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#1
第004回国会 議院運営委員会 第10号
昭和二十三年十二月十五日(水曜日)
  ―――――――――――――
  本日の會議に付した事件
○國家公務員法の一部を改正する法律
 案の衆議院における審議経過報告に
 関する件
○政府の申入れに関する件
○豫算委員会等の運営に関する件
  ―――――――――――――
   午前十一時十三分開会
#2
○委員長(村上義一君) 只今より委員会を開会いたします。
 議事の運営につきまして、政府から懇談をしたいということで、運輸大臣及び佐藤官房長官が見えました。尚そういう関係でありますから、予算委員長、大藏委員長の御出席を願つたような次第であります。お含み願います。尚政府からお話がある筈でありますが、それに先立ちまして委員部長からちよつと発言をしたいと言つておりますから、お聽き願います。
#3
○参事(河野義克君) 小委員会でございましたが、昨日私が報告申上げたことが若干違つておりましたから、それを訂正してお詑びを申上げたいと思います。それは國家公務員法の改正案を、参議院で発議いたしまして衆議院に送つたのでありますが、これに対して衆議院の委員会が多数を以て、民自党が反対なので多数を以てこれを可決したと申上げましたが、民自党は意見の段階においてはいろいろそういうこともあつたようでありますが、採決のときは、異議の有無を諮つて、異議なく、つまり全会一致で可決されておりますから、私の報告はその点間違つておると思いますから、その点訂正をして置きます。
#4
○佐々木良作君 公務員法ですか。
#5
○参事(河野義克君) そうです。
#6
○矢野酉雄君 國會法の一部を改正する法律案は、衆議院でどういうような今審議状況ですか、分つておれば御報告願いたい。
#7
○参事(河野義克君) ちよつと速記を……。
#8
○委員長(村上義一君) 速記を止めて下さい。
#9
○委員長(村上義一君) 速記を始めて下さい。
#10
○國務大臣(小澤佐重喜君) 諸議案の御審議のため非常に御協力と御理解を賜わつたことを感謝しておるのでありますが、いよいよ衆議院の方も提案になりました追加予算案が、大体今日中にはこちらへ廻つて來るのじやないかと、こういうふうに考えられるのであります。勿論この見透しの惡い点は、私確かに或いはあるかも知れませんが、大体今のところでは、今度こそ見透しが当るつもりであります。そこで御承知のように政府といたしましては、政府それ自体は別に一日を爭うということはないのでありますけれども、給與の方面におきまして事務的に一日も速かに行かないと、年度内には支給することは困難であります。新らしいべースのことは……そういうような事情から敢えて時間等のことについては私は申上げませんけれども、できるだけ速かに御審議を終つて頂きたいという意味で御懇談を得る機会を與えて貰つたのでありますが、決してその参議院の院議を無視するような、或いは審議を妨害するような厚かましい要求はいたしませんが、こういう事情を御考慮の上、何とぞ速かにこの予算案が廻つて來た場合においては審議をお願いしたいと思います。(「了解」と呼ぶ者あり)
#11
○委員長(村上義一君) 政府の御希望は今お聽きの通りですが、予算委員長として、大藏委員長としての審議の模様を伺つたらどうかと思います。
#12
○門屋盛一君 それは結構ですが、ここに政府の方がずつとおるのは、政府に對する質疑もあるでしようが、お忙しいのですから御退席願つたらどうかと思います。
#13
○矢野酉雄君 門屋さんの同情あり、理解あるお言葉に満腔の賛意を表します。(「政府用なし」と呼ぶ者あり)
#14
○委員長(村上義一君) お聽きのように政府から、ただ少しも早くという希望だけを述べられたのですが、どういうふうに取扱えば……。
#15
○門屋盛一君 委員長にお話いたして置きましたが、只今の政府の申入れなんかもあることでありますから、参議院から衆議院の方にお聞き合わせ下さつた衆議院のつまり見込ですね。それはどういうふうになつておりますか。
#16
