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1949/05/09 第5回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第005回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第2号
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1949/05/09 第5回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第005回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第2号

#1
第005回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第2号
昭和二十四年四月二十七日
 生田和平君が委員長に、栗山長次郎君、小玉治
 行君、鈴木明良君、山本猛夫君、前田種男君、
 福田繁芳君、聽濤克巳君及び逢澤寛君
が理事に当選した。
    ―――――――――――――
昭和二十四年五月九日(月曜日)
    午後二時四十分開議
 出席委員
   委員長 生田 和平君
   理事 栗山長次郎君 理事 小玉 治行君
   理事 鈴木 明良君
   理事 聽濤 克巳君 理事 逢澤  寛君
      江崎 真澄君    千賀 康治君
      中川 俊思君    野村專太郎君
      平澤 長吉君    淺沼稻次郎君
      林  百郎君    吉田  安君
      小平  忠君
五月九日
 委員土橋一吉君及び飯田義茂君辞任につき、そ
 の補欠として林百郎君及び小平忠君が議長の指
 名で委員に選任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 委員会運営に関する件
    ―――――――――――――
#2
○生田委員 これより会議を開きます。
 本日の議題は本委員会運営に関する件であります。本件につきましては、去る六日理事会を開き、種種御協議いたしたのであります。この際理事会の経過を御報告申し上げます。
 今後の委員会運営については、皆様の御意見を承りたいと思います。理事会におきまして問題となりた点は、本委員会の重要なる使命にかんがみまして、また会期が現に切迫いたしておリまする点からして、閉会中引続き審査する必要があるのでないかということと、衆議院議員選挙法及び参議院議員選挙法、また地方自治体の選挙法等をこの選挙法のの改正に伴い、いかに取り扱つた行くかという点は次には選挙運動等の臨時特例についても、審議の対策として行く必要があるのではないか。また選挙区制の問題その他小委員会を設置すること等につきまして、御協議いたしたのであります。しこうして大体において、本委員会は当然閉会中も審査を継続すべきである、閉会中審査することになれば、断続的でなく、期日を定めまして、三日ないし一週間くらい連続して開く。次には各選挙法を通じて共通的ないわゆる原則的なものを拾つて審査の対象として行く。しこうしてできれば、各選挙法を一本の線にまとめるように研究を進めて行くこととしたい等の御意見があつたのでございます。
 次に選挙運動と関連して、当然政治資金規制法をも考慮せねばならぬのであろうということなどが御協議の要点であつたのでございます。この際皆様の御意見を、承りたいと思います。
#3
○林(百)委員 理事会の決定はこれでけつこうだと思うのですが、次からこの委員会で審議して行く問題、たとえば選挙区の問題、選挙運動の問題、あるいは政治資金規制法の問題というような事項を決めていただいて、この事項について各党はどういう意見を持つておるかというようなものの材料を、ひとつ選挙管理委員会につくらせて、配つていただいて、その材料に基いて審議して行く方がいいかと思う。参考までに申し上げておきます。
#4
○生田委員長 ある程度までは法制局の方で集めまして、本日間に合せたいと言つておりましたが、本日は間に合わなかりたのでございます。御要望によりましてとりまとめたいと思います。
#5
○栗山委員 今委員長の御発言がございましたので、私の言わんとするところは尽きておりますが、林委員が選挙管理委員会というふうに申されておりましたけれども、私は立案研究にはまず周囲の経験もありますから、院内の法制局の諸君にせいぜい準備をしていただく方がよかろうと思います。
#6
○淺沼委員 資料をそるえることはなかなかむつかしいことで、衆議院から出しております憲法法、国会法等の規則を集めた山には、衆議院の選挙法は載つておりますが、参議院のは載つておりません。従つて参、衆、地方議会、それから選挙の特例、これを全部一通り手に入るようにしていただきたいと思います。あとにどことどこが追うかということに、法制局で違うところを指摘していただくだけでけつこうですから、一応は選挙法に関する貸料を、令部集めて拠出を願うことにしていただきたい。
