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1949/05/11 第5回国会 参議院 参議院会議録情報 第005回国会 議院運営委員会 第28号
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1949/05/11 第5回国会 参議院

参議院会議録情報 第005回国会 議院運営委員会 第28号

#1
第005回国会 議院運営委員会 第28号
昭和二十四年五月十一日(水曜日)
   午前九時五十二分開会
  ―――――――――――――
  委員長の補欠
本日村上義一君委員長辞任につき、そ
の補欠として梅原眞隆君を議長におい
て委員長に指名した。
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○廣島平和記念都市建設法案及び長崎
 國際文化都市建設法案の委員会審査
 省略要求の件
○法案の提出見込に関する緊急質問の
 件
○請願及び陳情の取扱いに関する件
○委員長の補欠に関する件
○職員任用の件
○会期の件
○議案の付託に関する件
○炭坑ストライキに関する緊急質問及
 び税金問題に関する緊急質問の件
○ウイリアムス國会対策課長との会談
 に関する事務局側の報告
○第四回國民体育大会準備委員会顧問
 の推薦に関する件
○議院の運営に関する件
  ―――――――――――――
#2
○理事(高田寛君) それでは本日は委員長の代理を勤めせさて頂きます。これより委員会を開きます。本日は開会前でありますから、本当に緊急を要するものだけを只今いたしまして、さもないものは本会議散会後の運営委員会に廻したいと思いますが、如何ですか。
   〔「異議ない」と呼ぶ者あり〕
#3
○理事(高田寛君) それでは最初に、委員会審査省略の件を議願に供したいと思います。
#4
○参事(寺光忠君) 昨日廣島平和記念都市建設法案及び長崎國際文化都市建設法案の二件を衆議院で可決いたしまして、そうして衆議院の院議を以て、参議院における委員会審査を省略せられたいということを附けて参りました。読みますと、廣島平和記念都市建設法案及び長崎國際文化都市建設法案を本院で可決したから、右につき委員会の審査を省略されたいと、衆議院議長から参議院議長宛参りましたので、これにつきまして委員会審査を省略することをお諮りいたします。
#5
○矢野酉雄君 これは今議事部長の説明は一緒になつておりましたが、完全に違つた別々の法律案ですが、同事に議しても結構だと思いますが、こちらの方にも実はすでに議運の決定を待たずして、委員会に付託しております廣島の法律案、衆議院で可決したる法律案と参議院に出ているところの法律案は、完全に内容が一でありますから、衆議院の要望を入れてやつたらどうかと思います。
#6
○岡元義人君 ちよつと議事部長に聽きますが、衆議院からこちらにそういう委員会省略を要求されたのですが、その事前の前の廣島の分が付託になつているのを知つておつて、この法案を向うは付託されたのですか。
#7
○参事(寺光忠君) それは知つておる筈でございます。
#8
○岡元義人君 何かその点について、こちらの参議院の状況を、衆議院にそういう連絡を取られたことがあるのですか。
#9
○参事(寺光忠君) これはどう申しますか、理窟から申しますと、違つた法律案を、それぞれ両院に提出して、衆議院は衆議院へ、参議院は参議院へ提出した、それがまあ内容を調べてみたら同じだという、そういうようなことなのでございます。
#10
○矢野酉雄君 政府提出じやないのですね。
#11
○参事(寺光忠君) それで参議院への提出案が委員会に懸つておりますけれども、衆議院から委員会審査省略を要求して参りましたものを受けるとすれば、本院でこれは可決になりますと、委員会に付託してありますものは、同一内容の同一案件となりまして、重ねてこれを議決しないということに委員会がなるわけなんです。この前の議院法等にはそういう事件は審査せんということがはつきり書いてありましたが、今度の國会法にはそういうことを書いてございませんけれども、委員会では握り潰すということになるのじやないかと思います。
#12
○岡元義人君 今の議事部長の説明で、時期的の前後というものには、全然それには触れないのですか。
#13
○参事(寺光忠君) これは從來そういう例は、國立國会図書館法にもあります。
#14
○石坂豊一君 これは私の委員会に非常に関係があるので、私は委員長としてというわけでありませんが、九日の公報で以て私の委員会に付託されておるので、それでこれの審議の場合において、衆議院から要求して來たから、こつちは万事遠慮して衆議院の言う通り盲從するということは私はどうかと思う。で廣島の方をすでに付議してある以上は、長崎の方も審議して、早く審議を上げればいい、要するに早くこれを議してやればいい。それを殊更に、これは非常に重大な案で、誰も知らん、知つておる人は少い、知らんかといつて、ただ大勢に捲込まれて、そうかという話で、内容は廣島のごときは五年計画、十年計画で、継続して二百億近くの國費を要する。而もその外全部國有財産を向うへ附與しなければならん。恐らく長崎もそうかと思う。案は知らないが、それを今委員会を省略してすぐこつちでやれということは、議会に盲判をつけという、そういうことは私は参議院としての性質上どうかと思う。我々はこれを妨害する肚はない。殊に私共は、戰災地から出ておる者は非常に同情して、同病相憐む精神を以てこれを早く進行したいけれども、衆議院の審議の大勢を見ると、あまりこれは非常に簡單に過ぎて、大勢で以てすぐ怒濤の中に進行して行つたという姿になつておる。せめて参議院だけでも冷靜にこれを判断して、相当の手続を経と、完全に成立さしたらどうかと思う。殊にこれは地方の法律でありまして、大切なもので、本元の中央において大雜把な審議をして行くということは、私は参議院としては愼むべきことだ。かように考えております。
 私の私情から申しますと、成るべくは省いて、困難な点に触れて行きたくないと思いますガ、運営委員会としては、私は愼重審議するという立場から、その方法を採るべきじやないか、かように考えます。
#15
