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1949/05/20 第5回国会 参議院 参議院会議録情報 第005回国会 議院運営委員会 第34号
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1949/05/20 第5回国会 参議院

参議院会議録情報 第005回国会 議院運営委員会 第34号

#1
第005回国会 議院運営委員会 第34号
昭和二十四年五月二十日(金曜日)
   午後一時九分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○日本國有鉄道法施行法第一條の規定
 による監理委員会の委員の任命につ
 き同意を求める件
○議案の付託に関する件
○参議院事務局職員定員規程の一部を
 改正する件及び参議院法制局職員定
 員規程の一部を改正する件
○昭和二十二年度予備費使用総調書に
 関する件
○在外同胞引揚問題に関する特別委員
 会の調査中事件の中間報告に関する
 件
○議院の運営に関する件
○懲罰動議の取扱いに関する件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(梅原眞隆君) これより議院運営委員会を開きます。
 最初に日本國有鉄道法第十二條の規定による監理委員会の委員任命につき同意を求める件を議題といたします。最初にちよつと議事部長から御説明を申上げます。
#3
○参事(寺光忠君) 日本國有鉄道監理委員会の委員の任命につきまして、昨日官房長官が見えまして御説明をいたしたのでございますが、ところがその際には日本國有鉄道法第十二條の規定により議院の同意を求めますということで出ておつたのでございます。ところがその後研究いたしますと、日本國有鉄道法は六月一日から施行になります。それで日本國有鉄道法施行法の第一條第一項に、その場合の用意として、國有鉄道法施行前と雖も事前に監理委員の任命をすることができるという規定を置いてございます。それで改めて日本國有鉄道法施行法第一條第一項の規定により議院の同意を求めますということで、昨日差換えに参りました。差換えることはそれでよろしいのでありますが、ところがその日本國有鉄道法施行法は、御承知のように本院ではまだ本会議にかけておらないのであります。それで日本國有鉄道法が本院を通過し、そうして公布された後におきましてということなりますが、承認せられる、せられないということは本院の本会議でかけられる、こういう段階にありますので、その点を御説明申上げます。
#4
○門屋盛一君 今議事部長は差替えることはそれでいいと言われたが、これはどういうわけでそれでいいのですか。
#5
○参事(寺光忠君) 新しいものを持つて來られたらそれを受けるより仕方がないのです。
#6
○門屋盛一君 前のは撤回したわけになりますか。
#7
○参事(寺光忠君) そういうことになります。
#8
○門屋盛一君 そうすると、大体今の國有鉄道法施行法というのは、こちらから修正案が出て通過しておることは政府も知つておるわけですね。問題のところは修正しておるわけだ、本院で修正して衆議院に送付しておるわけですね。基本になり法律の修正を本院がやつておるわけなんです。衆議院に送つてある。
#9
○参事(寺光忠君) そうです。
#10
○門屋盛一君 そうして政府にまわるのですが、政府も公報や何かを見ておるわけだから承知しておるわけですね。
#11
○参事(寺光忠君) 併し意見が相違した場合は、こちらの発議が問題になります。
#12
○門屋盛一君 承知しておつたら、殊更こんなものを持つて來なくてもいいじやないか。
#13
○参事(寺光忠君) 五月二十三日の会期末までに御承認を願わないと、次の國会まで監理委員の任命ができないというわけだろうと思います。ただ一應そういうことを申上げておきます。
#14
○中村正雄君 施行法が通過するまで保留願いたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○委員長(梅原眞隆君) それでは施行法が通過するまで保留をすることにして御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#16
○委員長(梅原眞隆君) さように取計らいます。
  ―――――――――――――
#17
○委員長(梅原眞隆君) 次に議案の付託に関する新を議題といたしますが、これは参政官設置法案でありますが、ちよつとお諮りをいたします。
