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1949/03/31 第5回国会 参議院 参議院会議録情報 第005回国会 議院運営委員会 第8号
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1949/03/31 第5回国会 参議院

参議院会議録情報 第005回国会 議院運営委員会 第8号

#1
第005回国会 議院運営委員会 第8号
昭和二十四年三月三十一日(木曜日)
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○政府に対する申入れに関する件
○建設事業一般並びに國土その他諸計
 画に関する調査承認要求の件
○日本経済の定定と復興に関する調査
 承認要求の件
○水稻單作地帶対策に関する調査承認
 要求の件
○一般労働問題に関する調査承任要求
 の件
○議院運営小委員補欠選任の件
○常任委員割当に関する件
○外國爲替管理委員会委員長任命承認
 に関する件
○中共地区の引揚問題に関する緊急質
 問の件
○外國爲替管理委員会委員任命に関す
 る件
○社会保障制度審議会委員に関する件
○農林関係配給公團制度に関する調査
 承認件求の件
○議員の滯在雜費及び秘書の手当に関
 する件
○議院の運営に関する件
○大藏委員長の法律審議状況に関する
 件
  ―――――――――――――
   午前十時二分開会
#2
○委員長(村上義一君) それでは委員会を開会いたします。昨日の委員会におきまして、政府の参議院に対する心構えにおいて甚だ妥当でないという点につきまして決議がございました。私はこの決議をもたらして副総理に正式に面会をいたしまして、決議の趣旨を具さに傳えて善処方を強く要望した次第であります。今日副総理がそれにつきまして弁明と申しますか、挨拶に出席しておられるのでありまして、先ず以てこの御報告をいたしますと同時に、副総理から弁明を聽きたいと存じます。御了承願います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○委員長(村上義一君) 林國務大臣。
#4
○國務大臣(林讓治君) 昨日運営委員長からいろいろお話を承わりまして、議案に対する問題についての御注意、御註文と申しましようか、私共御尤ものことと考えております。尚、私共の方におきましても十分御審議を願うだけの方法を取りますために、閣僚間におきましても、その話が出ておりまして、そういうことのないように、成るべく御満足の行くように、閣僚といたしましてもできるだけ多く出席をいたしましようし、成るべく早くお廻しするというような方法をできるだけ取計いたいと考えておりますと、委員長に昨日お答をいたしましたわけであります。丁度今日運営委員会があるときでありますので、私からこちらの政府の心構えだけを一応申上げたいと思います。それから尚、衆議院と参議院としばしば区別のある樣子であるという御注意を受けたわけでありますが、政府におきましては勿論そういうふうなことは考えていません。ただ手続の上におきまして、衆議院の方の議案の終了いたしますことが長引きますというような傾向にありますので、尚衆議院並に與党側の方の幹部とも想談いたしまして、そうして成るべく早くこちらの方にお廻しして頂くという心組みでやつておりますから、その点を篤と御了承願いたいと思います。それから尚後程の議案の中に出ると考えておりますところの社会保障制度審議会の委員のことなんかにつきましても、衆議院はいろいろなことを言つておるかのごとく仄聞いたしております。併しながら私共参議院と衆議院は、その本質から考えて見て、五分々々で行きますように私共政府の方で考えておりますので、昨日我々與党側の幹事長あたりにもそのことを篤と話をいたしまして、幹事長側といたしましても是非そういうふうに取計うようにと、こういうふうに話ができておりますので、そういうふうな工合で差別的な心持は全然持つておりませんから、どうかその点を篤と御了承を願いたいと思います。
#5
○委員長(村上義一君) 何かこの際御質問になることはありませんか。
#6
○門屋盛一君 私この動議の提出者である関係上、幸い副総理もおいでになりましたから、重ねてお願いをし、質して置きたいことがあるのですが、大体我々が第三次吉田内閣に足しては、吉田さんと吉田内閣に協力するという方針で今日まで進んで來ておるのでありまして、とにかく参議院本來の使命を失つてまで行くということはできない。こういう場合に衆議院における絶対多数党であるところの内閣及び多数党では、参議院が黙つて衆議院送付案を通せるように順序よく持つて來て貰わないと、非常に参議院として困る場合が起きて來るのじやないか。絶対多数なる政党がこのようであつてはいけない。又怠けて貰つてもいけないということは申すまでもないのでありますが、同時に又國会も政府に協力すべき点は協力するが、これはどうであろうかという疑わしい点は、質すべき点は質して、若しそれが政府の方に非があつたならば、これは改めて貰わなければならんというふうに私共は常に考え、こういうふうに考えて行くことがすべての議事がスムースに行き、政治が円満に、国民に最と忠実に働くことができるということを考えておるのであります。そこでちよつとお尋ねして置きたいことは、吉田首相は二月十一日に首班指名を受けて以來、今日まで國会、特に本院に顏を見せられない。併しこれは御病氣ということを承わつておつて、まあ首相代理がたびたびお見えになれば結構なんですけれども、重要な総理の施政方針演説が延び延びになつたり、予算の提出が延び延びになる。これは止むを得ない事情のあることは、新聞等を通じてよく我々には了解はしておるのでありますけれども、こういう重要なポイントのときには、是非総理がお差支えのある場合は、今後ともやはり首相代理として直接の説明をして頂いた方がいい。それが私共の知つておる範囲では今までそのことがなかつたので、一番最初二月何日かの運営委員会に副総理がお見えになつて、その後一度も副総理がお見えにならなかつたことが、やはりこれは國会を経視されておるというようなことになる。