○藤田芳雄君 実はこの前の委員会付託のときは、こうなることを虞れて、今暫く保留したらどうかということを再三申上げたのでありますが、遂に多数で以て委員会に付託してしまつたわけでございますから、そのときのことは、早くやればそれだけ早く審議し得るという意味合から、要するに早くこれを解決するための理由から、付託したのであります。そこで今成る程前のものは付託になつておるかも氏れませんけれども、衆議院から今廻つて來たものは、又別個に、同一の内容かも知れませんけれども、廣島と長崎の別個の二案が委員会省略として廻されて來たというならば、それはそのままやはり採用して行つていいのじやないか。そうすれば結局同一の内容を持つた委員会付託のものは、そのまま審議しなくてもいいということになるのだから、これは一つ只今のお話もございましたけれども省略いたしまして、直ちに採決するような形を取つて頂きたいと思います。
#16
○矢野酉雄君 僕の提案に対して、藤田さんは御賛成下すつたと思いますので、その動議は成立したものと思いますが、石坂さんの御議論は眞正面切つての御議論としては、最早一点の非の打ちどころもありませんけれども、併し会期が切迫して、衆議院自体がこの問題について、特別、参議院と対立して今まで確執しながら、そして何か、参議院の審議権を軽視するというような意味合から、こうした処置を取つておつたとしたら、あなたの御議論は御尤もで私も双手を挙げて賛成するのですが、相当その間政治的の折衝もあるやに想像されますし、直面した、切端詰つた問題として、やはり委員会を省略して行くというふうなことに御同調願いたいと私は重ねて懇請します。
#17
○理事(高田寛君) 如何がでございますか。今の矢野委員から出ました動議は……
#18
○石坂豊一君 私は強いて皆さんの御意見に抗するのではないが、参議院の性質から考え、こういうことは愼重審議した方が、この法案が災害復旧のため同情すべきものであるからいいけれども、こういうことを参議院に押しつけてきた、さような場合に、冷やかに考究するというのが参議院の本質である。そのために二院制度というものがある。かような場合に働くためにこそ二院制度というものがある。然るにそれを一緒くたにやるということは、これはどうかと思つて発言したのです。事の性質上そのために手段を選ばない、何んでもいいじやないかというならば敢て言わんけれども、愼重審議して、殊に我々戰災都市から出ておる者は、一体どうして來たものか、國有財産もやつてしまう。その辺のことを十分に審議もせず、我々の知らんうちに通つてしまう、かような誹りを受けても弁解の余地がない。当り前の手続として委員会に付託して、そうしてきちんと審議して、これは何も時間のかかることではない、一時間か二時間で済むことなんですから……。けれども多数の方が、いいというならば押し通す意思はありません。
#19
○小川久義君 先程から問題になつております、目下参議院で審議中のものは、参議院の議員提出の法案でありまして、只今の長崎、鹿島のものは正式に廻された法案である。從つて、審査を省略しまして、両案を一緒に本会議で議決することに、賛成の動議を出します。
#20
○理事(高田寛君) それでは本問題は、委員会審査省略要求を承認することに決定して御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#21
○理事(高田寛君) それではさように決定いたします。
  ―――――――――――――
#22
○理事(高田寛君) 次に緊急質問に関する件をお諮りいたします。緊急質問がありますが……
#23
○中村正雄君 社会党のカニエ邦彦君から、法案提出の見込みについて、緊急質問を要求されておりますので、御承認を願いたいと思います。大体時間は十分。内閣総理大臣の出席を要求いたしております。
#24
○矢野酉雄君 これは時間は別として、その御趣旨には大いに賛成いたします。
#25
○理事(高田寛君) それでは御異議ございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#26
○理事(高田寛君) それでは承認することに決定いたします。
  ―――――――――――――
#27
○理事(高田寛君) それでは請願に関する件が一件ございます。これを議題に供します。
#28
○参事(寺光忠君) 昨日宿谷さんの紹介で象等の輸入に関する請願というのが出て参りました。これは御承知の台東区の子供議会で、議長その他代表者が二名名古屋まで参りまして、象を送つて呉れというようなことを申し出ましたけれども、ゾウにもならなかつたので(笑声)、議会の力で何とか手に入れるようにして貰いたいということを言つて來ておるのであります。まあ子供のことでもありますので、締切になりましたけれども、この一件だけ受理して、本会期末に審議を終るようにして頂きたい、こういう熱烈な希望がございまして、運営委員会でお認め願えれば、その通り取計いたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#29
○門屋盛一君 これに異議はないですけれども、宿谷君は政府委員ですので、議員としてならばいいけれども、若しできるならば宿谷さん以外の政府委員でない議員の方の紹介にして頂いた方がいいじやないかと思います。
#30
○矢野酉雄君 今の門屋議員の御要望は誠に緑風会としては相済みませんが、別の方が紹介議員として何しますので、どうぞ欣然として御賛成下さるようにお願いいたします。
#31
○理事(高田寛君) それでは本請願は会期十日以内になつたけれども、特に請願としてこれを受理するということに決定いたします。
  ―――――――――――――
#32
○矢野酉雄君 これは皆樣に是非御了承と御援助を仰ぎたいことでありますが、村上君が長いこと病氣でありまして、そうして過般議院において御承認を頂きましたように、委員長をやめさして頂くことになりました。ついては梅原眞隆君を緑風会として満場一致で推しておりますから、特に皆樣もこれに御賛同を願いたいと思います。(拍手)そうして善は急げでありますから、本日日程に追加して頂きまして、本会議において然るべくお取計いを願いたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#33
○理事(高田寛君) ではこれを以て休憩いたします。
   午前十時八分休憩
   ―――――・―――――
   午後一時十二分開会
#34
○委員長(梅原眞隆君) それでは午前に引続き会議を開きます。
 議事に入る前に、ちよつと御挨拶を申上げますが、私本日議院運営委員長に選任されましたことは誠に光栄に存じます。偏に皆樣の御支援をお願いする次第でございます。(拍手)
#35
