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1948/12/06 第4回国会 参議院 参議院会議録情報 第004回国会 予算委員会 第1号
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1948/12/06 第4回国会 参議院

参議院会議録情報 第004回国会 予算委員会 第1号

#1
第004回国会 予算委員会 第1号
昭和二十三年十二月六日(月曜日)
  ―――――――――――――
 委員氏名
   委員長     黒川 武雄君
   理事      内村 清次君
           油井賢太郎君
           飯田精太郎君
           島村 軍次君
           田村 文吉君
           東浦 庄治君
           中西  功君
           木村禧八郎君
           岩男 仁藏君
   委員      岩崎正三郎君
           岡田 宗司君
           木下 源吾君
           下條 恭兵君
           森下 政一君
           山下 義信君
           岡田喜久治君
           左藤 義詮君
           西川甚五郎君
           西川 昌夫君
           一松 政二君
           深水 六郎君
           松嶋 喜作君
           岩木 哲夫君
           鬼丸 義齊君
          尾形六郎兵衞君
           小杉 繁安君
           櫻内 辰郎君
           高橋  啓君
           深川タマヱ君
           藤森 眞治君
           井上なつゑ君
           西郷吉之助君
           新谷寅三郎君
           高瀬荘太郎君
           伊達源一郎君
           玉置吉之丞君
           久松 定武君
           帆足  計君
           堀越 儀郎君
           松村眞一郎君
           池田 恒雄君
           栗山 良夫君
           藤田 芳雄君
           小川 友三君
  ―――――――――――――
  委員の異動
十二月四日(土曜日)委員左藤義詮君
辞任につき、その補欠として橋本萬右
衞門君を議長において、選定した。
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○公聽会開会の件
○昭和二十三年度一般会計予算補正
 (第二号)(内閣送付)
○昭和二十三年度特別会計予算補正
 (特第二号)(内閣送付)
  ―――――――――――――
   午前十時二十五分開会
#2
○委員長(黒川武雄君) 只今より予算委員会を開きます。先般委員長及び理事打合会でお諮りいたしました公聽会の件でありますが、公聽会の開会は十二月九日とし、公述人の数は六名とし内学者二名資本家二名組合二名とし、又公述人の人選は委員長に一任願いたいと思いますが御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○委員長(黒川武雄君) 御異議ないものと認めます。それでは左樣決定いたします。
 これを以て、休憩し、午後一時半より再開することにいたします。
   午前十時二十六分休憩
   ―――――・―――――
   午後二時十四分開会
#4
○委員長(黒川武雄君) 休憩前に引続き予算委員会を開会いたします。
 先ず大藏大臣の提案理由の説明を求めます。
#5
○國務大臣(泉山三六君) それでは提案理由を御説明申上げます。先に成立いたしました昭和二十三年度本予算は、その成立後における諸般の事情のため補正を必要とするに至り、政府は去る十一月二十九日、第三國会に補正予算案を提出いたしたのでありまするが、審議未了と相成りましたので、ここに改めて一般会計予算補正第二号、並びに特別会計予算補正特第二号として提出いたすことと相成つたのでございます。その内容は全く同一のものでありまして、すでに私及び政府委員から大要についての御説明を申上げておるのでございまするが、これを多少敷衍いたしまして、概要の御説明を申上げたいと存ずる次第でございます。
 提出を要するに至りました基本的事情の第一は、一般賃金水準の上昇であります。御承知のように本予算におきましては、物價ベースを本年七月の補正物價体系にとると共に、官公吏の給與ベースは、右の物價体系に織込まれた民間工業平均賃金に均衝を取りまして、三千七百九十一円と定められたのでございます。然るにその後の推移を見て参りますると、民間賃金は著しく上昇し、生計費も亦相当の上昇を來しておるのでございます。官吏につきましては、今回の國家公務員法の改正に伴いまして、特殊に地位を與えられることになるのでありまするが、この点にも関連いたしまして、この際官公吏の待遇を改善することが是非共必要と相成つたのでございます。
 補正予算提出の基本的事情といたしましてその第二は、最近における災害続出の問題でございます。我が國土は戰時中戰後を通じまして、荒廃に委ねられておりましたために、災害の額は年を逐うて大きくなり、本年度には先に北陸の震災がございました。更に又アイオン颱風を始めとして、各地の風水害がありましたために、若しこれが復旧を遅らすようなことがございましては、國民生活の安定と、國民経済の再建に重大なる支障を來たすことは必至でございます。
 以上二つの基本的要請によりまして、補正予算を早急に編成いたすことといたしたのでありまするが、現下の我が國におきまして、財政政策は経済全般に至大の関係を持つておるのでございまして、財政の健全性を貫くことは、インフレを收束し、又対日援助と相俟つて、國民経済を再建するための基本的條件と信ずるのでございます。從いまして、第一に一般会計、特別会計及び地方財政を通じ、嚴に收支の均衝を図ることといたしました。
 第二に直接物價に波及し、インフレを促進せしめるような歳入に財源を求めることを避けたのでございます。
 第三に財政資金全体の規模が國民負担の現情から見まして、過重に亘らない範囲に納まるように、極力これを圧縮することといたしたのでございます。
 以上の原則に從いまして、鋭意研究を重ね、その成果として得られましたのが、今回の補正予算案でございます。先に申述べました給與関係及び災害関係経費等のほか、既定費の不足、或いは新規事業の追加等、是非共計上しなければならない経費は、相当多額に上つたのでありまするが、以上に申上げました原則に從いまして、一般会計総額において、歳入歳出とも五百六十八億円にこれを圧縮し、本予算に対して一割四分の増加に止めることといたした次第でございます。
 先ず給與関係の経費につきましては、先に人事委員会より六千三百七円ベースを勧告いたされまして、これを愼重に檢討を加えましたのでありまするけれども、官公吏の給與は國民の負担限度と睨合せて、これを決定しなければならないのでございまして、又他方その水準が、民間の賃金水準に及ぼす影響をも考慮する必要があります。更に又國民の消費水準をも十分留意しなければなりません。これらの観点から綜合的に判断して、政府は、本年十一月以降の官公吏の俸給等に関する給與改善のため、二百六十五億円の予算を計上することといたした次第でございます。
 災害復旧費につきましては、事柄の緊要性に鑑み、極力多額を計上することに努めたその結果といたしまして、財源の余裕の乏しい現在ではございまするが、六十億円を計上することといたしたのであります。六十億円は必ずしも十分満足な金額とは申し難いのではございまするが、これを以て当面應急の復旧には、先ず支障ないものと考える次第でございます。