こういうことを私が考えますのは、非常に國会と政府が親しんで行かなければならんけれども、親しい中にもやはり國の憲法というものを誤まつてはいけない、そうした建前から特に考えておるのであります。そこで具体的の問題として、何日に首相の施政方針の演説なされるか、何日に予算が出るとかいうことを御説明願いたいと思います。それから本会議に対する今差別的待遇はないと言われましたけれども、事実衆議院の本会議には大臣が出ておるが、参議院の本会議に大臣は來ないのです。これは委員会等の関係もあつて、今までどの内閣でも問題になつたので、吉用内閣だけではないのですが、私は已むを得ない場合もあると思うのです。例えば昨日のあれだけ問題になりました炭鉱の補償の問題等に場合に、商工大臣は関係方面に行かれて來られないことは分り切つておる。それなら政府委員の方が議長を通じて、商工大臣は今関係方面に行つておつて出らないということを一口言つて貰うと、非常に國会を重く見ておるということになる。それを黙つておられると、今後吉田内閣で初めて上程される議案に対して、所管大臣が顏を見せておらないということは、それは政府は差別待遇をしておるのじやないか、実際顏を見せられない事情も分つておるが、國会全体から見ると、何だか馬鹿にしておるというような感じが実際起つて來ておる。それは僅かのことですけれども、むしろこれは大臣よりも何と言いますか、連絡に当つておる政務次官あたりからでも、ちよつと議長を通じて、議長は開議に先立つて、今日商工大臣はこうこうであるということを、今まではそういう例があつたのですけれども、ついこれまで申しましたように、親しきに流れて、國の憲法に対する礼儀を欠いておるというようなことが、衆議院はともかくとしても、参議院は正しき國憲を守つて行くということに考えておる。我々も注意しますから、政府の方でもこれは是非守つて行くということでやつて頂きたい。それから政府の施政方針の演説と予算がいつになりますか、それを……。
#7
○國務大臣(林讓治君) 施政方針の演説はたしか四日になるかと思います。二日は実はやるつもりでおつたのでありますが、公共事業費その他の問題でまだ向うと折衝いたしておるような点がありましたので、尚その他にも若干予算の点ではつきりしない点があるものですから、その点を解決いたしまして恐らく四日になりはしないかと考えております。それから只今お話の通り四日に施政方針ができます関係上、そのときに当りましてやはり予算も提出ができるだろうと、こう今のところでは考えております。それから大臣の出席の事柄につきましては、今のところ御承知の通り門屋さんがおつしやつた通りなのがその全部でありまして、こちらの方でもいろいろ呼ばれたり、又いろいろな予算関係などがありますものですから、尚今後はそういうことにつきましては十分連絡を取るようにいたしますのと、又私のようなものでも出ておる方がいいということになれば、なるべく私も出るようにします。
#8
○矢野酉雄君 私は林副総理に、そんな御謙遜は絶対に御無用と思いますので、副総理という立場から、是非一つ円滑なる運営ができるために、有機的の御連絡を願いたいと思います。勿論、立法府と行政府との間には截然たる一つの区別を守らなければなりませんけれども、今門屋君は、新聞等で了承しておるがというような承認の態度でありましたが、率直に申しますと、そういうことは有り得べからざることであつて、むしろ立法府たる議会運営の公式の連絡通牒というものは早くあるべきであつて、これからそれが主眼となるのは明かで、その点は門屋さんが余り友情があり過ぎると思うのでありまして、どうもちよつとした連絡等がないために、非常に吉用首相をマイナスして、そうしてその結果参議院の運営が三回、四回の國会を見ても、はらはらすることがしばしばあつたのであります。是非一つそうした小さい運営の問題で、本質的の大きいいろいろな問題がマイナスされるということは、國家全体の上に非常に私は損だと思いますので、是非今の門屋氏の主張の眞意の点を十分御賢察頂きまして、そういう点について万全の策をお講じになり、有機的の御連絡を取つて頂くように、特に要請する次第であります。
#9
○門屋盛一君 速記はちよつと……。
#10
○委員長(村上義一君) 速記をちよつと止めて下さい。
   〔速記中止〕
#11
○委員長(村上義一君) 速記を始めて。他に御質問や御意見がありませんでしたら、副総理に御退席を願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○委員長(村上義一君) 次に、調査承認要求が四件提出されておるのであります。建設事業一般並びに國土その他諸計画に関する調査承認要求書が建設委員長から、そうして日本経済の安定と復興に関する調査承認要求書が経済安定委員長から、更に水稻單作地帶対策に関する調査承認要求書が農林委員長から、一般労働問題に関する調査承認要求書が労働委員長から、以上四件の要求書が参つております。これについて内容をお聽取り願いたいと存じます。
   〔根本参事朗読〕
   建設事業一般並びに國土その他諸計画に関する調査承認要求書
 一、事件の名称 建設事業一般並びに國土その他諸計画に関する調査。
 一、調査の目的 治山、治水、災害復旧、道路改修、戰災復興、住宅並びに失業救済事業のための建設等の諸問題に関する方策の樹立並びに関係諸法規の改廃について調査檢討する。
 一利益 刻下の急務たる右諸問題の打開に寄與する。
 一方法 河川、道路、住宅並びに國土、地方、都市計画等及びこれ等に関連せる諸建設事業に関し廣く官民より計画、実施、成果等につき意見を聽取し、実地を調査し、資料を蒐集整備し、合理的なる方策の基礎を作るとともに関係諸法規の改廃について檢討を行う。
 一、期間 今期國会開会中。
 一、費用 なし。
 右本委員会の決議を経て、参議院規則第三十四條第二項により要求する。
  昭和二十四年三月二十九日
     建設委員長 石坂 豊一
 参議院議長 松平恒雄殿
   水稻單作地帶対策に関する調査承認要求書