○事務総長(小林次郎君) ちよつと職員の任用についてお諮り願いたいと思います。
#36
○委員長(梅原眞隆君) 職員の任用承認の件を議題に供することに御異議はありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#37
○参事(近藤英明君) 只今履歴書を刷つたものをお手許にお配りしたのですが、農林委員長から御推薦になりました農林委員会の調査員の候補者でございます。二人ともでございます。それから星野英三君の方は資格審査は五月二日に済んで、五月九日に人事院の承認は済んでおります。宮出秀雄君の方は資格審査を五月六日に済んでおります。人事院の承認は同じく五月九日に終了いたしております。
#38
○理事(梅原眞隆君) 今お聞き取りの通りでありますが、何か御質問はありませんか。承認することに御異議ございませんでしようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#39
○委員長(梅原眞隆君) それでは承認することにいたします。
#40
○委員長(梅原眞隆君) 続いて國会の会期に関する件を議題にいたします。
#41
○中村正雄君 官房長官がお見えになつておるのでお聞きしたいのですが、本日の新聞を見ますと、衆議院の運営委員会で、官房長官は会期延長の意思は今ないということをお話しになつたように承つておりますが、從つて今問題になりますのは、会期もあと余すところ僅かでございますし、相当な法案が殆んど予備審査の形で本院で審査をいたしておりますが、これができるかできないか、衆議院からいつ廻つて來るかにかかつておる状態も一つの原因でございますが、もう一つはこの十五日は日曜日でありまして、これ亦官房長官が十分御承知と思いますが、本年度の予算において、國会と言わず、各官廳と言わず、超過勤務手建の予算が削除されておりまして、國会もその例に漏れずで、非常に困つておるという関係上、若し衆議院で言明されたように、政府といたしましては会期延長の意思がないということになれば、來る日曜日は國会職員にも氣の毒でありますけれども、國会としても一日でも休むわけにも行きませんので、当然日曜日と雖も審議しなければならないということになるが、本員としては改めて官房長官に、会期延長の意思あるや否やをお伺いいたしたいと思います。
#42
○政府委員(増田甲子七君) 中村さんにお答えいたします。昨日衆議院の運営委員会において、政府といたしましては、会期延長の申入れをする意思はないということを申上げた次第でございますが、会期のことは皆さんの夙に御承知の通り、國会において、自主的に御決定遊ばされることでありますし、ただ併しながら政府といたしましては、從來会期延長を申入れておりますが、今回は申入れいたす意思はないと考えております。從いまして皆さんにおかれましても、相成るべくは十六日までにすべての議事を結了して頂くことを切望いたす次第でございます。從つて中村さんの御心配のような十五日の日曜に議会の事務職員等も御勉強願うということもできますれば幸甚に存ずる次第であります。要するに、私共できるだけ政府といたしましても、その点を考慮いたしたいと思つておりますし、又國会事務当局におきましても御考慮願いまして、十六日までに審議を結了して頂くことを切望申上げる次第であります。
#43
○門屋盛一君 私は会期の問題は非常に重大な問題だと考えるのでありますが、大体國会の会期は無論國会が決定すべきであるし、官房長官が言われなくても分つておりますが、ところが実際上の政府の要望のみに追從したというような行き方が今まで多かつたのであります。それで國会の自主性を非常に傷つけておるのでありますが、この第五國会の会期延長に当つては、当初十分にそういう点を考慮しまして政府からは二十日間くらいの要望があつたにも拘わらず、五月の初めの休日の多いことを考慮しまして、自主的に國会は五月十六日までの二十五日間の延期をしたわけであります。ところがその十六日までに決定するところのその元は、度々政府の方から言明されるところの法案提出手続を信用してやつたわけなんです。ところが、その後の議案の審議状況は、先程の常任委員長の懇談会で承つたように、なかなか審議未了になる虞れが非常に多いように感じます。特に政府提出の法案が遅れて提出されたということが、現在提出中のものがあることはありますが、提出時期が遅れたというためにこれを五月十五日で打切る場合は、相当数の審議を終らせることができないものができるのではないかと思うのであります。無論それは政府が遅らしたという責任もあるのでありますけれども、この國政を運用して行きます面から、殊に現内閣の重要政策の一つであるところの行政整理関係の各省設置法案と定員法案との関係なるものは非常に重要なものであるにも拘わらず、定員法は、本日の本会議で総理が言明されましたところでも、これは今明日中、いつ出るか分らないが、総理の言明通りにこれが今明日十二、三日に出されるとすれば、非常に困つたことになると思うのであります。そういうふうな重要な法案を無責任ということはありませんけれども、ただ見送つたり、審議未了にするということは、結果から言つて非常に國政の運用に差支えあるのではないかと、こういうふうに思うのであります。それにも拘わらず官房長官は、しばしば会期延長の申入れをする意思はないと言われております。それから衆議院におきましては、この会期のことは衆議院の決定通りになるということを承知の上で言われておると思うのでありますが、もう延長しないのであるというふうに、まあ決めて掛つておられるような、これは運営委員会で正式には決つてはおらないが、與党絶対多数の常任委員長会議ではそういうふうに決つておるということから考えますと、私はこの会社の問題は、これは官房長官には関係ないのでありますけれども、官房長官にお聞きしたいのは、会期の問題と関連しまして、この定員法はいつ出るかということをお伺いしたいのです。後のことは官房長官がおられなくても、この運営委員会自体で檢討すればいい。ただ官房長官のお話を伺つておると、会期のことは國会みずからおやりになつて、こつちは延長して貰いたくない、早くやれということですが、今日のカニエ議員の御質問にもあつたのですが、あなたにも長い議員生活で、これだけの百五十何件というものが、あと一週間かそこらで消化し切れないということは、政府としても分つておるわけです。これも会期の初めに、これとこれだけはぜひ通して貰いたいという、打ち割つた話もなしにやるということは、甚だ不都合だと思う。でまあ不都合なことはどうでもいいですが、定員法を一ついつ出すか出さないか。