#18
○事務総長(小林次郎君) これは自由党の方から運営委員会に付託して差支ない、こういうことであつたのであります。
#19
○委員長(梅原眞隆君) それでは議院運営委員会に付託することにして御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼者あり〕
#20
○委員長(梅原眞隆君) さように決定いたします。
  ―――――――――――――
#21
○委員長(梅原眞隆君) 次に事務局並びに法制局の職員の定員規程の一部改正に関する件を議題といたします。
#22
○参事(近藤英明君) 便宜私から参議院事務局の職員並びに参議院法制局職員の定員に関する件を御説明申上げます。お手許に印刷物を配付いたしましたが、事務局関係の定員規定中の改正案でございます。これをお諮りいたします。今回は議院事務局法第一條第一項、同じく議院法制局法第一條第一項により議院の議決を要する事件でございますので、当委員会にお諮りする次第であります。それからこれの定員規程の改正の根拠は、本年度の、先般この國会を通過いたしました本年度予算に対應いたしまして、昨年の七月議決になつております定員規程の改正案でございます。内容を申上げますと、本年度予算の予算定員の増と予算定員の減を差引きいたしました人員がこの人員でございます。それから尚申上げておきたいことは、今般嘱託制度が全面的に廃止いたさなければならんことになりましたのに伴いまして、飜訳員、速記録の飜訳等をいたしております特殊な嘱託員を正規の國会職員に組み替える必要が生じましたときの増が入つております。
#23
○委員長(梅原眞隆君) これは今お聞きの通りでありますが、如何ように処理いたしましようか。
#24
○板野勝次君 何頁にありますか。
#25
○参事(近藤英明君) 現行のは法規集二百二十三頁にございます。現在定員は参事六十三名、主事三百五十一名となつております。專門員、調査員、調査主事等のは変更はございません。
#26
○板野勝次君 参事の專任六十三名が八十九名になるというのは、今の速記者が嘱託でなくなつて、專任の要があるのでそれで増員になるわけですか。
#27
○参事(近藤英明君) それは英文に飜訳いたします飜訳員でございます。その人間の数が二十六名こちらに入ります。
#28
○板野勝次君 從つて今度の定員の増加は大体速記関係だけですが。
#29
○参事(近藤英明君) 念のために申上げますが、人員の内訳を細かく申しますと、会館、宿舍等の増設に伴う職員の増と、それから飜訳員のような嘱託員を本官に組替える等に要する増、こういうものが純増であります。
#30
○門屋盛一君 これは予算措置はもう終つておつたのでしようか。
#31
○参事(近藤英明君) 予算措置は全部終つております。先般通過いたしました今年度予算に全く対処いたしたものでございます。
#32
○門屋盛一君 原案を承認して本会議に懸けることに異議ありません。
#33
○委員長(梅原眞隆君) それでは今門屋さんのおつしやつたようにして御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#34
○委員長(梅原眞隆君) ではさように処理いたします。
  ―――――――――――――
#35
○委員長(梅原眞隆君) 次に昭和二十二年度予備費承認に関する件についてお諮りいたしたいと思います。議事部長から説明を願います。
#36
○参事(寺光忠君) 昭和二十二年の予備費使用総調書が出まして、それに対して衆議院においても可決せられ、本院においても先般委員会で議決せられたのでございます。ところが衆議院における議決はそのうち五ヶ所に亘つて不承認ということになつておるのです。ところが参議院の委員会におきましては一ヶ所だけを不承認と、こういうふうにせられました。そこで國会の予備費総調書に対する承認の内容が齟齬することになりました。それでその後事務局で衆議院とも打合せて参りましたのでございますが、衆議院は御承知のように、議院運営委員会員非常に混雜いたしておりまして、この問題を諮る暇が今ないというような状態にあるようでございます。こちらの方では衆議院の一應の態度が決つてからと思つておりましたけれども、と申しますのは、両院協議会等の問題を言い出すのは衆議院の方からでありますので、そういう考え方をして來ておりましたが、このままこの委員会が審査を放つておくことは、本会議に報告するのに如何かと思いましたので、不承認の内容が両院で一致するかどうかは別途の問題といたしまして、とにかく本会議に懸けるということを、御同意を願う次第であります。明日なり明後日なり日程に載せることを御了承願いたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#37