 一、事件の名称 水稻單作地帶対策に関する調査。
 一、調査の目的 農業生産の維持確保、更に進んでその拡大再生産を図ることは刻下の要務であるが、最近の諸状勢が農業に及ぼす影響は深刻であつて、特に彈力性のない水稻單作地帶については極めて憂慮すべき状態である、よつてその対策を考究する。
 一、利益 國家再建、民生安定の基盤の確立に寄與する。
 一、方法 官廳、地方公共團体その他團体及び学識経驗者等から事情及び意見の聽取、資料蒐集並びに実地調査等を行う。
 一、期間 今期國会開会中。
 一、費用 なし。
 右委員会の決議を決て、参議院規則第三十四條第二項により要求する。
  昭和二十四年三月二十九日
     農業委員長 楠見 義男
 参議院議長 松平恒雄殿
   日本経済の安定と復興に関する調査承認要求書
 一、事件の名称 日本経済の安定と復興に関する調査。
 一、調査の目的 経済九原則の実施に伴い、日本経済の安定と復興のために諸方策の実施状況と実施諸條件に関する調査研究を行う。
 一、利益 現下の日本経済諸施策の具体化に資し、もつて日本経済再建の方向を確立することができる。
 一、方法 政府及び民間関係者より説明及び意見を聽取し、資料を蒐集し、必要に應じ、実地調査を行う。
 一、期間 今期國会開会中。
 一、費用 なし。
 右本委員会の決議を経て、参議院規則第三百七十四條第二項により要求する。
  昭和二十四年三月三十日
   経済安定委員長 佐々木良作
 参議院議長 松平恒雄殿
#13
○委員長(村上義一君) 只今お聽き及びのような各承認要求書が出ておるのでありますが、如何でございますか、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○委員長(村上義一君) では承認することに決定いたします。
  ―――――――――――――
#15
○委員長(村上義一君) 次に、議院運営小委員であられた河野正夫君が委員を辞任せられまして、それに伴つて同じ小委員の補欠として、宇都宮登君を緑風会から推薦になつておるのですが、御異議ありませんでしようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#16
○委員長(村上義一君) それではさよう決定いたします。
  ―――――――――――――
#17
○委員長(村上義一君) 次に、この只今配付いたしました常任委員数の各派の関係でありまするが、比率が、相当アンバランスになつておる点もあります。この問題につては如何いたしましようか。前から各位からいろいろ御意見も出ておつた問題であります。如何でしよう。一應説明を……。
#18
○參事(寺光忠君) お手許に配付してあります事務局案につて御説明いたします。先ず常任委員表(1)(2)とあります表でございますが、これは計算の基礎と書いてない方でございます。常任委員表(1)とある方でございますが、この表のうちプラス、マイナスしてないのが、現在の各委員会の委員の数の現状でございます。例えば内閣委員会で見ますと、緑風会五名、民主自由党三名、民主党三名、社会党一名、懇談会一名、新制クラブ一名、共産党なし無所属懇談会なし、欠員一名、こういう恰好になつております。それでこういう内閣委員会の現在の構成が、相当に不均衡でありますので、例えば社会党が一人であるということは、十五名の委員会の割当から見ましても、いわゆる不均衡なわけであります。
#19
○矢野酉雄君 ちよつと伺いたいのです。これは何ですか、民主党は現在のままの数において、そうやつておるわけですね。
#20
○參事(寺光忠君) ここに挙げております数字をプラス、マイナスしておりますのは、現在の委員数であります。
#21
○矢野酉雄君 民主党そのものの大もとは、四十二というのは……。
#22
○參事(寺光忠君) これは現在でございます。
#23
○門屋盛一君 動いた後だよ。
#24
○參事(寺光忠君) 三十日現在であります。
#25
○矢野酉雄君 どこか入れるというのは、どこに入れるのですか。
#26
○參事(寺光忠君) 皆外の会に入つておるわけです。三十日現在の状況でございますから……。
#27
○矢野酉雄君 そうですか。
#28
○參事(寺光忠君) それぞれ常任委員として他の会に入つておりますから不均衡になつておるのです。不均衡になることは、それは内閣で申しますと、社会党が一人になつておられるということは非常に不均衡なんです。そこでここに一名加えなければならんわけです。欠員のところに一名おりますので、これをマイナスにすれば何とか割合が付くというような状態におきまして調整できる。他の場合には同じ社会党で申しますと、地方行政委員会でございますが、これが一人なんです、そうしてこれに対して民主自由党の方が四名であるということは少し多過ぎるという恰好になります。そこで民主自由党の一名を削つて頂きまして、社会党の方に一名加えるというようなことをして頂けば、大体において均衡が取れるであろう。それから共産党の場合で見ますと文部の場合に二名になつておる。それでこれを一名にします。そういう操作をいたしまして、そうして結局のところ第一表におきましては、このお手許にあるプラス、マイナスのところで、大体各派で御了解を得たのであります。第一表についてはそういうところで御了解を得られるだろうと思います。第二号におきましては、同じような状態におきまして、只今予算委員会におきまして、無所属懇談会が四名でありまして、民主自由党が八名なのでありますが、こりは相当不均衡なんです。そこで無所属懇談会から一名はき出して頂きまして、民主自由党に一名加えるというように、各委員会を操作すると同時に、第二表につきましては、各委員会の各派の全体割当数ということが計算上出て來るわけです。これは第一表の場合には一人一役と決まつておりますので、各派の全体の委員の数には問題が起きないのでありますが、第二表については問題が起きるのであります。それの計算の基礎に一番下段の百二十名を各派に割当てた計算が出ておりますが、予算委員から図書運営までの委員数が百二十名でありまして、それを各派の現在の所属委員人数で按分比例いたしますと、三十七、二十四、二十、十九、八、三、三、三、三というふうな割当になる。この方に辻褄を第二表においては合せなければならんので、それを若干プラス・マイナスいたしまして、きれいに合せたのが第二表でございます。この第二号の点についても関係各派の御了解を得ておりますので、実際にどなたがお動きになるかということは、各派の御申出の通りといたしまして、各委員会の構成はこのプラス、マイナスによつて御承認願えれば大体著しい不均衡はなくなると思うのでございます。若干のことはございますけれども、著しいものはこれで一應是正できるということであります。