○事務総長(小林次郎君) 昨晩向うの議院運営委員会が済みましたとき連絡がございまして、その時の話には、GSから予算修正はリジエクトするということであるから、明日午前十時から予算委員会を開き、一時から本会議を開いて、そつちへ廻すつもりだと、こういうことに決つたようであります。今日の……昨晩ですから……本会議は流会になるんだ、こういう話でございました。そこで今朝更にこの運営委員会が始まる直前に、もう一度衆議院に対して何かその後変つたことがあつたら教えて呉れという話はしました。ところがまだ十時に予算委員が集まらない。從つてまだ開いておらん。併し成るべく昨晩申上げたような線で進めたい。これだけの話でございました。その後の状況は変化はありませんということでございました。
#17
○中村正雄君 経過その他はこれは各人承知なんで、そういう經過を聽くよりも結論をやつたらよいと思う。恐らく今のような状態では衆議院は本日中には上げるでしよう。併し三時か、四時に上つて來るとは考えられない。從つて参議院としては、我々としても官吏の給與を急ぐということは了承するわけなんですから、一應本日中に廻つて來た場合には、参議院としては明日中に上げるということを決定して置いたらよいんじやないかと思います。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#18
○委員長(村上義一君) 予算委員長及び大藏委員長の御意見を私伺いたいのですが、明日、今日中に上つて來た場合にはどういうことに予算委員会なり、大藏委員会はなるんでしよう。
#19
○委員外議員(黒川武雄君) 先ず大藏委員長の御説明から始めて頂きたいと思います。
#20
○委員長(村上義一君) 結論だけ簡單に言つて貰えば……。
#21
○委員外議員(櫻内辰郎君) 現在までの審議の状況から申しますと、製造煙草の定價の決定又は改定問題について相当に委員会は議論が出ておりますので、これがどうなるかまだ予測が付かんと思います。それから復興金融金庫の増資に対する分もそういう状況であります。ただ十一月以降の政府職員の俸給等に関する法律案につきましては、政府から提案されたもので審議をいたしておりますので、大藏委員会だけではいかんということで、特に人事、労働の委員長から連合審査を求めて來られました関係上、三委員会で連合審査を行なつておるのであります。政府からの提案された案では、一應この三委員会の質疑が終了いたしております。後は大藏委員会でこの問題をどうするかということになつておるのでありますが、大体政府の原案で衆議院から廻つて來るということでありますならば、もはやこちらの方の審議期間は極めて簡單に行くと、こう考えるのでありますが、若し案が多少でも修正されて來るということになりますと、もう一回人事、労働との連合委員会を開いて呉れ、こういう二つの委員長からのお話がありますので、その連合審査をやはり繰返して行かなければならんという形になりますので、その点において、修正された問題については相当又議論が出るのじやないかと、こう考えますので、或る程度の時間を要するということは、委員長の立場からははつきり申されませんが、できるだけそういう三委員会の議を経て、大藏委員会に返して、できるだけ早く進めて行きたい、こういうふうな考えでおります。
#22
○委員長(村上義一君) 結論としては、午前中くらいには大抵結末が付くでしようか。
#23
○委員外議員(櫻内辰郎君) 午前中には行かんと思いますね。今夜廻つて來るとしまして、今夜から審議にかかれるようでございますれば、これは明日の午前中には上げ得られると思います。
#24
○委員長(村上義一君) 予算委員長のお話を……。
#25
○委員外議員(黒川武雄君) 私の方はあと五時間あればいいと思います。簡單でございます。
#26
○矢野酉雄君 大体分りましたから、中村議員の提案通り、大体そのくらいで了承するというので一つ進んだらいいと思います。今日中にやることは絶対に参議院の……。
#27
○委員外議員(黒川武雄君) 念のために伺つて置きますが、今日中に來て、どういう風の吹き廻しか、夕方の五時頃までに上つて來た場合に、皆さんのお考えを纏めて置きたいと思います。委員会は散会するかどうか……。
#28
○委員長(村上義一君) 只今予算委員長の御意見は、お聽きの通りですが。
#29
○板野勝次君 今の中村君の意見に私は同意したのですけれども、明日中にということを確定的に決めて置くことは、衆議院の審議の方向と睨み合せなければならんと思うのです。
#30