○門屋盛一君 日程に載せることは異議なしだが、これらの決算委員会の結論は衆議院と参議院と別々でも差支えないものと私は思うのですが、何か差支えがあるのですか。
#38
○参事(寺光忠君) 一般の決算につきましては両院にそれぞれ提出して、両院からそれぞれ決定がありますから構わないのでありまして、予備費については國会の承認ということになつておりまして、從つてそこで両院の意見が齟齬すればどういうことになるかという疑問がありまして、強いて両院協議会を開いて意見をまとめる必要があるのか、若くはそのままでよいかということがあるわけであります。ところが実際問題といたしまして、予備費の使用の後の承認不承認の問題は政治的な責任は別といたしまして、何らの効果がないものなんでございます。それで両方が違つておつてもそのままでよいじやないかというのが事務局の考えでございまして、若し両院協議会を開きましても万一一致しなかつた場合に、どうするかという法律がないのであります。それでこのままにして頂いたらどうかということを考えました。衆議院の事務局も大体そういう意見に落着いておるようであります。
#39
○門屋盛一君 そうすると今私のお尋ねしたように、別々の議決になつても差支えないということで進んでよいわけですね。
#40
○参事(寺光忠君) それは両事務局の考えでございまして、両議院運営委員会ではまだこの問題を研究になつておりませんので、今後の問題として御研究願うか、両方結論に至るまで本会議にかけるかかけないかという問題でありまして、本会議には一應かけて頂いて、委員会で通つたものでありますから、委員会の決定を変えるということには……ならんかと思いますので…
#41
○門屋盛一君 本会議にかけることには異議はない。本会議にかかつた後のことを今から研究しておかなければならん、そのことを言つておるのであります。そこまで來たら両院協議会を開くのか開かないのか、やつて見なければ分らんということでしよう。
#42
○参事(寺光忠君) これについて両院協議会の必要があれば、衆議院の方から発動して参りますから、その点で本院の本会議を通りました後にイニシヤチイブは衆議院の議院運営委員会がとりやしないかと思つております。一應とに解研究はして頂かなければならんと思つております。
#43
○委員長(梅原眞隆君) それでは本会議にかけるということについて御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼び者あり〕
#44
○委員長(梅原眞隆君) それでは左樣に取計います。
  ―――――――――――――
#45
○委員長(梅原眞隆君) 在外特別委員会の中間報告を議事部長から説明を願います。
#46
○参事(寺光忠君) 御承知の在外特別委員会で御調査をなさつておりました、いわゆる吉村隊事件の中間報告が、事村隊事件としては完了した報告でございますが、本日報告書が提出せられました。そして委員長の方から本日の本会議において、口頭報告をいたしたいということでございます。この前も類似の事件で中間報告を許されておりますので、お許しになつては如何かと存じております。時間は十五分というお話でございます。
#47
○板野勝次君 私はその報告書の内容がどうかはよく知らないのですけれども、從來の在外同胞のやり方から見ますると、必ずしも私は結論的には言うのではないが、外交上重大な問題を惹起するような内容をとつて來ておると思う。在外同胞の委員会が反共宣傳を中心にして運んでおる。吉村隊事件の場合において、現実の状態が的確に掴み得ないのにそういう方面に対して、引揚問題を中心にしてではなくて、反共宣傳の方向に利用されて來ておる。これは非常に憂慮すべき問題であつて、むしろそういうことのために、引揚促進等に障害を來たすというふうな、重大な結果を及ぼすことは誠に遺憾でありまして、そういうことにならないようにするために、今少しく在外同胞の委員会が愼重な態度を以て、若し中間報告されるのならば、もつとそういう方面をも檢討されてやつて頂きたいと思います。そうしないと、今までのやり方では、私は、中間報告をなさることには賛成することはできんと思います。
#48