#29
○委員長(村上義一君) この表について御質問があればお話を願います。
#30
○門屋盛一君 これは今日のこの委員会で決定するのですか。
#31
○委員長(村上義一君) それは後でお諮りしようと思うのですが、只今門屋君から御発言がありましたが、実はこれはここで委員会として決定するか、或いは庶務小委員会で更に檢討して頂いて、委員会に出して頂くことにするか、この辺をお諮りしたいと思つておつた。
#32
○矢野酉雄君 大体併しこの事務局案は適正公平じやないか。
#33
○門屋盛一君 大体公平ですけれども、ちよつとよく見て見ないと分らないのであります。今ここで決定するというと、ちよつと文部なんぞが社会党と比べますと、社会党が四であつたものが三になり、こちらは二ということになるので……。
#34
○參事(寺光忠君) 只今の門屋さんの御疑問は必ず出る御疑問と思つておつたわけですが、それが民主党につきましては、文部の委員会と、そう一件あります。労働の委員会で社会党より少いわけです。それでこれは文部と労働の委員会が、社会党より少ないというのはおかしいわけでありまして、この是正が必要なんでありますが、これを是正するためには、外の委員をどうしても、二名辞めて頂かなければならない。そこで外の二名か辞めるということは、これは実は内部的に、門屋さんに申上げるのはおかしいのでありますが、民主党の外の方に……。
#35
○委員長(村上義一君) ちよつと速記を止めて頂きたい。
   〔速記中止〕
#36
○委員長(村上義一君) 速記を始めて下さい。それじやこの案を認めるということに御異議ございませんでしようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#37
○委員長(村上義一君) それでは原案の通り決定いたします。
  ―――――――――――――
#38
○委員長(村上義一君) 次に、今日外國爲替管理委員会委員長の任命について、事後承認に関係して政府の弁明を聽くことになつておりますが、只今外出中で、午後に成るべくして欲してという希望の申出でがありました。
  ―――――――――――――
#39
○委員長(村上義一君) それから社会保障制度審議会の委員の数について最後的の、一つ御決定を願いたい。先刻副総理からの発言もありましたと思つておりますが、これらの点につきまして、今日いずれ午後、又委員会を開いた頂かなければならないと思いますので、午後に讓りたいと実は思うのであります。すでに十時三十五分にもなつておりますので、御異議ございませんでしようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#40
○委員長(村上義一君) 暫時休憩……。
  ―――――――――――――
#41
○岡元義人君 簡單でございますけれども御了解を得たいのですが、在外同胞特別委員会で、四年も経ちまして、まだ中共地区の人が一人も帰つておりませんので、先般來資料を集め、証人を喚問いたしまして、その状況を調査いたしましたところが、三百五十一名昨年一月までに中共地区から帰つて参りましたことが判明いたしました。その後脱出いたしまし、相当病弱者或いは看護婦等の一部が船を待つて元山までもうすでに出て來たというような状況も判明しておりますので、政府当局といたしまして、只今平和交渉の最中でありますし、いろいろ緊急質問して、この問題の処理をば要請して行きたいと思いますが、若し緊急質問をいたしますとしますれば、いつがよいか、できますならば施政方針演説の前にこの問題を一つ取上げさして頂きたい。こういうお願いなんです。委員長からお諮り願いまして御了解を得たい。
#42
○委員長(村上義一君) お聞きの通り、中共地区よりの引揚に関しまして、緊急質問の形式で、本問を提出したいという岡元君からの動議がありました。これをいつ認めるべきか、又いつにそれを認めることにするかということをお諮りしたい。
#43
○矢野酉雄君 これは、特別委員会において、満場一致で可決をいたしましたことを、今岡元君から動議として提出されたのでありますが、御承知のように、中共地区が本当に一番、今まで殆んど模糊として消息が分りません。そうして又帰つて來た人も、一番その他の地区に比べますというと少いのでありまして、常識から考えて見ても、四月から再開が始まる情勢にもなつておりますので、各地、樺太、シベリア等の引揚と同調して、やはり中共地区の引揚も実現ができるように、その國内態勢の準備を十分整える意味からも、この緊急質問のようなものがあつた方がいいと、是非各派の方々に御賛成を頂きまして、成るべく早く本会議に、明日でも、或いは明後日でもあれば、その本会議において質問をお許しを願いたいと思います。
#44
○門屋盛一君 異議はないですね、これは。
#45
○委員長(村上義一君) 先ず以て、この緊急質問は認めるということで御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#46
○委員長(村上義一君) そうしますと、その時期でありますが、今日は工合が惡いでしよう。そういうように聞いております。この次の本会議というくらいになるか、あとは運営小委員会で決めて貰うということで御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#47