○門屋盛一君 私はこういう解釈を持つておるのです。これは政府だけでなく、こつちも早く通さなければならんと思つております。本日の衆議院の状況を両委員長から連絡を取つて頂いて、そうして修正で向うが行きおるか、原案で行きおるかということをはつきりしないと、こちらの方もはつきりしないわけです。原案ならば明日中ということも想像されんこともないが、修正が一つ揉めた場合に、衆議院の修正案を参議院で呑める会派もあれば、呑めない会派も出て來るというような状態になりはしないか、そういう場合に明日中という期限を付けることが困難になる。原案というものは一應予備審査の過程を以て進んでおることですから、各会派のいろいろの態度が決められておるだろうと思います。修正案というものはまだ予備審査の形でもかかつていない、そういう意味で、午後もう一回この委員会を開くかどうかした方がいいのじやないかと思うのです。
#31
○中村正雄君 私の申上げるのは、無論実際は向うから廻つて來なければ最後の決定はできません。今の予定として本日中に廻つて來れば、明日中に上げたいという意向を決めたいと思うが、現実の問題としてやつて來なければ分りません。
#32
○矢野酉雄君 その辺の程度でいいじやないですか。
#33
○左藤義詮君 ただ事実の問題として今予算委員長が申されたように、今日中に予算が上つて來ても、どこまで行けるか分らないけれども、予算委員会なり大藏委員会を開いて頂けるか、その時間の見当です。
#34
○中村正雄君 ここで今言つているのは本会議のことを言つているので、予算委員会はこれは独自の見解でやられることと思うのです。この運営委員会で決める必要はないと思う。三時か四時に廻つて來ても今晩中におやりになるか、これは予算委員会で問題としてやられたらよいと思うのです。
#35
○佐々木良作君 要するに結論は、大藏委員長の方から今晩中に來た場合は、今日夕方早く來た場合でも明日の午前中はかかるだろうというお話があり、又原案で來た場合には、予算委員長の方からも、これは少くとも五時間は必要であるということを言われたのです。その辺の状況を聞いただけで、ここはこのまま状況を聞いただけで、この委員会は閉会していいのじやないかと思います。
#36
○委員長(村上義一君) とにかく皆さんの御意見がありましたが、ここは要するに本会議関係を審議しておる。予想しておるのでありますから、予算委員会なり、或いは大藏委員会では、議案が上つて來れば勿論善処せられるものと信ずるのであります。ただここへ両委員長に御出席を願つたのは、衆議院の上つて來る仮定の下に、いつ委員会は終了せられるかということをお伺いして、我々本会議の問題を考慮したいと思つたのであります。衆議院の方もまだどういうことになるのか未知数であります。大体只今はこういう程度に止めて置いて、更に要すればお集り願いたいと思うのであります。そういうことで如何でしようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#37
○委員長(村上義一君) それでは皆さんの方で、他に問題がなければ、本日はこの程度で散会いたします。
   午後十一時四十二分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     村上 義一君
   理事
           川村 松助君
           大隈 信幸君
           梅原 眞隆君
   委員
           中村 正雄君
           原口忠次郎君
           松本治一郎君
           左藤 義詮君
           城  義臣君
           堀  末治君
           門屋 盛一君
           矢野 酉雄君
           板野 勝次君
           佐々木良作君
           小川 久義君
  ―――――――――――――
   議長      松平 恒雄君
  ―――――――――――――
  委員外委員
   大藏委員長   櫻内 辰郎君
   予算委員長   黒川 武雄君
  國務大臣
   運 輸 大 臣 小澤佐重喜君
  政府委員
   内閣官房長官  佐藤 榮作君
  事務局側
   事 務 総 長 小林 次郎君
   参     事
   (事務次長)  近藤 英明君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  寺光  忠君
   参     事
   (委員部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  青木  茂君
ソース: 国立国会図書館
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