけれども、我々は官房長官だからどうのこうのというわけじやありませんが、一應参議院の運営委員会といたしましても、そういう政府の違約についての弁明その他については総理大臣が來てやるのは当然でありますし、今までの例から見ましても総理が出なければ副総理、又総理も副総理も來られない場合は、それに代る大臣が來ておつた筈なんです。そういう意味で申上げたわけなのです。
#53
○理事(梅原眞隆君) その他官房長官に対して別に御質問ありませんか。
#54
○中村正雄君 僕の要求に対して官房長官はどういう御回答か聞いておるのです。
#55
○政府委員(増田甲子七君) 今までの例は存じませんが、私もこうやつて一生懸命働いておるのですから、而も政府を代表する場合には、各省大臣よりも官房長官が一切を代表する立場でございます。閣議でもそうでございますから、その点は参議院の方々もどうか御了承を願いたいと思います。
#56
○中村正雄君 官房長官は自己の信念によつて行動されておるか知れませんけれども、おいでになる時は皆違う。三回も違約しておるのだから信用されないと申しておるのです。だからもつと責任が持てる大臣が來て答弁が願いたいということを要求しておるわけです。
#57
○原虎一君 今言われた程度では我々本委員会としては大臣の出席を要求をするかせんか、今言われたことによつて我々は了解したことにはならんと思います。だから官房長官が大臣の出席は困難な事情にあるということを言われたそれだけの意味であつて、そうでございますか、それは御尤もでありましようということにはなつていないということを申上げて置く。後は委員会の権限にあることだと思います。
#58
○理事(梅原眞隆君) 今の問題についてその外に御発言がありませんでしたら、官房長官がおられる間に三月三十一日までの成立を要する法案に関係して一つお話を承つておくことにしたらどうでしようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#59
○佐々木良作君 それはいいのですが、今の問題の結末はどういうふうにするのですか。大臣を改めて呼ぶか呼ばないか。要求すればやるのか……。
#60
○原虎一君 それが済まないのです。
#61
○佐々木良作君 それをどう始末するのか……。
#62
○原虎一君 今佐々木委員が質問されたことについて、委員長は委員長の権限で議事を進ませるのは結構でありますが、併し委員会に一應諮つて、この問題を官房長官に聞くことは、この三十一日までに成立を要する法律案という問題を審議するのであるならば、議事をよく諮つて、官房長官に説明を聞く必要はないと思います。
#63
○理事(梅原眞隆君) 前の原さんの質問に対して御答弁を願います。
#64
○佐々木良作君 官房長官の答えることでなくて、この委員会で決定すればいいのです。改めて呼ぶか呼ばないかということは……。
#65
○理事(梅原眞隆君) それでは法律案のなには、官房長官がおられる間にしましようか、どうしましようか。
#66
○佐々木良作君 それはそれでも私はいいと思いますが、そのあとに今の大臣を呼ぶか呼ばないかということは次にやるということですか。この説明を聞いたあとで……。
#67
○理事(梅原眞隆君) 私は一應話がついたように見たのだが、つかないということであれば、一つ原さんの質問に対してお答を願います。
#68
○原虎一君 委員長誤解されております。官房長官からこれの説明を聞くか聞かないかは委員会で決めればいいのでありまして、委員会にお諮りなしに官房長官から聞くというふうに進まれるということは、佐々木君からも異議で出たのでありますが……。
#69
○理事(梅原眞隆君) それは分りました。その前に遡りまして、先程から中村さんなり原さんからの大臣の出席ということに関してまだ、はつきり分らないという意見がありましたから、それを長官から一つお話を願いたいと思います。
#70
○佐々木良作君 私は中村君や原君から出たのはこれに対する動議だと思います。大臣をここへ改めて要求しよう、出席方を要求する動議だと思うのです。動議であるかどうかを確めて、動議を成立させるかどうかを決定されればいいので、出られるか出られないかの釈明を申述べるのは済んだのです。
#71
○理事(梅原眞隆君) 動議と見えましようか。動議とは見えなかつたから諮つたが、官房長官も一應ああ言われるのですが、原さん、あなたから動議をお出しになりますか。
#72
○原虎一君 私は官房長官の御説明では、來月の上旬に施政方針演説ができるであろうという御答弁では、この三十一日までに法案を施政方針演説も聞かずにやるというのは重要な議事の扱い方になつてくると思います。そういうことに関連しまして、官房長官の御説明は或る程度了解できるところもありますけれども、やはり総理大臣の出席を願つて、施政方針演説について聞きたいと思いますのは、あとでお諮りいたしたいと思いますが、余り施政方針演説が長くなりまして、この施政方針演説を早くされるような要求をしたいという私共の意思もありますので、大臣の出席を願いたい。これを一つ皆さんにお諮り願いたいと思います。
#73