○岡元義人君 これはこの間の運営委員会で、こういう慣例を作つて行きたいというような申合せがありましたので、昨日いろいろ結論を出すのに骨を折つたのであります。昨晩深更までかかりまして、漸く委員会といたしましては、とにかく報告書を提出しました。当然問題が問題でありますだけに、運営委員会で檢討されました結果、これをば中間報告させる、させないということをお諮りをして頂く積りであつたのであります。その点一つ、御了解願いたいと思うのであります。それで只今板野さんから御意見がございましたが、これは話が外れて行くようなことになるかも分りませんが、少数意見というものは少数意見で、これはお出しになれば宜いのでありまして、その点については委員会が成規の委員会として署名をとつて、そうして提出してあるのであります。その点はお含みを願いたいと思うのであります。
#49
○門屋盛一君 今議事部長から言われましたことは、この前の議院運営委員会が何かで、在外同胞の委員会に対して中間報告を要求されておつたのでありますか。
#50
○参事(寺光忠君) 岡元さんのお話がありましたし、門屋さんのお話がありましたので申上げますが、この前在外委員会の中間報告の問題につきまして、取扱いとしてはハウスの方から中間報告をやれという形式をとらなければ、國会法の規定に合いませんから、そういう取扱いにいたしますということにいたしたのであります。実際の中味はやはり委員会の方から、報告したいということになつております。それが私が先程の発言中、岡元さんは間違つたと言われますが……
#51
○門屋盛一君 それですから中間報告を当該委員から求められるのではなくて、こつちの議院の方から中間報告を要求するわけでありますね。それが逆になつて來ておることが一つと、只今議事部長の御説明では、本日の本会議でやりたいという決定まで向うの委員長から言わたれのでありますが、どうかと思うのですが、今日緊急質問したいとか、今日これを上程して貰いたいという御希望は單なる御希望として伺つて宜いのですが、五十六條の関係からいうと、この委員会は運営上少し行き過ぎておらんかと思われる。
#52
○参事(寺光忠君) 私の言葉の調子が悪かつたかも知れませんが、申上げた積りは、今日やりたいという御希望であり、十五分という御希望である。そういうことであります。
#53
○門屋盛一君 だから根本問題はこちらから要求したという形をとつたのですか。
#54
○参事(寺光忠君) 委員会はとつたというよりも本会議において議長の方から、中間報告を求めるという発言があつて求めることであります。こういうことであります。
#55
○門屋盛一君 この前のやり方は五十六條の三であります。今日中間報告をやりたいという在外同胞の委員長から申出のあるのに対して、この申出のある前に、運営委員会なり或いは本会議において、中間報告を要求しておるのかどうか。
#56
○参事(寺光忠君) 要求いたしてはおられません。
#57
○門屋盛一君 要求していないことを、何で委員長が勝手に報告を求めて來たのですか。
#58
○岡元義人君 今門屋さんからのおつしやるように、そういう具合にこれをば突詰めて行けばそういうことになるわけであります。むしろ議事部長よりも私が運営委員でありますし、又在外の委員でもありますから、私の方から今日の運営委員会において発言を求めて、そうしてこの問題はこういう今までの從來の性質からみて、特に本会議で報告をするようにということを私から発言すれば、問題はなかつたわけであります。改めて一つこれはお願いいたしますが、改めてこの運営委員会にお諮りを願いたいと思うのでありますが、非常に急いでおるということも門屋さんのおつしやつておるように、非常に押迫つた会期でありまして、日程にも載つていないということは重々分つております。併しながらこれは委員会においても、もつと早くいろいろ耳目を集めた問題でありまして、早く何とか一應の処置をつけたいというつもりでやつて來たのでありますが、非常にその間調査が終りましてから長引いておりますが、事件がああいう事件でありますので、この際特に本日の日程の中に上程さして頂くようにお願いするのと、とに角中間報告として委員長が本会議で述べさして頂くことをば、特に委員の御了解を得てお願いしたいと思うのであります。
   〔「必要なし」と呼ぶ者あり〕
#59
○門屋盛一君 必要あるなしよりも、この運営委員会が、今岡元委員が御発言の、この中間報告を求めるか、求めんかという順序を追うて行きましようか。今改めて岡元委員から中間報告を求めるという発言があつたものと思うのです。だから、この中間報告を求めるか求めないかということから決めて行かなければならない。
#60
○委員長(梅原眞隆君) それでは、只今岡元委員から中間報告を求めるという提議があつたものとしまして、これを取上げて一つ御協議を願います。