#44
○政府委員(増田甲子七君) 門屋さんも御存知の通り、法案が二百件近く出ておりまするが、衆参両院にそれぞれ振り当てて出しておりますけれども、私の手前味噌を申すわけではありませんが、事務当局の言葉を借りて言うのであります、即ちいわゆる官僚の言葉を借りて言いますと、從來どの國会においても、このくらいの法案を出してことはない。俺達の勉強の仕振りを見てくれということを各省盛んに言つております。これは各省で事務官僚のやることは一應御承認下すつて、お褒めの言葉でも賜つたならば幸甚に存じます。これは門屋さんも長い議員生活のことでありますから……。そこで定員法のことでありますが、定員法の遅れていることは門屋さんのお叱りの通りでありまして、恐縮に堪えません。実は本日これから一時半から又閣議を開きまして、どうして遅しているかと申しますと、退職手当のことで関係方面と折衝いたしておりまして、それがなかなか解決いたしませんものですから遅れておりましたが、或る程度の解決ができつつございますから、今日はG・H・Qからオーケーを頂きまして、本日中、或いは明朝早々提出いたしたい、こういう運びになつておりますから御発表申上げます。
#45
○矢野酉雄君 官房長官には申上げたいことはあるけれども、もう御質問申上げることはないと思うから、議院運営委員会で態度を決めるというふうにしたらいいと思います。
#46
○委員長(梅原眞隆君) 官房長官お帰りになつてもよろしゆうございます。
#47
○矢野酉雄君 最前の常任委員長の懇談会の場合、具さにいろいろな御報告がありましたが、それを総合いたしまして、結局審議未了にして、そうして打切るという方法を採るか、或いは議院の自主的権能によつて会期を或る程度延長するか。その二つより外にはないと思うのであります。で約百九十六件ですか、その中参議院に先議として廻されたのが、今事務局の報告に徴しますと三十九件だそうでございますけれども、約二百件の中の三十九件ですから、我々がもう当初から要望しております、衆議院参議院平等にその審議を受持つ、その振り分り方においては、やはりまだ旧來の弊が改められておらない。その責任はやはり政府が負わなければならないと思います。これも改めなければならんし、從來政府の要請によつてのみ大体会期が延ばされておつたというようなこの風も、立法府自体の本質から言うならば、これも私はむしろ賛成をしかねる一つの惡風であつて、審議して見て、議院自らが院議を以てこれを決める、というようなふうに轉換すべきと思います。そういう点から考えて見ても、審議未了にしてしまうというのは、全然参議院自体の責任ではないですけれども、或る程度この機会に会期を延長するというようなふうに運んで行つて、緊急な法案はこれを議了するというようなふうに行くのが一番妥当ではないかというような氣持を私は持つております。
#48
○中川幸平君 衆議院においても官房長官は会期の延長を申入れませんと言われるし、今もそう言われたが、その通り官房長官、いや、政府として会期を延長するということになりますれば、尚審議の延びる嫌がある。これは日がありましても、なかなか日があると思うと、どうしても委員会の審議もそれに併行して延びるような感じがするので、今日から会期を延長するかせんかというようなことを言つておつたのでは、少し早過ぎはいないか。まあ延長しないものとして、もう二日三日やつて見て、その上でやるのが本当でないか、実際申しますと、先程の委員長の報告を承りましても、私共の内閣委員会が議案が相当多いのです。これらのごとき各省の設置法案を、半分を通して半分だけ審議未了にするということは絶対できん問題であるから、それができんということになれば、どうしても会期延長して頂かなければ仕方がない。併しながらそれも衆議院の上り方次第でありまして、こちらの先議の法案が残るということは殆んどないのでありまして、衆議院がいい加減に通してさえくれれば、各省設置の基準は大概一緒でありますから、議案が沢山あるというものの、一つの基準さえ決まれば、全部通りやすいという事柄であるのでありますから、只今から、議案が多いからどうしても延ばさなければできんという性質のものではないので、基準だけが決れば、大藏省も労働省もそれぞれ皆通して行ける法案が多いのであります。そういうような関係で、今日から五日間延ばそう、一週間延ばそうといつたのでは尚延びるような感じがいたしまして、まだ今日から五日もあることでありますから、まだ三日間ぐらいその問題を保留して置いた方が適当でないという考えを持つております。
#49
○中村正雄君 私はちよつと考え方が違うわけですが、現在の國会の運用からいたしまして、今期は國会が決めるというのは、これは至極当然なわけですが、その前提として、その代り國会において審議をする法案はすべて國会が提案する。立法府である國会において法案の提出もやるということになれば、その運用は全部できるわけでありますが、現在の國会の審議の態樣というものは、殆んど大部分が政府提出法律案になつておる、そういう関係で、國会が会期を決めると言つたところで、一体どの程度政府が法案を出すか、全然國会では分りません。そういう関係で今までの慣行としても、政府が國会の延長を要請して、それによつて國会が自主的な見地に立つて決めていたので、恐らく今後この状態は続くと思います。そういう現在の國会の慣例から言つて、政府が会期を延長する意思は今持つてやらないという意味の、眞意がどこにあるかという点は我々は分りません。併しながら現在の参議院の審議状態なり或いは衆議院の審議状態なりを見ましても、これは恐らく誰が考えても、全部法案があと五日間で通るとは、如何に政府の人が甘い考え方を持つておつても考えておらない。そういう見通しの上に立つて会期の延長を必要がないというならば、敢て國会で会期延長を決定する必要はない。もう一つは、今までの法案の提出の仕方を見ると、これは政府に対しても氣の毒の点はあるので、いつも國会の会期がだらだらになつておる。從つてこの前の会期を延長するときも、政府の要求は二十日であつたが、二十五日に延長しておる。そうしてこれは國会で休日その他の関係で大幅に見積つて延長しておるわけで、從つて今日五日間ある中において、先程官房長官に質問のときに私が申上げましたような十五日の日曜日も休まずに國会は審議する。そうして十六日で一應打つてしまい、若しそれでも遺憾の点があれば、審議未了の法案ができるとするならば、これは改めて何時でも臨時國会が召集できる。政府としても召集の意思があるわけなんで、一應十六日で打切る、ということを参議院とては態度を決して衆議院に通告するのがいいのではないかと思います。
