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1948/12/11 第4回国会 参議院 参議院会議録情報 第004回国会 商工委員会 第3号
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1948/12/11 第4回国会 参議院

参議院会議録情報 第004回国会 商工委員会 第3号

#1
第004回国会 商工委員会 第3号
昭和二十三年十二月十一日(土曜日)
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○廃兵器等の処理に関する法律案(内
 閣提出、衆議院送付)
○緊急電力の確保に関する調査外一件
 の継続調査承認要求の件
  ―――――――――――――
   午前十時五十七分開会
#2
○委員長(小畑哲夫君) 只今より商工委員会を開会いたします。廃兵器等の処理に関する法律案を議題といたします。質疑のある方はどうぞ……。
#3
○山田佐一君 本法案が衆議院の商工委員会を通過の時、「廃兵器処理に関し、その管理及び処分については、主務大臣は、その処理の状況並びに結果を六箇月毎に國会に報告しなければならない。」という附帶決議を附して、可決した由に聞いているのでありますが、この点について政府当局としては如何に考えておられますか。
#4
○政府委員(小林英三君) 只今山田委員よりの御質疑について御答弁いたします。政府といたしましては、先般衆議院の委員会における本案通過の際における附帶決議につきましては、十分その意見を体しまして、監査の結果及び処理の状況につきましては勿論衆参両院を含む國会に多しまして、六ケ月ごとに報告いたすつもりでございますから、さよう御了承をお願いしたいと存じます。
#5
○委員長(小畑哲夫君) 外に御質問はありませんか。他に御発言もないようでありますから、これにて質疑を打切り、直ちに討論に移ることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○委員長(小畑哲夫君) 御異議ないと認め、討論に入ります。御発言の方は賛否を明かにしてお述べを願います。
#7
○栗山良夫君 本法案に私は賛成いたします。ただ二点について意見を述べます。
 先ず第一に本法案第一條の「主務大臣がその定めるところにより、産業復興公團に取り扱わせることができる。」ということは、監督権限の範囲が漠然としていたけれども、御提出の文書で概略が明らかになつた。公團と政府との円滑化が今までは余りうまく行つてなかつたようでありましたが、今後はうまく行くように愼重を期して貰いたいのであります。
 次に第二といたしましては、産業復興公團の内容、実績は大体了承したのでありますが、産業復興公團の業務内容につき、政府当局の答弁によりますと、第一目的たる國家資金を以てする産業設備復興ということは殆んで行われていない。そして第二目的たる設備資材の整理等の仕事が処理せられているに過ぎないのでありまして、かかる状態が続けば、公團の性格及びその存廃までも考えなければならないと思います。と共に、公團の生れたる眞意も考えなければならない。又現状における業務の中心は設備資材の整理の問題が大部分でありますが、眞に公團の使命を生かすためには前に申上げた設備建設の問題の促進のことを先ず解決すべきであると思うのであります。以上の二つの点が解決せられ、本來の目的を達せしめることができないとすれば、率直に公團の改組、存廃などをも躊躇なく処理されねばならぬと思います。
 以上申上げた私の討論は、この法案に対する賛成を前提として申上げたのであります。
#8
○委員長(小畑哲夫君) 他に御意見はございませんか。他に発言もないようでありますから、討論は終了したものと認めて直ちに採決いたします。「廃兵器等の処理に関する法律案」を原案通り可決することに賛成の方の御起立を願います。
   〔総員起立〕
#9
○委員長(小畑哲夫君) 全会一致と認めます。よつて本案は可決と決定いたしました。
 尚、本会議における委員長の口頭報告の内容は、本院規則第百四條によつて予め多数意見者の承認を経なければならぬことになつておりますが、これは委員長において本法案の内容、委員会における質疑應答の要旨、討論の要旨及び表決の結果を報告することとして御承認を願うことに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#10
○委員長(小畑哲夫君) 御異議ないと認めます。
 次に本院規則第七十二條によりまして委員長が議院に提出する報告書には、多数意見者の署名を附することになつておりますから、本案を可とする方は順次御署名を願います。
  多数意見者署名
    宿谷 榮一  玉置吉之丞
    佐伯卯四郎  栗山 良夫
    山田 佐一  島   清
    阿竹齋次郎  廣瀬與兵衞
    小杉 繁安  寺尾  豊
#11
○委員長(小畑哲夫君) 署名洩れはございませんか。……なしと認めます。
#12
○玉置吉之丞君 前國会の終りに、四党協定による解散時期が大体予算案提出日から二週間ということに決定しておるようでございますが、すでにその時期も切迫して参つたのでありますが、衆議院の解散と同時に参議院の閉会となるのでありますから、商工委員会といたしましては、先般議長に要求いたし目下調査を行なつていますところの緊急電力確保に関する調査と、産業復興に関する調査の二つの調査事件は閉会中も尚これを継続して調査するのが適当かと存じますので、委員長において適宜継続調査要求の手続を履んで頂くやう動議を提出いたします。
#13
○委員長(小畑哲夫君) 只今の玉置君の動議に対しましては、そのように取計らいたいと思いますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○委員長(小畑哲夫君) 異議ないと認めます。それでは議長に対して、要求書を提出するよう取計らいます。外に何か御発言はありませんか。御発言もないようでありますから、本日はこれにて散会いたします。
   午前十一時十五分散会
 出席者は左の通り
   委員会     小畑 哲夫君
   理事
           島   清君
           山田 佐一君
           宿谷 榮一君
           栗山 良夫君
   委員
           寺尾  豊君
           廣瀬與兵衞君
           小杉 繁安君
           佐伯卯四郎君
           玉置吉之丞君
           阿竹齋次郎君
  政府委員
   商工政務次官  小林 英三君
   商工事務官
   (総務局長)  山本 高行君
ソース: 国立国会図書館
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