#61
○板野勝次君 今の門屋さんが言われておつたのは尤ものように思われるのでありますが、この五十六條の三は何遍読み上げてみても、特に議院の方が必要があるときは、中間報告を求めることができるので、片一方の委員会の方から積極的に、中間報告を出すということはないわけです。
#62
○門屋盛一君 それは分つているが、運営委員会で話は新しくなつたのだから……
#63
○藤井丙午君 在外同胞のいわゆる吉村隊の問題につきましては、この取上げ方につきましてはいろいろ御意見があるのでありますが、現在の段階としましては、これは重大な國民的視聽を集めた問題でもありまして、道義としても中間報告を求めて然るべきじやないかと思いますが、運営委員会といたしましては、求めることに私としては賛成いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
#64
○中村正雄君 ちよつと在外特別委員会にお尋ねしなければならんというのは、中間報告という問題ですが、今まで調査のあつた件で、大体全部の意見が一致する、いわゆる報告書ができるということについては、本会期中見込みがありませんか。
#65
○岡元義人君 今の中村さんの質問、私分らないのですが、もう一回……。どういう意味ですか。
#66
○中村正雄君 今申しましたのは、岡元氏の発言によりますと、中間報告というわけなんですが、いわゆる吉村隊事件だけというわけですね。從つてそれ以外の調査した事件につきまして、総ての結論が今会期中に出るもんか出ないもんかということをお尋ねしておるのです。
#67
○岡元義人君 特別委員会としての現在の調査は、一部吉村隊事件のみでありますれば、一應ここに終了いたしておりますので、中間報告ということにして報告書を提出いたしましたが、他の問題についてはまだ調査を完了しておりませんし、法案問題にいたしましても皆完了しておらないのであります。
#68
○中村正雄君 今会期中見込はありませんか。
#69
○岡元義人君 予定は、会期も切迫しておりますので、無理だと思います。(「議事進行」と呼ぶ者あり)
#70
○委員長(梅原眞隆君) それでは國会から中間報告を要求するということに、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#71
○委員長(梅原眞隆君) さように決定いたします。それではいつこれを…。小委員会にその日の任せることに、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#72
○門屋盛一君 そうすると、この「各議院は、委員会の審査中の事件について」というのは、この運営委員会だけで中間報告を求めるということを決めれば、中間報告を求めるということは、本会議に諮らなくてもいいのですか。
#73
○参事(寺光忠君) それは諮るのであります。議長から諮ります。
#74
○門屋盛一君 だから、今日の本会議に諮つて、求めるということだけ決めて、それから日程を組むようになるのですか。
#75
○中村正雄君 それは諮ると同時に、異議なしであれば、直ちにやつていい。
#76
○委員長(梅原眞隆君) それは小委員会に一つお任せすることに、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#77
○委員長(梅原眞隆君) さようにいたします。
#78
○板野勝次君 ちよつと……。今中間報告を求めることができると、多数派の意見も少数派の意見も、そうやつていいわけですね。そういうことですね。これは特定の……
#79
○委員長(梅原眞隆君) それはやはり小委員会で一つお諮りになつたらどうですか。
#80
○門屋盛一君 中間報告は委員長がやるんだから、討論じやないから‥…
#81
○板野勝次君 討論でなくたつて、非常に……
#82
○高田寛君 もうあと会期も余すところ三日になつたんですが、明日本会議を開くかどうかも、この委員会で決めて置くべき問題だと存じますが……
#83
○門屋盛一君 明日は開かない方がいいと思います。
#84
○中川幸平君 会期も切迫しておるから、一つ毎日開くように……。毎日といつて、明日と明後日開くことにお願いします。
#85
○中村正雄君 ただ法案の上り工合ですが、御承知のように本会議をやつておれば、委員会はできないわけですから、從つて明日、明後日休まずに本会議を開くことが果して、法案の審議上最もいいかどうか疑問だと思う。やはり本会議を止めて委員会專門に掛かるというのがいいか。併行してやることはこれは相当愼重に考えなければいかんので、明日本会議を開くとしてどのくらいの法案が上るかという、一應の見通しを議事部乃至委員部からお聽きしたい。