#50
○門屋盛一君 私は中村議員の考え方とはちよつと反対に思うのです。矢野委員の考え方に賛成するのであります。それは成程今の法案の出し方は内閣から出しておる。そういうところは中村君の指摘された通りでありますけれども、最も私が意外に思つたのは、與党側の運営委員からただ法案を通すということの考え方で今二、三日模樣を見るというけれども、これは恐らく運営委員会に出られておる方が先程の常任委員長の懇談会の状況をお聞きになつたならば、この内閣の重大政策になつておるところの行政整理関係の法案が一つも通る見込がないというような状態になつておるのでありますから、これは我々の方から発言しなくとも、與党側の方から会期延長ということは言われるべきものでと思つたが、二、三日待てというお話が出ておりますが、これは会期は二、三日待つてくれというのではなく、もう後五日しかないのでありますから、今日大体常任委員長の方から審議の状況も承つたし、それから内閣側から提出されておるところの重大法案であるところの定員法も二十日には出とすいうことを言つておるのでありますから、その辺を考えまして、矢野議員の言われる通りに、何日用延ばすということをこちらが先に決めて、そうして衆議院の同調を求めるべきである。それは形式論から言えば、十六日に一應打切つて重要止むを得ないものは臨時國会でやりますけれども、臨時國会を召集するためには相当の手数を要するのでありますから、重要議案の審議もできない、それに定員法の如きも、それが出て來ないと前の法案との連がりがなくなるわけですから前の法案の審議ができないから、定員法が出ないとすれば別問題ですが、出るということが分れば、切羽つまるまで待つ必要がない。今日から会期を十分に委員会が考慮しまして、十日なり二週間なり延ばして、そうして十分審議しなければならない。中川委員が会期を延ばすと議員が怠ける、ということは私は以ての外であつて、これは本会議と委員会の運営上、議案等の今後かかつて來る案件は、皆本会議で審議され、その外この際、定員を欠かさんようにやろうと思えば今のようなオンパレードに公報に載せても開けない委員会が沢山出て來ると思うので、そういうことを考えました場合、三日や四日で通るということは見込がつかない。これは少くとも二週間位に会期延長を決定して、衆議院の方の同調を求める必要があると思う。矢野委員の説に賛成いたします。
#51
○板野勝次君 私は中村君の意見に賛成するのです。どうして賛成するかと言えば、中村君の言われましたように、これは國会の議員が発議してやつておるのではなく、政府から提出して來るのだ。而も從來の政府の態度は何時も延長してやつてくれ、そういうことを言つておるのに、今回に限つて而も今日緊急質問が社会党から出されたように兎に角沢山のものを、與えられた余日で到底審議することはできない。それなら今の民自党の政府の考えておるのは、もう多数でやつてしまうのであるから、中味はどうでもよいという態度として想像できない。審議できないのをそうそう延ばして見ても、十分審議するということは極めて困難だと思います。從つてこの國会は與えられた期限で済まして、今度は臨時國会を開くことは、召集されることは政府の御自由である。最善の努力を盡して尚審議できない部分については、審議未了になつても決して我々が怠慢だつたからというものでないと思う。提出も遅れて來て、ぎりぎりまで持つて來て不可能のものを押しつけられて來ておる。從つて我々は若し必要なら政府が臨時國会を召集してやられていい。何時もだらだら会社を延長して行くという習慣が、法案が何時も出すのをしぶつて遅れて來る、そうして会期末に近づいてどさくさまぎれに重要な法案でも通して行く。こういう習慣をなくす上からでも、一應與えられた会期で打切つて貰いたいと思います。
#52
○中川幸平君 各議員の言われることは御尤もですが、会期の延長を要請せんということは、審議未了になつても宜しいという意味ではないので、全部出たものを審議して頂きたいというなんで言つておりますし、私共もやはりその意味でまあ一つやつて見たらどうかということを申上げておるので、もう二、三日たちまして、どうもいかんと思えば、今は政府は要請せんと言つても、どうか延ばして審議をお願いしますということは出るだろう。何れにしても先程申しました通り、與党自体が延ばさんでいいというふうに言われますので、審議はどうでもよいということではないということを御了承願いたいと思います。
#53
○門屋盛一君 中川さんはそう言われますけれども、大体常任委員長の懇談会を開いたということは、審議状況を知る上の参考より、委員会の審議未了になる虞れのあるのが多いというのであるにも拘らず、二、三日待てば、それが審議して通るかも知れないということは、これは考えられない。もう一つここで重要なことは、参議院としての、議院としての責任を考えましたときに、それを打切るということも一應の理窟は通ります。通りますけれども、出された法案を全部通すとか通さんということは、可決する、否決することは別問題として、審議する時間は自主的に取るべきである。その意味において、私は少くとも二週間くらいの会期延長をこの委員会で決定して、衆議院の同調を求るる。これが衆院議の同調をして貰えないときは、会期の件は如何ともすることができない。それは又何をか言わんや、十分努力を盡くして、審議未了になつても、我々は何とも國民に申訳がないが、我々として盡くすだけ盡くしたという意味から、私は今打切るというのじやなくして、もう一回だけ自主的に延長をして、そうしてやるべきじやないかと思います。
#54