○左藤義詮君 総理大臣は只今官房長官から申されましたような健康の状態でありますし、而も官房長官は政府を代表してお詫びをしておられますので、官房長官の只今の説明によつて了承いたしたいと思います。この点において今の動議に反対いたします。
#74
○政府委員(増田甲子七君) ちよつと発言さして頂きます。先程、中村さんが、総理が出られなければいけない不十分である、これは当然であります。総理は政府全体を総理するのでありますが、あとの観点で政府を代表する、かような点では官房長官でありまして、外の大臣は、総理、副総理以外、法制上はできないのでありまして、それぞれ主管事項だけであります。政府全体がああいうふうにお願いする、こういうふうにお願いするという責任を直接持つておりませんし、從つて知識も持つておりません。從つて大臣をお呼びしてもよろしいのでございますが、外の大臣は、國政上は、或いは法制上は、例えば、労働大臣は労働関係の主務大臣であつて、政府と國会との関係においては、こういう運営をして欲しいというだけの法制上の能力はないのであります。
#75
○中村正雄君 それではお尋ねしますが、前の……。
#76
○政府委員(増田甲子七君) 要求があれば……。
#77
○中村正雄君 要求があればでありません。あなたのおつしやるように、総理か、副総理が政府の全体を代表してやつて來ると、外の大臣は各主管事務しかないので、從つて政府を代表するのには官房長官しかないと言つたが、然らば前の國会において、佐藤官房長官と、小澤運輸大臣が二人でやつて來て、小澤運輸大臣は、政府を代表してお話しますと言つたのは、同じ自由党内閣であるが、どういう関係でやられたか。その時の関係は、やはり佐藤君が國務大臣でなくて、官房長官であつたから、一應政府を代表して、小澤運輸大臣がやつて來たと私は了承していた。今の官房長官も國務大臣でないから、國務大臣が來るのが礼儀じやないかと、こう考えます。
#78
○政府委員(増田甲子七君) 國務大臣の出席を要求されるならば、將來は御要求があればそういうふうに計います。それからこの前の小澤君の関係は、小澤君はどういうふうに話されたか知りませんが、小澤君は練達堪能の方であるから、官房長官を補佐する関係でそういうふうになつたと、政府としては、私共当時閣僚でありましたが、そういうふうに了解しております。つまり佐藤君を補佐するという立場であつたと思います。
#79
○原虎一君 議事進行が少しおかしいですね。私が動議を提出して、これに対する反対意見もあつたようですが、そうすると、そのうちに又官房長官が発言している。これは一体どういうふうになつておりますか。(「おかしいね」と呼ぶ者あり)
#80
○理事(梅原眞隆君) 外に御意見はありませんか。原君の今の動議に対して。
#81
○板野勝次君 休憩して下さい。休憩しましよう。
#82
○理事(梅原眞隆君) それじや休憩をいたします。速記を止めて。
   〔速記中止〕
#83
○理事(梅原眞隆君) 速記を始めて……。
 いろいろ御意見をあり、又いろいろ問題もあつたと思いますが、それに関して尚研究すべきものは研究し、処理すべきものは処理するとしまして、今日のところは官房長官の先程の申入れを一應肯き入れるということにしてよろしゆうございましようか。
#84
○原虎一君 報告は了解はしませんということにして貰わなければ困ります。
#85
○板野勝次君 了解しておるというのじやなくして……。
#86
○理事(梅原眞隆君) 伺つて置くということにしてよろしゆうございましようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#87
○理事(梅原眞隆君) それでは今日は官房長官の申入れを伺つておくと、こういうことにして置きます。
 それからこの三月三十日までに成立を要する法律案の案件に対して一つ御説明を伺つたらどうでしようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#88
○理事(梅原眞隆君) それでは一つ御説明を願います。
#89
○政府委員(増田甲子七君) 内容の余り分らない点もございますから簡單に申上げます。
 地方財政委員会法の一部を改正する法律案、これは一應期限を延ばしておる。どういうわけで延ばすかというと、政府におきましては地方自治廳の設置を考慮いたしております。自治廳の上に地方財政委員会と今の内閣の自治課がございますが、それを加えまして地方自治委員会、そういつたような形にいたしたい、その執行機関として自治廳ということを考えております。取敢えず現在の地方財政委員会をそのまま存続させて頂くと、こういうわけであります。
 國家行政組織法の一部を改正する法律案、これは四月一日から施行することになつておりまするが、これが施行になりますというと、直ちに各省設置法を出さなければなりませんので、各省設置法というものは今政府におきましては種々研究をいたしておりまして、そこで取敢えず六月一日から施行することに執行時日を延ばして行く。こういうわけであります。