○委員長(村上義一君) ではさよう決定いたします。休憩いたします。
   午前十時三十八分休憩
   ―――――・―――――
   午後一時四十六分開会
#48
○委員長(村上義一君) これより委員会を再開いたします。外國爲替管理委員会委員長の任命について事後承認の件であります。事後承認を求めるように至つた経緯につきまして官房長官から発言を求められておるのであります。
#49
○政府委員(増田甲子七君) 外國爲替管理委員会の委員長だけは事後承認を求め、それから今度の國会に提出しておりますように委員二名、山本、奥村両氏については事前承認を求めております。その事後承認を何故求めざるを得なかつたかについてこの際事情を申上げます。外國爲替の管理のことは元來向う様でやつておりましたが、今回こちらでやつてよろしいという覚書が参りました。その覚書に基いて急速に作れ、こういうわけでございました。急速にいわゆるポ政令を出しまして作つた次第でございます。而も委員会の委員長等は、委員会なり或いは委員会令なり、或いは外國爲替管理の業務を発足させるについて第一に決めるべき人選である、こういうわけで早くやれということで木内信胤君を任命いたしましたが、これは実は前の内閣のときに、もうメモランダムというものは來ておりまして人選しておりました。それから引続きまして総裁その他において木内さんを最も適当と認め、閣議において決定になりまして、任命を見た次第でございます。任命の日は丁度國会の休会の日でございました。國会が開会されておりますれば、奥村君なり、山本君なり、事前承認を國会にお願い申上げるようにいたすべき筋であると私は勿論考えております。この委員長だけが事後承認に相成りましたのは、規定がこういうふうになつておりましても、できれば國会の事前承認を求めるようにすべきであると考えております。早く委員長を任命するように、而も國会が当時休会中でございましたので、止むを得ず事後承認をお願いいたしました。何とぞ御了承の程お願い申上げます。
#50
○委員長(村上義一君) 只今官房長官から事前に承認を求める余裕もなかつたゆえんのお話があつたのですが、何か御質問があればどうぞ……別に御質疑もないようでありますから、事後承認することに異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#51
○委員長(村上義一君) そういう手続きを取ることに決定いたします。
  ―――――――――――――
#52
○委員長(村上義一君) 続いて外國爲替管理委員として、奥村竹之助君、山本米治君のこの御両君を任命したいということで、総理大臣から松平議長宛に同意を求められておるのであります。本件御審議を願いたいと思います。一應その履歴についてはお手許に配付してある筈でありますが一通り御説明いたしましようか。
   〔「いいでしよう」と呼ぶ者あり〕
#53
○門屋盛一君 衆議院の方は……。
#54
○委員長(村上義一君) 衆議院はどういう工合に進行しておるか、これは承知していないのですが、今電話しておりますから、暫らくお待ちを願います。
#55
○矢野酉雄君 承認しておいていいではないか、後で重大なことなら、何だけれども……承認することに私は賛成します。
#56
○委員長(村上義一君) それじや衆議院の方は今議院運営委員会が開かれておる。或いはそれにかかつておるのかも知れませんが、我が委員会としては、これを承認することに御異議はございませんでしようか。
   〔「異議なし」「異議あります」と呼ぶ者あり〕
#57
○委員長(村上義一君) 何か御発議があるですか。
#58
○板野勝次君 異議があるという、反対だと言つたのです。遅れて参りましたから……。
#59
○委員長(村上義一君) それじや大多数と認めまして承認することに手続を取ります。
  ―――――――――――――
#60
○委員長(村上義一君) この際議長から発言を求められております。
#61
○議長(松平恒雄君) 只今林副総理と増田官房長官が見えまして、総理の施政方針の演説は、來月の四日にしたいという申入れが正式にございましたから、そのことを御報告いたします。まだ何か御質問があるなら官房長官がおりますから……。
#62
○門屋盛一君 予算もですか。
#63
○委員長(村上義一君) 予算もいたすそうであります。安本長官も発言があるそうです。ではそういうことに願つて置くということで御異議がありませんですか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#64
○門屋盛一君 これは政府の方は、施政方針で四日で、予算が四日に出されると、予算通過までの御希望がある筈ですが、まだおつしやる時期じやないのですか。
#65
○政府委員(増田甲子七君) できますれば、関係方面も非常に急いでおりますし、併しながら我々は、民主議会において愼重審議のためには相当時間がかかると、こう思つておる次第であります。ところで、実は暫定予算措置がなかなか認められませんで、暫定法令措置だけなら認めるということでございまして、そういたしますと、予算の審議期間が勢い短縮されざるを得ないから、そういうことでは困るということで、政府といたしましては、極力関係方面にお願いいたしまして、三週間も実はかかつたのでございますが、三週間ばかり交渉の結果、漸く十五日の半月分予算を然らば認めるということで、二十八日に認められまして、同日に國会に提案をいたした次第でございます。それで四月十五日までの予算は取つてございます。これは向うのOKを取りつけたのは、ひとえに國会の愼重御審議を願いたいからでございます。そこで目標は、四月十五日までに本予算を御審議願いますと非常に有難い。幸せであるということになるのでございます。四月十五日以上に亘つてはどうこうということは、政府としては関係方面との從來の話の筋もありまして、申上げ兼ねますが、後のことは一つ國会で暫定予算措置と、それからこの予算との関係を御勘案下さいまして、よろしきように取計い下さいまして、そうして愼重審議願つて頂きたい、こう思つております。
#66