○中村正雄君 私先程申上げました通りに、先の常任委員長の懇談会の内容を見ても、それは官房長官お聞きの通り、現在の参議院の審議状況を全部お聞きになつた上で、会期延長の要求の意思はないということを官房長官がはつきり言明しておる。もう一つ現在は託された法案を審議する期間だけを延長するということをおつしやつておりますけれども、先程の内閣委員長の説明の中にありましたように、現在付託されておりますところの法案の中におきまして、内容におきまして、前提として決定されなければいけない法律案が提案はおろか、何ら準備されておらないというものも数件ある。從つて審議の方法がないということを、河井委員長は仰せられておる。そういう関係から言つて、政府が何時出すか。如何なる準備をしておるかということが國会に分らずに、会期を延長する決定ができるか。國会の運営は、実は先程申上げましたように、政府が出している法律案について審議している関係上、政府において会期の延長をする必要なしという場合に、参議院において延長すると言つたりするのはおかしいと思うのです。もう一つは先程申した点を繰返すようでありますけれども、今までの國会の行き方が、延長に延長を重ねて非常にだらしないものになつておる。從つて、一應國会は最初の会期を絶対延ばさないのだ、必ず守るのだ、止むを得ず延ばすとしても、延ばすのは一回に限るのだ。恐らく今の場合一週間と決定なさつても、一週間経つて又三日間延ばさなければいけない。これだつたら年中臨時國会と一諸なんだから、一應打切つて、政府は臨時國会招集の権能があるわけなんだから、臨時國会において、若し重要なりとする法案があるならば、そこで審議するという方が、私は妥当な行き方であると、かように信じております。
#55
○門屋盛一君 それは理窟はそういうふうになりますけれども、実際問題とすれば、やはり政府要求によるときは延期に應ずる、衆議院から決めて來たものには同調すると、よそからは、会期を延長してでも審議しようということを思つていないというふうに世間はとる。國民はとります。それは、成程内容不備の法案がある。内容不備の法案が審議未了になろうと、否決になろうと、審議ができないという報告になろうと、それは常任委員会から帰つて來ない限りは、我々の責任じやないのですけれども、それは内閣委員会ではそう言われておりましようが、内閣委員会を除く外の委員会では、会期を延長すればやれるという委員会もあるのですから、私はこの際、十六日でこつちは打切るのであると、それは前にも五月十六日を決める折に、そういうことではつきりして決めておるならいいですけれども、その場合にあやふやに同調しておつて、今そういうことを言つても、実際問題としては、衆議院に押し付けられて、そうして会期間際になつて滅茶苦茶な審議を押し付けられるということは、辛いのです。だから自主的に一週間でも十日間でも延ばして頂いて、実際に審議未了になることは止むお得ないと思います。
#56
○中村正雄君 今門屋さんがおつしやつておりますように、この前の会期延長のときには、見込みなしに延長したというわけではない。この前の会期延長の場合にも、会國会の会期の関係から見て、恐らく政府はこうこういう法案を出すということは、運営委員会に説明があつた筈だ。それと睨み合せて、五月の十六日までというのを、日曜があるというので、十六日までに御決定になつたわけで、そのときに再度延長するという意思は恐らくどなたも持つていなかつただろうと思う。五月十六日に終了ということを、國会の権威を以て決定したと思う。今更そういうことを門屋さんがおつしやるのは、おかしいと思います。
#57
○石坂豊一君 私は今会議を開いておりまして、常任委員会の際にも、席を外しましていなかつたのでありますが、私共の方は、如何なることがあつても会期中に終るという確信を持つております。只今の御議論は、門屋君の先程の御主張もありますが、私は一應この会期はこの通りにして延長せざるようにして行くというお説に賛成であります。
#58
○門屋盛一君 それは中村委員の誤解があるようだけれども、前に決められる折に、無方針に決められたのではないことは、おつしやる通りです。併し、間際になつて、会期延長を持つて來られたときには、どうなさいますか。
#59
○中村正雄君 今政府の方が会期延長をしないということを言つているし、衆議院もしないと言つている以上、参議院の意思をそのように決めれば決まるわけなんで、ただ会期の延長を、最後に参議院と衆議院と違つた場合には、これは憲法の明文によつて衆議院が決定するわけですから、如何ともし難い。あなたのように御質問になれば、反対に参議院が会期の延長をやると言つた場合に、衆議院がしないと言つた場合にはどうなさいますかということを反問したいのです。
#60
○門屋盛一君 それは止むを得ない。
#61
○中村正雄君 それなら、私の場合も止むを得ない。
#62
○門屋盛一君 自主的に会期延長を申入れまして、それで相手方が承認しない場合には、止むを得ないのでありますけれども、これで今延長しないのだ、十六日で打切るんだという議論をして置いて、間際になつて、そのときに向うから延長を申込まれた場合には工合が惡い。
#63
○中村正雄君 それは同じことだよ。
#64
○島清君 私は、会期延長を只今即刻決めるかどうかというような問題については、大変に我々が研究をしなければならん問題を含んでおるのではないかと、こう考えるのであります。矢野議員が言われたことも、我々は大いに吟味をして見なければならんことがあるように存じます。中村君が言われておることも、又從來の慣行からいたしまするならば、慣例と雖も法律と同様な効果を発揮することがあり得るのでありまするから、これも又非常に一面眞実でございます。併しながら、これは純法律的な建前でなくして、非常に政策的なものが含まれておるように思うのであります。從いまして、即刻にこれをお決め願うよりも、おのおの各会派の方に参りまして、よく御相談の上に御決定相成つた方がよいのではないか。そういうことを申上げまする理由は、只今與党の中川さんから言われたような、この二、三日様子を見た上で決めた方がよいのではないか、こういうような議論ではございません。ただ一言誤解を避ける意味におきまして、私は、今日これだけの法案を抱えまして、今会期中にこの法案を上げなければならんというようなことにつきましては、常識として考えられないと、こう考えております。併しながら、常識として考えられないような法案を抱えておりながら、出しておられながら、会期の再延長を申込むという意思がないと言われることは、果して政府側の方において、民自党の方において、この法案を上げて貰いたいという積極的な熱意があるかどうか、握り潰して貰つてもよいけれども、その責任を議会側の方に轉嫁するというような意味があるかどうかというようなことについて、その忖度に苦んでおります。私は從來の政府であるならば、これだけの法案を出しておられたならば、どうしてもやはり無理でございまするならば、再延長して貰いたいというように素直に出て來られることと思つておりましたが、併し問題は、首切り問題等が含まれておりますので、民自党としましては避けたいかも知れませんが、関係方面のそういつた要請がありますので、避けたいけれども止むを得ず出しておられるのかも知れません。そういつた意味の忖度を直ちに我々は決定いたしかねますので、暫く時間を頂きまして、各会派の方に持帰りまして、或いは法律的に、或いは政策的に吟味した上で御決定を願つても遅くはないのではないかと、私はこう考えております。
