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1947/07/02 第1回国会 参議院 参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第4号
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1947/07/02 第1回国会 参議院

参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第4号

#1
第001回国会 議院運営委員会 第4号
  付託事件
○予備審査のための政府送付案の委員
 会付託に関する件
○國会議員の歳費及び旅費手当等に関
 する件
  ━━━━━━━━━━━━━
  委員の異動
昭和二十二年七月一日委員慶松勝左衞
門君、同大屋晋三君辞任につき、その
補欠として黒川武雄君、森田豊壽君を
議長において指名した。
  ━━━━━━━━━━━━━
昭和二十二年七月二日(水曜日)
   午後一時四十三分開会
  ━━━━━━━━━━━━━
   本日の会議に付した事件
○予備審査のための政府送付案の委員
 会付託に関する件
○國会議員の歳費及び旅費手当時に関
 する件
  ━━━━━━━━━━━━━
#2
○委員長(木内四郎君) それではこれより会議を開きます。予備審査のために政府委付案の委員会付託に関する件議事部長から説明をいたします。
#3
○参事(寺光忠君) 昨日内閣から衆議院に法律案を三件提出いたしまして、同時に國会法五十八條によりまして参議院の方の予備審査のために送付して参りました。この予備審査のための議案も参議院規則によりまして、直ちに適当なる常任委員会に付託することになるのでございますが、議長がこの三件を付託するにつきまして、どの委員会に付託するを適当するかということをお諮り願うわけでございます。ただ今囘初めてでございますので一應お諮りいたしましたけれども、今後の問題といたしましては、議長が判定に困るのみ議院運営委員会にお諮りして、その他の普通の場合には議長の御判定に委すというふうに御決議をお願いしたらどうかと思つておるのであります。この三件の内容は、初めが「國民貯蓄組合法の一部を改正する法律案」、もう一つは「財産税等收入金特別会計法の一部を改正する法律案」、第三のものは「造幣局特別会計法の一部を改正する法律案」でございましていずれも財政金融委員会に付託すべきものであろうかと思はれます。衆議院も昨日財政金融委員会に付託いたしました。
#4
○委員長(木内四郎君) 只今議事部長から御説明申上げましたように、「國民貯蓄組合法の一部を改正する法律案」、「財産税等收入金特別会計法の一部を改正する法律案」、それから「造幣局特別会計法の一部を改正する法律案」、この三件はこれを財政及び金融委員会に付託することに御異議ございませんか
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(木内四郎君) それでは議長の方でそういうふうに取計らつて貰うようにいたします。それから更に只今議事部長から御説明申上げましたように、今後におきましては特に疑問のあるような場合にはいずれの委員会に付託すべきやについて、この議院運営委員会に諮つていただくことにしまして事態の明らかな場合におきましては議長限りにおいてお取計らい願うようにいたしまして御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○委員長(木内四郎君) それではそういうふうにお願いいたします。本日原案として公報を以てお知らせいたして置きましたのはこれだけですが、尚、歳費旅費の問題に関しまして総務部長からちよつと申上げたいことがあるそうでございますから……
#7
○参事(近藤英明君) 先般議院運営委員の打合法の時に、國会議員の歳費及び旅費手当等の支給規程の案を御手許にお配りして置きましたが、その後の衆議院の模様を今朝聽きましたところを御参考までに申上げたいと思います。衆議院でその後やはりこの金額等につきましては、いろいろ御議論もあつて、種々御研究になつておりましたけれども、過去からの関係或いはその他現在の状況を考慮されまして、歳費の額は法律で既に金額が確定しておりますので、この支給規程の場合においては歳費のことは一應触れずに行きたい。
 それから滯在雜費の問題の一日四十円というのが第十條にございます。この第十條に載つておりますのは、これは法律に基礎はございませんので、突如として第十條が頭を出しておるものであります。そうしてこの第十條に出ております日額四十円なるものは旧帝國議会時代からかような方法で、歳費の不足を補う方法でこれが考案されて事実上支給されておりまして、これも法律に基礎が当時からなくて、予算的措置によりましてかようにいたしておつたのであります。それでこの際これも法律の基礎がございませんので、増額規程だけでするということは適当でなかろう。從つてこの第十條の問題もこの規程としては全然このままでそつとして置きたい。かような御希望のようでございます。
 それから旅費額の日額百円の問題に関しましては、これは御承知の通り歳費、旅費法の法律によりまして旅費を支給するという根拠はございます。但し金額は書いてございませんので、この規程によりまして金額だけはなんとか今日の実情に即して多少考慮してもいいじやないかということに大体落付いた模様でございます。その金額は二百円ということに各派の御意見が一致しておるということを今期知らせて参りましたから申上げて置きます。
#8
○委員長(木内四郎君) 只今の説明につきまして何か御質問でもございますか。
#9
○兼岩傳一君 滯在費は四十円のままにして置くという事向の模様ですか。
#10
○参事(近藤英明君) 左様でございます。
#11
○天田勝正君 過日私は打合会の時に一体この條文の書き方そのものが根本的に変じやないか、こういう話をちよつとしまして、その後余りにこのような書き方というものが変で、こういうようなものを事務局で書いたものが抑抑おかしいというふうに考えまして、実は次長ともいろいろ話し合つて見たのでありますが、これも國会議員の歳費、旅費法というのがあるので、こういう書き方をしたのだ、まあそれならばそれで納得が行つたわけですが、本來から考えると、旅費といえばこれは旅費は鉄道賃、船賃、或いは車馬賃の三種とするとか、こういうのが普通の案は常識的な考え方であるし、又各官廳等においてもそういう規程によつてやつておるので、この算定等をずつと見て行きますと、どうしても日当に当て嵌まるべき筋合のものであつて、実際には本当は日当をくれるので、旅費はくれないということなんだから、なるほど歳費、旅費法というのがあるからそういう名前をとつてここに又支給規程、こういうふうに付けたのでございましようが、実際には日当の計算基準はかくかくである、こういうふうにして、いわゆる一日四百キロとか、或いは水路なら二百キロだとか、こういうように決めれば、そこのところがはつきりすれば、日当というものが出て來るのじやないか、旅費をこれで計算する基準にするということになると、ちよつと呑み込めないのじやないかと思いますが、我々みたように個人的に折衝して、こういうところからこうなつて來てこうだということが分つた人はともかくとして……、それはどうですか。