 これらの所要経費を賄うための財源の調達につきましては、政府が愼重に意を用いたところでございまして、鉄道運賃、或いは通信料金の値上のごとき、國民生活に対しまして甚大なる影響を與える方策は、これを避けることとし、大部分の收入をば、一般物價及び生計費に影響を及ぼさない範囲において、これを調達することといたしたのであります。併しながらその結果租税收入の予算額は、年度を通算いたしまして、三千億円に超ゆることと相成るのでございまして、納税完遂に対し、國民各位の理解ある一層の御協力を切望いたして止まない次第でございます。
 以上を以ちまして今回の補正予算についての、大体の御説明といたしたいと存じます。何卒速かに御審議の上、御賛成賜わらんことを切望いたす次第でございます。
#6
○委員長(黒川武雄君) 阪田主計局次長。
#7
○政府委員(阪田泰二君) 只今今回の補正予算につきまして大藏大臣の御説明がございましたが、尚補足いたしまして多少内容に亘りまして、簡單ながら御説明を申上げたいと思います。今回本國会に提出されました補正予算第二号は、実は前回、つい先日第三國会に提出いたしました補正予算第一号と内容におきましては全く同一のものでございまして、その際一應の御説明を申上げた次第でありますが、尚改めて一應御説明を申上げることといたしたいと思います。予算書につきまして御説明いたしますよりも、只今御配付いたしました補正予算の概要という印刷物がございますが、これによりまして一つ御覧願いたいと存じます。今回の補正予算の一般会計におきまする追加額は、差引いたしまして五百八十六億八千三百余万円、歳入歳出とも同額であります。特別会計におきましては、七百三十六億三千二百余万の歳入、歳出におきましては七百二十三億余の歳出と、こういうことになつております。特別会計の方の歳出歳入は、やや金額においては大きくなつておりますが、これは食糧管理特別会計の食糧代金の増えました関係、或いは地方配付税の方の特別会計におきまして、配付税の受拂いがありまする関係その他でありまして、内容の主たるものは一般会計と同様の給與改善の関係が主なるものとなつております。それで総額はそういうことでございますが、先ず一般会計の内容について申上げたいと思いますが、この予算の概要の第二枚目にありまする綜合表、表になつておりますので、表につきまして逐次御説明いたしたいと存じますので御覧を願いたいと思います。
 先ず歳出の方でありますが、第一終戰処理費であります。これはその綜合表におきましては百二十億と書いてございますが、実際予算に追加せられておりまする金額は予算書で御覧願いますと、大体百四十五億ということに相成つておるわけであります。これはこの百二十億の外に、下の方の第九番目の給與改善費の外に、今回の官廳職員の給與改善に伴いまして、終戰処理費で雇用せられておる者にも、給與を同様改善して行くという関係で三十億円の増加が含れております。それを百二十億に加えますと、百五十億円でありますが、他方財源の方におきまして、歳出節約額において、終戰処理費の関係で、五億の節約を見ておりますので、差引百四十五億ということが、終戰処理費の予算に現われた追加額に相成るわけであります。今回かような増加をいたしました事由といたしましてはいろいろあるわけでございますが、要するに終戰処理費の今日までの使用の状況、使用の概況、そういうものによりまして、今後年度末までの所要額を改めて見積りのし直しをいたしまして、その結果年度当初に考えておつたよりも増加するものもあり、減少するものも出て参つたわけでありますが、差引いたしましたところ、こういう追加を要するという結論に相成つたわけでありまして、大体におきまして給與関係が、今申上げました給與改善の外に、尚年度当初の見積りと相当変つて参りましたために、増加を要する部分がその大半を占めておりまして、残りは物件の購入費等におきまして物價の高騰、その他の点が予定と多少違つて参りましたために増加した、そういうような振り分けになつております。詳細は別途資料を配付いたしますので、それによつて御覧を願いたいと思います。
 その次の生活保護費でありますが、これは生活保護法に基くものと、兒童福祉法に基くもの、両者を含んでおりますが、これが生活扶助費の支給をいたします面におきましては、大体年度当初に見込みましたところで足りると思われたのでありますが、その他の医療保護の方の関係におきまして非常に給付が殖えておりまして、その関係上年度末までにこの程度の不足を生ずる、こういう見込を立てたわけであります。尚この中にはその他に只今問題になつております引揚同胞のために、いろいろの越多用の施設をいたします経費も、この中に合せて含まれております。
 それからその次の刑務收容費でございますが、これは刑務所における受刑者の数が、非常に当初予定しておりましたよりも増加いたしまして、尚その他に受刑者の食糧関係の経費も單價が予定以上に上がりましたので、その関係でそれぞれこれだけ不足に相成つて参るわけであります。
 その次に價格調整費であります。價格調整費といたしましては、大体年度当初に考えておりました関係と、生産量が予想以上に増加いたしました関係上殖えて参りました。その他いろいろ新らしい事情が生じて参りましたので、今後の状況も考えまして、年度内にこの程度の調整費の増加をしておく必要があるということで入れましたわけでありますが、内容につきまして一應申上げますと、北海道の煖房用炭の補給をいたしまする関係で十二億五千六百万、炭鉱労務者賃金、これは今回問題になつておる分でありません、この前の分であります。トン当り十円ぐらいのものでありますが、これが約九千万、それから石炭業の生産奬励金、及び坑内夫の特別措置の関係の税金の補給をいたしまするこれが二十五億円、北海道地区の炭鉱從業者の特別手当といたしまして一億六千万、その他先程申上げました当初予定しておりました量よりも、生産量が増加した等のために、増加いたしました額が十億、その他農業共済保險の関係の経費を、米價に割掛けないで、一般会計で負担いたしますることとなりました関係上、五億円、その他多少予定よりも減少いたすものもありまして、差引きまして五十一億程の金が、この中で只今はつきり見積られる金でありますが、尚その他今後の状況も考えまして、五十九億円程の経費を予備的に保留してある、そういう形に相成つております。
 それからその次に船舶運営会の補助費でありますが、船舶運営会の関係におきましては、いろいろ原因があるわけでありますが、大体運賃の関係におきまして内航と外航と、海外の方に参ります場合と、内國の港の間を動く場合があるわけでありますが、外航関係の運賃が、余程予定よりも減少して参りました。それで採算関係からいいますると、外航関係の運賃の方が利益になるのでありまして、内航関係はむしろ損になつておるという関係であります。その関係で運営会の欠損も相当殖えることに相成りました。その他修繕費、その他の物件費が、物價の値上り等に伴いまして、相当増加いたしました。なお職員の給與、これも増加いたしまして、その他の関係を綜合いたしまして、約二十五億の追加を要するということに相成りましたわけであります。この運営会は、近く船舶の用船の関係を切替えまして、定期用船の刑に直すことに相成つておりますが、その定期用船を切替える関係の経費は、この二十五億の中には見込んでおりません。
 その次に六の國債費でありますが、これは御承知のように軍事公債の利拂いを停止するという話がありましたが、これは結局停止いたさないことに相成りましたので、予算に見込んでいなかつた軍公の利子を、この際計上する必要が生じたわけであります。その額はこの二十四億の中で、二十二億足らずの金額でありまして、その残りは交付公債の利子、或いは政府の借入れ金の利子等におきまして、予定以上に増加した額のためであります。