○岡元義人君 ちよつと官房長官に伺つて置きます。四日の日は今までのような例であつて、大体時間は、予定を大体承わることができますか、参議院の方は……。
#67
○政府委員(増田甲子七君) 衆議院の例によりますと、午後一時か衆議院の本会議で総理の施政演説をやります。午後三時頃参議院で施政演説があるということになつておりますが、その辺は一つこちらで御決定下さいまして、政府に申入れ下さいますれば、如何ようにも取計らいます。
#68
○委員長(村上義一君) その他御質問ありませんでしようか、それじや長官に御退席願つて御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#69
○委員長(村上義一君) どうも有難うございます。
#70
○委員長(村上義一君) 次に、社会保障制度審議会委員の数に関する件につきましては、昨日の委員会においてそれぞれ御考究の上、成るべく次の委員会で決定するというような意味で保留に昨日なつておつたのであります。今朝の委員会で副総理からお聽き及びの通り、内閣としては同樣の方針を飽くまでも堅持しておる。又民自党としても、やはりその方針で工作を進めておるというような発言がありましたことは御承知の通りであります。如何いたしたものでしようか、伺いたい。暫く衆議院の議院運営委員会の進み方を見守つておりますか、暫時……或いはそれに頓着なく、ここで意見を決定して申入れるとか、その他の方法を取りますが、如何いたしたものでしようか。
#71
○板野勝次君 共産党としては、衆議院の動きをもう少し見て貰つてからにして頂きたいと思います。それは最初ですね。衆議院が六で参議院が四であつたのを、五・五というふうにどんな事情で変つたのでしようか。
#72
○事務総長(小林次郎君) まだそう決まつたわけではなかつたのでございますけれども、それはこの前の厚生委員会における大臣、政務次官の声明、それに基きました本会議における厚生委員長の報告等に、政府は五・五でやるということをはつきり言つておる。そういう関係で、もう一遍こちらから押せというわけで、押したわけであります。尚、委員長が先程御報告になりましたのに附加えて、私からちよつと申上げますが、今朝程衆議院の事務総長に催促いたしました。その結果どうかということを……ところが、だんだん五・五という空氣になつておつて、今日の運営委員会で多分決まることになるだろうというお話でございます。これを附加えて申上げます。
#73
○矢野酉雄君 板野君の御意見に從つて、暫く待ちましよう。
#74
○委員長(村上義一君) 暫くそれでは推移を待つということで、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#75
○委員長(村上義一君) そういうことにいたします。
  ―――――――――――――
#76
○委員長(村上義一君) 次に、農林関係配給公團制度に関する調査承認要求書が農林委員長から参つております。その件を審議を願いたいと思います。内容を朗読いたします。
   〔根本参事朗読〕
   農林関係配給公團制度に関する調査承認要求書
 一、事件の名称 農林関係配給公團制度に関する調査。
 一調査の目的 食糧、食料品、油糧、肥料及び飼料等の配給統制は配給公團方式を採つていて、これ等農林関係配給公團は一應七月一日まで存続することになつたのであるが、公團方式は実施後の実績と最近の客観情勢から檢討を要するのでこれが究明を行う。
 一、利益 経済秩序の改善及び國民生活の安定に資する。
 一、方法 官廳、公團、團体及び学識経驗者等から事情及び意見の聽取、資料蒐集並びに実地調査等を行う。
 一、期間 今期國会開会中。
 右本委員会の決議を経て、参議院規則第三十四條第二項により要求する。
  昭和二十四年三月三十一日
     農林委員長 楠見 義男
 参議院議長 松平恒雄殿
#77
○委員長(村上義一君) お聞き及びの通りであります。承認方手続して御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#78
○委員長(村上義一君) それではそういうことにいたします。
  ―――――――――――――
#79
○委員長(村上義一君) 尚、この際御報告を申上げて、御了承を願つて置きたいと思います。この議員の滯在日当、それから議員祕書の給料の増額の件につきましては、すでに昨年末からいろいろ問題になつておりました。然るにいろいろの事情があつて、今日までその機会を得なかつた。最初にはこの滯在日当、又祕書の給料の増額分につきまして、予備費から支出するという大体建前において考慮するというような……新年度においては考慮したい、実現したいということを大藏大臣及び事務当局であります主計局長等からも、はつきりした言質を得ておつたのであります。そうして結局二十三年度中は、遺憾ながら実現できないということに相成つておりました。勿論小委員会、特に小委員長にいろいろ御盡力願いまして、二十四年度の予備費の中から支出する総額、参衆両院で四千九百万円余りであります。これを予備費から支出するということに大藏当局とも十分の打合せを願つておつたのであります。然るに予備費が全面的に削除せられたという事態に立ち至りまして、どうしてもこの際これを実現するためには正式に議院の予算中に、國会予算中に組込む必要があると信ずるのであります。衆議院の議院運営委員会を代表して、今村忠助君と共に、総司令部にミスター・ウイリアムスを訪問しまして、この滯在費なり、又祕書の給料を増額せんければならない理由を、一通り説明しました。勿論これは先にも説明しておりますが、この増額を要する理由は、もともとミスター・ウイリアムスも了承しておられる次第で、ただミスター・ウイリアムスの意見としては、この問題は自分は何ら異議はない。ただESS、特にドツジ公使において了承をされんければ実現が事実上むずかしい問題だと思う。よく両院の議院運営委員会において大藏大臣と打合せの上、詳細なる根拠あるデーターを以て交渉をされることを望む。ESS方面からの自分の方へ話があれば、勿論自分としては実現のために支援を惜しまない。こういう挨拶であつたのであります。今日午後衆議院の方と大藏大臣との連絡によりまして、共に大藏大臣に話をすることに相成つておるのですが、まだ連絡が取れないようで、何らのお知らせがありません。今までの経過を一應ここで御報告申上げて置きます。尚、中村さん、何か足りないことがあつたら、一つ敷衍して頂きたい。
