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1949/04/28 第5回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第005回国会 農林委員会 第15号
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1949/04/28 第5回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第005回国会 農林委員会 第15号

#1
第005回国会 農林委員会 第15号
昭和二十四年四月二十八日(木曜日)
    午前十一時二十四分開議
 出席委員
   委員長 小笠原八十美君
   理事 坂本  實君 理事 松浦 東介君
   理事 八木 一郎君 理事 深澤 義守君
   理事 寺本  齋君
      遠藤 三郎君    河野 謙三君
      坂田 英一君    野原 正勝君
      平野 三郎君    渕  通義君
      村上 清治君   藥師神岩太郎君
      石井 繁丸君    井上 良二君
      長谷川四郎君    竹村奈良一君
      寺崎  覺君
 出席政府委員
        農林政務次官  苫米地英俊君
 委員外の出席者
        專  門  員 岩隈  博君
    ―――――――――――――
四月二十六日
 油糧配給公團法の一部を改正する法律案(内閣
 提出第一二七号)(予)
同月二十七日
 廣島縣の耕地整理事業助成に関する請願(宇田
 恒君外一名紹介)(第五五六号)
 上費開拓事業施行の請願(木村公平君紹介)(
 第五五七号)
 小高村地内の干拓事業徹底に関する請願(北澤
 直吉君外一名紹介)(第五五八号)
 沿岸漁業者に加配米配給に関する請願(石原圓
 吉君紹介)(第五五九号)
 和田村三良坂の開拓事業に関する請願(宇田恒
 君外二名紹介)(第六〇九号)
 廣島縣下の溜池修築に関する請願外十二件(宇
 田恒君外一名紹介)(第六一一号)
 横田村及び來原村の開拓事業に関する請願(字
 田恒君外一名紹介)(第六一三号)
 西條町下寺家地内の農道幅員拡張費國庫補助の
 請願(宇田恒君外一名紹介)(第六一四号)
の審査を本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 委員派遣承認申請に関する件
 農業協同組合自治監査法を廃止する法律案(内
 閣提出第六三号)(予)
 農業協同組合法の一部を改正する法律案(内閣
 提出第一〇五号)(予)
    ―――――――――――――
#2
○小笠原委員長 これより会議を開きます。
 議事に入る前に、議案の付託がありましたから、御報告いたします。
 去る二十六日、内閣提出による油糧配給公團法の一部を改正する法律案が、予備審査のため本委員会に付託せられました。以上御報告いたします。
    ―――――――――――――
#3
○小笠原委員長 それでは、先ほど御協議を願いました委員派遣の件を議題といたします。
 まず、派遣の目的でありまするが、轉落農家の配給事情調査のためといたしまして、派遣委員は、委員長と、坂本實君、松浦東介君、八木一郎君、山村新治郎君、寺本齋君、八百板正君及び深澤義守君、以上八名といたしまして、派遣の期間は、四月三十日より五月五日までの六日間といたし、派遣の地名は、埼玉、千葉、群馬、奈良、大阪及び和歌山の各府縣といたしまして、衆議院規則第五十五條によりまして、議長の承認を得るに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○小笠原委員長 御異議なしと認めます。それでは、ただちに書面をもつて議長に提出いたします。
    ―――――――――――――
#5
○小笠原委員長 本日は次に、農業協同組合自治監査法を廃止する法律案及び農業協同組合法の一部を改正する法律案、この両案の提案理由の説明を聴取いたし、質疑は次会からといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○小笠原委員長 異議なしと認めます。それではまず、農業協同組合自治監査法を廃止する法律案を議題とし、提案理由の説明を求めます。苫米地政務次官。
    ―――――――――――――
#7
○苫米地政府委員 農業協同組合自治監査法を廃止する法律案の提案理由を御説明いたします。
 農業協同組合自治監査法は、昭和十三年に、産業組合の自治監査を行うことを目的として制定された法律でありますが、その後農業会の制度となるに及んで、農業團体自治監査法となり、さらに農業協同組合法が制定されますに伴つて、農業協同組合自治監査法となつた沿革を有しておりまして、この法律に基く監査連合会は、多年にわたり農業團体の監査並びに監査事業の指導に当り、農業團体の健全なる発達に資するところが少くなかつたのであります。しかしながら、自主を旨とする新しい農業協同組合の精神から見ますると、この法律は事態にそぐわないところの、強権的な趣を帯びているのでありましで、すなわち行政廳は、農業協同組合に対し、監査連合会への加入を命ずることができるとか、監査連合会は、所属團体に対して、一方的に監査する権限があること等を建前といたしているのでありまして、これらの点は、とうてい農業協同組合法の趣旨と両立し得ないものがあるのであります。さらに実際の情勢におきましても、農業協同組合はいまだ設立早々のうちにあつて、この旧來から存する監査連合会と、その行う監査事業に対しましては関心が薄く、従つて監査連合会の継持運営もきわめて困難な事情に立ち至つたのであります。
 農業協同組合に対する監査事業の必要なることは、もとより申すまでもありませんが、農業協同組合自治監査法は、以上申し述べました制度の趣旨において、またその実際の状況において、これをこの際廃止することが適当と認めまして、本法律案を提出した次第であります。
 何とぞ御審議の上、すみやかに御可決あらんことを希望する次第であります。
#8
○小笠原委員長 次に、農業協同組合法の一部を改正する法律案を議題とし、提案理由の説明を求めます。苫米地政務次官。
#9
○苫米地政府委員 農業協同組合法の一部を改正する法律案について、提案の理由を御説明いたします。
 改正事項は二つございますが、その第一は、農業協同組合と実質的に競争関係にある事業を営んだり、またはこれに從事している者が、組合の役員や主要職員に就任することを禁止することでありまして、会社法令等にもあります、いわゆる競業禁止の條項であります。
 第二は行政廳による解散命令を廃止し、法令違反等により事実解散を要する場合は、行政廳の申立てによつて裁判所の裁決によることにしたのであります。このことは農業協同組合の自主性を尊重し、行政廳の監督権に基く制約を可及的に縮小せんとする趣旨を徹底せしめんとするのであります。
 以上が同法案の内容でありますが、何とぞ御審議の上可決あらんことを希望する次第であります。
#10
○小笠原委員長 これにて両案の提案理由の説明は終りました。
 本日はこの程度にとどめまして、次会は公報をもつてお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
    午前十一時三十一分散会
ソース: 国立国会図書館
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