 その次に廃兵器処理費でありますが、これは旧陸海軍の兵器を破碎いたしまして、スクラツプとして処分するに必要な経費であります。これは一方におきまして歳入の雜收入の増加の側に、これによつて破壞いたしましたスクラップの代金の收入として、約十億円を見込んでありまして、両建てになつて出て参りますものであります。実際の仕事は、産業復興公團をしてこれに委託して取扱わせるということになつております。
 その次に雜件でございますが、ここに雜件として揚げました四十五億六千五百万余の中で、六千五百万というものは、これは厚生保險特別会計の方への繰入金として、予算の中に計上いたされております。残りの四十五億は、この予算には予備費の綜合として一括計上してございます。この中には、大体各省における各種のいろいろな経費の必要に対するものが見込まれておるわけでありますが、非常に件数も多数に上りまして、この予算を至急に編成するという関係上、一々それを事項別に、所管別に金額を計上いたしておりまする暇がありませんでしたので、特に関係方面の了解を得まして、四十五億の予備費ということで、一括計上いたしましたわけであります。
 その次の給與改善費でありますが、給與改善費につきましては、この裏の方に内訳が載つてございます。備考の二というところでございますが、先程申上げました終戰処理費の分も含んでおるわけであります。大体におきまして、一般会計、特別会計或いは地方公共團体の職員、これらをすべて含めまして、約三百万人の官公職員に対する給與改善の経費がその中に含まておるわけであります。金額といたしましては、大体現業廳の職員、その外の地方に散在しておるものの給與の平均額も割に從來から低いというような所管につきましては、月額千五百円程度、中央官廳等でありまして勤務地手当の率も高く、從來給與の水準も比較的高い者が多かつたという所管につきましては、一月一人当り千六百五十円という程度の計算で計上してございます。先般この國会に提出に相成りました新らしい十一月以降の政府職員の給與に関する法律、この法律に基きまする給與の増加所要額をここに見積つて計上したわけであります。
 その次は給與と相並びまして、今回の予算の主要な項目をなしております災害復旧費でありまして、災害復旧費はここに六十億の計上を見積りました。当初予算の公共事業費四百三十五億の中に含まれておりました災害復旧費は百二十五億円でありまして、福井の震災等に対しまする公共事業費としての支出額は、その中からすでに支出されつつあるわけでありますが、今回はその後のアイオン颱風の関係、その外各地における災害の関係についての公共事業費の増加を主として、この六十億円の中に含めて計上いたしました次第であります。
 最後に裏の方の第十一、地方配付税配付金でございますが、これは総額がここに二十四億とございますが、実際は百一億三千三百万円という金額に相成つております。これは歳入の方におきまして、租税の自然増收を見積りましたが、この中に所得税、法人税、入場税等につきましては、地方配付税の法律によりまして、一定率所得税等につきましては、二割三分三厘というような率でありますが、そういう率によりまして、当然地方に対してこれを配付することになつております。その定率によりまして、増收額に対しまして算出した額が百一億三千三百万円という額であります。その百一億の中、先程給與について申上でましたように、給與の内訳といたしまして、地方公共團体の職員分の財源として、七十七億三千三百万円というものをすでに見ております。これで地方に金が行くことになりますので、それと二十四億とを合せまして、百一億ということになるわけであります。結局予算の方におきましては、百一億の地方配付税の増加ということで計上されておるわけでありまして、その中の七十七億は、給與改善費ということに充てられる、こういう形に相成るわけであります。合計いたしまして、歳出総額が、この表では七百三億、こういうことになるわけであります。この歳出総額七百三億というのは、先程申上げました一般会計の歳入歳出の追加額五百八十六億と符合しないのでありますが、これはこの追加予算の総合表が、特別会計の給與等を含め、且つ節約により差引かれる額をも含めた総合した額になつておる関係でありまして、この総合表の中から財源の方にございまする九の給與その他の歳出の節約額、それから十の特別会計の固有財源、この二つを、この七百三億という総額から控除いたしますると、一般会計の歳入歳出額と同様の金額と相成るわけであります。
 その次に財源の方について申上げたいと思います。租税の自然増收でありますが、租税の自然増收の内訳は、次の次の頁の最初の所からでございます。
 源泉課税所得税におきまして百八十四億、申告課税所得税におきまして百三十九億、法人税におきまして五十億、織物消費税二十億、入場税十億、馬券税が二億、臨時利得税一億四千万、関税及順税一億三千二百万、合せて自然増收額は四百十億、こういう数字に相成つておるわけであります。
 源泉課税の所得税につきましては、尚総合表の第二の項目におきまして、四十六億九千七百万という給與に伴うはね返りによる所得税の増加として四十六億九千七百万を見込んでおります。從いましてここに自然増收として上げました百八十四億というのは、いわば民間の給與の増加に伴う源泉課税の所得税の増額でありまして、官廳職員の給與の増加に伴う分は、総合表の二にある四十六億九千七百円、こういうふうな内訳に相成るわけであります。源泉課税の所得税、申告課税所得税、この両者は相当の増加と相成るわけでありますが、大体におきまして年度当初に見積りました基礎額と、これに対してその後の物價の状況、生産の状況、或いは民間の賃金の状況、こういうものを対比いたしまして、当初予算の見積りを再檢討いたしました結果、この程度の増收額が十分に見込まれるという結論に達したわけであります。その他法人税、織物消費税以下の諸税につきましては、大体今日までの收入の実績及び今後の見積りにおきまして、この程度の收入は確実と見込れるものを計上いたしたわけであります。
 その次に砂糖消費税の増收でございますが、これは輸入糖の関係は、從來主食の代替になつておりまして、課税はできなかつたのでありますが、十二月からこれが主食の代替から外されまして、調味料として配給されることに相成りましたに伴いまして、輸入糖にも課税をするということにいたしまして、税率は二千二百円から二千円にやや緩和いたしましたが、非常に課税額が増加いたしますので、この程度の増收が見積れることとなるわけであります。
 その次の四の雜收入の増加でありますが、これはあとの方に内訳がございます。備考の五にございます。非常にいろいろなものがあるわけでありますが、病院療養所收入におきまして、十五億二千九百万、これは國立病院、國立療養所、或いは大学の附属の病院、これらにおきまする收入が、最近非常に増加いたしておりまして、それらの状況を見てこの増收を見積つたわけであります。
 その次の電力超過加算料金十五億、これは本年度当初の予算に見積りました分は、前年度中即ち二十三年の三月までに会社において徴收した超過料金に対して、これを政府に納める分、これしか当初予算には見積つてなかつたのでありますが、その後毎月の超過加算料金の收入の状況を見まして、本年度内にこれだけの收入は確実にあると、かように見込んだわけであります。例の電産の爭議等に関連いたしまして、この超過加算料金を増額するというような話も一部でありましたが、そういうような率を増加するというような要素はこの中に入り込んでおりません。現在の状況のままで、この程度の收入は年度内確実と見たわけであります。
 特殊物件收入、これはやはり年度当初から今日までの收入の状況を見まして、この程度は確実と見て見積つたわけであります。
 次に廃兵器処理收入、これは廃兵器を処理して出たスクラップ代の処理代金であります。
 次にアルコール專賣益金、これはアルコール專賣の特別会計におきまして、前年度の利益率が予想以上に三億ばかり増加いたしました。尚本年度の收支の見積りを再檢討いたしますと、本年度分としても約三億程度の予想以上の増收があるというようなところから合せて六億円というものをここに見込んだ次第であります。