#80
○中村正雄君 そんな状態でしよう。
#81
○委員長(村上義一君) 尚そのときに、昨日衆議院で自由討議の際に、アメリカの國会の組織及び運営の状況を視察することが必要であるというような見解に立つて、自由討議が衆議院であつたそうであります。その問題を、これは打合せなしに話をせられたのでありますが、ウイリアムス氏は、自分はその件については、過去二年間何らか適当なチャンスを掴みたいということで、努力をして來ておる。これは以前にプライベートに聞いたことがあるそうであります。ただ二点において考慮を要するのだ。その一点は経費の問題、サンフランシスコその他西海岸までの経費はこれは問題ない。が上陸した後におけるホテル又鉄道賃その他諸費用、その支弁方法、又捻出方法について余程考慮を要すると信ずる、それから今一点は、いろいろ話がありましたが、結論は藝術家であるとか、或いは技術家であるとかいうような日本人がアメリカを視察するということは何ら問題にならない。理事國会議の方面において、政治家及び言論機関に携わつておる人がアメリカに視察旅行をするということについては、とかくいろいろの意見があるのであります。從つてその点考慮を要するのである。勿論自分は過去二ケ年骨を折つておるのであるし、又ホイツトニー將軍も非常に熱心であられるし、マッカーサー元帥も好意を多分に持つておられると自分は考える。何らか適当なチャンス、方法を取られることがよいと自分は考えておる。で特に現在の國会は特別の事項がなければ、六月末で会期を終了する筈であるから、從つて四月中くらいに議員の代表者がアメリカを視察するということが決まつて、五月に出かけて六月のアメリカ國会を見るということになれば、そのときが了度國会が動く時期である。こういう意見もありました。それからこの経費の点、捻出又支出の点、それから理事國会議にシヨツクを與えないような方法を取るということについては尚よく具体的に、人数もそうでありますし、時期もそうでありますから、そういう点とともに具体的によく研究をして、若し是非視察したいというようなことであれば、具体化した上に松平議長、幣原議長にその意見を述べられて、両院の議長からマッカーサー元帥に若しくはホイットニー將軍に話をして呉れればどうだろうかと自分は思う。こういう実は話がありました。皆さんに御報告を申上げます。で、衆議院の方では昨日自由討議にこの問題があつて、とにかくみずから質問をせられたくらいでありますから、相当考究を進められるのじやないかと想像いたしておるのであります。
#82
○矢野酉雄君 それを実演するには何らか方法があれば、その方法によつて議長として予定なり、何なりをして……。
#83
○委員長(村上義一君) これはまあ宿題として研究するより仕方がないと思うのですが、最後に、ここ一週間のうちに意見が纏まれば尚結構だと、ウイリアムス氏は申述べられておりました。御参考にこの際附加えて置きます。各位におかれましては一つ各派の方へ持ち帰つて御研究を願いたいと思うのであります。
#84
○矢野酉雄君 了承しました。
  ―――――――――――――
#85
○委員長(村上義一君) 私の手許の問題は、今はこれでありませんが、皆樣御意見がありましたら……。
#86
○門屋盛一君 これは昨日も言つたことですが、今朝も言つたことですが、議事部長から非公式に聞いてもいいのですが、私の知つておる範囲は、日限に関係のあるものが、大藏委員会に七つかかつておるのが、今三つ上つて來ておりますが、午前中の本会議手続を見ても、かかるものは三つしかない。そこで三つを上げて無制限に待つか、政府としても非常に出さなければならないものがあると思いますが、これから後の本会議の運営につきまして、小委員会でやるべきだと思いますが、私がここで発言したのは、小委員会で大藏委員長に出て貰つて委員会の審議の状況なり、見透し等を話して貰うと、議会の運営に非常に参考になると思いますが、皆んの御意見を諮つて頂いて……。
#87
○委員長(村上義一君) お聞きのような次第でございますが、大藏委員長に出席を求めて審議の模樣を伺うことにいたしますか、如何でしようか。
#88
○石坂豊一君 今、大藏委員会は開会中でしよう。
#89
○委員長(村上義一君) そうです。
#90
○石坂豊一君 そうすると却つてその審議を、理事もおるでしようが、向うの審議を進めた方がいいじやないですか。
#91
○門屋盛一君 理事でもやれると思いますが、大藏委員会が六時頃、七時頃までに上る見込なら本会議をやらしたいが、非常に遅くなれば……。
#92
○矢野酉雄君 今まだ本会議の審議に入らないもので、是非今日中に通さなければならんと要請されておるものが七つ出ておる。それから外にもう二つあるんでしよう。
#93
○事務総長(小林次郎君) 八つと一つあるのです。
#94
○矢野酉雄君 そうするとそれを、今日は会期の終りの日ではないので、今日でなくてもよろしいというものは今日はもうやらないで、それで是非本日中に審議を終了して欲しいということを懇請せられておるものだけを大体本日は審議するとして、そうしてどういうようなふうな時間的の條件が今あるかを知るためには、やはり今門屋委員が言われたように、一應大藏委員会は理事が委員長を代行してやれば何ら差支えないから、責任ある委員長がここに列席して、その樣子を率直に説明する、我々がこれを聞いて、いずれ決定するということにしたら、大体運営上非常に適当だろうと思いますが、私は門屋君の意見に賛成いたします。前例においてもそういうことはあつたわけですから、委員長がここに來ることによつて委員会の審議を中絶しなければならんという場合にはともかく、そうではない、理事がやつて行けるのですから、そういうふうな手配を一つ委員長からお取り願うようにしたら如何ですか。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#95