 臨時物資需給調整法の一部を改正する法律案、これは御承知の統制経済の基本法でございまして、政府の與党である民主自由党とか、或いは民主党の一部の諸君は統制経済等は不必要なもの、或いは行過ぎのものは廃止したい、併し必要なものは存続したい、こう考えております。そこで存続させるには基本法が必要でありますが、その基本法である臨時物資需給調整法を一年間延ばすこういうわけであります。
 財政法の一部を改正する法律案、これは一部は四月一日から、その他は二十四年度予算が仮に四月十五日に議定されたとすると四月十五日から施行する、こういうふうになつています。ではこのくらいで……。
#90
○理事(梅原眞隆君) それでは官房長官はおいでになつてよろしいですか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#91
○事務総長(小林次郎君) 只今官房長官から総理大臣の演説は明日はできないというお話があつたわけですが、それでそれを無理矢理にここで総理大臣は明日やれということも恐らくお決めにくいのではないかと思いますが、そうしますと副議長の選挙はこの次の総理大臣の施政方針演説のある日にやるということに、これは二十六日ということにお決めを願つておつたわけですが、明日は、総理大臣の施政方針演説が行われないということになりますが、副議長の選挙はなされますか、なされないのでありますか、その点を一つお決めを願いたいと思います。
#92
○中村正雄君 実際言いますと、この前の決定通り施政方針演説のある日の午前中というのが妥当と思うのでありますが、今官房長官のお話を聞きますと、來月の上半期、というと恐らく三、四、五、六日頃になると思いますが、それまで本会議を開く必要がなければそれでもよいが、それで三月三十一日まで法案が二十五日も出ておりまして、これはとかく異論はありましても、三十一日までにこのうちの全部が通るかどうか、全部は通らんが或る程度のものは通過すると思います。そこで本会議を開くということになれば、それまでに副議長の選挙をやつておかなければならない。一應そういうことを考えて、明日施政方針演説がなくても副議長選挙をやらないと、國会の運営上、或いは國会法の建前上、至難な点が出て來るのではないかと思います。
#93
○平野善治郎君 これはこの前に議長から副議長を早く設置して貰いたいという御要望があつたように聞いております。この院としてもいつまでも副議長がないということは、非常に困難なことでありまして、できるならば早くしたいというお話でありましたが、施政方針の演説の日にやつたらよいだろうというような考えがあつて、いろいろ議論がありましたが、二十六日ということに決めておきました。併し只今官房長官の話を聞きますというと、施政方針の演説をいつやるかちよつと先がさつぱり見当がつかない。この前にも九八%までは大丈夫だとこう言つておつたが、二%で八日も延ばしたのだから……。今日はそれよりも確実性がない。又延びるかも分らんし、これは程度が分らなくなる。そうすると、今中村さんの言うようにいろいろの法案の決議が本会議を開いた場合に運営が非常に困難だろうと思いますから、一應おやりになつたらどうでしようか。
#94
○左藤義詮君 今お二人の御意見がございましたが、私共の党の状態から見て、これは非常に申上げにくいのですが、出席状態が惡い。副議長選挙という重大な選挙は成るべくならば全員揃つていたしたいと思いますから、その準備ということも考え合せまして、明日ということはもう少し御考慮を願いたいと思います。
#95
○高田寛君 どうもこの副議長の選挙は段々遅れて來てしまつておるのですが、先程中村委員から言われた通り、今の官房長官の御説明によると、どうも來月に入らなければ施政方針演説もできないことが略々明確になつた。そうするとそれまでこのまま副議長なしで行くかどうかという問題ですが、いろいろな法律案などを本会議で決議しなければならんような事態も今月中に起つて來るということも考え合せますと、やはり延ばさないで、こうなつたらできるだけ早くやつたらどうかと私は思います。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#96
○佐々木良作君 今のは確かに理窟が立ちまして、私はいいと思いますが、早い話が二十六日はこれはできやせんと思います。ぼくは眞ん中を取るならば月末ぐらいにやるか、ちよつと明日ということはまずい。それなら四日頃まで延ばすか……。
#97
○板野勝次君 この前施政方針演説のある日ということに決つて皆そのつもりになつておるのですよ。副議長の選挙が重要であるから今日やつて欲しいということになると困る。やはり施政方針演説のある日ということを最初から目安にしたのだから、その原則を今変えるということはどうかと思う。
#98
○事務総長(小林次郎君) 今議事部長が、四日というように、現実に議事に入るときでは困ると言うのですがね。本会議をその前に度々開かなければならんかも知れないので……。
#99
○板野勝次君 それならば最初から施政方針がなくてもやるということになればそのつもりで議員はおる……。在京しておる。
#100
○理事(梅原眞隆君) 速記を止めて。
   午後二時三十分速記中止
   ―――――・―――――
   午後二時四十九分速記開始
#101
○理事(梅原眞隆君) 速記を始めて。