#86
○参事(寺光忠君) 只今委員会に掛つておりますものは、本日本程に載つております残り数件を上つたものといたしまして、本院の先議のものが三件、後議のものが五十四件、予備審査中のものが三十五件ございます。大体九十数件、これがどういうふうに上つて行きますかは、私にもまだはつきり分らないのですが……
#87
○参事(河野義克君) 私も今正確に承知しておりませんが、今日午前からやつております分は、何れも重要な法案を審議しておつて、まだ上る見込はございません。午後やる分は議事散会後になつておるような分が多いので、事実上審議時間が余りないと思われますので、そう沢山上るとは思いませんけれども、各自が沢山持つておりますので、そのうちの若干のものが上るだろうと思います。
#88
○門屋盛一君 私が明日は開かん方がいいと言うたのは、そこにあるのであつて、今の状態から、これは私委員部長でも議事部長でもないが、各派委員が委員会に出ているのだから、その審議状況を私の会派を通じて見たところでも、明日は委員会に全力を挙げるべきだと思う。そうして明日の上り方によつて、日曜日に本会議を開くべきである、日曜月曜でやるべきである、こういうふうに発言します。これは私は正しい主張だと思う。
#89
○中村正雄君 本日の委員会の上り工合によつて今の見通しだと明日は大して上程できないであろうという見通しで、門屋君の話によると明日は委員会專門にやつて、日曜日に本会議を開くというお話でありますが、私は日曜日に本会議を開くのは反対です。明日委員会專門にやるのは結構、日曜日に各委員長の権限で委員会を開くのはこれは別だけれども、本会議は休みたい、そうして二十三日に持つて行きたい。この点を主張します。
#90
○門屋盛一君 中村議員の平素の持論の通りですから如何とも言いようはないけれども、二十三日の会期を控えております前日の日曜日は、議案が相当上つて來れば開くのが常識じやないかと思うのです。それは併し今日無理に議論しなくてもいいのですがね。明日運営委員会を開いて明日の上り工合を見て判断するのが適当と思う。私は委員会を先に開いた方がいいと思う。
#91
○板野勝次君 中村委員の意見は尤もだと思う。というのは明日はお開きになつたらいいと思うのです。明日は今日上つて來るのもあるでしようからとにかく審議を急いでおられるものならばおやりになつたがいいが、併し從來の関係から言つても大体日曜日は原則として休む、殊に速記者の人なんか随分疲れている、從つて日曜日は慣例に從つて一日休んで、そうして二十三日に本会議を開く、休むことによつて、必要ならばうんと朝早くからやつて、そうして日曜日に休んだことを取戻しになればいいのであつて、会期が終末に近ずいたから、日曜日も休んじやならんというそんな労働強化はないと思う。
#92
○門屋盛一君 明後日の日曜日のことを今ここで論じましてもいたし方ありませんから、取敢えず明日本会議をしなくて、明日は委員会で非常に勉強して頂く、明日運営委員会を開いて上り工合によりまして明後日の日程を決めたいと思います。
#93
○中村正雄君 併しそれは明日本会議を開くか開かんかが、明後日の休日に関係があるわけで、明日明後日のことを決めて……、明日のことだけ今日決めるというのは不合理だと思うのです。土曜と日曜、関連をして決めて置かなかつたならば、明日になつたら明日、今日のことは今日の見通しだけで、明日は本会議を開かないということは困る。
#94
○門屋盛一君 だからお諮り願いたいのだ。
#95
○高田寛君 もう会期も余すところ三日になつておるのですから、とにかく明後日のことは明後日の御相談ですが明日はとにかく午前中でも開くということにして、委員会は午後から開いても相当馬力をかければやれると思うので、まず明日の午前中に本会議を開いて上つた法律案だけ片付けるということを第一番に決めて頂きたい。
#96
○藤田芳雄君 過ぎ去つたことを言うようですが、大体七日間延長ということが既に無理なんです。私共その意味からも十日間の延長を言つて置いたのであります。七日主張なさつた方はどういうプランの下にお見込になつたか。ところが明日本会議を開くというような話がありましたけれども、委員会で上げるといたしましても、速記の方は四本しかない。大事な最後の討論採決のところだけは何としても速記を入れなければならない。ところが私共今まで文部委員会といたしましても、重要なときになつて速記がどうしても得られない、得られないで又翌日まで延ばすというようなことが出て來るのですが、そうなつて來ると委員会のやる日を決めて置いて、その間においてでも決を採るような所だけでも廻つて貰わなければならんと思う。そういうようなことを考えて頂きませんと、一氣に決めてしまうと、むしろ逆な形のものができるのじやないか、もつと組織的に考えて頂かなきやならんと思う。