#12
○委員長(木内四郎君) 速記を止めて
   〔速記中止〕
#13
○委員長(木内四郎君) それでは速記をとつていただいて……
#14
○佐佐弘雄君 他の問題で発言しよろしうございますか。何かおありになれば、そのあとで……
#15
○委員長(木内四郎君) 別にありませんからどうぞ。
#16
○佐佐弘雄君 今日の議場における演説時間の問題でございます。我々の方では固く時間を守つたつもりで、佐藤君も時計を見ながらやつておられるという状況であります。自由党の板谷君の方では予め議長に申込まれました。議長もまあ多少ならばということで頗る曖昧に運ばれたと思う。多少というのが三分四分ならばまだよろしうございますけれども、その勢いでだんだんやつて行きますと、十分延ばし二十分延ばしということで、全体の議場の運営というものが混乱して来ると思いますので、その辺のところを委員長から副議長も丁度おいでになつておられますが、議長に、ああいう各派交渉会、運営委員会等において固く決まつた事項は、議長の権限内においてしつかり実行していただく、こういうことをお願いしていただきたいと思います。
   〔「同感」、「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#17
○委員長(木内四郎君) これはやはり議長の方でおやりになると同時に、各派におかれましてもなるべくこの間の申合せの趣旨に副うようなふうにお取計らい願うようにお願いいたしたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#18
○兼岩傳一君 私二つだけ申上げさせていただきたい。一つは今の歳費と旅費と手当の問題ですね。これをどうも今衆議院の模樣を聞いておりまするとなにか歳費などを、当然のものを当然に貰うというように書いてあつて、甚だ明朗でないものを感じます。そういう態度では私は民主主義時代の國会議員の態度において、いささか欠けているのではないか。我々は当然法律の要求するその最高官吏よりも高いところの支給を受けるという権利と同時に、又國民に対して、その政治の中心である最高の國民の政治を預かるだけの義務があると思います。從つて私はこの歳費、旅費手当について両院にも関係することでありますので、委員長一つ時期を外さないように、この問題を本格的に論議もでき、それによつて衆議院の人達とも又話する機会を持ち、今後の見透しも含めて協議するようにお計らい願いたいと思います。なぜならば、はつきりこのことを、金のことをいうことを遠慮する思想こそ、非常に封建的の、非民主的思想で、國民のあらゆる階級を代表している、特に我々無所属懇談会には團体の代表者が非常に多いので、今日の状態で四十円ばかりの滯在費を貰つて、それでよいと考えてみたり、法律の関係で痛いものに触れないように、そういうもので行こう云々の、こういう考があるとすればそういう考では到底いけないので、これは一つ本格的に委員長よりこの会でなるべく近い將來にこの問題を本格的に論議して、事実に基づいて正確に解決できるように、一つ御進行をお願いしたいと思います。それが一つ、それからもう一つ、電話その他の問題、特にこの電話と乘物の問題ですが、電話の問題などを事務局に一任しておつては解決しないので、これは寧ろ我我の怠慢であると思います。そこで私共の同僚の一人が最近或る方面で座談的に話して見たのですが、その外にもヒントを得たのです。その点で提案申上げるのですが、逓信省の担当当局をこの委員会に呼んで、そうして堂々と我々が、敢えて事務局を煩わすことなく、他の委員会がそれぞれ建設事業については建設の当局を呼び、運輸については運輸の当局を呼ぶように、一つ逓信省の電話の係を呼んで、どうしてこんなに遅れたのか、一体どこに物を持つているのか、そうしてそれはどういうふうにして解決するのか、一つ即刻この席へ呼んで、責任のある答弁をとことんまで追及して、そうして即刻実行する。尚この外の問題もそのように計らうので國会議員当然のやり方だという氣持がいたします。そういう感じがしましたから……
   〔「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#19
○委員長(木内四郎君) 兼岩委員の御提案につきましては、適当の機会に取り計らうことにいたします。それでは他に御発言もなければ、本日はこの程度で。
   午後二時八分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     木内 四郎君
   委員
           松本治一郎君
           塚本 重藏君
           藤井 新一君
           天田 勝正君
           島   清君
           淺岡 信夫君
           黒川 武雄君
           櫻内 辰郎君
           伊東 隆治君
           高橋龍太郎君
           佐藤 尚武君
           結城 安次君
           下條 康麿君
           駒井 藤平君
           竹下 豐次君
           佐佐 弘雄君
           東浦 庄治君
           板野 勝次君
           兼岩 傳一君
           佐々木良作君
  事務局側
   事 務 総 長 小林 次郎君
   参     事
   (事務次長)  近藤 英明君
   同
   (法制部長)  川上 和吉君
   同
   (記録部長)  小野寺五一君
   同
   (議事部長)  寺光  忠君
   同
   (委員部長)  河野 義克君
   同
   (庶務課長)  宮坂 完孝君
   同
   (渉外課長)  猪名川治郎君
   同
   (速記課長)  山田  到君
ソース: 国立国会図書館
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