 その次に特殊藥品拂下代、これはD・D・Tの拂下代でありますが、この程度のものが予算額以上に増額して参る次第であります。
 雜收入の減少する分といたしましては、この当籤金は証票賣得金、これはいわゆる宝籤でありますが、宝籤を政府で行うことになりましたが、その実施の時期が予定よりも二ヶ月程遅延いたしましたので、これだけの收入の減を來たしたわけであります。
 不正保有物資特別会計益金の減、これも年度当初におきまして考えておつたように、仕事が進まないでまだ成績が上つておりませんので、年度当初に見込まれました益金は減少するようになつたわけであります。價格差益納付金を減におきましても、年度初めの見込と変つて参りまして、七億程度の減少を見込むわけであります。いろいろ綜合いたしまして雜收入関係におきまして、差引四十一億の増收が大体見込まれることになつたわけであります。
 次に輸出滯貨処分でありますが、これは例の綿布その他でありまして、輸出不適格となつた場合、輸出が非常に困難であるというために、滯貨になつておりまする物を國内向けに放出して、價格の差額を價格差益金として政府に收入しよう、こういうものでありまして、大体絹織物において千百九十万ヤール、綿布におきまして九百十六万ヤール、その外人件費等を見込みまして、年度内に約十一億程度の收入が確実なりとして十一億ぐらいの收入が見込まれるわけですが、大体確実なところといたしまして、十億ということにいたしたわけであります。
 その次に六の味の素の放出関係でありますが、これも同樣に輸出が非常に事情が惡くなりまして、味の素が輸出ができないで滯貨になつておりますものがありますので、これを國内向けに放出して、特別價格との價格差益を政府に納めようとするものでございまして、大体量で行きますと百三十トン程度、國内向けの放出價格は食糧配給公團の配給價格としましては一グラム当り八円五十二銭、消費者の價格としましては九円程度を考えております。これでここにありますような七億六千万程度の收入と相成るわけであります。
 その次に地方貸付けの償還金であります。これは政府の昨年の暮から今年の正月にかけて支出いたしました、いわゆる二、八ヶ月の政府職員に対する給與でありますが、これは地方関係におきましては、その財源がありませんために、國庫からその一部を地方に貸付けたわけであります。その額が大体五十一億七千万程になつておりましたわけですが、その中約十八億というものは、今年度において償還して貰うということになりまして、当初予算に計上してありました。尚三十三億程未償還額が残る計算になつておりましたわけでありますが、先程申上げましたように、租税の自然増收の関係で地方に百億を超える配付税配付金が今回出ることになりましたので、この際この残つておりまする三十三億の分も、國庫に返還して貰うというような考え方で、ここにこれを計上いたしましたわけであります。三十三億五千万と、この三十五億との差は利子に相当するわけであります。
 その次に八の前年度の剰余金でありますが、これは年度当初二十五億程度の金を、前年度剰余金として歳入に見込んであつたわけでありますが、その後決算確定いたしました結果、尚五億程余分に使える金が出て來て参りましたので、これを今回追加見込といたしたわけであります。
 九の歳出節約額であります。この歳出節約額は、備考の六に内訳がございます。一番大きなものは給與予算の不用額であります。この給與予算につきましては、丁度この本予算を組みましたときは、給與水準の関係、二千九百二十九ベースとか、三千七百九十一円ベースとかの実際の細かい体系等が、まだ確定しておりませんでしたので、一應の見込みで多少余裕を持つて計上いたしました。その後実際に新給與実施本部におきまして、切替を実施いたしました関係を調査し、尚各省における欠員等に基く不用額等も檢討いたしまして、これだけの不用額が出るものと算定いたしたわけであります。その次の宝くじ奬金、これは先程收入の減があると申上げましたが、收入の減と、一方におきまして、事務費もそれだけ減少いたしまして、これだけの節約になるわけであります。失業保險金の関係は、失業保險の給付が予想よりも非常に少いために、失業保險特別会計に、一般会計から繰入れる金が、これだけ節約される見込と相成つておるのでありまして、大藏省予金部の繰入が四億三千三百万程減少になりますが、これは例の軍事公債を預金部でも相当沢山持つておりまして、その利子が今度收入があることになりましたので、預金部の採算がややよくなりまして、一般会計に俟つておつた金をこれだけ減らしてもよいということに相成つたわけであります。終戰処理費は先程も申上げましたように、五億の節約ということでありますが、これは要するに百五十億から五億差引きまして、百四十五億ということで、今回の追加予算に載つておるわけであります。賠償施設処理費の関係は、賠償関係の機械等を解体して、荷作りして送り出す経費でありますが、これも予想程は仕事が進んでおりません。年度当初見込んでおりました額の半分程しか仕事が動かないという見込みでありますので、十五億の節約をいたしたわけでございます。その他を合せて百九億という節約をここでいたしたわけであります。九の次の十の特別会計の固有財源でありますが、これはやや技術的なことになりますが、歳出面におきまして、給與改善費は一般会計特別会計の両方を通じまして、必要な額を全部計算して載せて置いたわけでありますが、その中で、特別会計におきましては、特別会計自体の予備費の繰替、或いはその外特別会計自体の歳入を以てこれを支弁して、一般会計の負担にならない分があります。その分をここで除算いたしたわけであります。その結果全体として、合計額が七百三億、そういうふうに合うというような形になるわけであります。
 この表につきまして一應御説明いたしますことは、この程度でありますが、尚歳入面におきましては、煙草の專売の関係がございます。これは当初見込んでおりました関係に較べますると、御承知のように、ピースの賣行が非常に惡いために、或る程度減收が起るのではないかと思われたわけでありますが、その関係上、今回配給煙草を若干値上げいたしますことによりまして、これによつて三十億の増收を見込みまして、差引いたしまして專賣特別会計の益金の関係におきましては、増減なしということによりまして、この総合表には別段計上いたさなかつたわけであります。一般会計の補正予算につきましては、大体この程度のものでございますが、尚特別会計について極く簡單に申上げて置きたいと思います。
 特別会計につきましては、各会計それぞれ追加予算を計上したしてございますが、その事項としての内容の主たるものは、特別会計所属の職員の給與改善であります。その外の事項といたしましては、地方配付税の配付金とか、或いは國債整理基金でありまするとか、そういうような一般会計における受拂い、そういう関係で技術的に当然勘定がかかつて参りますものの外は極めて僅かでありまして、先程ちよつと申上げました食糧管理の特別会計におきまして、食糧の買入代金、賣拂代金、こういうものが價格の値上りによつて両方共膨れて参りました。それからもう一つは、厚生年金保險特別会計、健康保險とか、厚生年金保險とかの特別会計でありますが、この関係におきまして、給付の状態が非常によろしい、尚保險の標準となります標準的な給與額も相当上つて参りましたというような関係上、保險料の收入も増加いたしましたが、給付費の支出も増加いたしましたので、その関係上必要な増加を歳入歳出に見積つてございます。特別会計といたしまして、主な事項はその程度でありまして、一般会計と同樣の方針による給與の増加額が計上せられておる。そういうように御承知願いたいと思います。以上甚だ簡單でありましたが、一應今回の補正予算につきまして御説明申上げたのであります。
#8
○委員長(黒川武雄君) これから質問を行います。質問者は先程通告者によりまして抽籤をいたしたのでございます。その順によつて今日は行います。先ず木村委員。
#9