#97
○委員長(梅原眞隆君) それではちよつとお諮りをいたしますが、いろいろ御議論が出ておりますが、明日の午前本会議をやつて午後委員会に集中して貰う、こういう一つの意見があり、又明日は本会議を休んで全部委員会に集中して貰う、そうしてそれができ上るのを待つて本会議を開く、それには日曜日に本会議を開くということを含んでおると思いますが、そういう意見が出ておるのでありますが、一つ……
#98
○門屋盛一君 その諮り方じや困る。今議事部長や委員部長から審査状況を聞いて見ても、明日本会議にかける案件は極めて少いという判断がつくのですから、定例日でもないし、明日の本会議はやらないで、速記等の関係で委員会に全力をあげる。明後日の日曜日に開くか開かんかということは明日もう一回協議しても宜しいが、日曜日に開かなくても月曜日でも本会議は上るかも知れない。だから明日の運営委員会で御協議願えばいい。中村委員はそれにも反対説があるけれども、私は現段階ではそれくらいに決めて置いていいと思う。
#99
○中川幸平君 門屋さんからいろいろ御尤もな御意見だけれども、内閣委員会としては相当議案がありますので、今日何件か上ると思います。殊に通産省のこともあるから明日かけて頂きたいと思います。委員会は並行して一つやそこらやらして貰つておるけれども、一つ午前中お願いしたいと思います。
#100
○門屋盛一君 速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#101
○委員長(梅原眞隆君) それでは速記を始めて下さい。
 それでは一つお諮りをいたしますが、明日は本会議を開かず、委員会に專注するということが出ておるのでありますがお諮りいたします。
#102
○中村正雄君 採決するのもいいですが、それについて明後日のを切離すのか一緒にするのか。それも関連するのだから一緒に採決して貰いたい。
#103
○委員長(梅原眞隆君) 今私が申しましたのは関連して……
 それじや一つお諮りいたします。明日だけのことを議題とするか、明日と明後日を関連さしてお諮りするか…
#104
○中村正雄君 関連をさすべきだと思います。と申しますのは、会期延長のときから五月二十三日になつたら終るということは分つておるから、なぜ明日だけを取上げるのですか。そんなことで完全に運営はできない。從つて三日間しか会期が残つておらんのですから、この三日間の会期を総合的に考えて運営して行かなければならない。そんな不見識な運営委員会では駄目だ。
#105
○門屋盛一君 中村委員がそこまで考えておれば、明日の議案の上り方によつて明後日本会議を開くか開かんか、明日運営委員会を開いて協議をするというのが良識的であろうと思います。無論日曜日のあることも見込んであつたが、絶対休むということも考えなかつた。
#106
○中村正雄君 僕は特に心配するのは、事務次長にお聽きしたいのですが、若しも日曜日に会議を開いた場合、國会の職員のオーバー・タイムはどのくらいになるかお尋ねします。
#107
○参事(近藤英明君) 会計課長の話では一時間について五万二千円くらいだそうであります。
#108
○中村正雄君 一時間について五万なんぼかかるとすれば、十時間やるとすると五十万何ぼかかる。現在予備費が幾らあるかということが……果して日曜日に開いて、その費用がないから我慢して貰いたいということでは、國会職員のオーバー・タイムに対する報酬を出すということを決定しなければならない。從つてそう簡單に我々の立場だけで、日曜日に開くか開かんか決めるのは困ると思う。
#109
○門屋盛一君 それはオーバー・タイムの問題はあとからできたのであるから、やはり日曜日に開くのは今度だけじやない。わしが出てから日曜日に大分会議を開いておる。九十何件という案件があるということを前提として、日曜日に開かんと決定してしもうことは何だ、それが五十万円かかつても國政を愼重に審議するためには仕方がない。
#110
○板野勝次君 今超過勤務をして一時間五万円か六万円かかるというお話だつたが、一体出しておられるのですかどうですか、その点を……
#111
○参事(近藤英明君) 拂つております。
#112
○板野勝次君 完全に拂つておりますか。