#7
○生田委員長 議員にお配りしてある要綱のうちに、参議院の選挙法は入つておると思いますが、なお資料はせいぜいそろえましてお手もとに配布することにいたします。
#8
○林(百)委員 もう一つ、これは両院法規委員会で問題になつたのですが、実は参議院の選挙について、参議院の三年制の議員の任期が、来年の四月二十日に切れるのですが、それがちようど予算を審議する国会一にかかりまして、このとき参議院の選挙ををやるということになると、参議院の機能がほとんど失れてしまう。だから参議院の選挙を繰上げて十月ごろやるようにするか、あるいけ適当の立法的な措置を講じなければいけないのじやないかということで、両院法規委員会で問題になつたのですが、結局両院法規委員会では結論がつきませんで、両院とも適当な措置を講じられたいということで、両院法規委員会は突つ放してしまつたのですが、この問題についても、やはり、衆参両院の特別委員会では早急に考えなければならないと思うのですが、その点何か委員長か理事の方でお考えがありしたらお知らせいただきたいと思います。
#9
○生田委員長 その点もこの間理事会でそれに似よつたお話があつたのですが、かりに今度の選挙法が事前運動でも許すということになると、大分早く決定しないと遅れやしないか、少くとも本年の十月くらいまでにはできていなければに合わないじやないかという御意見がありましたが、しかし臨時国会を開くと言いましても、いつ開けるか、そのことも未決定でありますし、といつてゆつくりするわけにけむろん行かないと思う。それでこの会期終了後、閉会中でも引続き委員会を実は開きたいと思つてておるのです。皆さんいずれ郷里の方にお戻りになる方も相当あろうかと思いますが、お帰りを待つておつても、どうも審議が進められないと思いますから、都合によれば小委員会でもおこしらえ楓つて、閉会中も引続き研究をして行きたいと考えております。次の委員会は十三日に開く予定を持つておるのでありますが、小委員会の問題はそのときに御決定を願いまして、運営委員会なり、議長の手元で適当の処置を講じたいと思つておりますが、予定はやはり小委員会をお選びを願うよりほかないのじやないかと考えております。
#10
○千賀委員 選挙法の改正について、選挙管理委員会の試案らしいものが新聞に発表されておつた。あの出所については私どもつまびらかにいたしておりませんが、あの放言と言いましようか、不用意な放送のために世間では相当將來の選挙に対して、あれが約束づけられたんだというようなことから、大きな波紋を起しておりますが、いまだこれがどこから出たものであるどいうようなことははつきりいたさないし、また將來の選挙法は必ずしもあれによるものでない。もちろんお互いはあのすでに発表せられた案なるものについては非常に大きな批判をもつてわれわれはここに結成されたわけですから、文句はないわけですが、この点については何かはつきりしたところをここで発表願いたい。私どもはこの委員会の委員としての職員を盡す上から行きましても、うちの方へ帰りまして、選挙区などで大勢の人から、あれが大体將來の改正の方針だというような誤つた考えでいろいろ相談を受けますときに、これを打開するよい資料になると思いますが、これについて御発表願えますか、いかがですか。
#11
○生田委員長 ごもつともな御意見であります。実は私もそのことについて一度取調べて尋ねたのですが、どうも出所が明らかでない。そこで本委員会としては、先般選挙管理委員会が発表したことに拘束せられることなしに、独自の立場で白紙で進みたい、こういうふうに私個人としては考えております。
#12
○千賀委員 選挙管理委員会の中のだれが特定の人があれを発表したのでしようか。管理委員会としても、あれを管理委員会の意見であるといつて発表し得るような組織ではなかつだろうと思います。そういう係ではなかつたと思いますが、これはいかがですか。
#13
○生田委員長 実はきよう管理委員会に行つてみたのですが、事務の者が書類を受取りましただけで、主任の人もおりませんでしたので、はつきりしたことはわかませんでした。次回によくきただしまして申し上げます。
#14
○栗山委員 今委員長から発言がありましたように、巷間に傳えらた選挙管理委員会の選挙運動に関する案、ああいうものについては、われわれは拘束せられることなく、独自立場において、最も完備したよい選挙規定をつくるとい申合せ的なことになりますか、委員長の宣言になりますか、そういう形弐をとられたならばいかがでしようか。
#15
○林(百)委員 選挙法というようなものは國会で当然きめるわけですが、あたかもわれわれの審議にわくをはめるようなああいうものを発表することは不都合だと思います。ですから委員長も声明を出されると同時に、この次には選挙管理委員会の責任者を呼んで来て、巷間こういうことが傳えられておるが、これはどうかということをわれわれとしてもいただしてみたい。問いただたしでよいか、あるいはきよう委員長が声明を出されるか、これを皆さんに検討していたださたい。われれれは選挙管理委員会にこの責任を問うてみたいと思います。その手続をとつていただきたい。