#65
○矢野酉雄君 僕は、中村さんの議論に対しては理論的に承服することができないことになりますし、板野さんの御議論は、これは或る一面においては、どうせ審議未了にしてもよいじやないかという、いわゆる共産党独自のお氣持ですから、これも賛成できませんが、今島さんが言われたのは、非常に適当な御意見であつて、今の島さんの御意見に私賛成いたしまして、緑風会といたしましても、一應持帰つて更に檢討いたしたいと思います。島君の御動議に賛意を表する者であります。
#66
○門屋盛一君 民主党におきましては、すでに会期の問題は、党内で愼重に檢討をやりまして、先ずもう一回だけ自主的に延期をして、その間に審議できるものだけは審議するというように決定しております。それからこの会期延長のことは、参議院だけで決らないのですから、成るたけ早い機会に衆議院の方に、こちらの運営委員会で御決定願えれば、それを申入れる。そうしないと、今までのように衆議院が、私の党では、衆議院はおつかぶせに來ておる、衆議院のおつかぶせを喰つたのでは、参議院はどうにもならんと、こういう考え方で、それで一つは、今島委員の言われましたように、政府としても内心通過を希望しない法案もある、その審議未了の責任を参議院に持つて來るというような考えも窺われますので、個人的には、会期延長を希望しておる者は一人もない、ないけれども、今付託になつておる法案を、良心的に考えても、今会期中に通過ができないという見通しがついておるならば、それに対してでも相当期間延長しなければならんというふうに考えておりますので、御参考までに申上げて置きます。
#67
○委員長(梅原眞隆君) ちよつとお諮りいたしますが、この問題に関して御意見の纏つておる会派もあるかのようでありますが、又そうでない会派もあるようにも察せられます。それで今日のところは、この問題はこのままで留保して、今日ここで決定をすることを避けまして、留保するということに取計らつたらどうかと思いますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#68
○委員長(梅原眞隆君) それでは次にいつこれを取上げるかと一つお諮りいたしますが、明日これを御相談するかどうかということでありますが、如何ように取計らいましようか、明後日にいたしますか。
#69
○岡部常君 早い方がいいです。
#70
○委員長(梅原眞隆君) それでは十二日に運営委員会を開いてこれを取上げることにして御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#71
○委員長(梅原眞隆君) それではさようにいたします。
#72
○委員長(梅原眞隆君) 次に法務局及び地方法務局設置に伴う関係法律の整理等に関する法律案の付託換えの件が出ておるのでありますが、議事部から一つ御説明を願います。
#73
○参事(寺光忠君) 法務局及び地方法務局設置に伴う関係法律の整理等に関する法律案は、一般に各省設置法に伴う関係法律の整理等に関する法律案のすべてを、内閣委員会に付託するということでずつと参つたのでありますが、この法務局及び地方法務局設置に伴う関係法律の整理等に関する法律案だけは、内閣委員会の方で是非法務委員会の方へ廻して頂きたい、こういうことを委員会で決定なさいましたので、本件に限り法務委員会に廻すということを運営委員会で御了解願いたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#74
○委員長(梅原眞隆君) 御異議ないと認めてよろしゆうございますか……ではさように決定いたします。
 次いで請願及び陳情に関して御相談を願いたいのであります。
#75
○参事(寺光忠君) 只今の法案は法務局及び地方法務局設置に伴う関係法律の整理等に関する法律案、それから請願及び陳情の付託につきまして、朝鮮人の請願及び陳情につきまして、先般來憲法の問題等がございまして御審議を願つたのでありますが、これを受理するということに決定いたしました。つきましてはその委員会の付託場所でございますが、内容を種々吟味いたしまして、請願の方は朝鮮人学校教育費全額國庫補助等に関する請願として文部委員会へ、それから陳情の方は朝鮮人傷痍者の厚生対策に関する陳情でございますので、厚生委員会に付託いたしましたので、その点事後でございますけれども、御了解を得たいと思います。
   〔「了承」と呼ぶ者あり〕
#76
○委員長(梅原眞隆君) ちよつとお諮りいたしますが、無所属懇談会の堀眞琴さんから緊急質問の問題が出ておりますので、これを議題にしたいと思います。
#77
○参事(寺光忠君) これは本日質問いたしたいということではないそうでございますけれども、無所属懇談会の堀さんから、炭鉱ストライキについて、という御質問でございます。それから社会党の森下さんから税金問題について、という緊急質問が出ておりますので、明日は本会議がないことになろうかと思いますが、明後日に、とにかく次回の本会議におきましてこの質問をいたしたい、こういうのでございます。
#78
○委員長(梅原眞隆君) 御異議ございませんか。
#79
○中川幸平君 緊急質問は、いわゆる緊急であるから相当やはり選択をして廻して頂かんと、こんなに沢山法案のある際に……どうも私ちよつと承服しにくいのですが、今日緊急質問が二つもございまして、皆樣方に御異議がないようでしたから、賛成をいたしましたけれども、本当に心から歓迎して賛成をしたのでなかつた(笑声)ためにああいうような醜態を演じて申訳ない。
#80
○門屋盛一君 そんなことじやない、そんな発言をされちや困る。それはあなたの自由だけれども、そんなことを言われたのでは……、そういうことを中川議員が言われるようであるから、本日の本会議において、小委員会で発言を許しておきながら民自党は立たなかつたというような結果が出て來る。心にないことは、議員でありますから、幾ら何でもあなたは心にあることははつきり言つて貰いたい、議員が苟もここに出て、心にはないが賛成するなんということは議員の……、速記がついているんですから、参議院議員の体面に関することですよ。心にない発言はしない方がいい。心から賛成できないなら賛成しない方がいい。今の緊急質問のことですが、緊急なものと思います。特に炭鉱ストライキの問題は衆議院において緊急質問の要求が出たのを多数で押切つて、緊急でないということで発言を封じておる。大いにやつて貰いたい、全部緊急です。私は緊急と認めて賛成をしておる。良心的に行こうじやないか。