#113
○参事(近藤英明君) 絶対に拂つております。
#114
○板野勝次君 それは嘘を言つておる。今までの超過勤務に対して正当に支拂われていないということは、事務次長が前の予算の請求の際に言つておられた。今の発言と大分違つております。
#115
○参事(近藤英明君) 事務当局は正当に支拂つておるということを重ねて申上げます。
#116
○委員長(梅原眞隆君) それでは一つ改めてお諮りいたしますが、明日だけのことを議題とするか、明日と明後日を連繋して、議題といるかお諮りいたします。明日だけのことを議題とするということの一つ皆さん方の決を採りたいと思います。
#117
○門屋盛一君 明日だけというのは中村君の言われるように、運営委員会として余りほめた話ではない。全般を睨んでやるのですけれども、取敢えず現在のところは、明日かかる議案が少いのだから、明日は本会議をやらないということで……、それに明日の委員会の上り加減によつて午後の運営委員会で、明後日のことを決める、こういうことに一つ御決定を願いたい。(拍手)
#118
○委員長(梅原眞隆君) 明日は上つて來るという議案の見込が少いから、取敢えず明日は本会議を止めて委員会を開く、こういうことにしてどうかという提案であります。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#119
○委員長(梅原眞隆君) 明日のことを一つお諮りいたします。それで明日は議案が少いから、明日は委員会だけにして本会議は開かないということにいたして決をとりたいと思います。明日本会議を開かないということに賛成の方は挙手を願います。
   〔挙手者多数〕
#120
○委員長(梅原眞隆君) よつて明日は本会議を開かないことにいたします。
#121
○中村正雄君 手を挙げたり下げたりしてはつきり分らないのでありますが、はつきり賛成者の数を言つて下さい。何名ですか。
#122
○委員長(梅原眞隆君) 九名です。挙手された方は九名です。
  ―――――――――――――
#123
○委員長(梅原眞隆君) 次に懲罰動議が出でおりますから一つお諮りいたします。
#124
○参事(寺光忠君) 本日岡元義人さんと、草葉隆圓さんの提案者で賛成者二十二名を数えて、議員星野芳樹君を懲罰に付するの動議が出ております。本件は正規の賛成者を得て提出せられておりますので、議長は本院規則第二百三十八條に從つて、直ちに本会議に掛けなければならないのであります。それで六件については御承知のように、討論を許されておりませんので、議長が正規の賛成者を揃えた動議を提出されたということで、動議の多数者の趣旨説明を求めまして、そして直ちに決を採りまして懲罰委員会に付託するか否かを決定いたします。こういう段取になりますが、御了解を願います。
#125
○板野勝次君 了解ですね。
#126
○参事(寺光忠君) 御報告でございます。
#127
○委員長(梅原眞隆君) それではこちらからお諮りすることはございませんが……、御異議なければ散会いたします。
   午後二時四分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     梅原 眞隆君
   理事
           川村 松助君
           城  義臣君
           大隈 信幸君
           高田  寛君
   委員
           中村 正雄君
           石坂 豊一君
           寺尾  豊君
           中川 幸平君
           門屋 盛一君
           平野善治郎君
           宇都宮 登君
           岡元 義人君
           藤井 丙午君
           板野 勝次君
           藤田 芳雄君
           小川 久義君
  ―――――――――――――
   議長      松平 恒雄君
   副議長     松嶋 喜作君
  ―――――――――――――
  事務局側
   事 務 総 長 小林 次郎君
   参     事
   (事務次長)  近藤 英明君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  寺光  忠君
   参     事
   (委員部長)  河野 義克君
ソース: 国立国会図書館
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