○木村禧八郎君 私は大藏省並に安本長官としての泉山氏に御質問申上げたいのですが、いつかの本会議でなされた説明と、並に今回提出されました追加予算案それを中心にして五六点重要なる問題についてお伺いしたいのです。その前に非常に緊急を要する重大な問題について一つお尋ねしたいのでありますが、今回提出されましたこの追加予算案の中には、寒冷地手当、及び石炭手当を含んでおらないように見受けられますが、果してどうでありますか、どういうふうなわけでそこが落ちているのでありますか、この点先ずお伺いいたします。
#10
○國務大臣(泉山三六君) 寒冷地手当、並びに石炭手当に対しましては、事の緊急且つ焦眉の性質に鑑みまして、政府におきましては、随時これが実現に研究を重ね、尚努力を重ねて参つたのであります。然るところいろいろデリケートな面もございまして、その結果といたしまして、只今木村さん御指摘の通り、それがなかなか目に見えないと、こういうようなことであろうかと思うのでありまするが、その詳細につきましては、尚祕密会等におきまして、御説明申上げたいと思うのであります。
#11
○木村禧八郎君 速記を中止しましてですね、その問題について詳細にお伺いしたいのです。これは非常に重大な問題でありまして、もう非常に北海道においては、寒冷を迎えて、一日も猶予できない問題であります。そうして特にその見透しについてお伺いしたいのです……。それでは今のその点は後で御答弁して頂くとして、保留して置きます。
 次に御質問申上げたいことは、大藏大臣が今度の二十三年度追加予算を提出される理由としまして、先程二つあるが、その一つは一般賃金水準の上昇に伴う、公務員の給與ベース切替えによる予算の増加、第二に災害の続出とこれが復旧対策に要する費用、この二つがこの追加予算を提出される理由であるということを述べられましたが、この追加予算の中で、この二つの項目の占める金額が大体三百二十億、ところがこの追加予算の全額は七百三億、調整して五百八十六億、こういうことになつておるのであります。先程事務当局のお話を伺いましたが、價格調整費百十億の中で、はつきりしているのが五十一億円で、後五十九億円余りははつきりしていない、予備的にとつて置いた。そういうような金額が相当多いのであります。從つてこの今回のです、この給與の引上げと災害復旧に関する費用に便乘してですね、含まれている予算が相当あると思う。その点が大藏大臣ははつきりとこの提案理由の中に述べられていない。ただ給與ベースの引上げ、或いは災害復旧の費用を賄うために予算化せられた追加予算であると、それが提案理由になつておる。ところが実際を見ますと、價格調整費その他便乘者が相当ある。特に國債費の如きは、例えば先程寒冷地手当二十四億は、國債費を前の通り、いわゆる軍公利拂を止めれば出で來るのです。それを今回の追加予算提出に対して、便乘してこういうものを出した。これは非常に私は提案理由と反するので、先ず第一にこの点について大藏大臣に明確な御答弁を承わたい。
#12
○國務大臣(泉山三六君) お答えいたします。今回提出いたしました追加予算案につきましては、その建前は先刻私から申上げました通り、又只今木村君の御指摘の通り、二つの、つまり新給與に対しまして、これを予算化する。又災害の問題、この二つが二大支柱をなすことは先般申上げた通りであります。併しながらその金額におきましての占むる割合が少きに失しはしないか。かようなこと、つまりその半面において、他の経費が多々認められておるではないか。かようの御指摘でありましたが、その通りであります。(笑声)併しながら若し眼を轉じてこれを檢討した曉においては、それらの経費が如何なる性質を持つものであるかと申上げますならば、それは消極的にどうしても計上しなければならないもの、好むと好まざるとに拘らず、左樣の経費が多々あるのであります。これを申上げますならば、前内閣時代におきまして編成せられましたるところの本予算は、今日主として物價改訂の事情によりまして、当然引上げらるべきものが多々あるのでありまして、いわばこれを歳出の面におきましての予算の欠陷と申しましようか。当然それだけのものが凹んだことに相成るのでございます。そこで更に轉じまして、然らばその間に只今木村さん御指摘の國債利拂の如きものは見込まないではないか。かようの御見解かと思うのでありますが、この点につきましては、ひとり我が党年來の主張を貫徹いたしますのみならず、廣く天下の輿論はすでに國債の利拂の停止には反対であるものとこれを理解しておるのでございまして、その点は左樣に御諒承を願いたいと思うのであります。
#13
○木村禧八郎君 只今の國債利拂について天下の輿論が國債をこういう状態に、特に軍事公債の利子について支拂はぬということは、私はむしろ勤労大衆、そうした一回の要望であると思います。天下というのはそれは一部そういう公債所在者の利害に立つて申されたことと思う。その点は誤解を受けるといけませんから訂正したいと思うのですが、只今私としますと、二つの提案理由以外に、前内閣が物價騰貴その他を十分に見込まない予算を組んだために、その後の物價騰貴によつて、この追加予算が出て來た。又恐らく終戰処理費のことを言つておられると思いますが、好むと好まざるとに拘らず組まなければならんものが出て來る。そういうことを言つておられる。そこで私は第二にお伺いしたいのは、大藏大臣が現在の、或いは將來の物價状況から見まして、二十三年度予算としては、この程度の追加予算で大体済むものとお答えであるかどうか、今後又追加予算を組まなければ足りないかどうか、この点次にお伺いいたしたいのであります。
#14
○國務大臣(泉山三六君) お答え申上げます。本二十三年度中におきましての、今日この段階におきましての見透しの上に立ちまして、追加すべきものはこれを包括いたしまして、本追加予算に計上いたしましたのがその建前でございます。何とぞ御了承をお願いいたします。
#15
○木村禧八郎君 それでは次にお伺いいたしますが、大藏大臣は我が國の今のインフレの見透しをどういうふうにお考えになつているか、通貨、物價等の今後の見透しについてどういうふうにお考えになつておるか。この見透し如何によつては、やはりどうしても追加予算が必要とならざるを得ない。或いは又たびたび大藏大臣は、價格補正は成るべくやらないと言つておりますが、そのインフレの見透し如何によつては價格補正をやらざるを得ないのではないかと思うのですが、この点についてのお見透しを一つお伺いしたいのです。通貨並びに物價等についての見透しです。
#16
○國務大臣(泉山三六君) 誠に御尤ものお尋ねでございまして、インフレの権威であられる木村さんに対して、インフレの前途についての見透しを申上げるのは、誠に苦しいのでありまするが、木村さん先般御承知の通り、インフレの前途はその政府の政策の展開と又その反面におきまして、政治力の滲透の如何によつておのずから決することも、これ亦当然のところであるのであります。なお通貨並びに物價の面のみについてこれを申上げまするなれば、通貨の面におきましては、先ず本年末におきましての通貨の見透しには、從來通貨対策審議会の見透しといたしまして、通貨の発行高は年末におきまして、三千三百億円を予定せられておつたのでありまするが、この予定は凡そ二百億円をプラスする必要があるやに考えられまして、從いまして年末におきましては、凡そ三千五百億に上るのではないかと、かように考えられるのであります。併しながらその通貨の増発が、直ちに物價の騰貴を招來するや否につきましては、政府といたしましては、必ずしもこれを悲観的には見ておらないのであります。何となれば、以上は主として米の買上げ代金に対しまして、農村に米の供出が進展いたします関係上、それらの金がばら撤かれる、かようの点にありますので、それは近く回收せられるものという見透しを付けておるのであります。尚又他の一面におきましては、成る程本予算案によりまして、本新ベース法案によりまして、相当の政府資金の散布があるのでございまするが、他の一面におきましては、今日は物價の面におきましては、木村さん御承知の通り、最近の趨勢にこれを見まする場合に、その足取りは極めて緩慢になり、殆んど横這いの状態であるのでございます。況んや最近におきまして、多少低下の傾向さえ示しておるのであります。さようの段階におきまして、インフレーシヨンを今日直ちに刺戟する、かようの見透しは持つておらないのでありまして、その点も御安心を願いたいと思うのであります。以上お答え申上げます。