 それでは副議長の選挙は明日行うことにいたしますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#102
○理事(梅原眞隆君) 御異議ないと認めます。
 時間は十時でどうですか。
#103
○小川久義君 時間は十一時にお願いしたいと思います。
#104
○事務総長(小林次郎君) 明日本会議があることになりますと、社会党の方から松本前副議長の公職追放問題に関する疑義の件という緊急質疑を出したいという御要求が出ております。これが約三十分という御要求でございますから、できますならやはり十時にお定め置きを願つて、自然に延びることはいたし方ないといたしまして、定刻でやつて頂きたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#105
○事務総長(小林次郎君) 尚もう一点申上げたいと思うのですが、自由討議の問題ですが、衆議院はもう日程に掲げております。明日実際は自由討議はいたさないでも日程にだけ掲げると……。その外に請願とか何とか沢山いろいろなものがございますが、これは掲げないで、副議長選挙と自由討議だけを日程に掲げるということに願つたら如何かと思いますが……。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#106
○板野勝次君 掲げるだけですか、やつたらどうです。
#107
○理事(梅原眞隆君) それでは午前十時から開き、そうして自由討議の問題と副議長選挙を掲げると……。
#108
○板野勝次君 そういう自由討議を掲げるのはないですが、いずれどうせやらなければならんので日が変つてもいいのですが、自由討議の日を決めるということを前にいわれておりましたから、或る程度どういう方針で自由討議をやるのかということだけを……。
#109
○事務総長(小林次郎君) この前申上げましたのは、自由討議を日程に掲げましても質問演説が続くから、その間に考えて質問演説が終るときまでにきめる、こういうように申上げたと思つております。ですから、今日ももう大分時間も何でございますから、その方法等はこの次までにお考え願うことにして如何でございましようか。それから尚もう一点私から申上げることがあるのですが、それは副議長に対する謝辞でございますが、これは小川さんの御注意によりまして、GSの方に聞きましたところ差支ないということでございました、從つて謝辞を述べることに願いたいと思います。それから尚先日の運営委員会では、最年長者に願うということをお決め願いまして、その方に副議長選挙の前に一應謝辞を述べて頂いて、それから副議長選挙が終つたのち、新らしい方に対する祝辞を述べる、こう二度御登壇願うように御相談申上げたんです。ところが二度出なくつても、何か一遍でうまく行かんかというお話がございまして、そうすればまあ書き方でございますが、新副議長に対する祝辞を述べられる際に、一緒に前副議長に対する謝辞を述べられるということもできないことはないと思います。衆議院では大体そんなことをやつているらしいのです。
#110
○石坂豊一君 それでいいじやないか。
#111
○理事(梅原眞隆君) 今のようでよろしゆうございますか。
   〔「異議なし」と呼び者あり〕
#112
○事務総長(小林次郎君) それからもう一つ申上げたいことがあります。それは、先程ちよつと社会党から緊急質疑の出るということを御参考までに申上げましたが、これはお許しになりますか、お許しになりませんか、ここで一應御相談願いたいのですが……。
#113
○板野勝次君 異議なし。
#114
○事務総長(小林次郎君) 異議なしというのは……。
#115
○板野勝次君 異議なしというのはやることです。
#116
○中村正雄君 三十分時間を取つておりますが、できるだけ切詰めるように努力いたします。
#117
○事務総長(小林次郎君) 尚この発言時間等については、小委員会にもう一度お諮りいたしたいと思うのです。
#118
○中村正雄君 ちよつと、小委員会で述べるわけですが、念のためにとくに御考慮願いたいと思うのですが、副議長選挙をやる前にお願いしたいということと、吉田総裁及び法務総裁の御出席をとくにお願いしたいということを、本委員会で申述べて置きます。
#119
○理事(梅原眞隆君) それから参議院議員全國選出選挙管理委員会の委員の補欠選挙に関すること、それから外國爲替管理委員会のことについて、議事部長から一つ御説明願います。
#120
○参事(寺光忠君) 参議院全國選出議員選挙管理委員十名の中、土橋一吉君ですか、無所属懇談会から御推薦になりました方が、今度代議士になられまして、この委員を辞任せられておりますので、その後任を御選定願いたいのです。それで、普通はやはり無所属懇談会に当るようでございますから、無所属懇談会の方でお選び願つて、適当の時期に議場で議長指名するということにお諮り願いたいと思います。
   〔「異議なし」と呼び者あり〕
#121
○板野勝次君 あれは我々共産党も含めてじやなかつたか。
#122
○参事(寺光忠君) そうじやないんです。これは参議院の全國選出のものですから、この方は各派の比率だけで行きますから……。