#16
○生田委員長 承知いたしました。今栗山君から何か意思表示を見たらどうかという意見がありましたが、どうですか。
#17
○中川委員 先般参議院の問題が第二控室でありましたときに、金森さんとそのとき管理委員会の事務局長をしておりました鈴木俊一君、この二人が見えて説明されたことがあるのです。私そのときに出席したのですが、ちようどそのときはあの試案なるものが発表された日であります。私は鈴木君に、一体こういうばかげたものが選挙管理委員会の案として出されておるがどうなのかということを聞いたことがある。これに対しては何ら明確な答弁がなかつた。当然私は選挙管理委員会がつくつたものだと思つておつたのですけれども、実はそのときに直感したことは、これは官僚の陰謀だと思つた。といいますのはこの前の選挙法たるものが非常にある方面から非難が上つた。非難があつたので、これはうんとルーズなどいいますか、自由なものを出して、それを出せば選挙法の改正委員会か何かで拘束するようなことになるだろう。そうすると、また――これはいかなるものも一長一短で、万人に向くという選挙法はおそらく私は困難だろうと思いますが、非難が生じて来る。そうしたら、それ見ろ、だからおれらのような自由にある程度つくつてやつたものを、おまえらがかつてに改正するからそういう非難があるのだという責任転嫁の意味からやつたことではないかとつつ込んだこともあります。ですから今後は今も方々から御発言がありましたようにああいうものを出す場合には委員会の意思を相当尊重させて――第一に出さすことがけしからぬが、これは向うがかつてに一方的に出したので制肘の方法がなかつたかもしれせんが今各委員から御発言がありましたように、委員会の独自の立場においてやつたものを委員長の名前で発表されるなり何かしていただきたいと考えております。
#18
○生田委員長 もつとも先日発表になつたのは、本委員会ができていない前であつたのですが、いずれにいたしましても、本委員会としてはああいうのに拘束せられることは当然ないことであつて、本委員会は委員会独自の立場で進んで行く、これ以外にないと私は考えております。
#19
○中川委員 これに付随したことですけれども、数日前の新聞に大蔵省に国税廳ができると突然発表された。これらのごときも大蔵省の官吏は大蔵委員会には全然顔を出さずにおつて、聞くところによれば頻々とGHQ通いをやつている。こういうばかげたことが今日平気で行われている。国会というものを全然無視している。これらにつきましても私は非常にけしからぬことだと思つております。行政整理をやり、人員を整理しなければならぬ、首を切らなければならというときに、新らたに役所をつくつて、しかも聞くところによれば、大蔵省なんかで人員をどんどん今入れつつある、こういう事実がある。これは單に今の選挙管理委員会の問題に対して私につけ加えて言ことですが、どうも最近官僚にそういう独裁的なことが多いのですから、これらについてわれわれよほど注意しなければならぬ。これは余分なことでありますが、一応当時の責任者として鈴木君を呼んで、出所を確かめる必要があると思います。
#20
○生田委員長 速記をやめてください。
    〔速記中止。〕
#21
○生田委員長 速記を初めて。
#22
○逢澤委員 従いまして今のあの新聞の伝えたことに大衆は非常な関心を持つておりますから、先ほど皆さんからお話があつたように、委員長談の形式でもいい、あれには一切拘束されないというようなことをひとつこの機会に発表してもらいたい。
#23
○生田委員長 それでは理事会において決定致しました方針に基づいて、今後委員会の運営をしていくことに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#24
○生田委員長 御異議ないと思います。
#25
○聽濤委員 こまかなことですが、この間の理事会の話では、休会になつて一応みな一ぺんは地元にお帰りになりたいだろうし、そういう必要もあろうから、従つて一月ばかり休会のの間を置いて、そして小委員会なら小委員会をやつていくというようなことにしたら……。
#26
○生田委員長 これは実はみなさんのお考えですが、ゆつくりしているられないと思うんです。ですから私の希望としては、十人くらいの小委員でもこしらえていただいて、議会後も引き続いて勉強してみたいと思うのですが、しかし皆さんは選挙区にお帰りになりますから、ごむりなことも申されませんが、皆さんの御意向が一箇月延ばすというなら延ばしてもさしつかえございません。――それではその点はなお十三日に会を開いて、もう一ぺん御相談いたします。本日はこの程度で散会いたしたいと思います。次回は公報をもつてお知らせいたします。
    午後三時四分散会
ソース: 国立国会図書館
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