#17
○木村禧八郎君 只今のインフレの見透しにつきまして、非常に大藏大臣は樂観されておりますが、私は大藏大臣と多少所見を異にいたしますので、從つてこの追加予算案を審議するに当りまして、そういうインフレを樂観するという建前で、審議することはできないと思つているんでございます。只今大藏大臣の御説明ですと、まず通貨については、年末三千五百億円程度であろうと言われておりますし、又物價は横這状態になつていて、あまり上らない、上つておらない、從つて今後も上らないだろうという御説明でございましたが、一体大藏大臣が通貨という場合に、預金通貨、これを含めるか含めないか、この点を一つ御答弁願いたい。最近においては、いわゆる手形交換高は非常に激増しているんでありまして、例えば本年一月、六大都市の手形交換高は七百七十億くらいであつたのが、恐らく本年末には二千億ぐらいになるだろうと思うのです。この手形交換高、殊に小切手が多いのでありますが、これが激増しておる、これはいつも預金通貨であります。これをも引つくるめて手形と見なければならない、その意味においては、通貨は非常に膨張しておるのである、そういうふうに考えられる、又價格におきましても、國債格のみを大藏大臣は問題にしておられますが、公定價格が非常に上つておるし、最近におけるインフレの形は、政府が政策的に公定價格を非常に引上げたために、公定價格の騰貴となつてインフレは人爲的に昂進している、從つて消費者價格を見れば、生計費内容を見れば、非常に生計費は上つて來ておるのであります。この意味でインフレはちつとも横這になつているのではない、安定はしていないのであります。そういう非常に樂観的なお考えで、大藏大臣がこの予算を組まれるということは、私は間違つておる、從つて今後の見透しとしては、これでは追加予算が足りないと思うんでありますが、大藏大臣は、追加予算はこの程度で足りると、そういうふうな見透しでお立てになつたのかどうか、その点もう一度お伺いしたいのでございます。
#18
○國務大臣(泉山三六君) お答え申上げます。木村さんは、私の発言を以て、インフレの前途を樂観するものとのお話でありましたが、決してさようのものではないのであります。つまり敢て憂慮の必要はない、さようの表現を申上げておるのでありまして、そこで問題は、成る程通貨の発行高はさようかも知れないが、預金通貨の面において、相当の膨張を來しておるではないか、さようのことでございましたが、その通りでございます。從いまして彼此勘案いたしまして、その前途につきましては、政府と雖も非常なる関心と用意とを必要とすることを認めるのでございまして、かるが故にあらゆる政策と、又政治力を結集すべきものであることを申上げたのでございます。尚、さようの前提の上に立ちまして、將來尚本追加予算の上に、更に補正予算を出す必要があるんではないか、かようのことを申されるのでありますが、今日におきましては、まずその必要はないものとの見透しを申上げた次第であります。
#19
○木村禧八郎君 この点については、結局意見の相違になつて來ると思いますから、この程度で止めまして、次にお伺いいたしたいことは、この追加予算を編成されるに当りまして、大藏大臣は財政というものの根本について、どういうふうにお考えになるか、その点についてお伺いしたいのであります。財政というものをどういうようにお考えになつて、この追加予算を御編成になつたか、その点をお伺いしたいのであります。
#20
○國務大臣(泉山三六君) 誠にむずかしいお尋ねで大変困るのでありますが、(笑声)財政の根本は、國家の賄いの根本政策の集中と、かようのことでなければならないと思うのであります。然るところ今日におきましては、先ず物價の政計、或いは生産増強の問題、或いは又行政整理の問題であるとか、或いは税制の問題であるとか、いろいろ重要なる問題が山積して、而もこれに対して相当のなんと申しましようか、或る段階を劃すべきもののあることは、政府においても率直にこれを認めるのでございまして、恐らくかようの意味合いにおいて、財政の根本方針についてのお尋ねかと思うのでございまするが、かようの点につきましては、いずれも國家財政の面、又國民経済の面に深き関連と、その重きウエイトがございます関係上、これはよく研究をいたしました上で申上げたいと思うのであります。
#21
○木村禧八郎君 私は財政をどういうふうにお考えになつて、この追加予算を御編成になつたか、その意味は実は具体的な、こういう意味なんであります。この間、又決済安定本部で、推定分配國民所得二兆三千九百億円、二兆約四千億と発表したのであります。で私はそれに関連して、財政は大体國民総所得を基礎にして、財政、産業、國民消費この三つの上に、どういうふうに合理的に配分するかということは、最近における財政の根本的な考え方じやないかと思うのです。單に財政は財政だけで考えるのでなく、國民消費と、産業投資、それから財政資金と三つにこれを如何にして配分するかということが財政の根本であると思うのです。ところで二十三年度予算を編成するとき、六月の物價改訂を見込んで、一兆九千六十億と國民所得を推定して、その上に立つて國民消費、財政資金、産業投資というものを一應計画的に立案されたのであります。それがこれは七月頃から最近までの間に、分配國民所得の推定が、五千億も多くなつておる。そうしますと、國民総所得を基礎にして財政を計画的に立てるという場合、財政の立て方は根本的に変つて來なければならない、非常に大きな変化が來るのであります。その点大藏大臣はどういうふうにお考えになつておるか、産業投資、財政資金、國民消費について、即ち五千億も分配國民所得の推定が狂つて來ておる、これは一体どういう事情からこんなに多くなつて來たか、安本長官を兼ねておられます大藏大臣にお尋ねしたい、前は六月の物價改訂を織込んでおるということを我我は聞いたのです。一兆九千六十億円の中には、物價改訂を織込んでそうなつておるということであつた、ところが最近になると、二兆四千億円にもなつておる、この点どうしてそういうふうになつたか。そうしてそういうふうに國民総所得の基礎が異つた場合、大藏大臣は財政、産業資金、國民消費についてどういうふうにこれをバランスさして行くか、この点一つお伺いしたいのであります。
#22
○國務大臣(泉山三六君) 重ねてお答え申上げます。財政の根本方針と申しますのは、只今木村さんの御解説によりまして、極めて明瞭に相成つたのであります。(笑声)まず國民所得に関しましては、從來政府は一兆九千億を以て我が國二十三年度におきましての國民所得である。そような基礎の上に立つておつたことは御指摘の通りであります。尚又その國民所得は本年の六月の物價によるもの。然るところ今日におきましては、この物價は最近においてこそ横這いの状態でありまするが、今日まで相当の騰貴をいたしましたことは木村さん御承知の通りでありまして、十一月の物價を水準にいたしまして、これを改算いたします、もう一度算盤をとつてみまするに、只今御指摘の通り本年度の國民所得は二兆三千九百三十億を以て妥当なものである。かような計算が出て参つた次第であります。その詳しき算定につきましては、政府委員より御答弁申上げまするが、尚それを財政、産業並びに國民消費、かような三要素を睨み合せて、初めて財政消費の與えられたる枠が出るではないか、誠にその通りであると考えるのでありまして、從いまして政府におきましても、國民所得を大宗といたします國民経済のバランスにおきまして、財政支出には約六千五百億を以て適当と認めたのでございまして、その比率は凡そ二割三分八厘と相成る次第であります。以上お答え申上げます。