 それから只今お手許にお配りいたしました外國爲替管理委員会令でございますが、これは本日十六に政令で出されたものでございます。本來は法律によつてやるべきものでありますけれども、丁度両院とも休会中でもあつたので、それから司令部関係において非常に急速を要したという関係で、政令によつてこれを出したといつておるようであります。それで、その中の第三條で、この委員会には「委員長及び委員二人」を置きまして、その任命には両議院の同意を要するということを規定しておるのであります。ところが附則の第十九條で、「第一期の委員長及び委員の任命については、第三條第二項の規定にかかわらず、両議院の事後の承認を得れば足りる。」という規定を置きまして、すでに委員長だけは発令しております。それで、これを政令によらざるを得なかつた事情は、司令部関係その他であるから御了解願いたいということと、それから附則によりまして事後承認を求めることに規定しておりますので、木内信胤君を委員長に任命したことについて、事後承認を得たいと、こういうことでございます。残りの二名は未だに発令になつておりませんのでは、それは今後改めて承認なり、同意なりを求める手続をすることであろうと思います。これの事後承認を得たいというて、この文書が内閣総理大臣から二十三日に廻つておりますので、急を要することでないから、例えば明日でもやるというような必要もなかろうかと存じますけれども、一應こちらへお諮りいたして置きます。若し明日おやりになることであれば、明日でもよろしうございます。
#123
○理事(梅原眞隆君) 御異存ありませんか。
#124
○板野勝次君 これはどうして政令によらなければならなかつたかという事情を政府から來て説明して貰う必要があると思います。
#125
○参事(寺光忠君) その必要があるということになれば、又改めてそういうことにいたします。
#126
○理事(梅原眞隆君) それではこれは明日はかけないで、政府の説明を聞いて、然る後処理することにいたします。
 もう一つ法制局長から人事についてお諮りすることがございます。
#127
○法制局長(奧野健一君) 村田育二というのと、田村角太郎という両名を法制局の参事にいたしたいと考えますので、御承認を願いたいと思うのでございますが、村田育二は、昭和十二年に東大法律学科を卒業いたしまして、そうしてその後民間の会社に勤めておりましたが、昭和二十一年から二十三年まで三重縣立上野中学法において法制経済の教鞭を取つておりまして、その後二十三年にここの法制部に入りまして、引続いて法制局に勤務いたしております。それから三月一日に参事昇格試驗を行いましたところ、考査委員会におきまして、適格者と認められまして者であります。そうして公職適格審査及び人事院の承認手続も終つております。
 次に田村角太郎は、昭和六年十二月に中央大学法律学部を卒業いたしまして、貴族院の属になり、それから貴族院守衞副長、守衞長、それから理事官になりまして、昭和二十一年には書記官となつて、一應退官いたしまして、今嘱託として在勤しておるのであります。昭和二十二年に法制部に移つて、現在の法制局に引続いて勤務いたしておる者でありまして、これは二級官たる資格があるということであります。
 以上の二名を法制局参事に任命いたしたいというわけであります。
#128
○理事(梅原眞隆君) 今御報告の通りですが、異議なしと認めてよろしうございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#129
○理事(梅原眞隆君) 御異議ないと認めます。それでは外にありませんから、今日はこれで散会いたします。
   午後三時五分散会
 出席者は左の通り。
   理事
           原  虎一君
           大隈 信幸君
           梅原 眞隆君
           高田  寛君
   委員
           中村 正雄君
           石坂 豊一君
           左藤 義詮君
           城  義臣君
           鈴木 順一君
           平野善治郎君
           岡部  常君
           矢野 酉雄君
           板野 勝次君
           佐々木良作君
           小川 久義君
  ―――――――――――――
   議長      松平 恒雄君
  ―――――――――――――
  政府委員
   内閣官房長官  増田甲子七君
  事務局側
   事 務 総 長 小林 次郎君
   参     事
   (事務次長)  近藤 英明君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  寺光  忠君
   参     事
   (委員部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  青木  茂君
ソース: 国立国会図書館
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