#81
○矢野酉雄君 それはいわゆる石炭の波状ストライキの問題は今一番重要な問題であるし、それから税金の問題もこれは一番痛い問題ですから、時間等のことは小委員会で諮るとして、やはり採択した方がいいように思います。
#82
○委員長(梅原眞隆君) 重ねてお諮りいたしますが、今この二つの緊急質問に関して、これをこの次の本会議に取上げるということに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#83
○委員長(梅原眞隆君) 異議なしと認めます。
#84
○委員長(梅原眞隆君) 尚五月四日の談話に関しまして、総長から御説明があります。
#85
○事務総長(小林次郎君) この前の運営委員会でウイリアムス氏から法案の取扱いについて注意があつたことがありました。そのことを御披露いたします際に、こちらで要領を書いて來たのと衆議院で要領を書いて來たのと両方合せて、完全なものにしてお目にかけるということを申上げて置きました。ところで両院の事務総長が相談をいたしまして、一つのものを拵えてウイリアムス氏に見せましたところが、大体それでよろしいということで、ここに書いたものがございますから、これを持帰つて皆さんにプリントにして差上げて……、それでこの間の速記にはこちらの岩崎君の申上げたことを書いてありますけれども、これは残さないでくれということでございますから、その代りにこれを入れますから、そのことを御了承願います。
#86
○矢野酉雄君 了承。運営委員で早くプリントにして下さい。お願いします。
#87
○委員長(梅原眞隆君) 國民体育大会準備委員会顧問の推薦方につきまして、お諮りいたしたいと思います。
#88
○参事(寺光忠君) 四月二十七日附を以ちまして第四回國民体育大会準備委員会会長安井誠一郎という名前を以ちまして、その準備委員会の顧問に両院の議員を推薦して頂きたいということを申して参つておつたのでございます。本件につきましては衆議院の議院運営委員会でも問題になりまして、一應人事院の意向を聞きましたところ、かような体育大会の準備委員というようなものは勿論公務員ではないという解釈もあるというようなことでございますので、議院運営委員会に特にその問題についてお諮りすることはないのでございますが、ただ参議院議員代表を各派から一名づつ出して頂きたいということを希望して参つておりますので、それをお容れになつて御派遣になりますか。そういうことについて御決定願いたいのでございます。衆議院の方は各派から一名づつ出すことに決定したと聞いております……
#89
○委員長(梅原眞隆君) 今お聞きの通りでありますが……
#90
○矢野酉雄君 出せばいいじやないですか。但し問題は第四國体が東京であるかないかということで大揉めに揉めているので、はつきりしませんけれども、いろいろあるとなつたら、出してもいいのじやないですか。行政的に意見が対立するというのじやないから、スポーツ振興決議案も出すように準備しておりますから、これは是非決議して頂きたいと思います。
#91
○板野勝次君 代表一名を顧問にするというわけですか。
#92
○参事(寺光忠君) そうです。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#93
○委員長(梅原眞隆君) それではこれを承認することにいたしてよろしゆうございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#94
○委員長(梅原眞隆君) それではさようにいたします。
#95
○矢野酉雄君 各派から一名ということでしよう。
#96
○委員長(梅原眞隆君) さようであります。
 こちらからお諮りする問題はこれで盡きましたが、あなた方の方に何かありませんか。
#97
○小川久義君 今日の日程の中に國会法三十九條の件が出ておりますが、これは毎日載せる必要があるのですか。
#98
○参事(河野義克君) これは本会議の日程とは違いまして皆さんの御参考のために便宜出すのですから、ここでお掛けしないように御了解願えれば無論ここに出す必要はないわけです。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#99
○委員長(梅原眞隆君) では今日はこれで散会いたします。
   午後二時九分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     梅原 眞隆君
   理事
           川村 松助君
           大隈 信幸君
           高田  寛君
   委員
           島   清君
           中村 正雄君
           石坂 豊一君
           城  義臣君
           中川 幸平君
           門屋 盛一君
           平野善治郎君
           宇都宮 登君
           奥 むめお君
           岡部  常君
           岡元 義人君
           矢野 酉雄君
           板野 勝次君
           藤田 芳雄君
           小川 久義君
  ―――――――――――――
   議長      松平 恒雄君
   副議長     松嶋 喜作君
  ―――――――――――――
  政府委員
   内閣官房長官  増田甲子七君
  事務局側
   事 務 総 長 小林 次郎君
   参     事
   (事務次長)  近藤 英明君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  寺光  忠君
   参     事
   (委員部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  青木  茂君
ソース: 国立国会図書館
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