#23
○木村禧八郎君 只今大藏大臣の御説明によりますと、十一月の物價を基準にして分配國民所得を以て推定した結果、このようになつたというお答えでございました。そうして相当物價が上つたからであるというお話なんです。ところが他面において、給與ベースを算定するときの御説明では、消費者價格はそう上つておらない。然るに又インフレの見透しを説明される場合には、物價は横這いである、そういうふうな御答弁でありますが、この分配國民所得の推定のときには非常に相当物價が上つている。そのためにこれが殖えた。これは矛盾しているのではないかと思う。そういうふうに思いますが、併しこういう点にかかずらつていますと、ひとりで余り時間をとるのもどうかと思いますから、次の質問をしたいと思います。
 この予算書についてでありますが、大藏大臣は経済三原則、賃金三原則、これに從いまして價格差補給金を出さん、或いはこの價格改訂をやらんといつておられますが、先程の御説明ですと價格差補給金が相当ありますし、又煙草の値上もやつております。これはその三原則の趣旨に副わないのではないか。この点矛盾があるように思われますが、どういうふうなお考えでありましようか。
#24
○國務大臣(泉山三六君) お答え申上げます。まずその前に答弁は要らんということでありますが、事重大でありますから、(笑声)私から物價の関係について、國民所得に関係しまして、一言弁明をいたします。國民所得の改算、二兆三千九百三十億は十一月の物價と、かようなことでございまして、六月以來十一月までの間におきましては、物價は明らかに高騰いたしておるのであります。以上の事実を御了承願いたいと思うのであります。
 尚その前途につきましては、それ程上がらないのじやないか、かようのことも御了承願いたいと思うのであります。
 次に御質問の点でありまするが、いわゆる経済三原則の問題に関連いたしまして、追加予算に價格調整費として新たに何程かを計上しておるのは、これは本原則と矛盾するではないか、誠に表面その通りであります。併しながら、その三原則の趣旨につきましては、私が経済安定総務長官といたしまして、商工大臣並びに労働大臣と連名の声明書を、去る十一月二十八日におきまして発表いたしたのでありまするが、政府補給金を出さない、これは経済三原則の本旨であるのでございまするが、併しながら政府補給金を出さないというこの本則は、決して一切これを出さない、かようなものではないのでございまして、問題は財源の伴うか伴わないか、この重要な点に帰着しますのでございまして、この意味におきまして、本追加予算におきまして、その財源の許す範囲及び新たに計上いたしました政府補給金につきましては、現下の賃金水準の問題、その他今日現に進行しつつあります各種の労働問題等を考慮いたしまして、その適当なるところに結論を得た、かようなことでありますので、以上率直にお答え申上げます。
#25
○木村禧八郎君 只今承わりまして分つたのでありますが、價格差補給金は、これは原則として出さないのではなくて、財源さえあれば出してもよろしい、そういう意味なんでございましようか。
#26
○國務大臣(泉山三六君) お答えをいたします。財源の伴わない補給金は出しちやいけない、かようなことに御了承願いたいと思います。
#27
○木村禧八郎君 次に財源の問題についてお伺いしたいのでありまするが、この自然増收の中には、二十二年度において未收入になつておる分、そういうものはこの中に含まれておるのですか、どうですが。二十二年度においての未收入分、これはどの程度にあるものでしようか。
#28
○國務大臣(泉山三六君) 改めましてお答えを申上げます。
#29
○木村禧八郎君 次にお伺いしたいのですが、この前の税制改革によりまして、法人税を軽減した結果、個人所得の方の税率が、非常に多くなつて、最近個人会社などは、法人組織に変える、そうして税の負担を軽減しようという傾向が非常に多くなつて來ておると聞いております。この点は、前にも税制委員会で問題になつた点でありますが、政府は個人所得と法人税との不均衡、これを直す意思がないか。余り個人税より法人税の方が安過ぎますから、どんどん個人組織が法人組織になつてしまうと、非常に財源が少くなるのではないか、そう思うのでありますが、その均衡をとるために、再び法人税を引上げる御意思があるかどうか、この点をお伺いしたいと思います。
#30
○國務大臣(泉山三六君) 政府は、財源の調達上、これを個人の面に重点を置いて、個人所得の方にウエイトをかけると、かようの考えはないのであります。本追加予算案におきまして、相当の自然増收を見込んだのでありまするが、その結果といたしましても、決してさように結果には相成つておらないのでありまして、尚只今木村さんの御指摘の通り、將來法人税は、これを増額の意図はないかと、かようの思召でありまするが、政府におきましては、今日さようなことは御慮いたしておらないのであります。
#31
○木村禧八郎君 最後にお伺いしたいのですが、政府は財源が非常に困難であると言われておりまするが、それは今の状態では非常に財源が窮屈でありまして、今のような政治をやつておれば、結局この追加予算に現れております通りに、源泉徴收、即ち勤労所得税、或いは煙草の値上げなど、そういう大衆負担を、非常に大きくするより外に、財源の捻出方法はないと思うのでありますが、併しながら私は財源は決してないわけではないと思う。それは分配國民所得と、それから大藏省で税をかける場合に、実際に捕捉する所得との、その差を御覧になれば明らかであろうと思う。財源対策としては、結局この差をどれだけ実際問題として縮めるかというところに、財源対策の焦点があると思うのですが、大藏大臣はこの差を縮めるのに、例えば一兆二三千億以上も捕捉されない所得があると思うのですが、これを如何にして捕捉するか、これについてどういう努力をされておるか、具体的にお伺いしたいと思うのです。この点がはつきりしなければ、この財源捕捉ができなければ、結局一應財源はないのです。結局非常な大衆課税になつて來るのです。これを科学的に捕捉できるようになれば、無論これは政治の問題になると思うのですが、努力すれば財源は相当出て來る。この点についてどういうふうにお考えになつておるか。
 それから、取引高税を止めて、その代りに小切手印紙税を一%くらいの税率で設けられる御意思があるかどうか。
 それから第三が、これは非常にデリケートな問題でありまするが、貯蓄増強上、銀行預金に対する扱いは愼重を期さなければならんのでありまするが、銀行預金は、所得税を課ける場合、所得を捕捉することができない建前になつておりまするが、併しながら闇所得、インフレ所得が預金をする、又その預金が非常に最近では大きな額に上つておるのでありますが、これについて、何かこれを財源化する方法をお考えになつておりまするかどうか。その三点についてお伺いしたいと思います。
#32
○國務大臣(泉山三六君) なかなかむずかしいお話ですが、お答え申上げます。
 分配國民所得と申しますのは、大変むずかしいことで、実は私よく分りませんが、とにかく國民所得は約二兆四千億に達しました。前回の調査、又租税の基礎をなしました一兆九千億に比較いたしまして、凡そ五千億の増加と相成つたのでございます。從いまして、おのずから租税の給源がそこに出て参りましたことは、申上げるまでもないのであります。問題は如何にしてこれを捕捉するか、かようの点にあるのでありまして、恐らく御質問の要点もそこにあるやに拜承したのでございまするが、徴税機構につきましては、政府におきましても、今日鋭意研究を重ねておりまするのでございます。のみならずその運営につきましては、十分これを督促いたしまして、その成果を期待いたしておるのでございまするが、そのためには從來の國税査察官制度の活用に俟つのみならず、尚政府は新たに何らか、徴税上にその運営上円滑を期するため、特に新らしい機構を設けたい。その具体案の作成について、今日鋭意これを急いでおる実情にあるのでございます。