○委員長(村上義一君) 御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#96
○委員長(村上義一君) それでは直ちに出席を希望して参ります。只今大藏委員長が御列席下さいました。議案の内容について、又審議の模樣なり見透しについてお話しを願いたいと思います。
#97
○委員外議員(櫻内辰郎君) 本日の大藏委員会における議案のうち、酒類配給公團法の一部を改正する法律案、それから金資金特別会計法の一部を改正する法律案、昭和二十四年の所得税の四月予定申告書の提出及び第一期の納期の特例に関する法律案、この三つだけは審議を結了いたしましたので、この次の本会議で議了を願いたい、こう考えるわけであります。それで今貿易資金特別会計法の一部を改正する法律案を審議中であります。これは多少質問は出ておりますが、そう大した難関にぶつかるということはないとこう考えております。それからその次に、会計法の一部を改正する法律案でありますが、これもそんなに長時間かかるとは考えませんが、財政法の一部を改正する法律案と、それから産業設備営團の業務上の損失に対する政府補償等に関する法律案、この二つが相当にこれはむずかしい問題でありまして、審議がどの程度で結了いたしますか、ちよつと見通しが付かんのであります。それから國有鉄道事業特別会計法の一部を改正する法律案は、衆議院から廻つて來れば直ちにこちらは審議にかかる予定でおりますが、これは大体において予備審査が済んでありますから、廻つて來れば殆で即決ができると考えます。ただ問題は先程申上げました産業設備営團の業務上の損失に対する政府補償等に関する法律案と、財政法の一部を改正する法律案、この二つの案につきまして相当揉めるのでありまして、この産業設備営團の業務上の損失に対する政府補償等に関する法律案は、昨日一日中かかつて揉めておる、こういう始末であります。それで法的根拠について参議院の法制局長まで出席を願つて、そうして法的根拠について審議をしたのでありますけれども、まだどういうふうにこの審議が進んで行くかということが見当が付かんのであります。こういう状況であります。
#98
○石坂豊一君 今の御説明の産業設備営團の損失の補償というのは、今日決めなければならない問題ではないのですね。
#99
○委員外議員(櫻内辰郎君) ところが、今日決めなければならんだろうと思うのです。というのは、この産業設備営團の損失に対する補償を、この年度内でなければ交付公債の発行ができんじやないか、それで明日になるとしますというと、交付公債の発行ができないで、やれば現金で行くというようなことになつて來る。そうすると新らしく法案を変えて行かなければならんじやないか、こう考えるのであります。
#100
○石坂豊一君 これはなかなか容易な問題じやないですね。
#101
○委員外議員(櫻内辰郎君) この法案は実に非常にむずかしいのです。
#102
○委員長(村上義一君) 速記を止めて。
   〔速記中止〕
#103
○委員長(村上義一君) 速記を始めて下さい。
#104
○門屋盛一君 今委員会に審議中のもので通るのは、大体何時頃に終りますか。
#105
○委員外議員(櫻内辰郎君) 貿易資金特別会計法の一部を改正する法律案、会計法の一部を改正する法律案は、恐らく一時間か、一時間半でできるのではないかとこう考えます。
#106
○門屋盛一君 それだけ伺つて置きます。國有鉄道事業特別会計法の一部を改正する法律案は、まだ廻つて來ないのですね。
#107
○委員外議員(櫻内辰郎君) それは後でもいいのです。
#108
○門屋盛一君 大藏委員長からお伺いすることは、それだけでいいのじやないかと思います。
#109
○委員長(村上義一君) もう他に大藏委員長に対して御質問することはありませんか……それじや有難うございました。別に他に御意見もないようでありますから、委員会はこれで散会して、小委員会で一つお願いたしたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#110
○委員長(村上義一君) 御異議ないようでありますから、これで散会いたします。
   午後二時三十二分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     村上 義一君
   理事
           川村 松助君
           大隈 信幸君
   委員
           島   清君
           中村 正雄君
           石坂 豊一君
           城  義臣君
           門屋 盛一君
           鈴木 順一君
           宇都宮 登君
           岡部  常君
           岡元 義人君
           矢野 酉雄君
           板野 勝次君
           堀  眞琴君
  委員外議員
   大藏委員長   櫻内 辰郎君
           鈴木 憲一君
           藤田 芳雄君
  ―――――――――――――
   議長      松平 恒雄君
   副議長     松嶋 喜作君
  ―――――――――――――
  國務大臣
   厚 生 大 臣 林  讓治君
  政府委員
   内閣官房長官  増田甲子七君
  事務局側
   事 務 総 長 小林 次郎君
   参     事
   (事務次長)  近藤 英明君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  寺光  忠君
   参     事
   (委員部第一課
   長)      根本  驥君
  法制局側
   法 制 局 長 奧野 健一君
ソース: 国立国会図書館
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