 次に取引高税の問題につきまして、これを撤廃する代りに、小切手に対しまして、これに一%程度の税金をかけてはどうか、かようの御教示でございましたが、政府におきましては、今日別に考慮をいたしておらないのでございます。
 第三の預貯金の問題につきましては、一般的には調査をすることはいたしておらないのでございまするが、脱税がある、又税の滞納がある、かようの事実がある場合には、財務局長の承認を経て、これを徴收することができることと相成つておるのでございますので、税金の補正上決して支障ないものと、かように考えております次第でございます。
#33
○木村禧八郎君 最後に……、忘れておりましたが、四日の本会議における安本長官としての御演説について、一点お尋ねをしたいのであります。
 泉山安本長官はこの演説の一番最初において、最近における物資需給状況の改善、購買力の減退等、経済條件の変動に鑑みて、統制全般に亘り再檢討を必要とする段階に到達しておる、そういうふうに述べられておる。この骨子は段々統制を撤廃して、自由経済的な方向に移向して行く、そういう政策を採ろうとしておられると考えられるのでありますが、この一番最初お述べになつたことと、一番最後にお述べになつた経済復興五ヶ年計画について、政府としては五ヶ年後における日本経済の自立を目標として、経済復興計画の立案を急ぎつつある。この二つのお考えが矛盾しているのではないかと思う。というのは経済復興計画、この経済を計画的に復興さして行くという場合、更に日本の現在のいろいろな諸條件、例えば人口問題、或いは軽工業を技術、化学工業に再轉換しなければならない問題が起きております。又或る程度財源の調整をどうするか、或いは又最近におけるいわゆる資本主義的な経済のために、統制が限界に達している、そういういろいろな困難な諸條件を考えますと、本当ならば計画統制というものを、もつて綿密にし、強化しなければ経済再建計画はできないと思うのです。それにも拘わらず、大きな方向としては、今後統制を撤廃して自由経済的に持つて行くということになると、これは経済再建計画と矛盾すると思うのです。若しかそういうお考えで今後の経済再建計画を考えて行きますと、日本経済再建計画というものは実行できない、むしろ非常に混乱が起ると思う。我々が承知しておるところでは、これまで経済安定本部は経済復興五ヶ年計画を立案し、これを実施計画に持つて行く上においては、自由経済的な方式で、これをやろうと考えて立案していなかつたと思うのです、これまで……。ところが今度民自党内閣になつて、自由主義的な経済の方向に持つて行こう、こういうことが考えられておりますが、これは私は経済復興五ヶ年計画と矛盾する、そういうお考えでやつたならば、日本経済の計画的な再建は私はできないと思うのですが、この根本的な問題として最後に安本長官としての泉山氏にお伺いいたしたい。
#34
○國務大臣(泉山三六君) 本内閣が経済の統制に関しまして、これが整理並びに簡素化をする、かようの方針の上に立つておりますることは、今更申上げるまでもないのであります。併しながら今日の我が國の置かれておりまする事情、かように点に思いをいたし、尚日本の経済の復興、民生の安定、さようの至上命令からいたしまして、如何にしてこの復興を図るか、民生の安定を図るか、かようの点につきましては、どうしてもその経済のまず自主性を回復し、経済性を取戻さなければならんものとかく考えるのであります。併しながら我々は今日この復興を図るにいたしましても、ただ漫然とこれを行ないべきでないことはもとよりでございまして、すでに経済復興五ヶ年計画は概案として作成いたしたのでありますが、その國家としての場合におきましては、その方向に向つて、我々は進むべきことは当然でありまするが、これを以て直ちに計画経済であると、かようの断定には私共は承服しないのであります。何となれば問題はたびたび申上げました通り、如何にして経済を復興しこれを再建するか、この一点に帰するのでございまして、それがためには当面の問題といたしまして、統制の撤廃こそこれが捷径であり、而も今日最も要請せらるべき重要なる課題である。かように深く確信するのでございまして、その間の運用の妙よろしきを得てこそ、初めて産業の復興計画、そのものの所期の目的も貫徹し得るものと深く信ずるのでございます。況んや我々は好むと好まざるとに拘わらず、國内経済からこれを國際経済に外して行く。僞替の面から申しますなれば、日本僞替の問題のごとき、その好むと好まざるとに拘わらず、とにかくその実現の日は迫りつつある今日におきまして、必ずやこの統制の撤廃はかような意味合からも、当然必要とせられるものと、かように考えるのでございまして、それとこれとの間には、單純な自由主義経済であるとか、計画経済であるとか、かような判定のみでは、実際の政策の面ではあり得ないと申しましようか、むしろそれ以上の政策の運用の面に妙味がある、さように考える次第であります。
#35
○委員長(黒川武雄君) ちよつと速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#36
○委員長(黒川武雄君) それでは速記を始めて……。それではこれから秘密会にいたしますから、議員及び事務を執る以外の方の御退場を願います。
   午後三時五十二分秘密会に移る。
#37
○委員長(黒川武雄君) これより秘密会に入ります。速記を止めて。
   午後三時五十三分速記中止
   ―――――・―――――
   午後四時十九分速記開始
#38
○委員長(黒川武雄君) それでは速記を始めて、秘密会はこれで閉ぢます。
   午後四時二十分秘密会を終る
#39
○委員長(黒川武雄君) 本日の委員会はこれを以て散会いたします。
   午後四時二十一分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     黒川 武雄君
   理事
           内村 清次君
           油井賢太郎君
           飯田精太郎君
           田村 文吉君
           東浦 庄治君
           木村禧八郎君
           岩間 仁藏君
   委員
           岩崎正三郎君
           木下 源吾君
           下條 恭兵君
           山下 義信君
           岡田喜久治君
           深水 六郎君
           一松 政二君
           岩木 哲夫君
           鬼丸 義齊君
          尾形六郎兵衞君
           櫻内 辰郎君
           井上なつゑ君
           西郷吉之助君
           高瀬荘太郎君
           伊達源一郎君
           久松 定武君
           帆足  計君
           堀越 儀郎君
           松村眞一郎君
           池田 恒雄君
           栗山 良夫君
           藤田 芳雄君
           小川 友三君
  國務大臣
   大 藏 大 臣 泉山 三六君
  政府委員
   内閣官房長官  佐藤 榮作君
   経済安定政務次
   官       中川 以良君
   総理廳事務官
   (経済安定本部
   財政金融局長) 内田 常雄君
   大藏政務次官  平岡 市三君
   大藏事務官
   (大藏大臣官房
   次長)     河野 通一君
   大藏事務官
   (主計局長)  河野 一之君
   大藏事務官
   (主計局次長) 阪田 泰二君
   大藏事務官
   (給與局長)  今井 一男君
   專賣局長官   原田 富一君
   建設政務次官  赤木 正雄君
ソース: 国立国会図書館
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